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【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[『愚者』が『悪魔』たる自分を恐れるのは当然なのかも。 自分もまた『愚者』に対して妙な気持ちがわくのは事実。 でも『愚者』の少女は隠れながらもこちらを見ている。半年前に会ってからずうっと。誰かの後ろへと隠れながらも。混じるのは、推測するに警戒と興味だ。] もしかして俺は不参加の方が君にとって穏やかかな? はは、なんてね。 そんな事したら君はず〜っと気にしそうだ。 そうだな、俺からのプレゼントは甘いお菓子にしよう! いつでも食べれるように、長持ちをするものが良いな。 君は、どんなお菓子が好き? [ただの会話だ、穏やかな。 ただ話しかけて、世間話をしただけの。 だから『皇帝』たちは特に気に留めもしないだろう。 『愚者』にやさしく対応するかもしれないが。] (154) 2022/12/11(Sun) 17:58:51 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロそれじゃあ、またな! [笑顔で会って、笑顔で別れる。 そんな他愛もない一幕。 ただ6歳になろう女児に向かって呼ぶ名称だけが、穏やかではなかった。*] (155) 2022/12/11(Sun) 17:59:42 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[もうすべて、壊れてしまっているんだから 囁かれる甘言に返ったのは、 反発か、堕落か、享受か、狂気か、絶望か、無関心か、 それとも 元々あった争いの火種がもう種ではなくなった時 『悪魔』はまた笑いました*] (158) 2022/12/11(Sun) 18:01:12 |
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。 (a26) 2022/12/11(Sun) 18:14:24 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[四年前、俺がここに来てから一年くらい。 新しく来た証持ちがいると見に行った時。 顔を見た瞬間身体が動いた。 誰かに止められなければ、 ── 恐らくそのまま殴っていた。 湧きあがったのは激しくどうしようもない憎悪。] (193) 2022/12/11(Sun) 23:05:31 |
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。 (a35) 2022/12/11(Sun) 23:10:52 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ── 回想:掃溜めの悪魔 ── [物心ついた時にはすでに一人だった。 中央のスラム街、後ろ暗さの掃溜め。 最初の記憶は腐ったような世界で見上げる雨空と、 "輝く道の向こう"にある地獄だ。 後から知った事だけど、 『証持ち』はそれ以外と比べ丈夫らしい。 俺はきっと、『証持ち』じゃなければ誰に知られる事もなく路地裏で野垂れ死んでただろう。『証持ち』じゃなければ、棄てられる事がなかったのかもしれないが。 ………解らない。 裕福な家に棄てられたのか、 スラムの人間が産み棄てたのかすら、 俺には解らない。 解るのは、俺が一人だったという事だけ。 俺はきっと、怪獣になりたかった。] (278) 2022/12/12(Mon) 12:20:26 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[誕生日は解らない。 自分が何歳なのかも。 ただたまった雨水や廃棄された有機物が 自分に必要な事だけは本能で解った。 なんでも口にした。 なんにも口にできなかった。 幼少期の記憶なんてそれくらいだ。 身体が人より丈夫だったことを 感謝したらいいのか恨めばいいのか解らないくらい 横目で動かぬ有機物になった人間を見てきた。 だから俺は『証持ち』じゃなくても 苦しむ人間が文字通り腐る程存在する事を知っている。 同情の念などそこにはない。 向こうからも、こちらからも。] (279) 2022/12/12(Mon) 12:20:44 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[言葉が理解できなかった。 思考もただ本能だけがあり、 単純で漠然としていた。 周りが発する音を少しずつ聞き分けて、 ようやくそれに意味がある事を知る。 石壁にくっついて寝転んでいる時、 ふと覗き込まれた。 ひとり?こんなにちいさいのに。 億劫さを感じ壁の方を向く。 雑に伸びた髪が零れ落ち、 悲鳴が上がる。 次の瞬間衝撃を感じる。 攻撃されたのだと飛び起きて、 意味の解らない音を激しくこちらに向けて発してくるそいつから逃げ出した。 この時に言葉が解っていたならば、 自分が『証持ち』だと気付けていたのだろう。 思い返しても詮無い事だけど。 これ以降、他人に背を向ける事を避け、 少年期になって漸く言葉を覚え、隠すべきなのは首の後ろだと理解した。 どうせ髪を切る機会なんてない。丁度良かった。] (280) 2022/12/12(Mon) 12:21:45 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[幼年期の間にスラムから出なかったのは、 輝く道の向こうにある地獄を見ていたからだ。 この後ろ暗い場所から一歩出たら、 きれいな世界がある事を知っている。 けれど出たら一瞬で多くの悪意を受け、 まるで動物のようにつままれて暗い場所へと投げ捨てられる。 地獄なんだと理解した。 きらきら光る眩しい地獄。 自分には相応しくない場所。] (281) 2022/12/12(Mon) 12:22:05 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[ああ、でも、でも…… 自分を見た時にきらきらした大勢が、 一瞬で混乱に塗れ騒ぎ立てたあの様子……] [もう行かない方が良いと思うと同時に、 どうしようもなく息の詰まるような感情がある。] (282) 2022/12/12(Mon) 12:22:24 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[いつも二人でいる浮浪者が居た。 二人だという事は羨ましいように感じた。 できる事の幅が広がるから。 そいつらを見ていたら、自分も相棒を探した方が生きるための効率が良いのかとも思っていたけれど。 ある日片方が、もう片方の寝込みを襲うのを目撃した。 なるほど、と思った。 相棒を探した方が効率は確かに良さそうだけど、 襲われる側にだけはならないようにしないといけない。 感じた羨ましさは、きっと気のせいだった。 そうしてどんどん他者から生きる術を学ぶ。 信用という言葉は口だけだ。深く思考を探れ。 読めない人間には関わるな。逃げ道は常に用意しろ。 廃棄された有機物を待つよりも他者から盗んだ方が効率的だ。 懐には常に保険を隠せ。自分を侮るやつ程御しやすい。 こんな場所出身だからこそ、やれる仕事がある。] (283) 2022/12/12(Mon) 12:22:42 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[お金を稼ぐという発想は同じスラムの子供の真似だ。 大人にやらされていたようだが、 様子を見ていると確かに子供の方が関心を引ける事が解る。 つまり今の自分でもできるのだ。 すてられた中からマシな服を探し、 こそこそと"きちんとした"人間の様子を見て学ぶ。 上手く真似られたと思っていた。 物乞いや靴磨き、大道芸、できそうな事はなんでもやった。 だけど現実は無情だ。 お金の事が解らないから貰う側としても買う側としても誤魔化され、騙され、騙されないようにと学んでも、考えても、所詮は子供の浅知恵。思慮深く冷静に在ろうとしても限界はある。 そうして"輝く道の向こう"に住んでいる、綺麗な格好をして、肉付きがよく、言葉を流暢に喋る子供に。先ほどまで綺麗で立派なお店で買い物をしていたような子供に。有り金を全部奪われた時、ここで初めて、自分の中の何かが切れた気がした。] (284) 2022/12/12(Mon) 12:23:12 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[なんでだ。 必要はないだろう。 俺が生きるために集めたものを、 生きるために使わないお前らが奪っていくのか。 それもこんなに、簡単に。 薄暗い場所に住んでいて、小汚い格好をして、骨と皮ばかりで、拙くしか喋れない、そんな自分から。] (285) 2022/12/12(Mon) 12:23:33 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[ようやく理解する。 俺はどうしたって、 向こう側にはいけない。 行けないと気付き、 行きたかったのだと解る。 あの眩しい地獄へと。 そうしてこちらを嘲る側になりたかったのだ。 そのくそみたいなヤツらになりたかったのだ。 どうしてだか自分もなれると思っていたのだ。 俺は怪獣になりたかった。 どうして。 どうして、 どうして、 どうして、 どうしてこうなんだ、 すてられてなければむこうにいたのか? 俺が悪いのか? 俺を産んだやつが悪いのか? こんな場所があるから悪いのか? じゃあ国が悪いのか。それとも、もっと、大きな。 解らない、だけど、すべて。ぜんぶ。 この世界とやらへの悪意が、絶望が、 世の中を理解できる頭を持った時に その差をはっきりと見せつけられて、 ふつふつと、 呪いのように、] (286) 2022/12/12(Mon) 12:24:34 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[悔しい、ただひたすらに悔しい。 戦えずに負けるのだと突き付けられたようで。 くやしい。 今まで生きてきたのは本能だ。 それすらも馬鹿らしくなってきた。 どうして生きなくちゃいけない? この最低で最悪な掃溜めで、 どうやって生きていけばいい。 ── たった一人で。] (287) 2022/12/12(Mon) 12:25:30 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ………、…。 [暫くしてむくりと起き上がる。 ここにはすでに自分一人だった。 それでも起き上がる自分が滑稽だ。 致命傷を受けない自分の身体も、 まるで生きたがっているみたいじゃないか。 生きた先に何かがあるなんて夢はみない。 だけどここで諦めるなんて、 あんまりにも悔しいだろう。] (288) 2022/12/12(Mon) 12:25:50 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[呪いは原動力だ。 差があるならば埋めればいい。 努力がきっと足りなかった。 騙されるな、情を疑え。 自己犠牲なんてそれこそ死への近道だ。 涙なんてただの弱みにしかならない。 けれどこの場所には海のように広がっていた。 怪獣にはなれない。 それでもこの腐った海で海獣程度にはなれたらいい。*] (289) 2022/12/12(Mon) 12:26:15 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ── 回想:コールリッジ邸/完璧な君>>272〜 ── [あれは少年期から青年期に差し掛かる頃。 その頃には、人の騙し方や外面の作り方、 仕事の貰い方、他人の喜ばせ方、 どうしたら自分と関わる事で相手に利があると思ってもらえるか、等。他者とのコミュニケーションをメインに学び、ある程度の自活が出来るようになっていた。 けれど金がない事に変わりはない。 だから定期的に盗みを働いていた。 その日、目標を定めたのはたまたま噂を聞いたから>>102。 ほんとかどうかも解らない大昔のその噂をたまたま自分が耳にしたのは、それこそ運命というやつだったのかもしれない>>228。] (344) 2022/12/12(Mon) 20:43:11 |
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