188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】
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[あなたの思いを共に抱えたまま、
私はあなたを置いて先に逝った。
ああ、でも。どうか。
あなたのせいだとは責めないで欲しい。
人はいつか儚く散っていくものだから。
いつかは誰にしも訪れる時が、
少し早かっただけ。
あなたの思いを共有できなくなってしまったけれど、
寂しい思いをしていないだろうか。
仲の良いあの子と、ちゃんと話せているだろか。
後悔があるとしたなら、
そんなあなたを最期まで見届けられなかったこと。]
| (a42) 2022/12/18(Sun) 23:22:37 |
[『正義』が『運命の輪』を見つけた時、
何もかもが手遅れになっていた。
崩れ始めた箱庭で、
『運命の輪』は『正義』にとっての希望に等しく、
『運命の輪』さえいてくれれば、
何かが好転していくのではないかと、
そんな淡い期待を抱いていた。
それなのに。]
……………?
[その光景を、呆然と、ただ呆然と、
『正義』は眺めて、
それからゆっくりと、歩み寄る。
あと一歩のところまで近づいて、立ち止まった。]
……ぅ…そ、だ、
[零したのは、たったの一言。
その光景を、どうしても、受け入れられない。
『運命の輪』の声が、聞こえない。
君は僕のことを、呼んだろうか。
それなのに、僕は間に合わなかったんだろうか。
『正義』は『運命の輪』の身体を抱き上げて、抱きしめた。
腕の中に収まった身体は、どこまでも冷たい。]
間に合わなくて……ごめん。
君の傍に、居られなくて……
[ほたほたと、雫が『運命の輪』の身体を濡らす。
けれど、そんなもので、
既に熱を喪った身体が温もりを取り戻すことはない。]
[『正義』にとっては
幸いなことに、
『運命の輪』を
殺した犯人はすぐに知れたし、
その犯人が既に自らの手で
亡き者であることも、見て取れてしまった。
『正義』は
幸いにして、
復讐に狂うこともなかったが、
それは
『正義』の
公正性が失われるまでを先伸ばしたに過ぎず、
結局のところ、この事件を機に、
『正義』の悪夢は加速していくことになった。
『正義』はこの悪夢を打ち消すために、
“ よく眠れるお茶 ” を誰かから貰っていた……
という記述も一部の文献に残されているが、
それについては定かではない。*]
ここ箱庭には"神"がいたから
生きていれば希望はあると思った
大切なものが残っていたなら、希望はあると思っていた
箱庭が混乱と争いに包まれ始めても尚
最悪、殆どの者が亡き者となろうとも
『塔』が残ってくれていればそれで良いと思っていた
おそらく器用な生き物ではない僕の、唯一の親友
こんな状況では
他の者の事は、1人を除き意識の外だった
………『女帝』
意識の外と出来なかった、ただ1人
ずっと『女帝』だけは気に入らなかった
何が気に入らないか、明確なものは分からない
けれど
彼女の言動、所作、考え方
耳目に触れるそれらの何を見ても気に入らなかった
きっと、『女帝』の在り方そのものが
僕にとっては気に入らないものだったのだ
箱庭の混乱の最中
『力』の死を悲しむ『女帝』を見つけた時も
僕の心持ちは、始めこそ普段と変わらず
『力』は『正義』と相打ち
『女帝』が溢したか、風の噂で聞いたか
どちらにせよ関心はなく覚えていないが
考えた末の彼らの決断だったのだろうと思えば
他に感じるものは特になく
しかし目の前の『女帝』は、はたしてどうだろうか
『力』と仲が良かったらしいのは知っている
では、悲しむほど大事な存在だったなら
失くさぬ為に君は何か行動したのだろうか?
既に失くした今、君は悲しむしか出来ないのだろうか?
実際の『女帝』の心境事情なぞ、僕は知りもしない
『女帝』が今何を思っているのかなぞ分かりもしない
僕が知らなかっただけで
彼女なりに行動したのに失う結果となったのかもしれない
しかし、僕から見える目の前の彼女は
まるで依存の様子しか見えず
将来よりも、己の悲しみしか見えていないと感じたのだ
………気に入らない、本当に君は気に入らない
……………一瞬の意識剥離の後
『女帝』は、地に伏せていた
彼女とその周辺は濡れ
水瓶らしき破片が散乱し
頭部周辺の水は段々と
赤
に染まり
僕の手には……砕けた水瓶の取手があった
覚えはない、だがどう見たって
僕が、『女帝』を殺した
それ以外に考えようもない状況だった
そこまでするつもりなんてなかった
感情が振り切れて招いてしまった結果なのだと…思う
だが、こうなった後悔も正直なかった
僕の願う希望に、彼女は必要ではない
それに、混乱広がるこんな状況だ
ああなってしまうようでは
生き続けるより良かったのではないか
……そう、思う事にして
地に伏せる『女帝』を残し、立ち去った
後悔は、本当にないけど
『塔』がこれを知ったらどう思うか
色々と考え始めてしまいそうで
その場から早々に離れたかった
そうして僕は
犯した罪と『女帝』に向き合わなかった
"『塔』に不穏分子の疑いあり"
そんな話が聞こえ始めたのは
きっと、『女帝』亡き後の事だった
何故そんな話が広まっているのか
それがまるで分からなかった
だが、僕は彼の無実を訴え続けた
『塔』という人となりはよく知っている
何故抵抗もせず疑いを向けられるがままなのか
自分はやっていない、とすら言いもしないのか
真に深い理由までは悟れずでも
何かしらを想っての事かと予想は出来た
だから僕は、彼が無実だと信じ続けた
僕には『塔』だけが友で、希望だったから
何を持って不穏分子とされているか分からないが
相打ちをした者がいて、人を殺めた者もいる
そんな箱庭の状況下なのだから
不穏分子なぞそこら中にいるじゃないか
『塔』がそのような行いをしたのか?
いいや、彼に限ってそんな事はないはず
疑いに対し、僕に出来うる限りの訴えを
訴える以外の手段がなかったから
いよいよ処刑が決定してしまっても
僕は彼の無実を訴え続けるつもりでいた
なんなら、『女帝』殺しを告白してでも
それで僕が処刑の対象と成り代わったとしても
『塔』は罪はないのだと主張を続けるつもりだった
神だって、彼の無実を判っているはずなのに
この事態を終息させに現れてくれないから
だからそうするつもり、だったのに
わたしの"望んだ結末"を否定しないで
『塔』から告げられた言葉を聞いて
僕は頭が真っ白になってしまった
望んだ?本当に?
僕がずっと君の無実を訴え続けるから
僕がそれで疲弊してるとでも考えて
もういいと止めてくれようとしているだけだろう?
そうなんだろう?そうだと言ってくれよ
言いたい事は沢山あった
だって彼は、彼しか僕にはいないんだ
他に希望なんてなかったんだ
だからその言葉が真実だと思いたくなかった、でも
"これでやっとらくになれる"
その言葉だけは、やけに本音めいて聞こえて
……僕から反抗を考える心を削ぐには充分すぎた
その意志を無碍にするまでの勇気は、なかったんだ
| ── 少し先の話:祈祷室 ──
……ようこそいらっしゃいました。 何か飲まれますか?
[ 期限の日。 男の前には恩人の姿をした神が居る。]
不思議なものですね。 少し前まで「あんなにヴェルトさんを返せ」と 思っていたのに、今の貴方は まるで昔から“神”のように思えているのです。
……そのような御託は必要ないでしょうか。 では、僕の答えを申し上げます。
* (234) 2022/12/19(Mon) 1:38:00 |
『それが君の意志ならば
僕も、抗うのはやめよう
だが僕は、君の無実を信じ続けよう
生まれ変わる未来があるとするならば
僕は君を探し、また友になろう
だからその時まで
希望ある未来が来るまで
祝福はお預けとさせてほしい
………ごめんよ』
『塔』の死を祝福と思うのは
希望の喪失を祝うなど、とても出来そうになくて
これが彼への敬意と、僕なりの精一杯の妥協
『塔』の処刑執行
最早それを止める事は心持ちの面で叶わず
これは罪に向き合わなかった僕への
罰
なのだと
『塔』の最期は見届けるべく、その場には立ち会った
|
[ 神の姿が既に消えた後 通信機を取り出し、端末を操作する。]
……こんばんは。 突然、驚かせてごめんね。
少し話……いいかな? とりあえず花畑辺りで……どうだろう。
[ 送信先はタナトス。 この端末に連絡を入れるのは、洋館に来て初めてのことだ。
既に寝ているか、無視されたとしても仕方が無い、と 特に連続で送ることはせずに。 花畑のベンチでぼうっと座り、待つことにした。*] (240) 2022/12/19(Mon) 1:41:20 |
『生きて共にいてくれたら
それだけで、僕は良かったのに』
呟き漏れた僕の唯一の願いは
きっと、誰にも聞かれる事もない
彼を救ってはくれなかった箱庭の世界と、その神
そして、この結末を変えられなかった己自身
『塔』の命が絶たれると同時に
僕はただ、それらに失望し
希望なき崩壊していく箱庭なぞに執着もなく
希望ある次なる未来や世界の可能性
次があるなら、その時こそ友を救う意地同然の意志
それらを胸に抱き
その後の記憶は────欠片も、ない*
| (a58) 2022/12/19(Mon) 1:48:43 |
| (a61) 2022/12/19(Mon) 2:02:06 |
[ 『恋人』は『魔術師』が気に入りませんでした。
わたしたちの外に未完成な世界があるなら、
それはそれで構いません。
けれど「わたしたち」の完璧を否定するように見る。
そんな智慧者の目が嫌いでした。 ]
[ それは小さな切欠。
嫌いでも、「わたしたち」さえ完璧であればそれでいい。
あの日箱庭さえ崩れ始めなければ、
きっと“それだけ”の取るに足りない存在でした。 ]
| ── 回想:火種 ── [ 未だ少年だった男が洋館に来て、 それほど経過していない頃。 環境の変化にもどかしさと不満、苛立ちを覚え ヴェルトも手を焼いていた頃のこと。 機嫌が良い時は特に問題ないものの 逆の時は、一目見れば分かる程に荒れていた。 ある時、野菜を育てている温室の近くを通りかかった時 >>38 突然呼び止められ、振り向くと 目に見えて避けていた あの男 の姿 >>1:363 ──── そして、彼に何故か、突然怒られた >>41。] は???? [ 通り掛かっただけで、未だ何の理解も出来ずにいたが タナトスの視線の方向を見れば、 温室内の荒れ果てた様子が確認できた。] (307) 2022/12/19(Mon) 11:17:22 |
| ……あの。僕今ここ通り掛かったばかりなんだけど。 もしかして犯人扱い? [ 「命を何だって思ってるんだよ」 『死神』の責め立てる言葉。 潰れたトマトが、まるで 血 のように見えて ──ずきん、と心が痛んだような気がした。 此処に来て、彼と言い合うのは初めてのはずなのに。 何だか、過去に似たようなことがあった気が、して] (308) 2022/12/19(Mon) 11:17:57 |
| 来たばかりの新人に事情も何も聞かず、 一方的に犯人を押し付けるなんて ……そんな人なんだね、君は。 ……っ、……ざけんなよ! この野郎! [ 怒りが瞬時にマグマの如く込み上げ、酷い形相で睨みつけ 胸倉を掴もうとした瞬間、菜園荒らし犯の報告を受けた ヴェルトが訪れ、事なきを得た。 しかし啀み合いの状況を重く見た彼により、 そのまま少年を引き離し、客室に連行することで、 一旦場は治まったが、去り際にも、少年はタナトスに 酷い言葉を投げ続けていた。 当時、既に館に居た者ならば 知らぬ者はほぼ居ない有名な出来事であり 過去の因果の噂も、暫く立ち続けていた。] (309) 2022/12/19(Mon) 11:18:24 |
| [ その後、少年も確かに言い過ぎたと反省した。
それでも、顔を合わせ辛いのは継続したまま すれ違っても、顔も併せず何も言わず ただ、時だけが過ぎていった。] (310) 2022/12/19(Mon) 11:19:26 |
| [ 事件後、少年は改めて経典の『教皇』欄を紐解いた。 自覚が芽生えた頃から、幾度と読んだ 心臓に黄金の痣を持つ者──証持ちの『前世』の内容。 “慈愛の聖者”と呼ばれた者でありながら 『死神』を殺し、最期は全ての破滅を願った者。 何故か途中、一部が紛失しており >>0:114 その空白の間に、真実が書かれていると推測されるが しかし、その真実に辿り着くことは出来ないまま 想像するしか出来ずにいた。**] (311) 2022/12/19(Mon) 11:21:37 |
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