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45 【R18】雲を泳ぐラッコ
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[ 彼もまた忘れていることは悲しいことだけであってほしかった。
苦しさを忘れれば真っすぐ歩けるわけではないが、理不尽に適応する素直さや、自分を守るために使われた理解力の高さなど、必要のないモノを捨てて欲しいと願うのは庇護欲や老婆心に近いのかもしれない。
彼だからこそ、か。それとも誰に対してもそう思うのか、判断しようとは考えたこともなかった。
けれど少なくとも、少なくとも……自分は彼に幸せになってほしいのだ。自分が間違えた分だけ、傷ついた分だけ。
……好意を寄せてくれた分だけでも。
だって、あれほど怒鳴りあって牙を剥きだしにして。お前は間違っていると示してくれたことが、
それほど嫌ではなかったのだから。]
自分を潰して得た強さとか、
そんなの寂しいもんなんだぜ。
[ ほら、お前にだって幸せになる権利はあった。
自分にだってあったはずだ。今はもう必要ないが。
誰かが笑ってくれれば、この痛みや苦しみにも意味があるような気がするから、だから……。 ]
あ。
[ ふと、瞬いた。瞬いて、呆れたように噴き出して、笑った。
そうか、そういうことか。]
僕は、あれか。そうだ。
僕の代わりにめいっぱい幸せになってほしかったんだぜ、シグマ。
……アキラ。
[ きっと彼の幸せな姿を見れば自分も幸せになれるのだろう。自分が直接幸せになることは許し難い。けれど他人が、よく知った他人が幸せそうに笑ってくれるならきっと。それが一番望ましいことなんだろう。
なんて傲慢だ、なんてエゴだ。悍ましくて馬鹿らしい。
救い難いEnablerが本質であるならばこれほど醜いものはないが。これを尤もらしく解説して納得してくれれば御の字だ。
……それが「お前の幸せが僕の幸せだ」なんて安っぽくて胡散臭いにも程がある言葉になることに、今は気づけない。
───。 ]
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