188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[|<] [<<] [<] [1] [2] [>] [>>] [>|]
[メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
全て表示
[ それは深い闇だった。
とうに温度を失った抜け殻を抱きながら、
ずっとずっと考えていた。
考えて、考えて、考えて――
そうして思った。
死とは唯一の不変。永久の安寧。魂の救済なのだと。
あの子にとって救いはもうそこにしかなかったのだ。
そう結論付けてなお、受け入れることなどできなかった
]
[ 世界はとっくに壊れているのに、
あの子はもういないのに
どうしてそれでも回るのか。
失われた命を、あの子を、僕を置き去りにしておいて。
どうしてどうしてどうして。
くだらない混乱はいつまで経っても終わる気配もなく
取り返しの付かない死はやがて過去になり風化する
誤りも罪も罰も忘れられてしまえばただ死んだだけだ
そうやってただあの子の存在が消えていくこんな世界で
のうのうと生きて息をする有象無象の全てが憎くて、
疎ましくて羨ましくて妬ましくて妬ましくて妬ましくて――
ふっと気付いた。
どうせ混乱は果てまでも転がり続けるだろう。
どうせ壊れる世界なら、僕が壊したって変わらない。 ]
[ わかってほしかった。
この闇を。痛みを。絶望を。
…… もしかしたら、
彼女なら、彼女だけは、理解してくれるかもしれない。
緑
の眼をした怪物はそう思った。
何故って、彼女もまた、自分だけの光を持っていたから。
けれど――少なくとも、
彼女はその手で、怪物と成り果てたそれに幕を引いた。
当然だったのかもしれない。
だって彼女の「光」は、まだそこに生きていたのだから。 ]
『僕は僕の、君は君のなすべきことをした。それだけだよ』
[ それはかつて友であったきみへの、最期の贈り物。
たとえ落ちる砂をひととき止めただけだとしても、
きみの決断は正しいのだと保証する肯定。
…… でも、僕の言葉なんかでは
きみの心を軽くすることはできなかったらしい。
まあそれは、当然といえば至極当然のことなんだけどさ *]
| ―― 回想:『悪魔』の君と ――
[僕は君のことを、 どこまで知っていたのだろうか。
君の出自を知っていたのなら、 僕は憐みのつもりは微塵もなかったけれど、 君の痛みに寄り添おうと試みたのかもしれない。 拒絶されたら深追いはしないけれど。
君が既に救われていることを知っていたのなら、 君の不幸と幸福は既に完成されている、 僕には何も言うことは無かったろう。
けれどもしも、僕が何も知らなかったのなら。 きっと、何もしなかった。 ただ、面白みのない善人面をしていたことだろう。] (237) 2022/12/14(Wed) 23:31:05 |
| [……まぁ、多分。 君は僕より後に洋館に来たから、 僕は何かしらほんのり察していたんじゃないかなぁ。 きっと、更なる不幸を強要することはない程度には。 それはそれとして、 フォルスと デート に出かけているのを 見かけたならば、 僕は自然と君を避けていたかもしれないね。 *] (238) 2022/12/14(Wed) 23:31:29 |
| ―― 回想:年下の少女 ―― [年下の子に対しては、大抵優しく接した。 特に、親の愛情を受けられなかった子供には、 代わりの愛情を与えたいと思った。 それはかつて、僕が受け取ったものだから。] 文字を覚えたいの? いいよ。 じゃあ、まずは本を読んであげよう。 [言葉を覚えたいのなら、文字を覚えたいのなら。 触れるのが一番だ。 そう考えた僕は、 少女に最初、 本を読み聞かせた。 少しずつ触れさせて、少女が好むものを探る。 好きこそものの上手なれ。 僕の故郷の言葉だ。] (239) 2022/12/14(Wed) 23:31:50 |
|
はい。 これ、あげる。
[暫くして僕は、少女にノートと鉛筆を贈った。 少女の好みはまだそこまで分からなかったから、 やや子供じみたデザインだったかもしれない。
少女が、友人が来るかどうかを尋ねれば、 僕は笑って彼女の手を握る。]
どうかな。 聞きに行ってみようか?
[きっと、職員の誰かなら知っているだろうと、 僕らに比較的好意的な誰かを捕まえに、 少女を誘ったかもしれなかった。**] (240) 2022/12/14(Wed) 23:32:49 |
| (a38) 2022/12/14(Wed) 23:42:14 |
わかりません。
わかりません、……わかりません。
……どうして、
君たちは完璧だったのに。
すごく美しかったのに。
最後が相打ちだなんて、
まるでそいつが片割れみたいじゃないか。
ちょっと妬けるな。
せめて俺に殺されてほしかったな。
その首に鎖をかけて、
どこにもいけないようにして、
幸せのままに、 ……… なんて、
もう何を言っても無意味なんだけど。
ざ〜んねん。
一人で死ねばよかったのにね。
[ 崩壊の鐘の音を鳴らしたのは『
悪魔』でした
それは構いませんでした
彼がどれだけ血に染まろうと罪に塗れようと
わたしたち
──それに彼
がいればどうでもいい
最後に
三人が残ったなら
きっと完璧なままに終わらせてくれる
彼がそれを望むなら それでもいいと思っていました ]
[ それでも、永遠だと思っていた箱庭に
わたしたちの完璧を 都合のよい夢を重ねて しまって
終わるならそれは完璧などではなかったということ? ]
恋人たち
手を取り合り寄り添う二人
言葉を重ねて心を通じ合わせ
健やかなる時も病める時も分かち合う
互いに違うものだからこそ尊い
ひとりきりの愛など自慰と何が違う?
喜びも悲しみもない予定調和
自分を騙し続ける一人芝居
満たされていて幸せな振りをして
本当は誰かに愛されたかっただけだろう?
[ わたしたちの欺瞞を嘲笑う声がする
それは箱庭の誰かの声 ?
まぼろしが見せたのは 胸裡で育てていた不信
ああ それはきっと 疑心を燻らせていた
『魔術師』に すり替わる
『隠者』の毒が見せるまぼろしよりも、
ずっと上手にありもしない敵を形作るでしょう * ]
[後悔という名の痛みから逃れる手段はいくつかあって。
そのひとつが、誰かの、何かのせいにすることだ。
そうして、『審判』は、自らのしでかしたことから目を背け、
目を開きもしないまま、死んだ]
ええ、勿論止めませんよ。
私も手伝いましょう。
……私の力は、その為にあるのですから。
[
『教皇』は既に気が触れた『隠者』の言葉に
笑みを浮かべ、同意した。
握られた杖先に埋め込まれたタンザナイトから
美しくも妖しい ── 暗色
を灯して。*]
| ──現在:玄関ホール ── [マドカ、と君が呼ぶ。 >>307 君は、怖い、と言った。 僕は君に、笑いかける。 大丈夫だよ、って、安心させるように。 ] (369) 2022/12/15(Thu) 19:26:04 |
| [僕には、君の口にした『怖い』が分からなかった。 だから、笑顔の裏で本当は、 疑問符を浮かべていた。 世界が壊れちゃうから? 僕たちの『箱庭』があるのに? どうして怖いんだろう? 同時に、 僕にとってはまだまだ子どものような 君の反応を、かわいらしく思った。 君が知ったら、その場違いさに驚いたかもしれない。 ] (370) 2022/12/15(Thu) 19:26:42 |
| [僕は今のところ、『証』持つ僕らと、『人間』を、 天秤の両翼に乗せるつもりはなかった。 いつの頃からか、僕にとっての『人間』は、 とてもよく似ているけれども僕らとは違う生物で、 だからそもそも同列に考えていない。 そして、『人間』は。 『人間』という生き物は、簡単に死んでしまう。 何の罪も咎もない『人間』でさえ、 理由もわからないままに命を奪われる。 ならば、『人間』の過ごす世界などいっそ、 まとめて滅びてしまった方が『平等』だ。 ────かつての、『箱庭』のように。 最後に一人も残らない物語なら、きっと、 誰も文句のない『 平等』だ。] (371) 2022/12/15(Thu) 19:27:19 |
| また、22人揃った『箱庭』が生まれるなら、 僕は『うれしい』と思うよ。 [本当に、 22人は揃っているのか。 ……それ以上掘り下げてはいけないと、 本能が強引に思考を止めた。 歯車が軋む音がする。] 世界が壊れちゃうのは……うぅん。 そういう 運命だった、んじゃないかな。 [ひどく他人事な声色で、 笑みを浮かべたまま宣った。 幸か不幸か、僕にはこの洋館の外に、 未練など一つもなかった。 心寄せた『人間』は、既に一人残らず死んでいる。 それは、 幸 でもあり、 不幸 でもあり。 そして僕はそのことを、あまり自覚していない。 **] (372) 2022/12/15(Thu) 19:28:50 |
| (a56) 2022/12/15(Thu) 19:30:33 |
[ 長い睫毛が浮き上がり、伏せられていた黄金の瞳が薄ら開く。
切れ長の黄金は『死神』を見据え、やがて口角を上げて ]
……そうですね。
私には人を助け、癒し、救う力など無いのですよ。
聖者などでは無い、ただの……。
…………。
私が持つ“ 贈り物 ”は、何だと思いますか?
[ 死神の思いも何も、知ることは無く。
ほんの一瞬、“慈愛の聖者”にふさわしい
優しい笑顔で死神の姿を見据え
白魚のような指を杖の先端に乗せ、尋ねた。]
私は、貴方が羨ましかったのです。
神が本来想定していた結果通りなら
私達は、きっと上手くやれたはずで
しょう。
[ でも、現実はそうではなかったのです。
私自身の性質と 『贈り物』の相性が
あまりにも合わなかったのです。]
[ ──── 貴方は悪く無いのです。
全ての原因なのですから。 **]
どうしてか気に食わなくて
でもだからってそうするつもりはなかったのに
『女帝』を手に掛けてしまった
箱庭が混乱に堕ちる中で殺してしまった
不穏分子と疑われた『塔』
無実と信じていた、救いたかった
なのに、何かの間違いだと訴えるしか出来ず
僕の目の前で、処されてしまった!
どんなに願ったって
どんなに足掻いたって
あなたにとってのわたしはどこまでも何者でも無く
あなたとわたしはどこまでも無関係だった。
せめてその手で殺してくれたらと
不要な疑いをすべて引き受けた。
そのせいで混乱が深まって
誰が殺しても誰が死んでも
そんな事は些細なことで
どうだってよかった。どうだって。
満たされぬ葛藤を癒してくれる暖かな存在も
友と呼んでくれたかけがえのない存在も
何もかもを手放してでも
その腕の中で眠りたかったのに
わたしを裁いたのはあなたでは無かった。
結局、最期の最後まで
わたしとあなたはどこまでも無関係だった。
次があるなら、次こそは
こんなわたしに寄り添い続けてくれた
たいせつなあの子たちの為に生きようと思った。
ずっと傍にあったたいせつなものを次こそは
見失わぬように、手離してしまう事のない様に。
わたしのせいで散ったあの子を
今度こそ喪わぬよう護ろうと
わたしを信じ抜いてくれたあの子に
今度こそ相応しい友で在れるようにと
魂に刻み付けるつもりで祈った。
あなたのことはここでおしまい。
わたしでないわたしと
あなたでないあなたがもしも結ばれたって
何の意味もないのだし
どうせきっと未来永劫
あなたとわたしは、どうしたって、
きっと、無関係なままでしょうから。
[|<] [<<] [<] [1] [2] [>] [>>] [>|]
[メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る