188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】
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わかりません。
わかりません、……わかりません。
……どうして、
| ── 回想:洋館/クリスタベルの17歳の >>74、 ── [彼/彼女は毎年その時期に里帰りしている。 両親と過ごしているらしい。 自分は勿論着いていく理由はないため留守番だ。 だから当たり前のように、 今年も彼/彼女は帰るのだと思い込んでいた。] (283) 2022/12/15(Thu) 4:16:36 |
| [誕生日の数日前からクリスタベルの様子がおかしい。 帰郷の予定を聞く事はない。 彼/彼女は、今年も帰宅の準備をしていただろうか? 誕生日当日 >>75、 約束の時間になっても現れない彼/彼女を迎えに 部屋へと向かい、ノックする。 コンコン、 招き入れられたが 彼/彼女は、こちらを見ない。 雨の音が静かに降る。] (284) 2022/12/15(Thu) 4:16:47 |
| …クリスタベル? [名を呼んでも反応はない。 明らかに様子がおかしい。 もう一度名前を呼ぼうとしたとき、 彼/彼女が口を開いた >>81。 17年前、それは彼/彼女が産まれた日だ。 こんな日、と彼/彼女の向こうに見える窓を見る。 雨が、降っている。 出会ったあの家、──コールリッジ邸? もう、帰れない。何かあった事だけは解る。 何か、されたのだろう事も。 またなくした。 なにをなくしたんだろう。 完璧な君がなくすものなんてあるんだろうか。 あなたも、 ──も? 置いて、 っ、! 反射的に反論をしようとした時、 彼/彼女の身体が傾いた。] (285) 2022/12/15(Thu) 4:17:30 |
| クリスタベル!
[崩れ落ちる前に支え、そのまま抱えてベッドへ運ぶ。 すぐに職員に告げ医者を手配してもらい、 くるまでベッドのすぐ傍に居た。
顔色が悪い、表情が険しい。 指の甲でそっとその頬を撫ぜる。 自分から彼/彼女へ触れる事は極稀だ。] (286) 2022/12/15(Thu) 4:17:51 |
| おいて、 いくわけないだろ……。
[小さく呟く。 それが彼/彼女に届いたかは解らないけれど。 彼/彼女が倒れた時に落とした報告所を拾って、 読んで、
ああ、と思った。 握りつぶされた跡は、 クリスタベルの気持ちなのだろう。]
(287) 2022/12/15(Thu) 4:18:14 |
君たちは完璧だったのに。
すごく美しかったのに。
最後が相打ちだなんて、
まるでそいつが片割れみたいじゃないか。
ちょっと妬けるな。
せめて俺に殺されてほしかったな。
その首に鎖をかけて、
どこにもいけないようにして、
幸せのままに、 ……… なんて、
もう何を言っても無意味なんだけど。
ざ〜んねん。
一人で死ねばよかったのにね。
| 『隠者』の薬ね。 [医者の見立てを聞き原因を端的に呟くと >>84、 まるでその言葉が悪意みたいに響いて一度口を噤んだ。 安静という事で部屋を出る。 命に別条がない事だけは明言させた。 そうして彼/彼女が復調するまで毎日部屋へ通う。 だいたい部屋の前までだけれど。 今日の様子を聞いて、口を噤んだり安堵したり。 その期間、街へ外出する事はなかった。 ずっと部屋に閉じこもって、自分もぼーっとしていた。 何かを考えていたのかもしれない。] (288) 2022/12/15(Thu) 4:19:08 |
| [クリスタベルが回復し、顔を合わせる事が出来た時、 彼/彼女が忘れたというから >>122 今まで通りにいようとしているから、] そっか、 [とだけ。 そうして今までと同じように自分もふるまう。 だって別に、 よく考えたら俺にとって不都合は何もないのだから。] (289) 2022/12/15(Thu) 4:19:46 |
| [彼/彼女の帰る場所がなくなってよかった。 毎年の留守番もこれからはなくなるだろう。 またなくした、…。 彼/彼女が産まれた時になくしたもの。] ………… [思い当たる事は、 どうだろう。 あってもなくても、 クリスタベルはクリスタベルだ。 その後、 街の図書館で双子について調べ始めたのは、 誰にも言う事はなかった。*] (290) 2022/12/15(Thu) 4:20:13 |
| ── パーティの夜 ── [昨日はその理由が嘘でも本当でも >>234、 自分と一緒に中座してくれる事が嬉しかった >>233。 頭を撫でて貰えたのも。 結局彼/彼女の事を考えていた誕生会、 こうして二人でゆっくりできる時間があるのは嬉しい。 だから、疲れたならお茶でも一杯ゆっくり飲んでく?と誘う。 誕生会も"楽しかった"けど、 やはりこうして二人で過ごす時間の方が、大事に思う。 きっと大した話はしなかった。 クリスタベルとなら沈黙も気持ちがよかった。 この空気を、*愛している*] (291) 2022/12/15(Thu) 4:23:07 |
| ── パーティの翌日 ── [洋館が慌ただしくなって居た時には >>3 すでに起きていた。 ただならぬ気配を感じている。 この空気は、よくない。 身一つで生きてきた本能が言っている。 この空気は良くない。 けれど呼び出されればそれに応じるしかなく、 ならばとクリスタベルと共に在ろうとした。] (292) 2022/12/15(Thu) 4:56:21 |
| [よくない、と] [ おもって、いたのに、] [一目見た瞬間に解る。 びりびりとした本能が、 その人が神だと言っている >>7。 声に、 あ。と思う >>8。 最初に感じたのは呆れだ。 次に感じたのは怒り。 箱庭を崩壊させた切っ掛けの魂が、 あれをまた再度作ろうというその言に呆れ、 軽い怒りを覚えたようだ。] (293) 2022/12/15(Thu) 4:56:43 |
| 本気で言ってんのか? 懲りないな…??
[経典を思い返し、 幸せになれると思っているその様子に顔を顰めた。
そうして喧嘩を売っても絶対に勝てない。 事実だろうその感覚が自分を弁えさせる。
世界なんて滅びればいいと思っている。 クリスタベルと共にいられるならば、 それだけで問題はないけれど。
箱庭に閉じ込められるのはどうだろう。 ああ、でも、 大嫌いだと思うものが減ってくれるのか。 神様が去った後、しばらくそちらを見ていたが。
考えるような沈黙、そして、]
(294) 2022/12/15(Thu) 4:57:15 |
| …… っふ、
[小さく笑う。 じわじわとおかしくなってきた。 だから笑い声は大きくなって、ホールに響く。]
(295) 2022/12/15(Thu) 4:57:25 |
| ふふふっ、あっはははは、 なるほどなぁ。 『証持ち』ってのは、 何をしても許されるってのは知ってたけど。 世界を滅ぼしても許されるなんて、 さすがに考えもしてなかったな! [感想が一番似ていたのは『戦車』だろう。 >>@2] (296) 2022/12/15(Thu) 4:57:39 |
| あ〜面白い。 そして、…とてつもなく馬鹿げてる。 ほんとうに。 でも困ったな、迷う迷う。 世界は全部滅びたらいいと思うけど、 誰かさんと一緒に閉じこもるのはごめんだし。 [チラと見るのは『 吊された男』。 パーティ前日まで誘ってきやがった誰かさんだ。 一度は逃げきれず会話を交わすことになったけれど、 結局やっぱり相容れない。という結論。 「顔を合わせるだけならしてやってもいい。」 「歌ってる時は俺の所に来れないだろ?」 とか喧嘩腰になった 誰かさんだ。] (297) 2022/12/15(Thu) 4:59:25 |
| ……クリスタベル。 どうしたい? [そうして次に訊ねるのは彼/彼女だ >>271。] 俺は君たちさえ傍にいてくれれば、 どちらでも構わない。 [そう告げて、手を差し出した。 この場で語ったり考えるのが嫌ならば別の場所へ行こうという誘いも込めて。*] (298) 2022/12/15(Thu) 5:00:37 |
| (a45) 2022/12/15(Thu) 5:10:53 |
[ 崩壊の鐘の音を鳴らしたのは『
悪魔』でした
それは構いませんでした
彼がどれだけ血に染まろうと罪に塗れようと
わたしたち
──それに彼
がいればどうでもいい
最後に
三人が残ったなら
きっと完璧なままに終わらせてくれる
彼がそれを望むなら それでもいいと思っていました ]
[ それでも、永遠だと思っていた箱庭に
わたしたちの完璧を 都合のよい夢を重ねて しまって
終わるならそれは完璧などではなかったということ? ]
恋人たち
手を取り合り寄り添う二人
言葉を重ねて心を通じ合わせ
健やかなる時も病める時も分かち合う
互いに違うものだからこそ尊い
ひとりきりの愛など自慰と何が違う?
喜びも悲しみもない予定調和
自分を騙し続ける一人芝居
満たされていて幸せな振りをして
本当は誰かに愛されたかっただけだろう?
[ わたしたちの欺瞞を嘲笑う声がする
それは箱庭の誰かの声 ?
まぼろしが見せたのは 胸裡で育てていた不信
ああ それはきっと 疑心を燻らせていた
『魔術師』に すり替わる
『隠者』の毒が見せるまぼろしよりも、
ずっと上手にありもしない敵を形作るでしょう * ]
[後悔という名の痛みから逃れる手段はいくつかあって。
そのひとつが、誰かの、何かのせいにすることだ。
そうして、『審判』は、自らのしでかしたことから目を背け、
目を開きもしないまま、死んだ]
| ── 現在:玄関ホール ── [差し出した手を彼/彼女ががとるか、 とらないか。 恐らく自分の中での区切りはここだった。 一緒に行けない、と言われ目を瞠る >>315。 完璧はもういないと彼女が言う。] (332) 2022/12/15(Thu) 13:59:09 |
| ………
[無言で彼女を見詰める。 気軽な拒絶はどこか固く響いた気もするが、 自分の気のせいかもしれない。
自室に戻る彼女を結局何も言わずに見送り、 取られなかった手を見下ろして、それを軽く握りしめた。]
(333) 2022/12/15(Thu) 13:59:48 |
| …フラれたか。 でも、君はそれを選ぶんだな。
[小さく呟く。 苦笑を浮かべ自分も玄関ホールを後にする。 引き止められたら会話をしたかもしれない。
それが例え『吊された男』であっても。*]
(334) 2022/12/15(Thu) 14:00:19 |
| ── 世界が崩れ始めた日:廊下にて ── [玄関ホールを去った後、 自室へ戻る気にもなれず洋館の中を歩く。 自分は『世界』の事を知らなかったから、 きっとまだ穏やかでいられる部分もあるのだろう。 廊下でふと顔を上げるとその姿が見える >>12。] ああ、… 返事はまだだよ。 ちょっと考える事が出来てね。 (338) 2022/12/15(Thu) 14:24:11 |
| なあ、お前は、 また俺が箱庭を壊すかも、なんて 思わないのか?
また『悪魔』が、経典通りに、 "あそびはじめたら"。 今度こそ止めるつもりでもあるわけ?
(339) 2022/12/15(Thu) 14:24:35 |
| ……なんてね。 [訊ねても、 答えは返ってこないかもしれない。 聞きたい事はまだまだあるが、 どうせ返事は返ってこないだろう。 愛しいものを見るような視線が煩わしい。 その視線が欲しい相手は一人だけだ。 フンと鼻を鳴らして『神』の前から立ち去る。 さて職員はどうするのだろうか。 >>13 世界なんて本当に、 どうなったって俺は全然構わない。*] (340) 2022/12/15(Thu) 14:25:17 |
| (a52) 2022/12/15(Thu) 14:30:33 |
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