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【人】 IX『隠者』 アリア[ 反応がないことを当たり前に受け取る。 ドアノブに袋を引っ掛けて、踵を返す。 背後でドアの開く音を聞いた。 掴まれた手首に、ぱちり、と瞬きをした。>>2:176 ] いえ、大丈夫です。お気になさらず。 こんな一大事ですから、 頭を痛くしてるんじゃないかと思いまして。 ちょっと差し入れを―― [ ゆるりと向き直って、見た。 麗人の、いつもの顔――が、収められるその様を。 ほんの少し、驚きのような揺らぎで目を瞠った。 ] (24) 2022/12/18(Sun) 0:53:40 |
【人】 IX『隠者』 アリア[ いつか。>>2:174 強く握られた手に視線を落として、>>2:173 「仕方がないひとですね」と、 当たり前のようにそう言って、微か相好を崩した。 望まれる限りそうあろうとする性質が、私にはある。 それに気付いていた人は、どこかにいるのだろうか。 必要なものであることを知っている。 使い方を誤っただけで、本人も反省している。 だから、元より辞める気はなかった。 それに、そうやって、>>2:172 心にある大切なものを、私なんかに預けてくれる。 その信頼には報いたい。そう、強く思うから。 ] (25) 2022/12/18(Sun) 0:53:43 |
【人】 IX『隠者』 アリア…… いえ。 自分を守るための嘘なんて、少なからず、 誰しも身に覚えのあることだと思います。 それはあなたがた、…では、ないんですよね あなたにとっては、必要なものだった。 ならば、私がそれを咎める理由はありません。 薬師…の真似事をしている者として 症状に嘘を吐かれるなら、もちろん「駄目」ですけど。 頭痛に悩まされていて鎮痛剤が必要。 そこには、偽りはなかったんでしょう? [ 今だって。打ち明けてくれたことに、>>2:177 向けられる謝罪に耳を傾ければ、率直な所感を口にして ] (26) 2022/12/18(Sun) 0:53:47 |
【人】 IX『隠者』 アリアきっと、 この才能は借り物でしかなくて、 この性質も借り物でしかなくて、 本当の「私」が持っているものなんて、ひどく少ない。 [ …… 独り言めいた言葉が、ふっと落ちる。 ] (28) 2022/12/18(Sun) 0:53:54 |
【人】 IX『隠者』 アリア虚構の上に積み重ねたものは、 その全てが張りぼてなのでしょうか。 土台と共に崩れ去る。それは自然なことですが、 それまでに重ねてきたもの、過ごした時間、 その中で、感じてきた思いや交わしたやりとりは その全ても、紛い物なのでしょうか。 崩れたって、残った瓦礫の中にある、 それだけは、真実ではないのでしょうか。 [ ほんの少し自分より高い彼女の瞳を覗く。 言外に、「私達が過ごしてきた時間は」と滲ませて ] (29) 2022/12/18(Sun) 0:54:02 |
【人】 IX『隠者』 アリア (30) 2022/12/18(Sun) 0:54:07 |
【人】 IX『隠者』 アリア諦めるにはまだ早い、と手放しに言えるほど、 私は彼のことは知りません。 すべて幻でしたと言ったところで、 はいそうですかと大人しく引き下がるような 聞き分けの良い人物であるようには… 失礼ながら… 見えないと思いますけど…… [ 大変に失礼なので若干声が潜んだ。 しかしそれが素直な印象なのでどうか許されたし。 もしその目にはそう見えているのであれば、 それは彼がクリスタベルのことを大切にしているからで そしてクリスタベルが彼のことを大切にしているからだ、 と、外野としては思う。とりあえず口にはしないけれど。 ] (32) 2022/12/18(Sun) 0:54:18 |
【人】 IX『隠者』 アリアですが、全てを諦めるにはまだ早い、と 言わせてほしい。そうは思います。 世界は明日終わるかもしれませんが、 一応、今のところまだこうしてありますし。 [ ごめんね、と言う。>>2:177 その優しさがあたたかかった。 行ってあげて、と言う。>>2:178 その優しさはさみしいと感じた。 「一番」は他にあることを、 きっと互いによく知っている。 私も彼女もそこは見てわかりやすい方だろうと思う。 私はあくまで魔女であって、王子ではなく、 本当に必要なものはあげられないのだろう。…けれど ] (33) 2022/12/18(Sun) 0:54:30 |
【人】 IX『隠者』 アリアもしもまだ、私に対して 欠片でも願ってくれることがあるのであれば。 私のことは、諦めないでいてくれませんか。 [ それは、友人の手を離す理由にはならないのだと 私はそう思っていたい。 ] (34) 2022/12/18(Sun) 0:54:36 |
【人】 IX『隠者』 アリア[ どう返ってきたとして、 それが当初の想定より長い時間になったとして 私はそれを惜しむことはない。構わないと思う。 私にとってのクリスタベルは、 そう思うほどの存在であるということなんだろう。と、 境界のぼやけた認識の中にひとつ気付きが増える。 ] 続ける必要がなくなってしまったから、でも クリスタベルにとって大切なことを 話してもらえたことを、私は嬉しく思います。 嬉しかったと、言ってくれることも、とても。 [ なくしたと言いながらどこか晴れやかな表情。>>2:178 それを私は悪くないと感じたけれど、 彼女自身がどう思っているかは定かでないから、 わざわざ口にすることはしなかった。 ] (36) 2022/12/18(Sun) 0:54:48 |
【人】 IX『隠者』 アリア差し入れ、そこのドアノブに掛かってるので 必要になったら、休憩のおともにしてくださいね。 [ 去り際には、忘れずそう伝えたはず。 *] (37) 2022/12/18(Sun) 0:54:52 |
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。 (a10) 2022/12/18(Sun) 0:58:03 |
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