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【人】 秋月壮真[謝罪は受け入れられた。 なんて心が広い。] 気持ち悪く……? 全く 華音はぜんぶかわいい ぜんぶ嬉しかった ぜんぶすき [口をついて出てくるのは小学生並みの感想。 実は難しい言葉は辞書を引いたり 検索しないと使えない、恥ずかしいことに。 飾らない、素直な気持ちだった。 手を握り返す。小さくてかわいい手。 自分に力を与えてくれる手。] (43) 2024/06/03(Mon) 22:27:31 |
【人】 秋月壮真……壁に俺の写真が? そっか 華音にされるのは嬉しい……よ [コレクションについて謝罪されれば 全く問題ないと返事した。 きみは特別なオンナノコ。 どちらかというと彼女の寝食を見守ってきた 自分の写真たちが羨ましいとさえ……。 でも、彼女は逃げないし帰ってくると約束してくれた。 これからは自分自身の目で見るから……、良いんだ。*] (44) 2024/06/03(Mon) 22:28:19 |
【人】 秋月壮真[桃を先に食べて貰った理由は 添えられたフォークが一本だけの様で 感染したら悪いと思ったから、だったりする。 今更である。散々キスをしておいて。 感染って彼女が生活に支障をきたしたら 腹を切って詫びよう……、看病をした上で。 桃は自分がすきだと言ったから 択んで買ってきてくれたのだろう。 いままでで一番、特別な味がした。] (45) 2024/06/04(Tue) 10:01:02 |
【人】 秋月壮真[翌朝伝えられた彼女の意思。 己はそれを尊重する。 そのつもりだと返答した。 好きなら離れてはいけないんだ。 父に迷惑をかけないようにした結果 孤独であった母のように。 そんな単純な理屈で動く自分と違って 彼女はずっと現実を見ていた。 彼女の言葉を信じ、 自分自身の成長を改めて決意する。 きみの隣にいて恥ずかしくない自分に、 物理的に閉じ込めなくても 心にゆとりを持てる男に、なりたい。 私物を持ってきた彼女に対しては 空き部屋は沢山あるから好きに使って良いと。 ……だけど寝るのは自分の部屋がいいと主張した。 寝顔を眺めて寝起きがしたい、ここは譲れない。 結果悶々とした夜を過ごすことになる。 ] (46) 2024/06/04(Tue) 10:01:09 |
【人】 秋月壮真[欠伸を意地と気合いで殺して 迎えた早朝ランニング。 走る前、体力に自信があると豪語していた。かわいい。] (えっ? えっ……?) [横を見なくても視界の隅で ふわふわがばいんばいん。 何事????! 切れた息がまた妙にあれなのだ。 えっちだ……。 髪が揺れてちらりと覗く頸や 健康的なふくらはぎなんかも目の毒。 こんなの誰でも攫いたくなるに決まっている。 やっぱり閉じ込めようかな? ] (47) 2024/06/04(Tue) 10:02:01 |
【人】 秋月壮真[ペースは落としたものの ぐったりしているのに気づけば クールダウンに入るのを早めて 歩いて帰ってきた。 ばいんばいんを意識する余り 彼女自身の変化を見落とした。不覚。 矢張り凡ゆる意味でランニングマシンは有用。 田中さんにすぐにでも手配を頼むとする。 歩かせずに抱えても良かったのだけれど エアコン室軟禁育ちのために 普段は殆どかかない筈の汗を 普段と違うためにそれはもうぐっしょりかいていた。 そんな身体では彼女に触れたくなくて。] (48) 2024/06/04(Tue) 10:03:30 |
【人】 秋月壮真ごめん、先に済ませる [だから悪いとは思いつつ シャワーは先に浴びさせて貰った。 超特急で済ませて 肌に張り付く髪をタオルで拭きながら 彼女を探すと、何故か立っていた。うん?] 勿論使って 脱衣所のタオルも好きなだけ ドライヤーも確かあったと思う 俺はピアノ室にいる [キッチンでプロテイン入りのスムージーを作ると 脱ぎ置かれた服を見ないように脱衣所に顔を出し 彼女の分を棚の上に置いて逃げる様に去った。 近くに居てくれて嬉しいのだけれど 心臓がいくつあっても足りないぞ……。] (49) 2024/06/04(Tue) 10:04:22 |
【人】 秋月壮真[一気に飲み干してグラスをシンクに置くと すぐさまピアノ室に向かった。] ……しまった、場所教えてなかった [彼女は大学がある日だろう。 行く前には声をかけてもらえると嬉しいし、 無断で出て行きはしないだろうという信頼があった。 部屋を見つけられるように 一階にあるピアノ室の扉を少しだけ開けておく。 耳が詰まるような感覚があるその部屋は完全防音で 母が家を建てる際に一番拘った部分らしい。] (50) 2024/06/04(Tue) 10:04:54 |
【人】 秋月壮真[楽譜に視線を向け、鍵盤を鳴らす。 耳で憶えた通りに弾いていたとき そこには何も置いていなかった。 いまは譜面越しに作曲家と向き合い 記号のひとつひとつに込められた想いを想像し 自分の想いを載せて弾いている。 他人の感情、自分の感情。 鈍い自分にとっては、難しいアプローチ。 だけどだからこそ、やり甲斐を感じ、 心から楽しいと思える。 華音が入ってきたのはすぐに気が付いた。 曲と曲の間。気遣いのできる優しい女の子。 行動一つとっても愛おしさが溢れるから 愛を囁くかわりに音色に載せる。 大好きだよ。愛してる。ずっと一緒にいて。] (51) 2024/06/04(Tue) 10:05:07 |
【人】 秋月壮真[自分の我儘が叶ったみたいに 彼女は最後までいてくれた。 こんなに贅沢で良いのかな。 拍手と賛辞を受けて照れくさそうに立ち上がる。 俺は華音が世界でいちばん大好き。 彼女の目の前まで移動すると手を差し出して 腰掛けていた椅子から立つのを手伝った。 真ん中で聴いてくれてもいいのだけれど 田中さんもその隅に置いたままの椅子の上で 聴いてくれることがある。] こちらこそ聴いてくれてありがとう 大学……、うん 気をつけて行ってらっしゃい [それぞれに支度を終えて家を出る。 数歩進み、後ろを振り返って こちらを見る彼女がかわいい。] (52) 2024/06/04(Tue) 10:05:29 |
【人】 秋月壮真[キャップを被り直す。] えっと、俺も今日は出かける そっちの方向に用があるんだ [無垢な瞳に弱い。取り分け君の瞳には。 角を曲がるたび偶然だね、奇遇だね、と歩くも 門に着く前には 同じ大学に通っていることを白状している。] 俺は教務課に用があるから…… [敷地内に入れば流石に分かれようとするけれど 寂しげに小さく手を振る。でかい図体で。**] (53) 2024/06/04(Tue) 10:05:53 |
【人】 秋月壮真[スムージーを置く時。 出来るだけ見ないようにしたから 形などはぼんやりだが 一番上に載っているなにかの色は微かに見えた。] (ピ、ピンク…………) [ドキドキして記憶から掻き消すのに 大変苦労したのは言うまでもなく。] (62) 2024/06/04(Tue) 20:41:27 |
【人】 秋月壮真[並んで歩けば絵画のような横顔が美しい。 鈴を転がすような声がかわいい。 勿論と繋いだ手は滑らかで柔らかい。 さらさらの長い髪が風に揺れると 自分と同じシャンプーの匂いがする。 きみは眩しい太陽で ほとんどの神経がそちらに行くから 周りの目が気にならずに歩くことが出来た。] こちらこそ 洗い物、俺の分までありがとう [かわいいだけでなく気配りまでできる。すき。 田中さんがやってくれるというのに甘えて そのまま放置してしまう癖は改めようか。] (63) 2024/06/04(Tue) 20:42:27 |
【人】 秋月壮真[通り過ぎるだけで 認知していなかったカフェもパン屋も きみが挙げることで自分の世界に組み込まれる。 今度一緒に行こうと約束し、 空白の未来に予定が増えていく。 猫をかわいいと視線で追うきみがかわいい。] クレープ、バイト中に必ず行く [力強い即答。 制服姿を間近で、そんなの行かないわけにいかない。 頼み込んだら家でも着て見せてくれるかも知れない。 だが勤務時間に店内で店員さんをしている その姿にこそ特別な価値があり……。 バイト先であることは、知っていた。 人の多い営業時間に自分が近寄れると思えなかったが 案外行けそうな気がしてきている。 これも、きみのお陰。] (64) 2024/06/04(Tue) 20:43:56 |
【人】 秋月壮真……ごめん、話が楽しくて 言うタイミングを逃した 暫く休学していたんだけど 実はそうなんだ 華音も行ってらっしゃい また…… [見送ると一気に心細くなってしまった。 空いてしまった手を緩く握る。 実際に会う前に比べたらこれでも充分近い。 連絡先を交換しあっているから、 いつでも話しかけることが出来る。助かる。 それでもやはり、寂しいと感じてしまった。] (65) 2024/06/04(Tue) 20:45:50 |
【人】 秋月壮真[ただそれはそれとして 折角来たのである。 教務課での手続きは手早く済ませるとして 復学前でも利用できる施設はある。 カフェテリアや購買、図書館などなど。 満喫しなければなるまい。 見て触って食べれば キャンパスライフ妄想の解像度が上がる。 何のためってそれは、 一日中彼女のことを考えてるから。 彼女がどう過ごしているか考えているから。 暇人である。 復学したら多少は忙しくなるだろうけれど 今日手続きして今日からすぐ通えるわけじゃ無い。 早くて今年度の後期から、数ヶ月後だろう。] (66) 2024/06/04(Tue) 20:46:35 |
【人】 秋月壮真[音楽部があり、他学部であっても 音楽史などの講義が取得できるだけあって 自分を知るものは学内にいるだろう。 数年前は美奈子の息子が入学してきたと 話題になっていたそうだ。 母が亡くなったのは丁度その時期。 一度も出席することなく留年と休学で 籍だけ置き続けて現在に至る。 ゆえに、姿形で誰かに気づかれるとすれば 秋月ではなく顔出しをしている暁としての自分の方。 だがそんな自分が放つオーラは 圧倒的に、陰。] (67) 2024/06/04(Tue) 20:47:19 |
【人】 秋月壮真このペン……華音が持ってた気がする あっ、このノートも……買おう [手伝いを申し出た私物の搬入時 ちゃっかりチェックを入れてしまったのは ストーカーのサガ。 彼女の持ち物や好きそうな料理を考えて ぶつぶつと呟きながら購買を漁ったり カフェテリアで注文(周囲を真似た)する自分に 話しかけてくる勇者は居なかった。 遠巻きに「もしかして」なんて話されていても まるで気づかずマイペースに過ごしていた。] (68) 2024/06/04(Tue) 20:48:12 |
【人】 秋月壮真[凄い。華音の大学(自分のでもある)は なんて魅力的な場所だろう。ほくほく。] (華音!!!!) [だが講義と講義の合間か、 本人の姿が見えれば、声をかけるのではなく 思わず壁や自動販売機の裏に身を潜めて 様子を伺ってしまうのだった。 癖とは恐ろしいものだ。*] (69) 2024/06/04(Tue) 20:48:33 |
【人】 秋月壮真[カラーペンはどうしてこんなに 種類があるのだろう? 華音が何の色を持っていたか迄は 思い出せなかった。 購買の窓に映る自分の姿をちらと確認。 購入したものはレジで紙袋に入れて貰って リュックの中に大事に仕舞った。 カフェテリアではアイスココアと ミルクレープを頂いた。おいしい。 田中さんがチョコレートを溶かして作ってくれる ホットココアも冬に必ず飲みたい逸品だ。 弟子入りしたいなどと彼女は言っていた。 当の田中さんは「でもね坊ちゃんが私の料理を 褒めてくれるようになったのは最近のことなんです」 と言い彼女と自分を交互に見て意味深に笑ったりする。 それはまた少し先の話なのだけれど。] (76) 2024/06/05(Wed) 18:41:01 |
【人】 秋月壮真[そうして移動中の華音を見つけた。かわいい。 話している内容が判らぬほど遠く豆粒のようだけど。 友人達に囲まれている。オーラが陽。眩しい。] 「秋月壮真くんかな?」 しーーっ、邪魔しないで頂きたい…… [良いところなんだ。 話しかけてきた誰かを片手で制して物影から見続ける。 友人に接する姿はお嬢様やお姫様のよう。すき。 所で自分はちゃっかりケーキを食べたが 彼女は昼を食べれず終いではないか? 倒れてほしくない。 合間になにか入れているといいのだけれど。] (77) 2024/06/05(Wed) 18:43:57 |
【人】 秋月壮真[……ああ、行ってしまった。後ろ姿も最高。 してる場合ではない。 話しかけてきた誰かに向き直る。] ……え。何でわかったんですか? [名前を言い当てられていた、警戒心を前面に出す。 入学してから一日たりとも出席していないし、 人前で弾いたのは一度だけ、それも幼少期のこと、 あれ以来怖くなってしまって家でしか弾いていない。 自分が秋月で、大学に来ているとどうして気付けようか。 その人は慌てて弁明した、 教務課に来ていたことが学生間で噂になって、 自分の耳にも届いたのだと。 ────教務課?] (78) 2024/06/05(Wed) 18:44:34 |
【人】 秋月壮真── 回想 ── 「秋月さーん、秋月壮真さーん!」 はい 「すみませんこれは何て書いてありますか?」 疾病です 「ああ、ありがとうございます〜」 ……、…… 「秋月さん! 秋月壮真さーん!!」 はい 「何度もすみませんね、これは?」 回復です 「ああー、承知しました!」 ── 回想おわり ── (79) 2024/06/05(Wed) 18:45:00 |
【人】 秋月壮真[あれでか〜。あれは恥ずかしかった。 字はキレイに書けるようにならないと。 用件を訊けば、その人は身分を明かし 母のファンであることを熱く語り出した。] ありがとうございます [自分のこと以上にうれしい。 己も母のピアノが大好きだし、愛している。 母自身のこともそうだ。 指導がとても厳しかったけれど、 辛い折檻の内容はまるで憶えていないし、 亡くなってしまうと苦手だった所は忘れて 良い所ばかり思い出されるものなのだ。 少なくとも自分はそう。] ……ティーチングアシスタント、ですか? [しかし、如何に同じ推しを推す同志とあっても 頼み事となれば話は別。 相手は母の息子である自分を雇いたいそうだが、 秋月壮真として人前に立つと足が竦んでしまうし、 お金に困ってもいないからバイトに興味はな──] (80) 2024/06/05(Wed) 18:46:07 |
【人】 秋月壮真[このひと西洋音楽史の講義を 受け持ってると言っていた。] 「時給は特別に奮発して……」 タダでもやります [即答だった。] (81) 2024/06/05(Wed) 18:46:30 |
【人】 秋月壮真[遅刻で駆け足の教授に続いて講義室に入ると 真顔でプリントを端から配布していく。] (……華音) [熱心なのか前列に座る華音の前にくれば 話し掛けたいのはぐっと堪えて にこりと微笑いかけた。 後ろに回すプリントの束を他と同じ様に渡すと 小さな桃のキャンディ三つを パーカーのポケットから出してそっと机の上に置いた。 そのうちの一つには付箋がついている。] (82) 2024/06/05(Wed) 19:00:52 |
【人】 秋月壮真[きみが何度も伝えてくれるうれしい言葉。 自分もこの先何度となく伝える言葉。 ……字を練習してからにすればよかったかな、 なんて思いつつ。*] (83) 2024/06/05(Wed) 19:08:18 |
【人】 秋月壮真[飴、喜んでくれたみたいだ。 花が咲くようにかわいい華音。 きみだけが俺の音楽に、人生に、彩りをくれる。 仕事は引き受けて良かった。 でも教授は見たら殺す。 ] (90) 2024/06/05(Wed) 21:35:36 |
【人】 秋月壮真[指でなにかサインを送ってくれてる。 あとであれなんだった? って訊いてしまう 世間知らずで空気の読めない自分だけれど。 前に生放送でやったの間違えてた……。 ハート送ってくれたのすごくうれしい。 沢山失敗を犯してしまう自分だけれど。 きみへの愛では誰にも負けない絶対の自信がある。 悪いところは治していくので、 今後一生よろしくお願いします。**] (91) 2024/06/05(Wed) 21:36:17 |
【人】 秋月壮真[どんなきみも受け止める。 きみが自分をそうしてくれた様に。 そこは当然として、 自分の課題は彼女を害する存在に対して 抱いてしまう加害性である。 脳筋というか単細胞というか。 きみの家族は大切にしなければ ならないと思うのだけれど、ううむ。] (95) 2024/06/05(Wed) 23:54:04 |
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