人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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【人】 悪食 キエ

>>96 チャンドラ

「勿論だとも。
 ……其れに答えは決して変わらぬもの、という訳でもない。
 時と場所、そして立場によって変わるだろう。
 たったひとつの冴えたやりかたなど存在しないからねェ」

正義とは幾つも存在し、また真相は幾つも隠れ潜んでいるとキエは考える。
どんな答えであろうと、キエは頷きをひとつ返し満足するだろう。

「どんな答えでも──……自身で考え、思い、見つけ、選ぶ。
 此れ自体が、僕が人に望む事だからね」

停滞は何も産まない。希望どころか絶望さえも産み出さない。
だから。
キエは、進む事を促す。
何方へ向かおうと、其の歩みが誰かの心を良くも悪くも動かすのだ。
(97) 2021/10/27(Wed) 22:02:54

【人】 悪食 キエ

>>98 チャンドラ

「……そうか。
 共に立つ事で見える景色もあるだろう。
 隣にいなければ聞こえない音もあるだろう」

キエは満足そうに頷いた。遮蔽物の無い月明かりが瞳へ刺さっても、キエの視線はしかと貴方を捉えている。

「自分の本当の気持ちさえ、人は案外気付かないものだ。
 其れに気付き言葉にできた君は、今確かに成長したのさ。

 どうか今抱く想いを忘れずに。
 選ぶ事のできる君は、誰かの標に成れる」

キエ悪魔は其れが地獄への道である事を望んでいるけれど。
現を変える事ができるのは、生きて夢を見る貴方達だけであるから。
どんな歴史が編まれようと、夢の浮橋からは何の手出しもできない。


「いつか答えが変わる日が来るかもしれない。
 もし上手く言葉にできず悩んだら、眠る前に僕を思い出すといい。
 ……きっと会いに行くよ」
(101) 2021/10/27(Wed) 23:26:51

【人】 悪食 キエ

>>102 チャンドラ

人にとって必要なものはキエにとって不要だ。キエは孤独を識っていても理解は示さないし、感じる事もない。
其れが“キエ”だ。

「嗚呼、また一緒に宙を飛ぼう」

実際にキエが誰かに別れを告げた様子は、誰も見た事が無いだろう。
人が眠り夢を見る限り在り続け、人へ会いに行き、夢を通じて現を覗く事ができるからだ。
……尤も、気分次第ではあるけれど。

そうして、貴方を見送った後。
星屑の轍を眺めながら、孤高の空を漂った。
(124) 2021/10/28(Thu) 12:20:14
リーパーは、館の協力者の役目を終えた。
誰かを襲う画策をすることもない。
館の魔力によるこの声も、もう届くことはない。

それにリーパーはべつに、キエのことを
特別だともなんとも思っちゃいない。
これは、刹那の繋がりだ。

だから、別れを告げなければ。 ⇒

「ようキエ! まだこれ、聞こえてるか?
 いやあ、オマエには世話になったな。
 オマエが居なければ、あんな謎は作れなかった」


「それに何より、オマエには恩が有る。
 あの時は、オレが”下”だったんだ。

 オレは副人格だった。
 棄てられて、なかったことにされて。
 認識すらされなくて」

「……だからひとときでも
 あいつの躰を奪ってやれたのはスカっとしたぜ! 
 それに、あのお陰で今みたいに対等になったんだし。

 
何より、ゲイザーのあの顔! あの悲鳴!

 
ギャハハハハ!!!

「でもオマエやっぱムカつくわ」


「いつだって人を食ったようなツラしてさ。
 オレは誰のいいなりにだってなりたくない!」

「そういやオマエ、最初は探偵だって名乗ってたよな。笑える!」

「……じゃあ、待宵館殺人事件はこれでおしまい。
 オチは探偵と犯人の結託による完全犯罪だ。
 陳腐で、趣味の悪い、最高のミステリー!」

 
「でも、それは今回だけのこと」

「次回は敵になるな?」

 

「捕まえてみろよ、インチキ探偵!」

さよならなんて素直な言葉、言ってやらない。
リーパーはリーパーらしく。
最後に行ってやるのは捨て台詞。

もう殺人なんてする気はないのだけれど。
統べる者に歯向かうのが愚かな殺人鬼の最後の矜持だ。

……さて、気に入ってくれただろうか、あなたは。
さあ、ご感想は?

キエは人を夢で判断する。どんな夢が実るか、実りそうな場所か。その尺度しか持っていない。
……矢張りキエも、リーパーの事を何ら特別視していない。尤も其れは貴方に限った事ではなく、人間全てに対してだが。

「君達の刻も動き出した様で何よりさ。其れを僕のお陰だと気付けたのも有難いねェ。
 此れで君達を食えていれば、文句無しのハッピーエンドだったんだけどなァ?」

乾いた笑みがありありと思い浮かぶ様な声色が届く。
キエの言葉が真意である事は、刹那といえど共犯者と成った貴方なら判る筈だ。

「しかし、だが────次回は敵にも味方にもなってやらないさ。僕ァ舞台をスポットライトの上から見下ろすのが好きなんでね。
 もし君が再び舞台に立つ事があれば、僕は何処まででも照らし続けてあげよう」

さよならなんて人間じみた言葉は、考えもしていない。
死が夢を別つまで、キエは人の中に在り続ける。
人が夢に向かって歩き続ける限り、“キエ”で在り続ける事ができる。

 
「其の時は、きっと
また


「陳腐で、趣味の悪い、最高のミステリー悪夢を見せておくれよ」

 

 

そこには 誰もいません。
 

 

そこには 誰もいません。
 

 

そこには 誰もいません。
 

 

 

 

 

そこには 誰もいません?
 

 

テラは そこにいます。
 

 

「 
これは夢、夢、夢
 」
 

 

「 
そう思っていることに、変わりはないんだよな
 」
 

 

 
テラは今此処に存在しているつもりでも、

 
それは“つもり”なだけで、テラの実在は不確定だった。

 
不透明な君達は、疑いようもなく当然存在しているもので 

 
影響を及ぼそうと思えば及ぼせるけど、

 
及ぼそうと思わなかったら及ぼせない。

 

 

「 
テラは本当に存在しているの?、なんて思うのはおかしくないだろ?
 」
 

 

 
こんなに、テラにとって都合の良い、夢みたいなことなんて

 
何かの奇跡だとかそういったものの類で。

 
今のこの 見てもらえた聞いてもらえたっていうのが

 
夜が明けた後もずっと続くだなんて保障はなくって。

 

 

 
この待宵館に、月がこうしてのぼるから。

 
それは、テラなんかよりもずっと強大な力を持っているものだから。

 
だからテラも、夢じゃないけど夢を見られていたのさ 

 
そう思った方が、望む通りにいかなった時の落胆は少なくて済むだろう?

 

 

「 
でもなぁ 夢にしたくないね、テラは
 」
 

 

「 
だから 夢じゃないよ
 」
 

 

「 
テラはそう言うから、テラにとってはそれが事実さ
 」
 

 

テラは ここにいます。