人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 XII『吊された男』 ユグ

――小さな天変地異――

それは、多かれ少なかれそうだと思いますが。
自己の中だけで留めておけないなら、ケアは必要です。

[>>188表面上の調和。その言葉は、ユグにちりりと痛みを残した。
 自分の行ってきた不和の解消が功を奏さず、ただ表面をなぞるばかりであることは、それこそユグの悩みのひとつでもあるからだ。
 攻撃的な意思なく発された言葉でも、痛みはある。]
(206) 2022/12/16(Fri) 23:34:41

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……前提?

[>>189呟かれた言葉に、話の方向性が変わった気がして、はたと瞬く。
 >>190曰く、壊すべきだと思ったら壊すと。]

…………

ゼロの言うことは、理解はできます。
僕も、過去をなぞらないようにして維持をする義務がある、とは言いません。
ただ、誰もが何にも脅かされることなく、苦労もなく、穏やかに暮らせる場所が欲しいだけです。諍いがなく、痛みもなく、苦しまない場所が。

それなら、敢えて壊す必要は薄れるのではないですか。
ゼロだけでなく、他の誰も。
そのためには、諍いの種を、魂の不和を、なだらかにしたい。
(207) 2022/12/16(Fri) 23:35:40

【人】 XII『吊された男』 ユグ

壊そうとするのを止めるわけじゃない。
壊したくならないような環境にしたい。
それを過去から学ぶなら、再演ではないと僕は思います。

[理想論でしかない、出来るわけない、と思われるかもしれない。
 それでも行動しなければ何も変わらないと、ユグは思っている。]
(208) 2022/12/16(Fri) 23:36:01

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……話し合いには時間が足りないというのは、同意します。
それでも、時間が足りないと言って答えないのも、問題の先送りです。
結論を出さざるを得ないのなら、いっそ短いほうが迷わないのかもしれません。

[>>191なんとなく、ではあるが。
 神様は僕らを愛するが故に猶予をくれただけであって、本来は有無を言わさずすべてを壊して、僕らを新たな世界へ連れて行くつもりだったのではないかと思う。
 僕のように受け入れるのが当たり前、ではなく。
 反対の意見を聞くつもりがなかったのではないかと。

 ――浮かぶ小さな疑念は、頭の中で振り払う。]
(209) 2022/12/16(Fri) 23:36:53

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……そう、ですね。
もしもそうなら、よかったと思います。

迎えがもっと、早かったなら。

[>>194ユグは、来たる迎えを信じて生きていけたけれど。
 もしも生まれてすぐに神様の迎えがあったなら、きっと両親は苦しむこともなかった。
 自分は、ひとりになることはなかった。
 この世界で生きざるを得なかったことで、苦しんだ仲間は他にも多くいるだろう。
 彼も、彼女も、救われたのでは]

――今更、ですけど。

[ほつりと、零す。
 ああやはりこんな世界はなくなってしまえば、という癇癪じみた思いが、ふつりと肚のうちにある*]
(210) 2022/12/16(Fri) 23:40:40

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――噛み合わないやり取り>>214――

[クリスタベルの件については、表に出たからって騒がれたくないとまで言われれば、あとは飲み込むだけ。
 触れるだけ踏み込むだけの材料を持っていないのも、表面ばかりを繕おうとしているのも、また確かなのだ。]
(224) 2022/12/17(Sat) 0:57:57

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[>>215ゼロが、箱庭の穏やかな暮らしの条件をなぞるように並べるうちは、自分の中に思い浮かべる風景と重ねながら、内心納得していたのだけれど。
 あってたまるか、と一蹴されれば>>216、目を見開いた。]

……どうして、


[掠れた音でそう問えば、何一つ面白みがない>>217、と言われる。]

面白さは、平和に勝るのですか。
穏やかな中で可能な主張では、足りないのですか。
あなたは、世界が疎ましかったのではないのですか。
自分の置かれた環境が嫌だったのでは?
(225) 2022/12/17(Sat) 0:58:21

【人】 XII『吊された男』 ユグ

そこから抜け出せることより、自由と面白さを求めるのですか。

[それは、ついにユグには理解の出来ない範囲に入ってきた。
 主張したいだけの自我が、ユグにはなかった。
 迎えが来るまでの間も、ただ迎えが来るのを待っているだけの時間で。
 神への忠誠と憧れだけで、生きてきたから。]
(226) 2022/12/17(Sat) 0:59:03

【人】 XII『吊された男』 ユグ



[これが個の違いによる、避けられない亀裂だと言うなら――

 神様はどうして僕らをこんなふうに作ったのだろう]

 
(227) 2022/12/17(Sat) 1:01:30

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……あの方に壊したいという意志があるのは、事実でしょうね。

[なし崩しかどうかは知らずとも。
 もともと壊す気だったのだ、というのはそうだろうと思う。]

こんな結論にしか到れなかったことを、悲しく思います。

[>>218それでも、長話をして、彼ひとりをどうにかすれば解決する問題でもないと思うから、話を終わろうと去るのを引き止めはしなかった*]
(228) 2022/12/17(Sat) 1:02:55
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a50) 2022/12/17(Sat) 1:13:07

XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a51) 2022/12/17(Sat) 1:13:40



[とはいえ、『月』から何かを取り上げて、
「お前のものはボクのもの、ボクのものはボクのもの」という、
理不尽な理論を振りかざしたとまでは教典に書かれてないし、
そんなに悪いやつではなかったのでは……?

真相は『箱庭の子』らのみぞ知る。あと神なる存在もか]


 



『 ごめんなさい……ごめんなさい……。
  もしも“次”があるのなら、恨んでくれて構わないから 』


 

  

     やぁ、『力』


その日・・・、『力』の元を訪れた『正義』の手には、

 刀身に曇り一つない・・・・・・剣が、

 抜き身で引っさげられていた。**]

 

XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a76) 2022/12/17(Sat) 18:15:30



[ はこにわのなかでわたしはうまれました。
  しあわせで、やすらかなはこにわのゆりかご。

  わたしがかみさまにもらったものは、
  『 死 』という名前と
  傷を再生できるちからでした。

  かみさまはわたしに、『死』がなにかを
  おしえてくれることはありませんでした。 ]




 わたしはどうすれば
 あなたたちをしあわせにできるとおもいますか?

[ わたしはだれかのとなりにすわります。
  わかりません。
  わたしは『 死 』です。
  いきものがたどりつく おわりの名です。

  みなのように だれかをしあわせに
  できるひは あるのでしょうか。

  ふあんげにみあげました。
  となりにすわったのは『 吊るされた男 』です。

  どうしてあなたのとなりにすわったのか
  なんとなく、といえばそうです。
  けれどあなたのこえを ききたい、
  わたしはそうおもいました。

  あなたはいつも なにかを かんがえて
  すごくすごくかんがえているように
  みえていたから。

  こたえをくれることはあったでしょうか、
  それとも。  ]*


 

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――ゼロと別れるころ――

[誰かに自分の幸せを決められることが気に食わない>>211
 生まれてすぐに迎えが来ていたなら、幸福に暮らせたろう>>194
 それぞれにはそれぞれの思想があって、受け入れるも入れないも、思いは様々らしい。
 前世にも、現世にもだ。

 ――それなら。
 はじめからこの洋館にいた人なら、どうなのだろう。
 箱庭の空間を幸福と思うのか。それとも、世界を守りたいのか。
 浮かぶのは、ひとりの顔。]
(299) 2022/12/17(Sat) 18:40:10

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……シンは、どう思うのでしょうね。

[小さく呟くのと同時、職員がこちらに声をかけてきた。
 慌てた様子の職員>>217は目についていたものの、まだ『世界』かみさまの訪れに東奔西走しているのだと思っていた。
 けれど、伝えられたのはすでにはじまった世界の崩壊の話で。
 天変地異、異常気象>>198。たしかに、気の早いこと>>218。]
(302) 2022/12/17(Sat) 18:40:55

【人】 XII『吊された男』 ユグ

わかりました。ありがとう。

[知ったところで、今すぐに何らかの対処を行えなるわけでもない。
 ひとつ頷いて、人探しのリストに『世界』の姿を加えた。

 ヒナギクほど動転しないさまを、冷たいと思われたろうか?
 果ては、世界を守る気はないのだと。
 積極的な崩壊を選び取りはしないが、その結果を受け入れないとも思わないから、はたから見れば同じこと。

 せめて伝えてくれた職員には身の安全を守るよう言って、見送る。]
(304) 2022/12/17(Sat) 18:41:27

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[――時間がないな。
 焦り。ゼロと別れひとりになって、内心に落ちてきたのは、そんな感情だ。
 問答無用で崩壊させてしまうのであれば、傷つく人が出る。

 ヒナギクも嫌がっていた>>1:402。チェレスタは諦めていると言ったが、守りたい人がいるのは事実>>160
 ゼロも
その理由はともかく
箱庭には行きたくないと言っていたし>>218
 このままでは、不平不満は残るだろう。それらは無くすことは出来ないものだとしても、軽減させることは出来るのではないか。それすら許されないなんて。
 それが一番、ユグにとっては後悔する結果と思われた。
 チェレスタの祈り>>220を無駄にするのは、心苦しい。]
(306) 2022/12/17(Sat) 18:41:49

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[話を聞けていない顔ぶれを探そうと、改めて動き出そうとしたときだ。
 頼れる姿を見た>>297、と思った。
 心強いひとのすがたを見て、ほっと一瞬、胸をなでおろし。]
(308) 2022/12/17(Sat) 18:42:13

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――先生!


[けれどその表情が優れないのを見れば、はっと緊張が走る。
 ご気分が優れないのですか、と口から出る前に、そのひとの身体が傾いだ>>298

 支えに入ろうと駆け寄って、抱きとめる*]
(309) 2022/12/17(Sat) 18:42:39
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a78) 2022/12/17(Sat) 18:48:36

XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a79) 2022/12/17(Sat) 18:50:03

 
[ ――――

 箱庭の『魔術師』は、その名の通り、
 "魔法"を使うものだった。

 杖から火を生まれさせ
 杯から水を溢れさせ
 剣で風を起こし
 硬貨は土へと姿を行き来させた

 箱庭の『魔術師』は生み出すものだった
 自らの考えを元に、その魔法で、
 新たなものを創り出す子だった ]
 

 
[ だからこそ『魔術師』は――『恋人』が気に入らなかった。
 二人でひとりの完璧な存在、完成された世界
 それが世界の全てなのだと言わんばかり。

 ――そんなものは、有り得ない。

 世界は未完成であることが正しく現実だ。
 だからこそ、より良くする価値がある。
 新しいものによって変えることが出来る。

 『魔術師』はそう思っていた。
 だから『恋人』の存在そのものが、嫌いで、
 有り得ない
のだと、思っていた。]
 

 
[ 『悪魔』が『愚者』を殺した折、
 『魔術師』は『吊るされた男』の側についた。

 『魔術師』は変化を望んでいたけれど、
 こんな変化は望んでいなかったからだ。]
 

 
[ だけど箱庭は、以降も悪い方へ悪い方へばかり
 向かっていった。
 壊れていく箱庭に、『魔術師』は『箱庭の神』を頼った。

 けれど神は、何もしてはくれなかった。
 身勝手な気持ちで、皆を止めてはくれなかった。]
 

 
[ 『隠者』が制裁され、『女教皇』がぎこちなくなり

 それから箱庭もぼろぼろで、
 もう修復も出来なくなってしまった。

 そうして『魔術師』は――思考を、止めてしまった。
 生み出すものである『魔術師』は、
 この崩壊を止めることを、諦めてしまった。]
 

 

[ だから、『魔術師』は―――― ]

 

 
[ それと同じくらいの時だろう。
 『恋人』がこちらに敵意を向けたのも

 どちらが先であったか、
 それは些細な問題かもしれない。
 どちらかが手を出さずとも、
 もう片方が何れ引き起こしていたことだ。]
 

 

僕にお前を殺させろ、『恋人』


 

 




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