人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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  『神様』に向かって、暇でしょなんて、
   なんてことを言うんだ『力』……

   って、ちょっと待って、
   僕?僕なの???
   僕が『神様』に教えるの??

   あ、こら、逃げるなって、
   あ〜〜〜〜もう。

   ……すみません、『神様』、
   『力』に逃げられましたので……

   お付き合い願えますか?

 
   ねぇ、『運命の輪』。
   頼むから、あんまり危険なことはしないで。

   予定通りにいかない、
   運頼りのことがこの世にたくさんあるからこそ、
   それを司る君が居るんでしょう?

   ……心配なんだ、君のことが。
   
   せめて、何かあったら
   僕のことを呼ぶんだよ……

   手遅れになる前に。
 

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 食堂/シトラとの ──



[ やってしまった、と思った。
 あまりに明け透けな指摘は、 
 彼女の無自覚の部分を刺激してしまったようで。

 言葉の断片をぽろりぽろり零していくのを、
 内心はらはらと見守るしか出来なくて。 
 横槍を入れても余計に混乱させてしまうだろうから、
 彼女が心を落ち着けるのを静かに待った。 

 頼りなげに紡がれていく言葉に、
 時折静かに相槌を打ちながら聞き届けて。

 やがて我に返ったように
 ホットチョコレートを注がれれば、
 ありがとう とそれを受け取り、静かに傾ける。
 胃の腑にあたたかいものが落ちるのを感じ、一息。 ]


  ……なるほど、よくわかったよ。
  貴女の思うことも聞かせてくれてありがとう。

     じゃあ、私の意見を言わせてもらうね。

 
(320) 2022/12/25(Sun) 0:44:05

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 甘やかな香りと湯気が立ち昇るカップを掌で包んで、
 ふう、とまた一息落としてから。唇を湿す。
 
 ── 嫌だとか寂しいだとかの気持ちを、
 彼女は 「違う」 と否定しようとした。
 自分の心に蓋をして見せないようにして、
 それをそうすべきことだと認識している、ように思った。

 彼女の優しさなのか、
 過去に起因するものなのかまではわからないけれど、
 そのいっそ頑なな意思からふと解れた疑問に>>272  ]
 
(321) 2022/12/25(Sun) 0:44:17

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  あのね。
  思うことは、決しておかしなことじゃないよ。
  だって貴女は綺麗なだけのお人形じゃない、
  心を持った人間の女の子でしょう?

  それなら、
  どんな気持ちを持ったとしても貴女だけのもので、
  誰が否定していいものじゃない。
  それがたとえ大事なアリアであってもね。

 
[ とはいえ、アリアは彼女が自分を押し殺して、
 都合がよくて耳障りがいいだけの心でいて欲しいなんて
 望まないと思うけど、と続けて ] 
 
(322) 2022/12/25(Sun) 0:44:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  それにね、こんな自分を知られたくない
  なんて黙ってて、それでどうなるの?
  何も言わないままで、我慢していい子でいて、
  アリアにいつか本当に“他の誰か”が現れても
  後悔しないって言える?

  ……自分より他に、なんて考え方は辛いだけだよ。
  どれだけ力不足でも自信がなくても、
  自分こそが誰より幸せに出来るんだって思わなきゃ。

  シトラの謙虚さは美徳だと思うけれど、
  もっと自分も幸せになれるように生きないと、
  貴女と貴女を大事に思う人が可哀想だよ。

   
[ 私からすれば互いを一番に想い合う仲だと思うけれど、
 というのは胸裡に留めて。
 彼女の心を溶くのはアリアからの言葉だけだろうから。 ]
 
(323) 2022/12/25(Sun) 0:44:43

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  私が魅力的かは大いに首を傾げるけれど……
  やきもちなんてしょっちゅう焼いてるよ?

  …………私ね、あの子が誰かと
  楽しそうにしてるのを見ると嬉しいんだ。
  捨てられないもの、大事なものを沢山持って、
  世界を好きになって欲しいって思ってるから。

  でもそれはそれとして、少しでも長く一緒にいたいし、
  何でも一番に分かち合いたいし、
  もっと自分のことを見て欲しいって……思う……ので、
  それが好きってことで、仕方がない んじゃないかな?


[ ああ、恥ずかしい。余計なことまで口走った。
 コップの湯気で熱くなる頬を誤魔化せないか…無理か ]
 
(324) 2022/12/25(Sun) 0:44:56

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  だからね、シトラが自分の心に素直になって、
  それで私のことが許せなくなってもいいと思うよ。
  それを否定する権利はないし、甘んじて受け入れる。
  謝罪でどうにかなるものじゃないのもわかってる。

  だから…………
  私は、シトラの気持ちが聞いてみたいな。
  勿論、アリアに伝えたその後でね?

 
(325) 2022/12/25(Sun) 0:45:23

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  ──────……さて、長居し過ぎたかな。
 
  私はそろそろ自室に戻るよ。
  ホットチョコレート美味しかった、ご馳走様。


[ 落ち着く時間、或いは考える時間が必要かなと思う。
 彼女にとって必要な言葉でもそうでなくとも、
 優しい言葉でなかったことだけは確かだから。

 引き留められなければ、まだ少し甘やかな液体が揺れる
 カップと共にそっと辞去しよう。 
* ]
 
(326) 2022/12/25(Sun) 0:45:48

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 洋館廊下/ユグとの ──

 
[ 食堂に辿り着く少し前。>>126
 先客だろうか、その人の姿を廊下で見つける。
 
 それはよく知る姿だけれど、深くは知らない人。

 この洋館での“わたしたち”への反応は様々だ。
 そういうものかと受け入れてくれる人、
 驚きながらも知ろうとする人、
 何となく察して疎遠になる人。
 そもまともに自己紹介が出来ていない人。
 
 彼については、
 複雑な事情を知りながら、どこか遠慮がちに距離を取り、
 それでもこちらを見てくれていた……ように思う。
 理解出来ない怖いものだから遠ざける、ではない、
 そんな不思議な距離感は新鮮で、嫌いではなかった。

 このタイミングで会ったのは何かの縁だろうか?
 このタイミングを逃したらもう話す機会がないのでは?
 
 そう思ったので、少し迷って声をかけることにした。 ]


   貴方もシトラのホットチョコレートを?
   ……少しお疲れみたいだけど、大丈夫?
 
 
(333) 2022/12/25(Sun) 2:45:35

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 洋館廊下/ユグとの ──



  そうなんだね、私はこれから戴こうかと。

  疲れるのは無理もないよ、あんなことがあったんだし。

  …………うん。でも、そうだね。
  温かいものとシトラとの会話のお陰かな?
  顔色はそこまで悪くなさそうでよかった。
  

[ こんな距離でじっと見るのは初めてかも知れない。
 そういえば同い年だった、と誰かの話で聞いたような。
 
 などと取り止めのないことを考えていると、 ]


  ……え? お祝い?
  誕生日はまだなんだけどな……


[ 不意に想定しない質問を受けたので、
 なんだか間の抜けた返しになってしまった。

 質問に至った経緯を語られれば、ああと得心いった顔 ]
 
(345) 2022/12/25(Sun) 4:41:44

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  …………貴方は本当に優しい人なんだね。


[ 思い切って話しかけてみればよかった。
 そうしたら、もう少し“彼”とこの子について、
 もう少し何か出来ていたのかもしれなかったのに。 ]


  そうだね、折を見てここを離れるつもり。
  でもこれからのことは話し合って決めたいから、
  まだどういう風になるか全然わからないんだよね。
  
  ……餞別は、どうかなあ……


[ 多分嫌がると思う。とは言えずに言葉を濁した。
 代わりに、 ]
 
(346) 2022/12/25(Sun) 4:42:11

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  …………そういえば、あなたにも随分と気を遣わせて
  しまってたね。“わたしたち”のこと。


[ こう切り出せば、
 貴方が計らい私が享受した気遣いの距離のことに
 行き当たるだろうか。 ]


  もう、“わたしたち”じゃあないんだ。
  改めまして……私はベルだよ、よろしくね。


[ この事実を知っている人はいても、
 こんな風に自己紹介をするのはそういえば眼前の少年が
 初めてだ。
 少し気恥ずかしく、彼と因縁浅からぬ相手というのも、
 また奇縁とでも言うべきか。

 望まれるなら、“わたしたち”が幼少期に作り出したものと
 気付かず生きてきたこと、神が“わたしたち”を否定して、
 今は只のひとりであると、重くならない程度に伝えようか ]



  “わたしたち”のことを尊重してくれてありがとう。
  あなたの優しい距離感、嫌いじゃなかったよ。 *
(347) 2022/12/25(Sun) 4:43:50


……貴方のこと、もっと沢山呼べばよかったねぇ。

喋れなくなってから、気づくなんて……

  

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 洋館廊下/ユグと挨拶 ──



  優しさに優劣はないと思うし、
  優しさは誰かに傾けるものだから。
  私は確かに貴方の優しさを受け取ったと思うから。
  それでいいんじゃないかな?

  ……なんて、偉そうかな。
 
  でも、あまり無理をしないでね。
  皆を祝福したいという志は尊いものだと思うけれど、
  分け与えるだけじゃなくて、
  ちゃんと自分を大事にしないと駄目だよ?


[ 自分というティーカップに注ぎ、溢れた分を誰かへ。
 他人に与える愛は、自分を満たしてはじめて成り立つ。
 一生懸命なあまり、擦り減らし削り取るくらいに
 頑張ってしまいそうな気がして、少々の老婆心を。 ]
 
(428) 2022/12/25(Sun) 20:27:24

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
  ……ああ、そっか。私に餞別。
  なんでかな、私だけにって考えがなかったよ。
  多分、貴方のことを思うと、
  あの子……ゼロが一緒に思い出されるからかな?


[ 控え目な日常会話の記憶より、彼らの因縁の方が
 この洋館での生活において鮮烈だったから。

 わかった、考えておくね。と礼を言い添える。 ]
 
(429) 2022/12/25(Sun) 20:27:43

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ どう話をしていいかわからなくて、とあの頃の吐露を
 受けると、その子供めいた素直さに目を丸くする。
 なんだろう、歳近い筈のナハトよりも、
 どちらかと言うとクロと接している様な心持ちになる。 ]


  ……ユグは正直だね。
  それについては貴方は悪くないし、
  ちゃんとわかってるよ。大丈夫。
  

[ 不器用にも感じる心遣いを受け取って、微笑んだ。 ]
 
(430) 2022/12/25(Sun) 20:27:59

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 改まったように名前を呼ばれ、
 頭を下げて願いを託してくるユグを暫し見つめ── ]
 

 …………なんだか妬けるなあ。
 貴方、まるであの子のことを大好きみたい。


[ ふふ、と思わず破顔。
 同じ絆持ちでも、『恋人自分』と『魔術師シン』とは大違いだ。

 茶化したつもりはないけれど、笑ったことは謝罪して ]


 …………わかった。任されたよ。


[ 大仰な宣誓は必要ないだろう。
 その代わりに想いを確りと託されよう。
 あの子は嫌がったりなんでって思うかもしれないけれど、
 一人でも多く夜を想ってくれることは私の喜びだから ]
 
(431) 2022/12/25(Sun) 20:28:27

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ そうしてユグが頭を上げる頃、
 先の「見送る」という言葉にふと閃いて、 ]
 

  ユグ、早速で何だけど、餞別を決めたよ。

  よかったら、
   いってらっしゃい
  って、言ってもらっていいかな?
 
  これからどうなるかはまだわからないけれど、
  ここが帰る場所の一つになればいいなって思うんだ。
  夜……じゃなかった、ゼロにとっても、
  多分、わたしにとっても。

  でも、その言葉いってらっしゃいがあれば、
  また帰って来られるかもしれないから。
  …………お願い出来るかな?


[ 先のことはわからないけれど、
 見送ってくれるならば迎えることも託せる気がしたから。
 
 彼の答えが何であれ、
 この時間への感謝を告げてから食堂に向かった。 * ]
 
(432) 2022/12/25(Sun) 20:28:50
 

 
[ 正しき道を示し、その道程を作ることが『教皇』の役目。]

 
 



[『太陽』は動かない。

 空にある限り、地を照らし続ける。
 その場にあり続ける。

 道に迷えば、太陽が影を作り方向を示すように。
 時に迷えば、日が時を刻むように。

 いつも、空から見届け続ける。
 まっすぐに進む、それぞれの道を、
 『太陽』が照らし続けるから。]

 

 
  きっと、
  誰より早く
  誰より正しく
  始まりの兆候を理解していた。

  突然起こった変化は避けようがなく
  けれど悪い事ばかりでも無い。

  破壊は新たな創造に必要なもの。

  一刻の混乱の後に、また新しく始まる。
  ただそれだけのことだった。
 

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 洋館廊下/ユグと最後に ──


 
[ 大切、共に生きたかった仲間、
 という言葉を受け取れば、>>494
 自分のことのように嬉しそうに笑ってみせた。]


  ありがとう。
  貴方が居てくれて本当によかった。


[ 居心地のいい場所にして待っていたい、
 と帰る家で待つ人の存在は初めてだったから
 少し面映い。
 よろしくね、と返して食堂へ向かおうとして── ]
 
(509) 2022/12/25(Sun) 22:58:23

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ いってらっしゃい、
 の予行演習を早速届けてくれたから、>>497 ]


  はい、いってきます。
  
  ……ああ、ひとりだけの餞別が不公平なら、
  次はいってらっしゃいを二人分、お願いするね。


[ それなら嫌でも受け取ってくれるでしょ?
 と悪戯っぽく笑ってみせた。 * ]
 
(510) 2022/12/25(Sun) 22:58:43
 

[ 君を守れなかった過去。

 選択を誤った結果
 君も、私も、全てが消失してしまった。

 だから、もし、次があるなら

 
やり直せるならば────……。
]

 
 

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── またねの挨拶より ──



[ 今日この一日の終わりに、
 その背中を呼び止めることが出来たなら。 ]


  お疲れ様、ナハト。
  
  あのね、疲れてるところ悪いんだけど、
  ちょっと夜更かししない?
  

[ 最初の頃>>0:644に比べて
 一人で上手に焼けるようになったマドレーヌと
 ティーセットを置いたトレイを見せて誘ってみようか。

 話したいことは沢山ある。
 でも、何もない静かな時間も好き。 

 途中で居眠りしてくれてもいいよ?
 そうしたらそっと撫でて子守唄を歌うね。

 なんとかしてこの夜を繋ぎ止めたい、なんて。
 今日は我儘を言ってもいいよね? * ]
  
(539) 2022/12/25(Sun) 23:53:37
 
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜


 神は『力』に大いなる右手をお与えになりました
 一つ拳を振るえば、大地には大きな穴があきました
 あまねく艱難を穿つ贈り物です

 『力』は贈り物を大切にしまうことにしました
 傍らの温もりを慈しむ手のひらへ
 刀を握る拳へと変えました

 愛する『女帝』をあらゆる困難から守るため
 刀を振るう仲間と研鑽にはげみます

 刀は大地に穴をあけることはできません
 開いた拳は、何をも穿つことはできません

 『力』は不自由を愛しみました
 『力』は不完全を愛しみました

 『力』は神から贈られた完璧を愛しみ
 『女帝』との安寧を愛しみ
 『正義』と最期を共にしました

 『力』は とうとう狂うことはありませんでした *


〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
 


『塔』は、僕が深刻な時に笑い出す
こっちは至極真面目だというのに
何がそんなに可笑しいのか、涙が滲むくらい笑う
笑うなよ!と大人気なく拗ねて怒っても
何も反省してなさげの「ごめん」が飛んでくるから
カッとなって掴みかかるのだけど
取っ組み合いなんて慣れてもいないから
よろけても体勢を立て直せないし
よろけられても踏ん張れずに一緒に転げて終わり

なぜ笑うのか、理由を聞いたりはしなかったが
『塔』のそれは少し腹が立ちつつ、それが良かった
器用ではなく、おそらくお堅く見える僕に
そうして遠慮なく振る舞ってくるのが君だけで
だから、僕にとって唯一の親友になった
 


本当はあの時、君の願いを飲まずに
どんな事でも力になるから抵抗してくれと言いたかった
僕の為に生きてくれと言いたかった

だけど、死を受け入れた君に縋って
自分本位で押し付けて
生きて失望されるのも怖くて
君が逝く最期まで、それは言えなかったんだ
 

 




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