![人狼物語 三日月国](./img/mptitle_prov_v0.jpg)
52 【ペアソロRP】<UN>SELFISH【R18G】
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[傷だらけに咲く
の散り際を喰らって手折り、]
[優しく吹く校舎の
に背を向けて、]
[溶けかけの
を浄化し、踏みにじる。]
[最早何も残っていないと思い込んでいた、穢れた掌に寄す処の如く残っていたもの。
終焉の果てに消え去る筈だった化け物を繋ぎとめたのは───今も昔も変わらない、奥深くで燃える
のように。]
[縋りつくように胸の中に抱え込めば、温度などしない筈なのに胸の中にほのかな熱を感じた気がして自然と瞼が落ちていく。
泥のような、深い闇の中にたった一人で落ちていく感覚は恐怖しか湧き出てこなかったのに、この時だけは何故だか酷く安息感を覚えていたのは何故だろう。…………分からない。]
[重みを増していく痛みの中に引っかかるように、芽生えていくのは不安感。
甘味を採りすぎる傾向にあった誰かを気にして小言を言うのと似たようなものだ。いつの日か受け取った無事の報せは随分と昔のことのように思えていた。
傷を負ってはいないだろうか。病に伏してはいないだろうか。
他のだれかに首を狩られてはいないだろうか。
……煉獄のような世界で、息苦しくしていないだろうか。
どこか大袈裟にも捉えられる心配性は、母親のそれと酷似している。
彼女に残った微かな情が、夜空に願うように疼いていた。
届く筈もない癖に、遥か向こうへ───言葉にならない思いが唇から零れ落ちる。]
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