私はね、ほんとうは譲ってあげたいとも、思っているのよ。
人の理に反する願いよりも、ずっとあなたたちの願いの方をかなえて差し上げなければという気持ちがある。

それでも、わたくしの願いは、時計の針を左に回すことができないように、人知を超えた力が必要なものなの。
この機会を逃したら決してかなうことがないと理解しているのよ。

魔神ちゃんが、いま、私を主人としてくれれば、私は三つの願いを使って、すべての願いをかなえられるのに。

これはまごうことなき本心よ。

見抜かれてるんだよぉ…。

[だってお菓子で出来た木とか最高！]

そもそも私がランプの外に勝手に出てるのが異例事態だし、ランプの場所は私が教えられることではないんだよぉ。

アールアレフが私の“最後のご主人様”になってくれる？
本当に、そうなったら良いのにね。
…………残念。

[困ったように囁いて、微笑んだ]

ああ、なるほど。

私、いいことを思いついたわ。

ｵﾎﾎﾎﾎﾎ。

？？？

[うん？良い事？って首を傾げた]

とってもいいことを思いついたわ。

流石私。なんてクレバー。

ｵﾎﾎﾎﾎﾎ！ｵﾎﾎﾎﾎﾎ！

私一回ここでシーンを〆るわ。
続きは入浴後に。
次のシーンで、三人でおいしいものを食べながらお話しできたら素敵ね。

？良かったね！

[良く分からないけどアールアレフはとてもご機嫌みたい]

いってらっしゃい！

ただいま？

あれ、ヘイダルが入れ違いに帰って来た。おかえり！
あのね、なんか…とってもアールアレフはご機嫌みたいだよ？

うん。
なんか、アールアレフの家に来いって、言われた……。

なんだろな？？

うーん…良く分からないけど、行ってみようよ！
何かすごいサプライズがあるのかも！

……多分、だけど。
俺もアールアレフも同じ結論に達してる。

でもさ、自分以上に信じられる奴は居るのかって話とさ。
ちんちくりんが勝ったとして、何をどう願うかっていうのも、わかんないしさ。

だから、俺らは戦わなきゃいけない。

……と、思うよ。

“難しい顔でもしてるのかなー”くらいの把握度でしれっとヘイダルを巻き込んでみるんだよ！

[上手く拾ってくれるって知ってるもの！]

？？？？？
ヘイダルと、アールアレフはおんなじ結論に…？

それって、私だけ気付いてない子みたい…。


[ぷぅっと頬を膨らませ、表情を隠すように俯いた]

超自然にさらっと巻き込まれて確定されてっけど、うん、まあ、そうなるよな。わかるー。 [合ってるー]

無問題。

…………まあ、ちんちくりんは、そのままでいーと思うよ。

ていうか、そのままで、いてくれ。

！！！？？？

[ぼさぼさになった頭を押さえ、目を白黒させている]

あれ。
ちんちくりんの髪、ぐっしゃぐしゃにしたはずだったのに。

風呂上がり。ただいま。

というわけで肉は素直に食う。

[迷わず一番巨大な骨付き肉に手を出す俺]

いじわるヘイダルを摘発しておいたんだから！
[アールアレフの陰でちまちまお菓子を齧っている]

…………うん。

眠いせいだな。
全部これ、眠いせい。

……ねる。
０時まで頑張れてたら（or覚醒したら）吊り指定とかしとく。

でも、もう夜の間は動かないよな？

………私が取って食べちゃったお菓子が羨ましいんでしょ。

[隣の芝生は青い]
[でも樹にはまだ沢山あるからそっちで手を打つと良いよ！]

……別に、菓子は欲しくねーもん [憮然]

お前にはぜっっっったいわかんねーよーだ。
ばーかばーか！

うっ、いやあの、たぶん明日も楽観なので吊りは指定できないかと思われます…コミットだけお願いいたします！ええ！

ああwww楽観は吊り指定も意味ないつかできねーんだったか。
とりまコミットだけしとくな。うん。

（どうせ俺の出番はずっと先ー）

ばっ、ばかって言う方が馬鹿なんだよ！
お子さまヘイダルは早くベッドに行くと良いよ！