188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】
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| [ 決別の言葉の後、崩れ落ちる彼に、 多くの仲間が駆け寄っていった。 隣の彼も、その一人で。] 大丈夫…。 [ 微笑む彼 >>60に同じように笑みを返して、 私はただその場に立ちすくんでいた。] (248) 2022/12/24(Sat) 14:46:41 |
| 世界は滅びない…、
箱庭に行かなくても、すぐには死なない。
神様からの愛は、永遠に失われたかもしれない。
私の証は失われてしまったのだろうか?
[ 背中の痣を確認するには、一人では無理で。] (249) 2022/12/24(Sat) 14:47:30 |
| [ ふと、苦しそうに咳き込むユグの背中を 優しく撫でるエトの姿が目に入った。]
・ ・ ・ ・ ・
[ 彼をみると、いつも感じる息苦しさがもうないことに気がつくのは、ほんのすこし先のこと。] (250) 2022/12/24(Sat) 14:47:59 |
| ───そして食堂 いい香り。チョコレートくださいな。 [ シトラ >>64のチョコレート屋さんに、 お邪魔したのは、一旦部屋に戻って、 痣が消えてないか確認してから、かもしれない。] ………これから、どうなるのかしら? [ シトラに用意してもらったホットチョコレートの 甘い香りたつカップを覗き込みながら、ぽつり。 望んだことは叶ったけれど、 これから先のことは全然考えていなかった。] できれば、また誰かの誕生日に、 みんなで歌って、お祝いできると、素敵ね** (251) 2022/12/24(Sat) 14:48:35 |
きみが深刻な時はだいたい深刻なほどおかしくって
堪え切れずに笑いだすわたしにきみが拗ねて怒って
おさまらない笑いに滲む涙を拭いながら
心にもない「ごめん」をくりかえせば
余計怒ったきみがつかみかかってきて
よろけて一緒に転げて、いつの間にか一緒に笑って
わたしたちの過ごした時間は
話せない秘密を抱えた苦悩の時や
別れの瞬間だけじゃない。
そんな風に二人笑いあった時間の方が圧倒的に多かった。
そんな暖かで幸せでなんでもない記憶を
ふたり、幾つも積み重ねた。
お互いに言葉にした事は無かったけれど
わたしたちはきっと親友だったから。
きみにだけは知られたくなかった。
知られる訳にはいかなかった。
けどほんとうは
無理矢理にでも問い詰めて欲しかった。
きみになら暴かれたってよかったんだ。
そんなの甘えた我儘だってわかってたから
きみに甘え過ぎだったわたしがこれ以上、って
最期まで言えなかったけど。
『神様』に向かって、暇でしょなんて、
なんてことを言うんだ『力』……
って、ちょっと待って、
僕?僕なの???
僕が『神様』に教えるの??
あ、こら、逃げるなって、
あ〜〜〜〜もう。
……すみません、『神様』、
『力』に逃げられましたので……
お付き合い願えますか?
ねぇ、『運命の輪』。
頼むから、あんまり危険なことはしないで。
予定通りにいかない、
運頼りのことがこの世にたくさんあるからこそ、
それを司る君が居るんでしょう?
……心配なんだ、君のことが。
せめて、何かあったら
僕のことを呼ぶんだよ……
手遅れになる前に。
……貴方のこと、もっと沢山呼べばよかったねぇ。
喋れなくなってから、気づくなんて……
| ───シトラと ええ、お邪魔します。 [ 温かく出迎えてくれる彼女に頷きながら、 食堂のテーブルにつく。 急がなくて大丈夫、って、 その背中に声をかけながら、 ふと昔を思い出し、 自然に話せるようになった“今”に感謝する。 売店の奥でお茶することが多かったかな? たまにはこうしてここで話す時は、 故郷の話だけでなく、彼に聞かせたくない話を ここだけの話、 と打ち明けたこともあっただろう。 でも、自分の話をするよりも、彼女の、大事な人の話をねだることの方が多かったと思う。 同郷とはいえ、風習の違いは大きかったけれど、産業については互いに参考になるものが多かったのではないだろうか? けれど、今したい話はというと、 やはりこれからのことで。 ありがとう、とカップを受け取って、 彼女も席につくのを待った。] (363) 2022/12/25(Sun) 11:04:59 |
| …そうね、今までどおりではいられない。 それは、私もそう思う。 [ 故郷の者と連絡が取れていれば、 村の状況よりも自分の心配をされていただろう。 無事だと伝えれば、 普段はなるべく早く戻ってほしそうな彼らが、 洋館が安全なら、しばらくはそちらに、と言っていたから、 全く被害がないわけではなかったのだろう。]
世界も、私たちも、変わっていかなくてはいけないわね。 [ ならば、なるべく望む方へ。 まっすぐに自分を見つめてくれるようになった彼女のように。] (364) 2022/12/25(Sun) 11:06:32 |
| シトラの歌がまた聞けるのなら、 春が来るのが待ち遠しいわね。
楽しみにしてる。
私にもシトラの誕生日をお祝いさせてね。
[ もしかしたら散り散りになってしまうかもしれない。箱庭に行く者もいるかもしれない。 洋館の存続もどうなるか未知数だけれど。
それでも次の誕生日を迎えること。 できればその日は と 、 願うことは許されるだろうと*]
(365) 2022/12/25(Sun) 11:07:53 |
[ 正しき道を示し、その道程を作ることが『教皇』の役目。]
[『太陽』は動かない。
空にある限り、地を照らし続ける。
その場にあり続ける。
道に迷えば、太陽が影を作り方向を示すように。
時に迷えば、日が時を刻むように。
いつも、空から見届け続ける。
まっすぐに進む、それぞれの道を、
『太陽』が照らし続けるから。]
きっと、
誰より早く
誰より正しく
始まりの兆候を理解していた。
突然起こった変化は避けようがなく
けれど悪い事ばかりでも無い。
破壊は新たな創造に必要なもの。
一刻の混乱の後に、また新しく始まる。
ただそれだけのことだった。
| [ あなたの背中を見つめるのが一番好き。 これは誰にも言ったことはないはず。
ずっと見つめていたいけれど、 あなたは忙しく立ち回っているし、 私に気がついたら、こちらをみてくれる。 それが嬉しくて、少し、寂しい。 でも、振り向いてくれなくなったら 多分きっともっと寂しい。 だから、ほんのすこしだけ間をおいて、 あなたの名を呼ぶ*] (517) 2022/12/25(Sun) 23:14:02 |
[ 君を守れなかった過去。
選択を誤った結果
君も、私も、全てが消失してしまった。
だから、もし、次があるなら
やり直せるならば────……。
]
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
神は『力』に大いなる右手をお与えになりました
一つ拳を振るえば、大地には大きな穴があきました
あまねく艱難を穿つ贈り物です
『力』は贈り物を大切にしまうことにしました
傍らの温もりを慈しむ手のひらへ
刀を握る拳へと変えました
愛する『女帝』をあらゆる困難から守るため
刀を振るう仲間と研鑽にはげみます
刀は大地に穴をあけることはできません
開いた拳は、何をも穿つことはできません
『力』は不自由を愛しみました
『力』は不完全を愛しみました
『力』は神から贈られた完璧を愛しみ
『女帝』との安寧を愛しみ
『正義』と最期を共にしました
『力』は とうとう狂うことはありませんでした *
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
『塔』は、僕が深刻な時に笑い出す
こっちは至極真面目だというのに
何がそんなに可笑しいのか、涙が滲むくらい笑う
笑うなよ!と大人気なく拗ねて怒っても
何も反省してなさげの「ごめん」が飛んでくるから
カッとなって掴みかかるのだけど
取っ組み合いなんて慣れてもいないから
よろけても体勢を立て直せないし
よろけられても踏ん張れずに一緒に転げて終わり
なぜ笑うのか、理由を聞いたりはしなかったが
『塔』のそれは少し腹が立ちつつ、それが良かった
器用ではなく、おそらくお堅く見える僕に
そうして遠慮なく振る舞ってくるのが君だけで
だから、僕にとって唯一の親友になった
本当はあの時、君の願いを飲まずに
どんな事でも力になるから抵抗してくれと言いたかった
僕の為に生きてくれと言いたかった
だけど、死を受け入れた君に縋って
自分本位で押し付けて
生きて失望されるのも怖くて
君が逝く最期まで、それは言えなかったんだ
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