人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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視点:



 君たちは完璧気の毒だったのに。
 すごく美しかったのに。

 最後が相打ちだなんて、
 まるでそいつが片割れみたいじゃないか。

 ちょっと妬けるな。
 せめて俺に殺されてほしかったな。
 その首に鎖をかけて、
 どこにもいけないようにして、
 幸せのままに、 ……… なんて、

 もう何を言っても無意味なんだけど。
 ざ〜んねん。

 一人で死ね服毒自殺でもすれよか完璧だったのにね。
 

 
[ 崩壊の鐘の音を鳴らしたのは『悪魔かれ』でした
 それは構いませんでした

 彼がどれだけ血に染まろうと罪に塗れようと
 わたしたち 
──それに彼
がいればどうでもいい
 
 最後に三人ふたりが残ったなら
 きっと完璧なままに終わらせてくれる
 彼がそれを望むなら それでもいいと思っていました ]
  

 
[ それでも、永遠だと思っていた箱庭に
 わたしたちの完璧を 都合のよい夢を重ねて しまって

 終わるならそれは完璧などではなかったということ? ]
 

 

    恋人たち
    手を取り合り寄り添う二人
    言葉を重ねて心を通じ合わせ 
    健やかなる時も病める時も分かち合う
    互いに違うものだからこそ尊い

    ひとりきりの愛など自慰と何が違う?
    喜びも悲しみもない予定調和
    自分を騙し続ける一人芝居
    満たされていて幸せな振りをして
    本当は誰かに愛されたかっただけだろう?
  
 

 
[ わたしたちの欺瞞を嘲笑う声がする
 それは箱庭の誰かの声 ?

 まぼろしが見せたのは 胸裡で育てていた不信もの

 ああ それはきっと 疑心を燻らせていた
 『魔術師かれ』に すり替わる


 『隠者』の毒が見せるまぼろしよりも、
 ずっと上手にありもしない敵を形作るでしょう  * ]
 



[後悔という名の痛みから逃れる手段はいくつかあって。
そのひとつが、誰かの、何かのせいにすることだ。

そうして、『審判』は、自らのしでかしたことから目を背け、
目を開きもしないまま、死んだ]

 

 

  ええ、勿論止めませんよ。
  私も手伝いましょう。

  ……私の力は、その為にあるのですから。


[ 『教皇』デセスパールは既に気が触れた『隠者』の言葉に
 笑みを浮かべ、同意した。


 握られた杖先に埋め込まれたタンザナイトから
 美しくも妖しい  ── 
暗色
を灯して。*]

 

 
[ 長い睫毛が浮き上がり、伏せられていた黄金の瞳が薄ら開く。
 切れ長の黄金は『死神』を見据え、やがて口角を上げて ]


  ……そうですね。


  私には人を助け、癒し、救う力など無いのですよ。
  聖者などでは無い、ただの……。


  …………。


  私が持つ“ 贈り物 ”は、何だと思いますか?


[ 死神の思いも何も、知ることは無く。
 ほんの一瞬、“慈愛の聖者”にふさわしい
 優しい笑顔で死神の姿を見据え
 白魚のような指を杖の先端に乗せ、尋ねた。]
 

 
 
  私は、貴方が羨ましかったのです。


  神が本来想定していた結果通りなら
  私達は、きっと上手くやれたはずで
しょう。
 
 

 
[ でも、現実はそうではなかったのです。 



        私自身の性質と 『贈り物』の相性が


           あまりにも合わなかったのです。]

 
 

 
[  ──── 貴方は悪く無いのです。



      
私が間違ってつくられたのが



               全ての原因なのですから。 **] 

 
 


 
 どうしてか気に食わなくて
 でもだからってそうするつもりはなかったのに
 『女帝』を手に掛けてしまった
 箱庭が混乱に堕ちる中で殺してしまった

 不穏分子と疑われた『塔』
 無実と信じていた、救いたかった
 なのに、何かの間違いだと訴えるしか出来ず
 僕の目の前で、処されてしまった!

 

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 回想:せんせい ――

[『せんせい』は四つ上のお兄さん。
 マドカがチェレスタと話している姿を見たことも>>0:605
 あったせいか、比較的声を掛けやすかった。

 裾を引いて教えを乞えば、
 涼やかな翠が僅かに細まった。

 その時から、マドカは私にとっての『せんせい』になった。

 いつもは大体図書室で。
 時にはカフェテリアでお茶を飲みながら。
 案内されたなら、彼の部屋でも。

 文字の読めない私の隣で。
 マドカが一文字ずつ指で文字を辿ってくれながら、
 凛とした声を響かせて本を読み聞かせてくれた。]

 
(389) 2022/12/15(Thu) 21:49:51

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[どんな話がいいか?と、尋ねられた時は。
 最初はなんとも答えられなかった。

 どんな種類の本があるのか知らなかったから。
 だから、考えて、考えて。]


  せんせいの生まれたところのはなし。


[それは『せんせい』の生まれた地域のことを
 指したつもりだったけど、言葉が足りずに
 彼自身を指しているようにも聞こえたかもしれない。

 如何せん悩みながらも、彼は色んな本を選んでくれた。

 彼の部屋に訪れることがあったなら、
 『せんせい』が目を離した隙きに
 枕の赤いシミを見つけたこともあったかもしれない。>>157
 
(390) 2022/12/15(Thu) 21:50:32

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[チェレスタの話とマドカの読み聞かせの効果もあって、
 1年もすれば、たどたどしいながらも、
 詰まらずに言葉を話せるようにはなっただろう。

 文字はまだバランスも悪いし、歪つだけれど。

 ある日、先生から贈られたノートは>>240
 女の子らしい可愛らしいものだった。

 表紙に色とりどりの沢山の花が咲いていた。

 チェレスタがよく着ている
桃色
に、
 プロセラの瞳の色の

 先生の色の、艶やかな

 
 他にも、沢山。

 洋館には何も持ってこなかったから。
 『私だけのもの』というのは珍しく。
 与えられたノートと鉛筆をぎゅっと抱き込んだ。]

 
(391) 2022/12/15(Thu) 21:51:50

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
 

  ありがとう、先生。
  ……大事につかうね。


[人と親しむことで、少しずつ表情が生まれていく。
 このとき、初めて先生の前でも、
 少女は、ほわりと温かな笑顔を見せた。]
(392) 2022/12/15(Thu) 21:52:39

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[手を握られる時は、導かれる合図。

 小さな手できゅっと握り返して、
 高い位置にある先生の顔を見上げる。]


  うんっ。

  チェレスタが来たら、
  先生も一緒におうた歌おうね。


[洋館の人たちは、
優しい。

 此処なら、虐められることもない。

 私の知らないところで、
 そんな先生にも苦手なものがあるなどと>>0:340
 小さな子供はまだ知る由もなかった。*]

 
(393) 2022/12/15(Thu) 21:53:31

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 現在:ホール ――

[『世界』の言葉に対しての皆の反応は様々で、
 喜びを顕にする人もいれば、躊躇う人もいた。
 
 その中でも、の言葉を
 あまりにもすんなりと受け入れたユグには>>204
 驚きを隠せなかったかもしれない。

 チェレスタは彼の言葉に憤りを見せていた。>>329
 彼と、彼女は、正反対。

 私は、何と言っていいのか分からないまま。
 ぶつかってきたアリスの肩を支えながら、
 二人の間でおろおろとしていた。]


  あ、うん。
  ちょっと、……怖かった、のかな?
  びっくりしたのかも。


[話しかけてくれたユグに曖昧に笑う。>>265
 こんな小さな子供に、
 いきなり世界の明日を決めろだなんて無理な話だ。]
(399) 2022/12/15(Thu) 22:31:16

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[震えを抑えようと小さな背を撫でる。
 すぐに気づいたチェレスタも様子を見に来てくれた。>>331


  ……そうだね。
  急になんて、決められないよね。

  アリス、お部屋行こっか?
  送ってあげる。


[チェレスタの助言に頷きつつ、アリスを送るつもりで。
 ただ、そうしている間にも、刻一刻と、
 『選択』は迫られていくのだけれど。]
(400) 2022/12/15(Thu) 22:31:47

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[『望むべき時が来た。』>>337
 
 それは、一体どういうことだろう。
 ユグが望んでいた?

 全員が集まることを望んでいたのは知っている。
 彼が不和を望まないことも。>>0:176
 だからみんな集まったら仲良く暮らすんだって、
 そう思ってた。



 「またいつかの刻、皆で集まり幸せな世界を作ろう」



 箱庭から姿を消した神が残したという言葉を思い出す。
 彼は、信じているのだ。

 ――――その言葉を。>>351

 だから、
世界はどうなってもいい?
(401) 2022/12/15(Thu) 22:33:24

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
  えっと……、
  みんなが集まったのは、私も嬉しいよ。

  でも、だからって……、
  世界を壊そうなんて言われたら、素直に頷けないよ。

  ……壊さないで、って。
  お願いしたら、壊すのは止めてくれるんでしょう?
  なら、その方がいいんじゃないかな!


[壊してしまおうとも言ったけれど>>9
 止めてくれるとも言ってくれている>>10

 なら、壊すことなんて必要ない。そうでしょう?
 努めて明るい声を張りながら、それだけは主張して。]
(402) 2022/12/15(Thu) 22:34:11

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
 
  ……行こう、アリス!


[二人からの返事が返ってくるよりも先に。
 小さな手を取って、アリスの部屋へと向かう。

 表立っては、小さな震える子に聞かせなくない為に。

 もう一つは。
 返事を、聞くのが少し怖いと思ったから。*]
(403) 2022/12/15(Thu) 22:34:43
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a64) 2022/12/15(Thu) 22:39:20

XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a65) 2022/12/15(Thu) 22:39:22

 
  どんなに願ったって
  どんなに足掻いたって

  あなたにとってのわたしはどこまでも何者でも無く
  あなたとわたしはどこまでも無関係だった。

  せめてその手で殺してくれたらと
  不要な疑いをすべて引き受けた。
  そのせいで混乱が深まって
  誰が殺しても誰が死んでも
  そんな事は些細なことで
  どうだってよかった。どうだって。

  満たされぬ葛藤を癒してくれる暖かな存在も
  友と呼んでくれたかけがえのない存在も

  何もかもを手放してでも
  その腕の中で眠りたかったのに

  わたしを裁いたのはあなたでは無かった。
  結局、最期の最後まで
  わたしとあなたはどこまでも無関係だった。
 

 
  次があるなら、次こそは
  こんなわたしに寄り添い続けてくれた
  たいせつなあの子たちの為に生きようと思った。
  ずっと傍にあったたいせつなものを次こそは
  見失わぬように、手離してしまう事のない様に。

  わたしのせいで散ったあの子を
  今度こそ喪わぬよう護ろうと
  わたしを信じ抜いてくれたあの子に
  今度こそ相応しい友で在れるようにと

  魂に刻み付けるつもりで祈った。

  あなたのことはここでおしまい。
  わたしでないわたしと
  あなたでないあなたがもしも結ばれたって
  何の意味もないのだし

  どうせきっと未来永劫
  あなたとわたしは、どうしたって、
  きっと、無関係なままでしょうから。
 

 




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