【人】 調合師 ネス[酒場に着いて手に取ったクエストは、 昨日寄った時にチラ見して気になっていたもの。 二人で行けそうかなって事だけ覚えていたので、 まだ誰もひとつも持ち帰っていないというのは意外だった。 まあまだ新しめのクエストっぽいし…… それに彼の言う通り>>7、 すぐに取られてしまうものでもなさそうに思う] うん、そうだね。 任せて。 [「割の良い仕事」に頷いて、 「頼りにしている」と言われれば、目を輝かせて、 張り切って支度をする。 こうして人の役に立てる事が嬉しいと感じるのは、 調合師という役割というより、 僕自身の気質によるところだと思う。 特に、好きな人からの信頼は別格だった] (14) 2023/11/27(Mon) 18:32:18 |
【人】 調合師 ネス[街を出るまではデート気分で、 草原に出てからは少しは気を引き締めたけれど、 やっぱり二人で出掛けられる事が嬉しくて、 たまに他愛のない話を振りながら、洞窟まで辿り着く。 洞窟に着いてからも気を緩めている訳ではないけれど、 一緒に探索できる事が楽しくて、 いつもより足取りは軽い。 彼の意見>>9に頷きつつ、 洞窟の側や入り口付近の探索を早々に終えて、 奥へ進む事にした] へえ、流石、わかるんだ。 ……僕全然音も聞こえないや…… あ、虫除けあるよ。 [蝙蝠>>10、と言われて フードを下ろして耳を澄ませてみたけれど、 何か居る様な音すら僕には聞こえなかった。 毒虫は確かに、と思って鞄から取り出した虫除けのスプレーを彼に振りかけて、自分にもかける。 目とか鼻に影響しない成分でできているから、 彼の索敵の邪魔にはならない筈] (15) 2023/11/27(Mon) 18:32:35 |
【人】 調合師 ネス[奥へ進めば草も花も生えていないところが多くて、 促される様に大分奥まで潜る事になる。 道が分かれているから、そのどこかにあるんだろうか……] うん。 罠、はないんだ、よかった。 [ちょっと緊張してきたところで、 彼の探る限りも罠はなさそうな言葉に、 ほっとしたのも束の間、] わっ! [盛り上がった苔に足を取られて、 転びそうになって、思わず彼の身体にしがみつく。 足元照らしてくれたのに……恥ずかしいなって思いながら、 転びかけたどきどきが落ち着くまで、彼の身体を抱きしめる。 「ごめんね」って呟きながらそうしていたら、 別のどきどきが始まって、ちょっと時間を使ってしまった] (16) 2023/11/27(Mon) 18:32:49 |
【人】 調合師 ネス[足捻ったりとかはしてない、大丈夫、と 確認してから探索を再開させる。 全ての道を調べる為に二手に分かれる気は無くて、 一緒に二人で見て回る。 分かれた道の先の方が何かが生えている事が多くて、 途中蝙蝠がいる側をどきどきしながら調べたりしたけど、 他に生き物に遭う事はほぼ無かったか] ―――これかな。 [地道に茂みを探っていたら、 それらしきものに当たった。 茎と同じ色の花の、その花びらをぴらっとめくってみたら、 きれいなめしべが姿を現した。 鼻を近付けると、不思議な匂いが微かにある。 これは確かに、わかりにくい。 貰って来た羊皮紙で見た目を照らし合わせて、 これだと確信が持てると、ナイフでそれを切り取る。 荷物の中の容器に収めて、 「このへんにあるかも」と辺りを詳しく調べた。 一緒に探していたら、(9)1d10ほどは採取できただろう] (17) 2023/11/27(Mon) 18:32:56 |
【人】 調合師 ネスよかったー もっと時間かかるかと思っちゃった。 [ほくほく顔で集めたものを全部鞄にしまって、 数はあればあるだけ報酬が積まれるみたいだし、 もう少し他の道も行ってみる?と彼に提案したところで、] ……あ、これ。 [横穴が空いている側に、黄色く光るものを見付ける。 これは、クエストとは全然関係ないけど、 結構レアな素材では?と顔を近付ける。 壁の少し高い所にへばりついた蜜。 一定のマナが溜まるところに発生するもので、 僕は店で並んでいるのしか見た事がない。 ちょっと興奮して手を伸ばしたけど、 背伸びして届く様なところだったから、 無理せず、ゼクスさんに頼めばよかった] (18) 2023/11/27(Mon) 19:12:27 |
【人】 調合師 ネスあっ [固まった蜜を掴めた、けど、 バランスを崩して横穴に転がり込んだ。 ちゃんと見てなかったけど、どうも滑り台の様に下に向かって伸びていた穴の様で、そのまま下まで転がり落ちてしまった] う、ん……痛…… [結構長い距離を転がった気がするけど、 幸い少しのかすり傷と打撲で済んだみたいだった。 それより、灯りを途中で手放してしまったみたいで真っ暗だ……けど、水のにおいがする? 近くに小さな泉が湧いていて、それが魔力の源となって、この小部屋を周囲から覆い隠す様な効果があったけれど、 目が慣れない僕は泉の存在すら認識できていなくて] っ?! [暗闇の中で、急に何かに押されて地面に仰向けに倒れた。 誰かいる、と、その敵意に対し、 腰に携帯していたナイフを取ったけど] (19) 2023/11/27(Mon) 19:13:12 |
【人】 調合師 ネスえっ……? [簡単にそれを引っ手繰られる。 確かに僕のナイフは護身用くらいの意味しかないけど、 そのナイフを容易く奪われる事も、 そのナイフで、掴まれたローブを裂かれる事も、 想像していなかった] な、に、……あっ、 [抵抗しようとしたら両手を上にまとめて固定されて、 ローブは縦に引き裂かれて、薄着になった胸に手を乗せられる。 人みたいな手だけど、小さい。 その手でべたべたと触られるけど、興味をなくしたみたいで、 今度は腰を掴まれて、ごろりと横を向かされる。 荒い、吐息が聞こえてくる。 僕のものじゃなくて、敵の…… 何となく見えてきた輪郭や手の感じから、 ゴブリンだろうか。それに、複数居る……] (20) 2023/11/27(Mon) 19:13:46 |
【人】 調合師 ネス[奥へ進む道で、僕が踏んだのは罠ではなく苔だった。 急に倒れ込んだのに、しっかり受け止めてくれて…… 時と場合を選ばない僕の心臓は、きゅんとときめいてしまう。 初歩的なミスを犯した僕を、咎めるでもなく。 背中を撫でてくれて、心配そうに声をかけてくれる。>>24] あ、ありがと…… [目が合うとその優し気な瞳にどきどきして、 ……僕も腕を解かなったけれど、 彼もすぐには離してくれなくて、胸の高鳴りは止まない] んっ…… [不意に耳に口付けられれば>>25、 ぴくんと反応してしまったけれど、唇の感触以上に、彼の唇から鳴った音に煽られて、顔が赤くなる。 その後にここで、なんてすごい事を囁かれて 「……ばか」と小さく呟く。 一瞬想像してしまった自分に、呆れる] (38) 2023/11/27(Mon) 23:58:52 |
【人】 調合師 ネス[逃げ出さなければいけないのに、 力の限り抵抗してもそれが叶わなかった。 どうしよう、とどうしたらいい、を何度も頭の中で繰り返して、 でも、どこかで彼が助けに来てくれるんじゃないかって、 願ってしまっていた。 だから、本当に彼の姿が見えた時、 夢か現実か、一瞬わからなかった] ―――ゼクスさんっ……! [でもなりふり構わずに名前を呼んで、] ぁ……、 [……その後は、僕は何もする事ができなくて。ただ、戦闘職でない筈の彼がゴブリン達を屠っていく様を見つめていた。 あたりに血の匂いが漂っていく。 その殆どがゴブリンのものだと思っていたけれど、 彼の腕から血が噴き出せば、 びくっと震えて、心臓がばくばくと嫌な音を立て出す] (41) 2023/11/27(Mon) 23:59:23 |
【人】 調合師 ネス[腕や脚を掴んでいたゴブリンが殺されて、 動ける様になっても、僕は立ったりできないままでいた。 最後の一匹がこと切れるのを見届けて…… こちらに近付いて来る彼を見上げる。 僕の身体を気遣ってくれる。 怪我は転げ落ちた時の傷くらいだし、そんな、ちょっと上着を切られただけなのに自分の服を掛けてくれて…… 優しさを嬉しいと思う余裕はなくて、 僕は、ゼクスさんの方が心配で。 彼の震える声に、 何も謝られる事はないと、ぶんぶんと首を横に振る。 寧ろ、謝るのは僕の方なのに。 彼に抱きしめられると、呼応する様に僕も手を伸ばす] ゼクスさん…… [苦しいくらいの力で抱きしめられて、 彼の気持ちが、伝わってくる様だった。 彼と相反して、僕は優しくその身体を抱きしめた] (42) 2023/11/28(Tue) 0:01:56 |
【人】 調合師 ネス[彼の背を優しく何度も撫でて、 大丈夫だよ、って伝えたけれど、 ぬるりと彼の血に触れると、涙が零れた。 ゴブリンに襲われた時も、泣かなかったのに] ……手当て、したい…… [震えた声でそう願った。**] (43) 2023/11/28(Tue) 0:03:26 |
【人】 調合師 ネス……わかった。 ……痛い、んだね。 [簡単でいいと言われて>>51、 その通りにできる様な薬を探す。 拭って、消毒と、止血と、痛み止めと化膿止めだ] ……うん。 [一旦帰る事にも、頷いた。 そうしない理由は無いし…… ちゃんとした手当て、したいし。 近くに泉があったけれど、 成分がわからない以上、触れる事はなかった。 荷物から綺麗な布と水を取り出して、 血を拭き取る。 軽い消毒液を含ませて、別の布でもう一度。 痛み止めと化膿止めの薬液をそれぞれ彼の口にぷちゅっと強制的に注入して、彼がその苦味と戦っている間に、 ガーゼを傷口に貼り、包帯で固定する。 ……一連の流れは慣れているから、 作業の様にこなしたけど、] (55) 2023/11/28(Tue) 21:33:15 |
【人】 調合師 ネス……、 [終わったら、何だか手が震えてきた。 怪我をさせてしまった事への罪悪感と恐怖、そして、 お互い、無事でよかったとの安堵感から、だろうか…… 頭を差し出してくる彼に、そっと手を伸ばす。 撫でてほしそうなその頭に触れたら、 震えはピタリと止まる。 優しく、何度も、何度も撫でる] ゼクスさん、 ……ごめんね…… [手は止めないまま、 ぽつ、と言葉を落とす。 やっぱり僕の胸に強くあるのは、申し訳なさだったから、 それが最初に出て] (56) 2023/11/28(Tue) 21:33:25 |
【人】 調合師 ネス[彼の手当てが済めば、 長居は無用とばかりに洞窟をまっすぐ後にする。 途中彼を気遣って、 拙いながらも敵にも意識を張り巡らせて進む復路は、洞窟に潜る時よりずっと神経を使った。 明るい地上に戻って来たらほっとしたけれど、街に着くまで、多分ずっと気を張っていた。 めしべが傷んでしまっては行った意味がなくなってしまうので、酒場には寄ったけれど、成果報告とゴブリンの情報を簡単に伝えてすぐに宿に戻る。 最初の見積もりより多くの報酬を得たけれど、 素直に喜ぶ気にはなれず。 最終的にはギルドが誇る白魔導士に頼んで傷を治してもらう……という選択が、本当は正しいんだろう] あの……、バドさんじゃなくて、 この後もずっと、 診るの、僕でいい……? [でも僕が彼の傷を最後まで治したくて…… そのまま、宿の一室で治療がしたいと乞うた] (57) 2023/11/28(Tue) 21:34:58 |
【人】 調合師 ネス[今朝、楽しい気持ちで出てきた部屋に戻ってきて、 治療の為に椅子に座ってもらっている。 包帯を一度取って、傷の状態を見る。 生々しい傷や、それこそもっと酷い傷も、 沢山見た事があるけれど。 彼の身体についた傷だと思うと、 胸が痛くて、また涙が滲みそうになる。 ぐっと堪えて、 もう一度消毒をおこなう。 彼の身体にもう傷を残さないのが、 僕の役目だ。 今度の薬液はあまり滲みないけれど、 効果は高いものだ。 じっくり患部に当てて、拭ったら、 また別の薬を取り出す] ちょっと痛いかも…… ごめんね、 [痛み止めが効いていたらそうでもないかもしれないけど、一応そう断ってから、葉っぱみたいな形のものを傷口の縁に擦り込む。 縁から、内側まで。傷口を塞ぐ様にちゅくちゅくと弄る様な手付きは、もしかしたら拷問じみていたかもしれない] (58) 2023/11/28(Tue) 21:36:10 |
【人】 調合師 ネスふう……、 [集中力の要る仕事を終えて、額を拭う。 止血もできているから包帯も今は巻き直さないでおく。 動かしてもらっても問題ない。 ……何を話そうかな、と 珍しく話題に困ってしまって、 血で濡れてしまった彼の服を浴室で浸け置きにしてから、 「なにか飲む?」って尋ねた。**] (59) 2023/11/28(Tue) 21:37:46 |
調合師 ネスは、メモを貼った。 (a2) 2023/11/28(Tue) 23:23:04 |
【人】 調合師 ネス[ゼクスさんの怪我は、主に自分で切ったもの。 敵に切られたのではない事は、 少しだけ僕の心を慰めるけど…… 口に手を入れた時にできた傷もあるし、やっぱり、 僕がこんなところに転がり込まなければ負わなかった筈の傷だ。 でも彼の言う通り>>61、 きれいな傷口……に見える。 少なくとも、 痛め付ける為に切られたものではない事はわかる。 消毒液に反射的に反応する彼の口に、 容赦なく薬を含ませた] ……不味いか。 [毛が逆立った猫みたいになっちゃって>>62、 普段の僕ならふふって笑ったかもしれない。 もごもごする彼の口を押さえるなんて事もしたかもしれないけど、今の僕は「まだ薬あったよな」なんて、吐き出されてしまった時の事を考えていた。 確かに苦い薬だ。 ゼクスさん甘いもの好きっぽいしな、なんてぼんやり思う。 やがてきちんと飲み込まれたのを確認したら、 彼のお礼の言葉が聞こえて、こくんと頷いた。 顔色悪そうだけど、飲んでくれてよかった] (72) 2023/11/29(Wed) 13:59:08 |
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