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【人】 人造生物 ユスターシュ[その頼みは聞けないね>>81 そう言われて掌中の石を胸の中へと戻されればいけないとわかっていても、しゅん、とわかりやすく俯いてしまう。 それはある意味彼の在り方をわかっていないからというのもあるが。 だが、続く言葉には顔を上げて。>>81>>83 そうしてまじまじと彼の顔を見つめることだろう] …いいんですか? [死ぬというのは、消えることだと思っていた。 主様と同じところに行きたいと願っていた。 でも、心の何処かでこうも思っていた。 『失敗作』の僕に健やかな、全うな魂があるわけがないと>>0:-118 主様の許へ行きたいと願う気持ちは本物なのに、 その願いが叶う光景がどうしても思い浮ばなかった。 いつか消えゆく命と心であるならば。 だったらいっそ、どれほど短くとも人に寄り添って、素敵なもの、温かなものを心に焼きつけて。 そうして悔いなく生きて、尊い思い出を抱えたまま消えることができたらどんなに幸せだろうと、ずっと、思っていた。] (101) 2022/12/01(Thu) 21:53:50 |
【人】 人造生物 ユスターシュ……僕は、 [ずっと、人間になりたかった。 誰かの傍にいたかった。 陽のあたる温かな世界をみてみたかった。 たとえ自分がどんな願いから生まれたものだとしても、 それでも、自分が存在するこの世界はとても美しいものだと、 そう信じたかった。 そんな願いを叶えてくれた、 この街の人たちに――自分も、何かを返したい。 彼の言葉は>>83 この街にやってきて新しく生まれた願いも、 それまでの願いも肯定してくれるものだった。] (102) 2022/12/01(Thu) 21:55:50 |
【人】 人造生物 ユスターシュ[胸の奥に戻された赤い石と、瞼の奥が熱い。 じわじわと視界が、双眸から零れる温かい水に歪んでいく。 いつか主様の仇を討つことができなくて零したときの水に似たそれは、だけどあのときよりもずっと温かくて、胸の内が切なくなる。] ―――…はい。 [くい、と袖で目元と頬を拭ってから踵を返して歩く彼の後を追いかけた。 これからのことは、まだ自分にもわからない。 だけど、彼らがくれたこの温かな気持ちに報いることができるのなら。僕は彼の言葉に応じよう]* (103) 2022/12/01(Thu) 21:59:58 |
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