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47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】
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──寝所──
触ってみてからのお楽しみ?
言うじゃない。
[試すような物言いに
今回は怒りを覚えることなく
むしろ心地よい程度の挑発であった。
その視線が下がっていくのも
これほど近ければ手に取るようにわかる。
彼女の瞳には無毛の身体が目に入るだろう。]
「恋人」
?
[
彼女の言葉を聞いた瞬間
それはするりとメイベルの心に滑り込むけれど
メイベルには未だ恋人の概念が無い。]
────っ。
[だからそれを想像のままに行う。
唇を触れ合わせると互いの柔らかな感触を覚える。
感じたままに唇をもう少し押し付ける。
そうすると、もう少し長く、長くと想いが込み上げて来て
彼女の方のベッドに片手を着いて
更に彼女の方に身体を寄せる。]*
そう、
メイベルは誰かを好きになったことはある?
私はあるよ。
この世界の相手でも、「原作」越しになら。
[ 目で微笑んで彼女に口づける。最初は軽いキスから。
次には彼女がもう少し長く押しつけてきた。
その間にも幾らかの強弱を加えて押したり、引いたりして。]
……ん。言葉がなくても。
相手のことを思ってみたり、感じてみたり――ね。
[ 私の近くに手を突くメイベルに頷いて、乗り出した形の彼女へ
伸び上がるようにして、キスをする。
彼女へ身体が寄り添えるよう、少し身動ぎして場所を作って。]
……ふふっ♪
[ 楽しげな笑い声だけ、投げかけた。
手をメイベルの裸身へ伸ばす。
探る先は彼女の腕。どうしようか迷うようなら、
まずは私のパジャマを脱がせて貰おうかな、って。]*
[ねむたい。一気に眠気が襲って来た。
もういえついたしねていいはずだねる。
床にぶつかってずれる眼鏡が邪魔だが
それを外すほんの僅かな動作すら億劫で
心地好い温度の床に擦り寄って懐く。
げらげら笑う声がうるさいけど
段々聞き慣れてきたら気にならなくなった。
うつらうつらと遠ざかる意識を
引き留めるように引き摺られてむずがるみたいに唸る。
けれど逆らうより従った方が早く解放される気がしたのか
逃げようとしたのか自分でもわからないまま
もそもそ起き上がって歩き出し、自分で寝室迄移動した。
片足土足のままベッドによじ登ってひと心地。
手を伸ばしてボスボス叩いて枕を求めたが
手が届かないまま力尽きて
ベッドの足元1/3くらいのスペースで落ち着いた。]
[夢現に足音を聞いていたら遠ざかって、戻ってきて
ぎしりと小さくベッドが鳴いた。
ガサゴソしてるから何してるのか気になって
眠い目を擦って這いずり転がり近付く。
探し求めていた枕の代理をみつけて
頭乗せたらそれは堅い膝だった。まぁいいか。
欠伸と生欠伸の中間みたいな吐息を零して
伸ばされる薄ピンクを眺める。
ああ、そういえばそんなの買ったな。
なんでだっけ、なんのために?
のるまみっつ。
鸚鵡返しに繰り返して切り離された残りから
真似るように一つ切り離す。
もたつきながら封を切って…
ああこれしってるやつだ、と思い出した。
ちんぽにそうちゃくするやつですね、わかります。
のるまはみっつ。みっつつければいいんだ。
そしたらねていい。
なんてぽやぽやしながら理解して
……目の前の、自分のじゃないファスナーを
唐突に、脈絡なく、遠慮なしに降ろした。]
[ずぼっと強引に手を突っ込んでごそごそすれば
ふにゃっとした感触を捕まえた。
引きずり出すのに少し苦労して
ぐにぐに擦ると揉むの中間くらいの感覚で玩ぶ。
たたせなきゃ、かぶさらないですね、はい。
なんっか気持ちよく無いなぁ感覚鈍いなぁなんて
自分のじゃないから当然なのに不思議そうに首を傾げる。
たたせるの、どうするんだっけ。
半分寝落ちかけてる頭で必死に考える。
『じゃあ、はい、勃たせて。』
いつかの自分の声が頭にこだまして
その時押し付けた小さな唇の心地よさを思い出す。
しゃぶるときもちいい。
だれが?
辺りを見渡して確認して
握ってるちんぽと俺しかいない、なんて納得して。
じゃあしかたないな、と手の中の柔い肉の先を
ぱくりと。唇で食んだ。]
[やり方が良く解らないことに不思議な気持ちになって
なんでだ?って思うけれど
そもそもさせたことはあってもしたことなんてない
なんて簡単な答えに辿り着けない。
先端だけ浅く咥えて、肉の割れ目を舌で擽る。
なんだか不思議な味がして唾液が溢れたから
塗り込めるようにして丸い切っ先を舌の腹で擦る。
まるで飴でも舐めるように口の中を舌が泳ぎ回り
亀頭とその境目迄を撫で廻す最中
時折エナメル質が過敏な皮膚に掠める。
二本の指で輪を作った指が包皮の名残を摺り下げるように
竿を下まで扱いて……
……あ。これならわかる、みたいな顔をして
そのまま上下に扱き始めた。
呑み込む事を忘れた粘ついた唾液が滴り落ちて
それを泡立てる速度で扱く指が、時折
根元で止まっては陰嚢との境目を撫で摩る。
自慰の時、そこを摩る心地よさを思い出して、
むずむずして、無意識に内股を摺り合わせた。*]
……誰よ、それ。
[
アリアが誰かを好きになった事がある
と言った瞬間に私の心が赤く染まる。
彼女の細い腕を強く掴む。
私たちは「恋人」
なのに。
──違う。
恋人、みたいな口付けと言うだけで
そんな知らない関係では無いはず。
思考の変化に違和感に気付くが、訂正出来ず。
困惑してると彼女が伸びをしてキスをしてくる。]
……ふん。
触りたいのでは無かったかしら?
それとも、触って欲しいの。
あんたの元の体じゃない、その身体を。
[彼女の元の世界について話を聞けているなら
アリアの身体が元々の体でない事は聞けていただろう。]
……その身体をどうして創造したの。
あんたもしかして。
こう言う体型が好きなわけ?
[彼女に誘導されるまま
服をやや乱暴に脱がせれば
私と同じように平らな上半身が露わになるか。]
教えなさい。
言わないと……。
[敢えて強制の能力を使うこともなく
頭をゆっくりと沈めて、細い身体に唇を当てると
歯で噛み跡をつける。]*
ひゃ、っ、
[ メイベルの雰囲気が急に変わった。
怒ったような声にあう、って声にならないまま口を動かしてしまう。
ごまかすようなキスになってしまった。
後でちゃんと埋め合わせ、してあげないと。
―― そう言い出したのは私なのに、
私まで呑まれてしまっている事には気づかなかった。]
……それは……どちらもだよ。
……元の身体じゃなくても……気持ちは、続いてるもん。
[ む、と唇を尖らせるようにして言う。]
どうしてって……
[ パジャマに掛かる手を手伝うように腕と身体を動かして、
脱がされてしまえば少女そのものの小さな身体が現れる。
問い詰めるような言い方に、メイベルの身体を眺め返した。]
体型が好きって訳じゃなくて。
女の子を主人公で書いてみようって思ったの。
[ 教えなさいと言われれば答えは返そうとするものの、
少し間に合わなかったか肌にちくりと痛みが走る。]
……んっ!
……本当、だってば……!
[ お返しだ。噛まれたとこと同じ辺りに手をやって、
指先でつねるみたいにして返す。
つるり、と肌が逃げたなら、また摘まもうとするのだけど
メイベルが躱せば撫でるようになってしまうかも。]*
……んっ!
[ぴりり、とした感覚が胸に走る。
私は自分から避けたりしない。
客人で稀な力を持っているとはいえ
肉体的にはただの人間がすることを
私が避けたりするのは威厳が保たないから。]
この世界で生きていくなら
もっと大人の女の方が良いと思うけど?
そうよ、やっぱり嘘だわ。
あんたはアリアみたいな身体が好きなの。
[仕返しをして来た手を掴み
もう片方の手も掴んで、両手を彼女の頭の上で
ベッドに押し付ける。]
それなら。
私の身体だってアリアは好きになってくれるでしょ。
[私はやはり顔を近づけてアリアの間近で言葉を投げた。
その瞳は翡翠の物にどこか
蒼色
が混ざっている。
そのまま唇を重ね合わせると
今度は長い時間、息が苦しくなるほど口を合わせていた。
彼女が動こうとしても
出来るだけ手を拘束したままで。
本気で振り払えば、動けるでしょうけれど。]*
[少し冷静になったとは言え酒が抜けた訳でなく
突然膝枕してきた相手にまた笑いが込み上げてくる。
自由人かよ。]
そうそう。ノルマ3つ。
[自分の2つ目を開封しようとした手を止めて
寝惚けながら素直に言う事聞いてる相手を観察する。
やる事分かってんのかなってにやにやしてたら
いきなりこっちのファスナー下げられたもんだから
もうにやにやじゃ済まなくなった。]
間違ってないですけど、ははは。
葛西さん、扱いが雑!
もっと大事に扱ってー
[適当に下着に手を突っ込んで
色気の一つもない手付きで触れるのがくすぐったくて
また笑いのツボが刺激されてしまった。]
[何も分かってない寝惚け顔で俺のを弄ってる姿に
大声上げないように何とか堪えながら笑って
特に止めも手伝いもせずに好きに遊ばせておく。
だって面白いし。
こんな無茶苦茶な葛西さんなんて見た事ない。]
…ふぁ っ
[けど余裕かましてたそこを突然別の感触が襲って
不意打ちすぎるそれに変な声が出て腰が引けた。
え。え?
何で口に入れてんの、この人。]
どんだけ頭溶けてんですか…
[何やってるか、分かってんのかな。
俺の陰茎にしゃぶりついてる相手の髪を撫でながら思う。
お世辞にも上手とは言えないんだけど、
やっぱり男同士だからか時々めちゃくちゃ良い所を責められる。
相手の唾液でびちゃびちゃになって
舌や頬肉から伝わってくる体温に腰が疼いて、
聞こえてるか分からない相手に向かって
時折俺の好きな場所とかやり方を囁いたりして。]
葛西さん、じょうず…
そうやってるの、めっちゃかわいい…
[俺はちょっと物足りないくらいの今ので十分で
この人にフェラされてるって状況の方が良かったんだけど
まあ相手は酔っ払いでこっちの都合なんて関係なくて、
突然俺の陰茎は暖かい所から追い出されてしまった。
けど残念に思う余韻もないまま次のフェーズへ。
恐らく相手が普段してるのと同じ手付きで
俺の感覚とか昂ってくるスピードとかお構いなしに
淫猥な音をさせて無遠慮に擦り上げてくる。]
待って待って。
ちょっ、速いですって…!
[逃げようと思えば逃げられるのに
制止を求める頭とは違って身体は動こうとしない。
気持ちいい。もっと激しくしてほしい、ってのと
彼にされてる時間を楽しみたいって感情が入り混じる。
イきたいのにイきたくない。
もうめちゃくちゃだ。
身体を支えようと後ろに付いていた腕が振るえる。]
[自分の事でいっぱいいっぱいで
物足りなさそうに脚をむずがらせているのも気付かず、
小刻みに弾む息が限界が近い事を知らせる。
もうイきたくないなんて考える余裕もなくなり
早く吐き出したくて相手の手の上から手を重ねて
いつもやってるみたいに一番いいところを責め続ける。]
…っあ、ぅ、っはぁ…
[出るって瞬間、目の前にある彼の顔を見下ろして
薄いゴムで隔たれて外に出るはずのない白濁を
まるで彼の顔にかけているみたいな姿を思い描いた。
大きく呼吸を繰り返して余韻を味わって、
もう一度見下ろした相手がまだ眠っていなかったから]
まず1つ目、ですね。
[転がった姿勢のままの相手の足元に移動して
脱力した彼を仰向けにして強引に下着ごとスラックスを引きずる。
そこは完全ではないけど変化は確かにあって
男のちんこ舐めて勃てるとか素質あんじゃん?とか
エロい事で塗り替えられた頭で考える。]
[一度出して少し元気のなくなった己を
少し締め上げてもう一度勃たせてから再度ゴムを装着。]
こんなのやった事、ないですよね…?
[答えの期待していない問いを投げてから
相手に跨ろうとして変に突っ張るスラックスを脱ぎ捨てた。仕切り直して無防備に転がる彼を見下ろして
この人、こんなんで大丈夫かなってちょっと心配になって
まいいか、今いるの俺だしって変な納得をして跨った。
膝立ちで腰を下ろしたら反り上がった陰茎の先が
ぐいと柔く陰嚢を押し上げて
もう少し力を入れるとずるんと跳ねた。
内股、足の付け根、また陰嚢と
一番敏感な場所だけを避けて擦りつけて遊んで
あんまりふざけてると寝ちゃうかなって時折顔を覗き込んだ。]*
![](./img/madparty/149.png) |
[ あの時間が嘘だったかのように、旅は順調だった。 当然のように戦いばかりの日々であっても、自分には“神託の力”があり 仲間を引き入れながら一つ一つ、着実に聖木の根を巡った。
高度な擬態で人里に紛れ、夜な夜な人間を襲う獣人を 狙われそうな村人の家を監視することで発見し、倒して。
砂漠の国では野垂れ死にそうなところを助けられ、 お礼に無償で魔族に拐われた姫を助け出し。
魔物退治は一行にとって日課であり、結果的に多くの人々を救った。 海の国に至る頃には“刃の勇者”の異名だけが既に到着していたらしく。 立派な船を譲渡してもらうことが出来たのだ。 ]
(144) 2020/10/23(Fri) 9:44:21 |
![](./img/madparty/149h.png) |
[ ある時、比較的弱い魔物しかいない筈の村で 民が恐怖し家に閉じ籠もる程の脅威であり、 村長が必死に討伐を頼み込んできた巨大な魔物だけが ]
嘘だろ……俺の、見間違えか? あれは、どう見ても
[ 描かれた筋書きのイレギュラーだったに違いはない。 ]
(145) 2020/10/23(Fri) 9:44:40 |
[ まるで頭髪のようだと思った。
滑らかな銀の毛なみが、頭頂部の長角の間だけ色が変わっていた。
見間違えだと信じたかった。
その部分が乱れると、額に刻まれた紋様が垣間見えた。
黒い痣のような、複雑に描かれた──── ]
違う、魔物に御印があるわけがない……!
[ そんな否定は言葉ばかりだった。
生まれたのは、信仰で抑えきれない疑念。
胸の中央、その奥の奥で
今も神託の実が、あの赤い姿で脈を打つ。
魔物の血と人々の称賛を浴びている日々では、
意識から遠ざかっていたその感覚が蘇る。
まだ消えてはいない傷跡が、痛覚を刺激し主張する。 ]
![](./img/madparty/149.png) |
「ねえフォーク、まだ本は読み終わらないの? 久しぶりの街なのにつまらないわ、わたし。」
[ ────その出来事から習慣が増えた。
人里に立ち寄る度、貴族や長老の家に足を運んで 歴史、勇者、それに教会が関わる本を読ませてもらう。
世界を背負う勇者様のお願いだ、 先人から学び、自身が魔王を倒したいと語る若者だ。 誰もが快く受け入れ、自ら棚を漁り望んだ本を見つけてくれたけれど 仲間達にとっては退屈だったのだろう、いつも不満を漏らしていた。 ]
(146) 2020/10/23(Fri) 9:45:15 |
![](./img/madparty/149.png) | [ 女神に選ばれし者は本来、勇者もしくはヤドリギの勇者と呼ばれるが 危険な旅路に生きる彼らの命は非常に儚く、 民一人の一生の中で何度も代替わりが行われる。 故に神託により身に宿った異能を元にした名を、 人々は生まれ散ってゆく勇者達の識別名のように使う。
フォルクスと語感が似ているから、 フォークを床に落とした時に初めて力が表に出たから。 仲間達に付けられた愛称のほうが自分にとっては身近だったけれど。
食器の名前で呼ばれるのはあまり良いことじゃないと思う。 実際、嫌がってみせたことはあった筈だ。
でも、楽しそうに笑っているから 勇者ではなく自分自身への呼び名だから、やめさせなかった。 ]
(147) 2020/10/23(Fri) 9:45:43 |
![](./img/madparty/149.png) | [ 仲間達も決して、楽な立場ではない。 十三の根、十三の教会。 それぞれで仲間を得れば大所帯になる筈の一行は、 多くて七人、少なくて三人。殆どは四人か五人程度。
……多くが旅路の途中で倒れ、或いは心が折れ故郷へ戻り 時に立ち寄った土地で出会った民をそこに留まり守ることを、 決断する者も中にはいたのだ。
勇者を騙ったり、自らが取って代わろうとする者が現れないのは 教会の管理が徹底されていることや背信行為である部分よりも、 どれ程鍛錬しても神託の異能には届かない事実が大きい。 ]
(148) 2020/10/23(Fri) 9:46:00 |
![](./img/madparty/149.png) | [ 始まりの勇者は、そんな勇者達の殆どより強かった筈だ。 世界に光を取り戻し、根絶に至らずとも生き残った魔族を追いやり 絶滅寸前の人類を現在の繁栄に導いたのだから。]
なのに、何故……
「ねえフォークってば、フォークー!」
[ 何故、彼がどのような人物だったのか記録されていない? 生い立ちは、性格は、容姿は、勇者になる以前の職業は? そもそも女神歴に至る前の歴史は何処だ、 闇に奪われる前の世界はどんなものだったのか?
仲間達はこの疑問を理解しなかった。 殆ど魔に支配されていたのなら、過去の記録が失われても仕方ない。 自分達のするべきことは歴史の研究なんかじゃない────
正論ではあった。 それで納得するには、教会の存在がネックだった。 ]
(149) 2020/10/23(Fri) 9:46:22 |
![](./img/madparty/149.png) |
[ 女神歴の歩みと共に在り続け、遥かなる伝説を語り継ぎ 聖木と勇者を管理し続けたというのに。 そんな連中が始まりの勇者のことすら記録出来ていなかった? 彼亡き後教会を立ち上げたのは一体誰だというのか。
勇者、勇者、勇者。どいつも同じことばかり口にする癖に。
民は誰も神託がどんなものかすら知らない、 どのような原理で全員の能力が違うのか、誰も説明出来ない。 ただ口を開けて潰えては芽生える様を眺めている。 ] (150) 2020/10/23(Fri) 9:46:37 |
「もうやめておけ、余計なことを考えるから
そうやって身体までおかしくなるんだろうが。」
[ 何も仲間達は不理解だけで否定しているわけではなかった。
痣の発熱と体調不良が始まったのも、実らぬ調べ物を始めた頃から
ただでさえ発動に激痛を伴う力、無駄に体力を奪われるのは辛かった。
心配してくれていた。俺達はきっと、本当に仲間だったと思う。
それくらいは信じないと、あの日々に救いが見えない。 ]
![](./img/madparty/149.png) | [ 俺達は世界中を巡った、 いつしか身体は随分逞しくなり幾つも年を重ねていた。
望んだ情報は、その何処にもありはしなかった。
全てを知ることになったのは、魔王領に踏み入りついに城に辿り着き
────魔王と刃を交えた後のことだった。 ]
(151) 2020/10/23(Fri) 9:48:36 |
![](./img/madparty/149r.png) | ヤドリギ [ 寄生木の勇者とは、 月を引きずり落とさんと高く伸びてゆく塔であり、 夥しき屍で構成された無銘の墓標であり、 結果に至る為に存在する無意味な途中経過であり、 魔樹を育む生贄たる宿主である────** ] (152) 2020/10/23(Fri) 9:49:02 |
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