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153 『Override Syndrome』
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[ 何度も何度も
何度も何度も何度も
俺は目にした。
─── あなたと同じ瞳の色を。
痩せこけた野良犬を憐れむのと同じ
眩しい光を。
手が
視線が
重なる。
先程も振り払ったはずの彼女の掌は
再度柔らかく、温かく。
切り取りたくなってしまう。
]
Override Syndrome───?
[ ああ、もう。
腹が立つ。
目を逸らして、認めずに、
生きてきたのに
こんなにも簡単に
眼前に現実を突きつけられる。
国民全員が幸福になる権利があるはずの世の中で
努力は糞ほども意味をなさないと
嫉妬の焔が紅蓮に、そして漆黒に
内面を燃やし尽くしてしまう。 ]
古森さん……いや先生、
おれは、きっとまともだよ
精神に異常をきたしていると言われた人間は
そう言うって相場が決まってるのかも知れない。
だけどさ
─── 先生、楽しそうに見えるからね。
[ あの時と、きっと同じ。 ]
仮に俺が百歩譲って
OSだとしたら
……先生に治せるかい。
治れば、きっと
俺は、死ぬけど。
持っている側
のあなたには
わからないかもしれないね。
[ 触れた手を握り返すことはせず
ただ、薄くにっこりと笑う。
認めたくないけれど
嫉妬と無念の気持ちが、溢れそうで。
]
[ 許されるなら立ち上がって
診察室から出ようとするけれど。
一瞬、流した目線の奥
縋るような感情が
良い医師である
あなたには
バレてしまったかもしれないね。 ]**
![](./img/kamishino/saki.png) | 削除、な…… [ 必要のないもの、持つべきではないもの 大元を消してしまえば確かに、解決するんだろう 思考自体が間違っているとは、思わない。 スマホごと捨てるとか言われたら 流石に面食らったけどな ただ、いいんじゃないか、と すぐには言えなくて、空に目をやった。 夕雲が怪しく、オレンジの合間で紫がかっている。 この日、この時間、この場所でしか 見ることの出来ない何か。 得ることの出来る、思い出。 それはさ ] (28) 2022/06/20(Mon) 12:28:05 |
![](./img/kamishino/saki_03.png) |
消していいものじゃ、ないよ。
[ 小さく、…酷く、小さく。 先に出てきたのは、否定。 ]
(29) 2022/06/20(Mon) 12:28:26 |
![](./img/kamishino/saki_02.png) |
必要ない、持つべきではない、 それは、間違ってない 君の自由だ
…でもな 削除したら、戻らないだけじゃない エデンの全ての幸福体験は、 この世の誰かの薬になりえるんだ 君が必要なくても、 必要な人がきっといる。
なら俺は、消していいとは思わない
(30) 2022/06/20(Mon) 12:28:43 |
![](./img/kamishino/saki_02.png) | [ SNSのような感覚か、誰かのためにか、 どんな理由があれど誰かが必ず救われている。 そして、物語の書き手がいなくなった今、 残された書物が消えようとしている。
記憶は、薄れ、変わっていくものだ。 もし、未来。取り戻したいと願った時に、 誰も語る人がいなければ そこまで想像してしまえば、 止めない理由の方が、遥かに大きい。 ]
(31) 2022/06/20(Mon) 12:29:12 |
![](./img/kamishino/saki_03.png) |
…けどね、決めるのは、船越真結実だ。 考えて。
考えて考えて考えて、 その時、君が本当にいいと思ったなら付き合うよ
(32) 2022/06/20(Mon) 12:29:22 |
![](./img/kamishino/saki_03.png) | [ 何があっても、明日は来る。
人は息をして、生きていくのだ。 誰かを救って、誰かに救われて。
そうして、最後の1ページを綴る時 後悔しない方を、選んでいかなければ。 ]**
(33) 2022/06/20(Mon) 12:29:36 |
[ガラス片に映るのは記憶の欠片。
しかし屈折した目で見れば虚像にもなる。
たった一枚の鏡だけで
思いもしない方へ人は壊れていくもので。
それを壊すために鏡を割る役割を持った人を
皆々、W先生Wと、そう呼んできた。]
[わかったつもりになっているだけ。
それを否定することは
自分の立場を否定するのと同じ。
それが困難を極めるから
W心療Wは一筋縄じゃいかない。
]
[同情の目は見飽きただろうか。
そこに見出す慰めの言葉も意味が無いと
むしろ毒であると、その目が物語る。
向けてはならないはずなのに
それでも抱いてしまう感情は
セーフティネットに包まれた愉悦。
医者というのは
思っていたよりも賢い生き物じゃないから。]
楽しいなんてことないよ。
けど私より苦しんでる人が目の前にいて、
私がその人より弱気じゃだめでしょう?
[触れた手に応じられることは無い。
聞こえてくるのは息絶え絶えの悲鳴で。
医者の性みたいなものかな。
どうしても嘘はつけなくて。
見捨てられるはずもない。
粉々に砕け散るガラス片に紛れる砂金
あなたに触れる上で、一番大事な心。
]
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