人狼物語 三日月国


221 Pledge ~sugar days~

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【人】 田臥 志麻

[自身に合わせてくれた威優のサポートもあり、
 ページの進み具合は順調といえば順調だ。
 複数ページについていたメモ付きの付箋も今は
 随分と減って、ノートの厚みも薄くなってきている。

 彼が手書きで書いてくれた付箋は、
 もう見ずとも答えられるが、捨てられないまま
 纏めてエシレのクッキー缶に詰め込んでいた。]


  ……順調といえば順調。
  暗記ものは概ね覚えられたと思うし、
  引っ掛けに躓くほうでもないから。

  ……お、サンキュ。


[暗記する方法はひたすら書いて覚える方が性に合っている。
 その話をすれば、数回読めば覚えると言った威優には、
 出会った時のように、わぁ……♡と、感嘆を零してしまった。
 このときばかりは地頭の良さに少しばかり嫉妬する。]
(6) 2023/08/28(Mon) 22:35:01

【人】 田臥 志麻

[濃茶色から甘い香りがする。蜂蜜だろうか。
 一口、口に含めばふわりとアルコールが広がって。]


  ……あ、これお酒だ?
  うまい。


[蜂蜜の甘さにほっとして表情が緩む。
 両手でグラスを包み込みながら、
 ストレッチ代わりに頸をぐるぐると回しつつ。]
(7) 2023/08/28(Mon) 22:35:13

【人】 田臥 志麻

 
  ほんと、焦ると計算する時にミスりそうでさ。
  どうせ仕事じゃパソコン使うんだし、
  試験でも計算機使わせて欲しい〜……。


[不安、というよりも半ば愚痴めいてしまう。
 ちなみに英語も、法律も。
 仕事で必要な箇所に集中的に絞って覚えた。
 地理だけは好奇心が勝って得意分野となったが。

 いずれ秘書室に就くのであれば、
 英語は必須になるだろう。
 今の会社でも使わないわけではなかったが、
 スキルレベル的には格段に上がっていくだろう。*]
(8) 2023/08/28(Mon) 22:36:29
[汚してしまったビニルを取り外して、
 歪みのない威優を映し出す液晶を改めて見る。

 滅多に聞けない威優の上擦った声に
 酷く興奮を煽られたから、
 今度ベッドの上でもう一度聞きたいとねだってみようか。]


  ……ははっ、オレも。


[苦笑する威優につられて笑い。
 もう一度ベッドサイドに寄ってガーゼを取り、
 顔にまで飛び散った飛沫を拭った。]

 
  
  威優とほんとにシてるみたいだった。 
  キス顔より、今のやつ録画したら良かったのに。



[綺麗に映るようになった向こう側に、
 片目を伏せてみせて、そんな冗談を口にする。]

[切なさが滲んだ声に、威優の声が重なった。
 役職以前に彼の性格上からも、出来そうにないのに。

 そんな言葉を口にしてしまうほど、彼も。
 会いたいと思ってくれていることに、
 今度は胸がきゅうと絞られるような感覚を覚え。]


  ……二人でサボっちゃう?


[だめ、とは言えずにサボタージュに誘うくらい。
 会いたい気持ちはより募ってしまったから、
 やっぱり遠距離恋愛になんて、向いてない。

 だから、珍しい彼のおねだりにグッと来た。]

[入社して以来有休は余り使えていない。
 今の会社を退職する直前に、纏めて使おうと思っていた。

 ならば、一日、二日くらい。
 許されるだろうか。

 瞬時にカレンダーを脳内に浮かべて、
 週末までの日数を数える。]


  ……、……行く。
  仕事が終わったら新幹線で。

  だから、……明日抱いて。


[もう、週末まで待てる気がしない。*]

【人】 大守 威優

[試験勉強が佳境な時期に浴衣を封印したのは
良い判断だった。

寝間着用として作られた浴衣は襟元が乱れやすく、
女性用と異なり伊達締めをしないので
開いた胸元から艶めかしい陥没乳首が覗いた日には
それを掘り起こしたくて仕方がなくなってしまう。

とはいえ今身に着けている部屋着も
小動物に見えてオオカミとしては捕食したくなるのだが。]


 良かった良かった。
 暗記は入社後にも忘れて貰っては困る用語ばかりだから
 試験に出るのは一部でも今全部覚えて損はないよ。


[志麻はアドバイスを素直に聞き入れてくれる。
勿論、採用側でより情報を持っているからというのもあるが、
志麻にしてみたら己の勉強方法は鼻につくだろうに、
そこで「威優にはわからない」と突っぱねずに
やり方は自分なりでありながら此方の言葉に耳を傾けてくれた。

その柔軟性はどの部署に採用されても活かされるだろう。

特に今後は社内においてΩはハンデとはならないのだから。]
(9) 2023/08/28(Mon) 23:21:19

【人】 大守 威優



 そう、勉強のお供だから甘い飲み物の方が
 良いかと思って。
 かといってココアやホットミルクだと
 カロリーも気になるし、眠気を誘いそうだから。


[身体に良い漢方薬やハーブが配合されていて、
純粋な蜂蜜酒に比べ若干の癖があるが、
それを砂糖入りの甘いストレートティーが
緩和してくれている。

リラックス効果が得られると良いのだけれど。]
(10) 2023/08/28(Mon) 23:21:33

【人】 大守 威優



 まあ電子機器の突然の故障にも慌てずにって
 ことなんだろうけどね。
 客先で電卓とスマホ両方が壊れるなんて
 中々ないだろうし、試験内容の見直しは提案してみよう。


[逆に此方が貴重な意見を得たりすることもある。
計算は暗算で大体出来てしまって計算機アプリは
立ち上げることがほぼないので
完全なる視点漏れに反省した。]


 順調なら今晩の「威優先生」の出番はなさそうかな?


[グラスを持って横に座り、肘をついた。
横顔を見ているだけの簡単なお仕事――
にはならない。
愛しい彼は己を叱るのが上手だから。**]
(11) 2023/08/28(Mon) 23:21:52

【人】 田臥 志麻

[威優の地頭の良さは出会ったときから感じていたが
 生活を共にするようになり、家庭教師を任せた頃から
 より強く感じるようになった。

 勉強法が違うのはもちろん、要点の纏め方や
 教え方も相手に分かりやすく手法を変えている。
 地頭だけでなく性格由来のものも多分にあるだろうけれど。

 彼の好感が持てるところは能力をひけらかさらない点だ。
 ここまでくれば妬むどころか尊敬を覚えてしまう。

 まだ直接上司と部下の立場になったわけではないが、 
 威優なら間違いなく上司として、夫として、誇れるだろう。]


  そっか。
  最初は見慣れない単語ばっかりだったけど、
  新しいこと覚えるのって結構好きだから
  調子が上がってくれば勉強も楽しいよ。


[肩肘張らず、強がらなくてもいい。
 そんな環境下の中で集中できるのは有り難い。

 それは他でもない威優が与えてくれたものの一つだ。]
(12) 2023/08/29(Tue) 1:07:55

【人】 田臥 志麻

[こうして手渡してくれるさりげない労いも
 心が温まる心地で表情が緩む。]


  ホットミルクはたまになら嬉しいんだけど、
  実はちょっと甘過ぎて苦手。
 
  ああ、でもミルクにも蜂蜜入れるな。
  どうしても甘いものが欲しいときとか。

  これはちょっと苦味もあって好きだな。
  ……嬉しい。


[いつから用意してくれていたのだろう。
 大げさでもない、優しい励ましが心地良い。
 こくん、ともう一口飲めば、
 紅茶の奥に蜂蜜独特の癖が広がった。]
(13) 2023/08/29(Tue) 1:08:12

【人】 田臥 志麻

[電子機器は脆い。故障すれば自力で解決する他ない。
 威優の言い分も最もだけれど、小さく唸った。]


  そりゃそうなんだけどさー……。


[と、項垂れつつも続いた言葉には
 ぱっと表情を明るくしてマジ!?と声を弾ませた。
 とはいえ来週末に迫った試験に間に合うかは別の話。]


  んー?教えること?


[冷えたグラスを頬に添えて涼みながら、
 軽い調子で答えつつ、隣の威優を見遣った。

 「先生」の響きに、ふと悪戯めいた案が浮かぶ。]
(14) 2023/08/29(Tue) 1:10:21

【人】 田臥 志麻

[威優と話し始めた頃にワイヤレスイヤホンは
 外して、脇に寄せていた。
 今はスマホから細やかな音量の洋楽が流れている。

 試験箇所のお浚いはとうに二順している。
 追い込みと言っても切羽詰まった程じゃない。

 だったら、今必要なのは──、]


  ……じゃあ、
  
『格好いい専務を骨抜きにする方法』

  教えてくれる?

  威優せーんせ



[隣の"教師"に視線を合わせて、にやりと笑う。
 グラスを頬に当てたままあざとく小首を傾ければ、
 ガラスの中の氷がカランと、揺れた。**]
(15) 2023/08/29(Tue) 1:12:14
[情けなく上擦った声が出せたのは、
弱っている己の顔でも見たいと志麻が受け入れてくれたおかげ。

別の機会にベッドで聞かせられるかは、
余裕がどれだけ残った状態でセックスに至るかによるかもしれない。

余裕を剥ぐのが上手な番のことだから
きっと己が思うよりも早くその機会は訪れるだろう。]


 よく考えたら、俺はともかく志麻は
 後の処理を考えたらゴムの方が良かったかも
 しれないな。


[己は性器の形状的に市販のコンドームの装着が
困難なのだが、志麻はもし持っていれば、そちらを被せて
した方が飛沫を抑えられて後が楽かもしれない。

己とする時にはむしろべとべとにさせたいから
使う機会は限られているが。]



 感じてる顔を撮っても良いって?
 じゃあ今度「ハメ撮り」ってやつをしてみようか。


[出張が決まった時に、自宅にカメラを設置して
志麻の様子を観察したいと思わないでもなかったが、
盗撮は志麻を愛しているからというよりも
自己満足の為の行為に思えて止めておいた経緯がある。

本人が了承しているならいくらでも映像に残したい。
一人で感じている姿だけではなく、
己と繋がって善がる蕩けた顔を。]

[射精後の所謂賢者タイムも相俟って、
胸に穴が開いたような寂しさが募る。

何もかもを投げ出して傍に行きたいのに
何もかも失えば志麻との末永い未来がないと
理性がブレーキをかける。

弱った己に志麻の甘い誘惑。

窘めない彼も同じ寂しさを胸に抱えているのだろう。]


 ……明日?


[週末までには時間がある。
思わず脳内でカレンダーを展開した。

本当に有休を使う心算なのか。]



 滞在に必要なものは全部此方で手配する。
 だから荷造りしなくても良いよ、
 そのままおいで。

 明日が明後日になっても離さないから。


[明日、仕事が終わったら、というのが
志麻の仕事に対する責任感を感じる。
新幹線の時間を勤務時間中に早めたところで
此方の仕事が終わっていなければ逢えないという
冷静な判断も好ましい。]

[そうと決まれば明日の為に体調を整えなければ。
逢えると思ったら途端に身体に力が漲ってくるが
肝心の時に勃たないなんて困るから。


おやすみ、を告げる声は
もしもし、よりも明るく響いた。**]

【人】 大守 威優

[試験勉強の時間は、一緒に仕事をする予習にもなった。

初めは志麻を前にして己が理性を保てるか、
本当に勉強になるのか不安な面もあったが、
役割を演じるのは幼い頃から慣れているから
勉強中、中断していかがわしいことに及ぶことはなかった。

飲み物を用意することも覚えた。
大体はコーヒーメーカーからマグカップに移すだけの
子どものお手伝いレベルだったが。

もう少し何か出来ないかと部下に相談したところ
紹介されたのが簡単カクテルだったのだ。

紅茶にブランデーを入れたり
コーヒーにコアントローを入れるのも考えたが

せっかくなら志麻があまり知らなさそうな組み合わせを
試してみたくて。]
(16) 2023/08/29(Tue) 11:11:55

【人】 大守 威優



 この酒はミルク割も推奨してるみたいだから
 残りで試してみようか。


[ホットミルクにしないのは正解だったらしい。
苦手なものを出して志麻に気を遣わせるのは忍びない。

まだまだ知らない好みがある。
二人でいると貴重な時間を惜しむように抱き合ってしまうことも
多いが、会話で互いを知ることも疎かにはしたくない。]
(17) 2023/08/29(Tue) 11:12:16

【人】 大守 威優

[試験はもう来週末。
今の段階で「わからない」部分があれば焦るが、
どうやらその心配はなさそうで、
家庭教師役も終わりかなと思って横に座れば、

「教え子」がワルイ顔をして此方を見た。

スマホから流れる洋楽がまたドラマのワンシーンのようだ。]


 それは君の方が詳しいだろう?

 俺の身体も心も、どう攻めれば俺が夢中になるか
 俺よりもよく知ってる癖に。


[己のグラスは置いて、彼のグラスを取り上げる。
頬についた水滴を手の甲で撫でながら、
反対の手でグラスの中身に口をつけた。]
(18) 2023/08/29(Tue) 11:12:38

【人】 大守 威優



 間接キス。


[雰囲気の割に随分幼いことを言う。
情緒の成長が遅かった己のこうした子どもっぽさも
志麻にはお見通しだろう。**]
(19) 2023/08/29(Tue) 11:12:52
[余裕に溢れた意地悪な顔で焦らされるのも、
 余裕がなくなった時に滲み出る声も、
 どれもが愛おしい。

 自分ばかりが夢中になっているのではないと
 思えるくらいに威優の気を引けているのだと分かれば
 破顔してしまうのも仕方がないだろう?]


  ゴムは……、
  威優のサイズのしか置いてない、から。


[自身用のコンドームは使う機会はないと思っていた。
 これからは避妊具として使うのではなく、
 栓をする役割として必要かもしれない。

 あれほどセーフティセックスを心がけていたのに、
 威優がコンドームを使うときですら、
 直接中に感じたくて使わないで欲しいと
 ねだるようになったのも志麻の一つの変化だ。]

[威優になら汚されても良い。
 汗と汁気でべとべとになって、
 零された白濁を舐め取りたいぐらいに。

 だけど「ハメ撮り」にはぎょっとしてたじろいだ。]


  バッ……冗談のつもりで言ったんだよ!



  ……でも、また出張があるなら、
考えなくも、
ない、けど。



[警備用のカメラですら意識してしまっていたのに、
 セックスしながら威優にレンズを向けられたら
 どうなってしまうか分からない。
 かと、言ってまた一人が続けば
 長い間彼を感じられないのも苦しい。

 羞恥と欲望を天秤にかける。
 それも、また威優の押しにかかれば
 なし崩しになってしまうのは時間の問題だ。]

[予定していたよりも早く、威優に会いたい気持ちが募る。
 画面越しに感じた熱をやはり直接感じたいから。
 明日といえば、少し間が空いて返事が戻る。

 さすがに性急過ぎたかと悔やみそうになったが、
 次に続いた言葉に心が凪いだ。

 明日抱いて、のアンサーに明後日まで離さないと
 言葉を選ぶ彼と想いを交わす。
 三角座りをして爪先同士を擦り合わせ、
 腕を伸ばした先のスマホに微笑んで。]


  …………うん。


[たった一言の相槌が意味を持つ。]

[明るく響いたおやすみにおやすみを重ねた後。
 自撮りにしたままのカメラに向かって、
 予告通りに目を閉じて、キス顔を撮る。

 瞼の裏に思い浮かべるのは出迎えてくれる威優。

 ああもう既に、──明日が待ち遠しい。**]

【人】 田臥 志麻

[試験勉強中のコーヒーの差し入れは、
 どちらが決めたわけでもないのに威優の役割となった。

 その時間を目安に休憩を入れる。
 一度のめり込んでしまえば集中は切れることはなく、
 威優が隣りにいても目の前の問題集に
 意識が向いて、浮ついた気分にはならずに済んでいた。

 もしコアントローを出されていたなら、
 喜んで口にしただろう。
 コーヒーとオレンジは相性がいいから。

 スナック菓子などは最近は食べない。
 代わりに、勉強の合間の糖分補給のために
 チョコレート掛けのオレンジピールや、
 ドライフルーツを常備していることを
 キッチンにも立ち始めた威優なら知っているだろう。]
(20) 2023/08/29(Tue) 17:48:06

【人】 田臥 志麻

[試験までの家庭教師役が終わっても、
 日常会話が通じるぐらいまでの英会話は引き続き
 教わるつもりでいる。
 そのことはまだ本人には確認していない。]


  ん、じゃあその時は威優の分も一緒に。


[美味しいと感じたものを二人で分け合うのも、
 二人で暮らし始めて当然のようになってきた。
 
 蜂蜜の香りがするお酒のように、
 威優との会話は酩酊感があって癖になる。]
(21) 2023/08/29(Tue) 17:48:22

【人】 田臥 志麻

[世界で30億再生も流された結婚式の定番のラブソングが、
 70歳になっても君を愛していると歌っている。

 「先生」よりも詳しいと指摘された生徒は、
 反応に笑いながら、少しだけ口を尖らせた。]


  だーめ、威優は今「先生」なんだから、
  オレにちゃんと教えてくれないと。


[取り上げられたグラスを視線が追いかける。
 間接的なキスでときめいているのが可愛らしい。
 ふふ、と思わず声に出して笑い。

 添えられた手の甲に甘えるように頬を寄せる。]
(22) 2023/08/29(Tue) 17:48:42
 




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