む、焦らしてるわ。


［　額に唇が届けば、そっちじゃないと
　　まだ頬を膨らませていたけれど、
　　お望みの場所に届けばふっと頬を緩めて
　　何度か彼の唇を啄んだら満足したの。
　　やっぱりこの時間がないと
　　私の朝って感じがしないのよ。

　　甘やかされた朝じゃないと嫌なの。>>22　　］

──駅前


　　うん、一目惚れしてる。
　　今日もまた一目惚れしたよ、ユウリに。
　　だからずっと可愛いって思うのか。
　　凄く納得してしまったよ。


［　彼女とはまだまだ詰められる距離感があって
　　それがもどかしいと思うほどには惚れている。>>23
　　中町灰という人物に接してくれる
　　数少ない人物のひとりで、そばにいると落ち着く。
　　可愛いフィルターのようなものが
　　視覚の中に入っているのかもしれない。
　　都合がいいといえばそうだが、
　　子供を目に入れても痛くないと表現するくらい
　　目というものは都合がいい表現の的なだけ。　　］

　　勿論！もうちょっとカジュアルにするか悩んで
　　フォーマルチックに振り切ったんだよね。
　　
　　じゃぁホテルに着くまではユウリが僕の防寒具ね。


［　返事をする声色はいつもより少し高くなって
　　早口にならなかったかと後から心配になったが
　　腕を組んでくれているから特に暖かいせいで
　　心配していた内容がすぐにとんでいった。

　　そんなことを言って密着している姿を
　　道ゆく人たちはどう思っただろうか。
　　やけに仲のいい恋人に見られたなら
　　嬉しい気持ちになっていくから。
　　移動中、人混みの中にいるのに
　　耳にしっかり入ってくるのは彼女の声だけ。
　　彼女の口から聞かされる話に相槌を打ち
　　今日のために課題や授業を頑張った話を少し。
　　褒めてもらうのは後からでもできるけど
　　やっぱり聞いてほしいと思ってしまった。　　］

──ホテルラウンジ


［　通ってきた賑やかだったはずの場所を見ると
　　どれだけ彼女に集中していたのか伺える。>>25
　　同じ方向に視線をやった彼女が楽しそうで
　　肩の力も徐々に抜けていくよう感じがした。

　　デートなんて滅多にしないせいか、
　　会話に困るかもしれない、と思っていた
　　数時間前の自分に心配するなと言いたくなるほど
　　1分1秒がすぐに過ぎ去っていく。　　　］


　　甘いもの好き、うん好き。
　　兄さんがよく甘いもの買ってきてくれるのも
　　僕が凄く甘いものに目がないから、だと思ってる。

　　でしょ？僕は服とかに関しては普通のがいいけど
　　こういう味系は季節限定に惹かれるんだ。

［　頬杖について咎められると、
　　もっと見ていたくて、とつい本音を漏らしながら
　　頬杖を突いて眺めることはやめにした。>>26

　　ドリンクのオーダーを伝えて、
　　メニューを返せば彼女に片手を貸して、と
　　手を差し伸べてみる。
　　少しまだ寒くて、よければ彼女の手を握りたい。
　　柔らかくてずっと触っていたいと思った
　　彼女のその肌を1秒でも長く感じたくて。　　］


　　ひとりでこういうところに来れるほどじゃなくて
　　兄さんも忙しいから誘える人もいなくてさ。
　　ありがとうユウリ、誘いを受けてくれて。

［　アフタヌーンティーセットが来るまでの間、
　　もう少しだけ彼女に熱視線を送りつつ、
　　ホテルの部屋の話をしてみた。
　　予約はツインで取って、広めの部屋にしたこと。
　　夜景が綺麗に見えるかもしれないことも。

　　シャワーブースとユニットバスがあるらしいから、
　　同時にシャワーを浴びることもできるかも、と
　　あるかないかもわからない話もだしてみて。　　］*
　　

　　そうなんだ。
　　なーりんは昔からスタイルも良かったし
　　美人だったからなぁ。

[>>27オレから見ると前も美人だったから、と。
けど今は、恥ずかしいので口をつぐむけれど、
とてもオレが好きな身体だと、そう思う。
こう言ってもなーりんは喜んでくれそうだけどね。]

　　焦らしちゃった。
　　可愛らしい拗ねた顔を見たかったからかな。

[>>28唇に、と強請る彼女は
そんな時は幼く見える。
愛されることに貪欲というか、純粋というか。
そんな彼女に引っ張られてか
彼女に甘えることに抵抗が無くなってきている。]

──駅前──

　　惚れっぽいんですね。
　　好きだとはっきり言ってくれるのは
　　とても嬉しいですよ。

[>>29ありがとうございます、と
にっこりと笑う。
そう言う反応は、私はそこまで惚れてないですよ、と
伝えるようで彼をがっかりさせてしまうだろうか。

そう単純な話でもないのだけど
まぁ良いですかね、なんて気楽に頭を切り替えてしまう]

　　違いますよ。
　　灰がわたしの湯たんぽさんなんです。

　　あら、課題を？
　　偉いですね。やるべき事をやるのは
　　とても素敵な人だと思いますよ。

[>>30湯たんぽ使ったことないですけどね
と笑いつつ他愛のない話を重ねる。

課題や授業の話になれば
少し可愛らしさもあるけれど
頑張ったと言うのだから、それは褒めてあげないと。
きっとわたしは、そう言うところをないがしろにする人よりは
きっちりする人の方が好きだからだ。]

──ホテルラウンジ──


　あぁ、そう言う事ですか。
　優しいお兄さんなんですね。

　そうなんですね？
　わたしとは似てるようで違う趣味の方向性ですね。
　　
[>>32趣味は違う方が
話のネタに尽きないから良いのかも知れない。

手を貸してと言われればその通りにする。
何をするのかと思えば手を握られる。
まだ外は冷えますね、なんて軽く笑って目を細め]

　　いえいえ。
　　わたしも良いお店を知れて良かったです。
　　
[>>33まじまじと見つめられれば
ふふ、と小さく笑って見つめ返す。
そんなに熱っぽく見られても困りますよ？なんて
軽く言って。

ホテルについての話を
そうなんですか、とか相槌を打って聞きつつ
同時には浴びませよ？なんて冗談っぽく言う。]*

　　　ふふふっ、ヨウくんと出会ってからの写真、
　　　後で沢山みて欲しいなぁ。


［　体型は変わった気がするわ。>>34
　　変遷を並べてみたらヨウくんにも伝わりそう。
　　どんな姿でも好きって言ってくれる優しい人。
　　やっぱり、小さい彼に心惹かれたのには
　　何かしらの理由があったと思うのよ。　　］

　　　そんな顔、……


［　彼の焦らしは好きだけれど、
　　焦らされすぎると甘えたが出てしまうのって
　　やっぱり精神年齢低いのかしら。
　　彼も甘えてくれるからそれでいいかな、とも
　　私は思うのよ、それくらいが。>>35　　］

　　それは良い考えかも。
　　後で見てみよっか。

[>>40彼女の言葉に素直に頷いて
携帯の画像でも見返そうと思ったけど
そういえば随分とハメ撮り画像も多くなって来てるから
そこを分けて見ないと……いやそれも含めてなんだろうか？

それはそうとそろそろ仕事に持ってく携帯を変えないと
ハメ撮り画像が不意に一覧に現れて
危ないかも知れない]

　　……そうだったかも。
　　ごめんね、ちょっと焦らしすぎちゃったかも？

[>>41彼女の言葉を聞いて
眉を下げて柔らかく笑みを浮かべながら
そんなことを言う。
虐めるのは最近楽しくなってきた。
でもそれはそれ、これはこれ。
彼女を甘やかす気持ちの方が大きいのだ。]

──移動中


　　ユウリ限定で惚れっぽいかな。
　　今日も沢山好きって言うかもしれないから
　　ちょっとだけ覚悟しておいてね。


［　誰にでも惚れっぽいわけじゃないと弁明を。>>36
　　
　　彼女が灰のことを好きなら、
　　こんな酷く張り切って惚れ込ませようとは
　　しなかったかもしれないから、
　　彼女の態度は寧ろ灰を少しだけホッとさせた。　］

　　えっ、僕で暖とってるの？
　　寒くなっちゃうからダメだって。

　　ちょっと兄さんに勉強教えてもらってだけど
　　自分でもいい感じに出来たと思った。
　　やっぱり、ユウリと会うって決めて良かった。


［　湯たんぽと言われると、笑いつつもぎゅっとくっついて
　　ダメ、と言いながら灰も彼女で暖を取りお互い様。
　　じゃれあっているといえばじゃれあっているので
　　灰としてはとてもとても楽しい時間。

　　医者として先に世に出ている兄の知識を借りるのは
　　最終手段とは思いつつも、借りなければ終わらないと
　　思って、今回はちょっとだけ教えてもらった。
　　彼女に褒められると、顔が明るくなった気がする。
　　誰かに褒められることに酷く慣れているわけではなく
　　顔に出てしまうくらいには、嬉しいらしい。　　　］

──ラウンジ


　　いつ遊びに行くなんて言わないけど、
　　行くと何かしら置いててくれるんだ。
　　
　　たしかに、季節限定好きだけどちょっと違うよね。
　　ということは、ユウリに季節限定のコスメとか
　　見せてもらうことが出来るかもってこと？


［　コスメを見るのは好きだから、
　　見せてくれるなら見たいな、のスタンスでお伺い。
　　>>38
　　手を握らせてくれたら、メインが来るまで、と
　　手を離すタイミングは決めていると伝えて、
　　ユウリが暖をとったから冷えちゃった、とでも
　　冗談を言ってみたり。
　　勿論、季節を甘くみた本人のせいだが。　　］

　　写真見た限りでは凄く美味しそうだったから
　　甘いもの片手にユウリのこと、もっと知りたいな。
　　可愛くて好きだから凄く見ていたいんだよ。
　　でも、見すぎたらダメだね、ごめんね？


［　アフタヌーンティーとは本来、
　　夕食までの間を繋ぐための談笑の場所。
　　だから彼女のことを知るのにいい時間のはず。

　　同時にシャワーを浴びることはNOを出されたが
　　あまり気にしていないので分かってるよ、と
　　ついつい笑ってしまった。
　　
　　そうやって話していたらすぐにティーセットと
　　メインのアフタヌーンティーが届いて、
　　名残惜しくも彼女の手を離した。　　　　　　］

　　これ、すっごく綺麗だ……。

　　アフタヌーンティーってね、下から上に行くのが
　　本場英国式でさ、上に行ったら下には戻らない。
　　これが作法って教えてもらったけど、
　　日本だしそんなに気にしなくていいかなと思う。


［　届いた1番下の段にはたまごサンドとクラブサンド。
　　真ん中の段と1番家の段には
　　イチゴをふんだんに使ったらしいひと口デザートが
　　合わせて10種類ほど。
　　マカロン、イチゴティラミス、ムース、などなど。
　　灰はスマホを取り出して下の段から何枚も
　　写真を撮って食事を始めるまでに
　　少し時間がかかったしまったかもしれないが
　　彼女の反応はどうだっただろうかと
　　暫くしてはっとユウリの方を見るのだった。　］*

　　　うんっ、自分で見返してもね、顔が違うの。
　　　ちょーっと目が優しくなったかなって。
　　　特別きついって言われたことはないんだけど！


［　好きな人といると顔つきが変わるって
　　よく聞く話でしょう？
　　私もそのタイプだったみたいで、
　　ヨウくんと再会する前の顔と、今の顔、
　　凄く変わったなって思うの。

　　ハメ撮りで、変わったところ？
　　うーん、多分お胸のサイズが変わってると思う。
　　でもわかるかどうかはヨウくんの撮り方次第。
　　動画撮影用の携帯でも決めたほうがいいのかしら。
　　だって沢山撮ってきたから見返すにも、ね？　］

　　　あ、だぁりん悪いと思ってないでしょう？


［　やっと唇にキスしてもらえて満足はしたけれど
　　眉を下げてるヨウくんの頬をツンツン。>>43
　　おいたが過ぎると、ダメなんだからっ。
　　焦らされすぎたら私もっと拗ねちゃうんだから。　］

　　冷え性なんですか？
　　そしたら次はホッカイロを使うと良いですよ。
　　
　　メリハリが付くのは良いかと思います。
　　
[>>45デートに実際に持って来るかは
まぁ良いのではないでしょうか。暖かくなれるし。

同じ医学部(医者)なのですから
聞けるものは聞いた方が良いと思います。
その方が効率が良くて
つまり時間が余るので、遊べる時間も増えるからです。]

──ラウンジ──

　　とりあえず買っておいているんですかね。
　　それか案外灰の行動は
　　誰かから筒抜けなのかも知れません。

　　付き合いが長くなればですね。
　　というかコスメ見るの好きなんですね？
　　珍しいかもです。

[>>46手を握られるままに任せている。
振り払うものではないといえ
ちょっと手を繋ぐ時間が長くて流石に恥ずかしくもあった。

意外とスキンシップ多めなんですねぇ、と
しみじみしていると]

　　謝らなくて良いですよ
　　大したことではないですから。
　　
[>>47メインが届いたようで
そちらを見ると何度かわたしも食べたことのある
3段のスタンドには軽食とお茶菓子を乗せたものが運ばれてくる。

見た目の華やかさもあり
食べる前に写真を撮ろうとする灰の行動もよくわかる。
わたしも同じように写真を撮るし
ついでに写真を撮ろうとする灰の写真も撮っておいた。]

　　見た目から素敵ですね。
　　英国らしさ……なんて俗っぽい言い方ですけど
　　お国柄がよく出てる気がします。

　　何故そんな作法があるんでしょうね。
　　お掃除をするときは上から下に。
　　それと同じ理論で、下から上なんでしょうか。

[>>48知ってますか？なんて聞きつつ
彼が写真を何枚か撮る姿をまじまじ見る。
こういうのが好きなんですかねぇ、とか。
几帳面なんでしょうか、とか。

はっ、とする彼と目があったなら
くすくす笑って、食べていいですか？なんて聞くだろう。
たまごサンドを手に取って、はむはむ、と食べ始める。
ほんのりとした塩気と卵のまろみがパンと混じって、なかなか美味しかった。]*

　　目つきかぁ、なるほど。
　　毎日見てるから逆にそう言うのに
　　気付かなかったのかも。
　　いつもなーりん優しい目つきで見てくれるし。

[>>49再開する前の写真を見せて貰えば
確かに印象が違うのが分かったかも知らない。
自分と会えて変わったと言うなら
それは嬉しいことだろう。

ハメ撮りで彼女の胸が大きくなったか……
これは分かりやすく比べられるから、写真を見返せば
わかったかも知れない。
まだ成長するの？なんて言いながら
その日は特別、胸をイジメ抜いたかもしれないけれど。]


　　えー、どうかな。
　　ちゃんと思ってるよ、うん。
　　拗ねてるなーりんも可愛いと思うけど。

[>>50やっぱり子供っぽい感じがして
可愛い可愛いと甘やかしてしまう。
基本的には気を抜くと彼女を甘やかしてしまいがちだ。]

　　いや、冷え性ではないと思うけど…
　　僕薄着なんだよね、ユウリちゃん？
　　でも次回はもし寒そうなら持ってくる。

　　メリハリって大切だなって思った。
　　同期に課題先延ばしにしてるの知ってるからさ。


［　ポケットに忍ばせておくくらいは
　　デートの時でも許されるのではないか。
　　寒いのはやっぱり相手にも影響するだろうし。>>51

　　同期の場合、最後に急いでやるらしいから
　　なんだかバタバタしているのを聞いたことがある。
　　それはもう、教授がジト目で見ることもしばしば。
　　けれどもなんだかんだで終わせて、
　　遊びに出かけるらしいから、凄いやつでもある。　］

── ラウンジ


　　え、誰かに言ってるっけな……。
　　最近メイくらいかな、鍵開けといてほしいし。
　　…でもあの子別に兄さんに言わなさそうじゃない？

　　今日もベースは塗ってるよ。
　　肌が赤くなりやすくってさ、気づかれないように。
　　しっかりと化粧するわけじゃないけど
　　やっぱりカラー系は自分じゃわからないんだよ。
　　だから、見せてくれるなら嬉しいなって。


［　ユウリの友人で、兄の家に住んでるメイには
　　鍵を開けておいてほしいからと
　　連絡をするけれど、メイから兄へ連絡があるとは
　　あまり思えないので少し考えもの。>>52

　　ユウリの手が柔らかいなと握っていれば
　　手を見てはユウリを見つめての繰り返し。　　］