魔法使いの弟子 リアントは、メモを貼った。 (a3) 2022/03/26(Sat) 19:06:02 |
【人】 紅玉の魔女 ルービナあら、珍しいわね アガーテからなんて…… 嫌な予感が [ 閉じられた手紙の前後を見ながら 七 色 に 光 る 封蝋を見つめて色の違いを楽しみながらも旧知の友のことを思い出す。 一癖も二癖もありすぎるほど持っている大魔女 軽く 200癖 はあると私は思っているわ。 ] (25) 2022/03/26(Sat) 22:34:02 |
【人】 魔法使いの弟子 リアント先生、何かありました? それは手紙……それも魔法が掛かっている [ 先生が持っていた手紙。 虹色に色が変わり明らかに 一般の手紙とは違う。 それを未だ開けずに持っているだけの先生の様子にも 違和感を覚えた。 躊躇っている? 先生と過ごしてきた時間は 私にとっては人生の半分以上経っていて この城での暮らしも楽しく 魔法を学ぶ場でありながら居心地の良さも感じている。 けれど先生は自分のことを語らないから 私の知っている先生はこの目で見ただけが全てであり 出会う前のことは何も知らない。 ] (26) 2022/03/26(Sat) 22:35:31 |
【人】 魔法使いの弟子 リアント[ ただ、 この城は持ち主が別にいる ということそして先生は この場所を離れたがらない ということ。悪い魔法使いが住んでいると噂があり>>23 人から恐れられていると知りながらもここにいる それは何故だろうか、と 疑問に思えばすぐ口に出てしまう私は 先生に投げつけたことがあった。 ] (27) 2022/03/26(Sat) 22:36:09 |
【人】 魔法使いの弟子 リアント[ そんな答えが返って来ただけ。 追求はするなということか 疑問は晴れずさらに深まる結果になった。 これはチャンスだ。 単純に興味もある。 きっと何かが動く と確証はないが核心を得ていた。 ] (29) 2022/03/26(Sat) 22:38:13 |
【人】 紅玉の魔女 ルービナそう、手紙 私の……知り合いからよ [ 手紙を開ければまるで話している言葉が 聞こえるかのような 貴女の言葉の並びに ふふっ と笑みが溢れるのよ>>0久しく会えていないわね。 機嫌がよろしくない アガーテの顔を突っつきに行きたいわ。 本当貴女らしい言い方。 王国の為 ……というより 貴女の為に力を貸せと聞こえるわよ。 ] (30) 2022/03/26(Sat) 22:39:46 |
【人】 紅玉の魔女 ルービナ多言無用。 ね [ 但し書きを見て>>n1 視線を横に向ける。 ……アガーテ、それは 最初に言って欲しいわ。 弟子が横から ガッツリ 読んでるのよ。 まあ、弟子だから許されるわよね。 そうして続きに目を通す。 ] (31) 2022/03/26(Sat) 22:40:43 |
【人】 魔法使いの弟子 リアント只の武闘派魔法使いかと思ったら……! 夢のようじゃないか ”万能”つまり なんでも治るということ! 素晴らしい魔法薬があったのだな 先生、その依頼受けましょう [ 城の書物でも見たことがない万能の魔法薬 おそらくそれは珍しく、 更に普通では作れない代物なのだろう。 未知の万能薬に心が躍る。 それに反して 先生は冷静な様子だった。 ] (34) 2022/03/26(Sat) 22:44:15 |
【人】 紅玉の魔女 ルービナ [ それって只の脳筋だと思っていたの? とか 私のことをなんだと思っていたの? という疑問はさておき。 ] 何気に私は凄いのよ さあ、 私を敬いなさい!!! [ 自慢できるのは今このタイミングしかない!と 胸を張り腰に手を当てて顔は斜め45度 もっと私を褒めなさいとドヤったところで 返って来たのは 冷めた視線 で。 ] (35) 2022/03/26(Sat) 22:46:13 |
【人】 紅玉の魔女 ルービナその目で私を見るのをやめなさい [ 顔に熱が集まっていくのがわかる。 私だって敬われたいのよ、褒められたい時だってあるの! 承認欲求あるんだもの、人間だもの。 たまにはいいじゃない。 そんな言い訳を心の中で落とした。 ] (37) 2022/03/26(Sat) 22:50:58 |
【人】 紅玉の魔女 ルービナパナシーア 簡単に言ってくれるじゃないの リアント 万能薬というのはそんな いいものではないのよ 確かになんでも治せる凄い薬なのかもしれない 凄いもの、珍しいもの、そういったものは 争いの原因にもなるの 人は手に入らないものを求めるわ 地位、名誉、大金、そして希少品、特別なモノ 自分にしか持てないモノ 人とは違うモノ お金に換算できれば更に多くの人が求めるわ 人が争えば血が流れる。悲しむ人がいる それはあってはいけないことよ だから万能の魔法薬は隠されているの (38) 2022/03/26(Sat) 22:52:03 |
【人】 紅玉の魔女 ルービナそれでも製法を、使い方を、知る人がいなければ 知識は衰えるばかり、だから私は伝えるわ 貴方に 託すのよ 私の弟子だもの、 出来ないとは言わせないわ (39) 2022/03/26(Sat) 22:52:35 |
【人】 魔法使いの弟子 リアント[ 人の欲はよく見ていたはずだった。 けれど 知っているのと理解しているのは違う。 そう言われているような言葉だった。 目の前にいるのは 紅玉の魔女であり 山奥に住む悪い魔法使いであり 万能薬を作れる魔法使いであり 俺の師である 俺は 受け継ぎたい と思った。製法だけではなく その意思や考えも。 ] (40) 2022/03/26(Sat) 22:53:07 |
【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト[私にも、かつて師と呼んだ人がいた。 しかし、独り立ちして、職を得て。 ……あれから何年になるのだろう。 今や己が師≠ニ呼ばれる側になり。 だが、己が一人前と呼ぶに足るものかどうかは、 未だにわからない。] (43) 2022/03/26(Sat) 23:59:34 |
【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト[分家筋とはいえ、名門に連なる家に生まれて 恵まれた生活を送ってきた。 だからこそ、名に実力がそぐわぬと 謗られる事も多かった。 一族の者なら、家門の人間に師事するのが当然。 そんな家柄に生まれついておきながら、 一人家を出た時も、後ろ指をさされたものだ。 そのまま今に至るまで、 外に構えた居で暮らしている。 しかし、実家に戻れば子供の頃と変わらずに、 自室が整えられているのを知っていた。 もっと顔を出しなさいと、不孝者の弟に詰め寄る 口の五月蠅い姉がいたから。] (44) 2022/03/26(Sat) 23:59:38 |
【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト[己も、早い時分に家を出てしまったが 歳の離れた姉も、早々に嫁いで行って。 お互い様ではないかと思ったものだが、 縁談自体が孝行だったなと、 一人勝手に捻くれていた。 実際、姉の方は、 実家にもよく顔を出していたらしいが。 今となっては。 親不孝はどちらの方か。] (45) 2022/03/26(Sat) 23:59:42 |
【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト[……今の家は、職場からそう離れていない、 街中の古い一軒家だ。 借家で、少々家賃が嵩むけれど 魔術師可の物件だから仕方ない。 諸々の条件を考えれば、悪くない選択だった。 そのような計算ができる程度の生活力も、 いつの間にか身についていたが。 元々、そういった分野に 明るい人間ではなかったもので。] ……ペーパーナイフを頼む。 [呆れたようにこちらを見る>>5 弟子の、冷めた視線には慣れてしまった。 褒められた事でないのは理解している。 ――性格は義兄に寄ったのだろう、 困り顔などはよく似ていると思う。 しかし、今のような表情をする時は、 姉の面影が浮かんできて。 こちらを見る目へ視線を合わさず、用を申し付けた。 僅かばかりの間に、感傷を追い払う。] (46) 2022/03/26(Sat) 23:59:45 |
【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト[人の出入りが多くなるのを好まないから、 この家に顔を出す人間は限られていた。 使用人も、通いの一人だけ。 今はそこに、居候の弟子が一人加わった。 正直に言うと、弟子を取る気など無かったのだが。] (47) 2022/03/26(Sat) 23:59:48 |
【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト[黒き盾のシュバルツシルトは、 その色に誇りを持っている。 姉もその一人だったから、 きっと姪も、そうに違いないと思っていた。 少なくともその日までは、違いなかったはずなのに。 しかし、あの雨の日。 全身黒で染め抜かれた少女の顔は、 死に取り憑かれているようにしか見えなかった。 そんな姉の忘れ形見の目前で、 どうして扉を閉められようか。] (48) 2022/03/26(Sat) 23:59:50 |
【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト[まさかこの自分が、シュバルツシルトの人間に 師と呼ばれる日が来るとは―― そう呼ばれたいと思った事など、一度も無い。 しかし、叔父と呼ぶ声に返すには あの日の傷が、まだ生々しくて。 半分仮面に覆われた姪の顔を、 私は、真正面から見られずにいる。] (49) 2022/03/26(Sat) 23:59:53 |
【人】 魔法使いの弟子 オペラ[はい、と頷いてご所望の品を渡す。>>46 自分で取った方が早いのに、と思っても それは口にしないまま。 こちらが馴染めないのと同じように、 あちらも距離感を掴みかねているような。 そんな雰囲気は、ずっと感じていた。 私もあまり、社交的な方ではないと思っていたけど あの人ほどではないのかもしれないと。 そんな気付きを得たのは、ここに来てからのこと。 だからといって、 踏み込むわけでもないのだけれど。] (51) 2022/03/27(Sun) 6:00:29 |
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