［　彼らの目的は山か鬼か。
　　どちらにせよ山も巫子も守るつもりだ。

　　全て見えていた。
　　山からの出来事はこの目で視ることができる。

　　今の我には守るものが増えた
　
　　みつき、我は少し出てくる
　　山の見回りだ

　　いい子で待っておるのだぞ


［　今まで一度も見回りなど行ったことはない。
　　この山は安全だと みつきにも言っていた。
　　


　

　　すぐ戻る


［　出会った当初よりは
　　大分人の扱いに慣れた手つきで
　　彼の手を包む。
　　その体温が同じになる前に手を離し。

　　たいまつの灯りを消しに向かった。　］**

　

［　次の日も逃げ出さなかったその姿を
　　温もりを引き寄せれば
　　人の暖かさを感じることができた>>12　］

　　

　　期待を裏切らない登場だな
　　おお、そうだ。巫子だ


［　歓迎せずとも現れる狐と鳥。






　

　　いつものように選択肢は提示した
　　その上で傍にと巫子が選んだのだ

　　何故か……それは我にもわからぬ
　　答えは孰れ出るであろう


［　泣く様子を見れば>>15
　　はーーーと深く息を吐き。　］


　　全く、お主が教える前に来たのだろう？


　
　

　　仲間外れにしたわけではない
　　寂しかったのか
　
　　春になれば
　　この山にも咲かず仕舞いだった
　　桜が咲くはずだ
　　巫子のお陰でな

　　一緒に、花見をしたいと思ってな
　　花見酒、桜の香り、花弁の散り際
　　どれも懐かしいであろう？

　　久しく……見ていない


　　みなでまた桜を見よう

　　

　

　　なんだ、お主も巫子が欲しいのか？
　　だが攫ったとて良い気は容易くは手に入らぬぞ

　　我に力が戻れば山も甦る
　　待ってるといい
　　吉報を届けよう

　

　

　　広い心など、”鬼”にはありはせぬ