29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】
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| ─幕間・ジョバンニと私と童話─ あー……どこいったのかしら、あの童話集。 メダカanimalに照れた。act話とか 鯵animalを見て赤くなった。act話とか。 83年前whenに 河畔whereに別れを告げた。actな話も 他にあった気がするんだけど。 『俺は見かけてないですよ、お嬢様。 というかその本、本当に童話集です? 何か初耳の話ばっかりなんですけど?』 [書棚の大掃除中、ふと昔読んだ本を思い出し 思わず探しに掛かったけど目当ての本は見つからない。] (19) 2020/05/27(Wed) 22:04:46 |
| えー、でも私の記憶が正しければ 良い子も悪い子も楽しめるこの街の短編童話集のはずよ? 頑固personaな 勇者jobにキスをした。act話とか、 龍騎士jobが 拷問部屋roomを巻き込んで転んだ。act話だって。 高貴personaな 苔桃flowerが チェーンソーarmsと ケモナーelem属性持って戦う話とか。 『ねえお嬢様。 それ本当に短編童話集なんです? 実は暗号化した 何かの魔術書とかいうオチじゃなくて??』 (20) 2020/05/27(Wed) 22:05:04 |
| [実は何かの魔術書……にしてもやっぱ変じゃない? そう思いながら書棚に並ぶ一冊一冊に指を滑らせれば]
あっ。
[背表紙の赤を思い出し、ピンときたこれを手に取った。]
あった、これよ! (21) 2020/05/27(Wed) 22:05:24 |
| ほら!どう見ても童話集じゃない! [見つけた本を手に取り、ずいと開いたページを見せれば タネも仕掛けもない童話集であることは ジョバンニも気付いてくれたみたい。] 『町長jobが繊細persona状態になる服だとか、 スティールドラムtaktを演奏する6524の 狸animalと用心棒jobだとか……。 どこで手に入れるんです?こんな本……。』 [確か父様が買ってくれたと口にすれば 『旦那様、お嬢様に何て本を……』 と 呆れたように呟いていた。何故かしら? ま、でも本が無事見つかって良かったわ! 後で兄様にも見せに行きましょっと。]** (22) 2020/05/27(Wed) 22:07:05 |
[ ──日記に、手紙に、押し花に、ドレス。
屋敷には肖像画がたくさんあるし、
残すものばかりだ。
綺麗なものに縋っていたいのだと思う。
枯れる前を、死ぬ前を、忘れずに居たいのだと思う。].
…リドルは人の顔をけして忘れない。
一度見ただけの顔も、決して。
それだというのに、誰も僕の顔を覚えていないなんて、
そんなのは理不尽じゃないか。
[ 不用意に言ってはいけないなんて、
かいぶつでないひとは誰も教えてくれない。 ]
[ 名前をかたちづくったところで、
くちびるから、その音は出ていない。
簡単に、呼び止められたら、
なんだって苦労はしていない。なにもかも。 ]
[ ──今は、とうにかいぶつであれ。
自分手を汚すこともなく、
笑顔でギロチンの縄を斬る男であると。
男を指差す者どもは言う。
きっと蝶を手折るのだって、
何も悩みもせずやってのける。
その自信さえあった。]
[ うつくしい蝶であれば、絵にでも残してやったのに ]
[ 喰い殺される前のあなたが、まだ残っている。
何時かと同じ素足は、
美しい、を纏ったものであるのは、
もう 違いないのだろう。
結局 自分だって、生きた頃に縋っている。 ]
[ ゆめのなかの一幕は、けして血濡れたものでは無かった。
珍しい、ゆめでもあった。
多少なりとも無ければ、白昼夢にも見ない。
唯──赤薔薇と青薔薇が、
手を取り合って踊る絵を、
起きるまでずうっと見せられていた。
短調で逆にキツいなどと、最早文句の言い分だ。
唯、これが毎夜ともなると…]
[ ──日記に残された一文は、
大分意味の伝わらないものだ。]
[ 碧が、子供を見詰めている。
過去しか視えない その、瞳で。 ]
[ いつか、リドルはまるで“何でもない”ことのように
硬い膝を枕にして語った。
ゆめで誰かを喰らうたび、己を削り取っている。
真白の掌を天井に掲げ、
指の間から真上の彼女を見る。
汚れのない、男にしては華奢な手だ。
──だから僕は必要以上に見たくないのさ。
人と関わらない理由を此処にこじ付けて、
指の間に隠れつ うっそりと わらっている。]
[ 以前書いた日記の後に、新しい日付と共に、
短い文章が書き加えられている。
日付を見れば、それが総攻撃の後であることは伝わるだろう。]
〇月△日
わたしが日記を書いて読んでもらうのは、
そういえば初めてで、
なんだか照れてしまうような気もするけれど――
心から、“嬉しい”と思うことがあったから、
書き留めておきたかった。
心から、誰よりも、愛おしいと思うひとが、
無事に帰ってきてくれたこと。
命も、心も、なにひとつ失うことはなく、
傍にいてくれること。
信じられないほどの幸せで、
言葉にすることは、難しい。
嬉しい、幸せ、それ以外に言葉が見つからなくて、
君が目を覚ますことが待ち遠しくて仕方がなくて、
また笑いかけてほしいとか、声を聴きたいとか、
触れてほしいとか、触れたいとか、
わたし一体何をした…とか、布団を被って
叫びだしたくなったりだとか、
喜ぶ顔が見たいとか――沢山の感情が沸きあがって来る。
不思議だったことがある。
以前のわたしは、自分の心が分からずに、
これはなんだろうと指を伸ばしても、
割れた硝子の破片を鷲掴みにするようなもので、
元通りの窓にすることなんて出来ないと思ってた。
でも、この日記を読んでいるときは、
言葉をつづっているときは、
感情が戻ってくるようだったと、
前に伝えたことがあったね。
―― 先の見えない闇の中で、
一緒に光のある場所を探せればと思って。
そうしているうちに、いつのまにか、
綴られた言葉が、わたしの心に追いついて、溢れている。
もう一度、わたしに心を思い出させてくれてありがとう。
傍にいるなら、言葉でも伝えられるけれど。
これまでに君が書いた言葉が残されているこの記録は、
やり取りを全部覚えていてくれるこの記録は、
わたしにとって、とても、特別なものになってた。
だから、これからも、
こんな風に、伝えられたらと思うんだ。*
何時もデートって言う癖に、結局外に出たから無いし
その間に体力無くなったら意味も無いのに。
勝手に飼っておいて私が他の男と何処かへ行っても、
きっと連れ戻しもしないのだと思う。
その癖私が出て行ったら 勝手に夢に出てくるのだろう。
あのおひめさまの方がよっぽどわかりやすかった。
かわいそう。
適当な奴ひとりいるだけで大騒ぎになるなんて。
[ 客室の棚に収まった、
紙切れ数枚の、なにか。 ]
[ 達者になったとはいえ、
Mの癖だけ目立つよな、 ]
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