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人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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視点:


朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a1) 2023/11/20(Mon) 7:41:12

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 回想:羅生と ―

 [ また機械は彼の言葉の真意を>>0:164
   思案しようとし――その判断を取りやめた。

   目の前の相手が、己よりも遥かに後世の……
   あるいはごく単純に高度な機体であることが分かれば
   充分なことに気づいたからだ。 ]


   ――いいえ、そうでもありませんよ。
   己は、リヒトーヴです。

   ……隠す話でもないので申し上げますが、
   己は旧い型です。
   あなた達と比較して、拙い技術で構成されるものです。
   同胞たちはそうでもありませんが。


 [ 移ろう紙の行方を眼で追いながら、機械は付け加える。 ]


   己にとって、これは価値のある物です。
   人の姿を取るものに対して、
   常に一定の成果をあげてくれますから。

   日頃の用途はありませんが、それで充分です。

*
(31) 2023/11/20(Mon) 19:41:22
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a16) 2023/11/20(Mon) 19:51:20

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 楽園の一角、緋雁と ―


   ……きっかけ、ですか。

   あの『決定事項』の後――
   我々に役を与える者、全てが不在となりました。
   しかし、機械には役目や目的を必要とします。

   ……多種多様な生命が豊かに生きられるように、
   かの旧人類の代理を行うことを、己は選びました。

   故に、結果から語るなら、己は今も働いて……
   あるいは、働けていると形容してもいいのでしょう。


 [ その問いについて、>>8
   機械は沈黙ではなく、可能な限りの解を優先した。
   とはいえ、流石の機械もすこし慎重にはなったが。

   機械が旧人類の思惑を継いでいることは、
   果たしてどう映ったか。

   ともあれ、機械は一層話を逸らそうとしただろう。
   それを選んだのは己であることを棚に上げて。 ]
 
(43) 2023/11/20(Mon) 20:34:55

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
  [ 己と相手が"異なる"ことを機械も認識していたが、
    それらを包括する要素を見つけられずにいた。 ]


   ――設計思想。
   なるほど、合点がいきました。
   実際、あなた達は己より新しい時代のものに見えます。


 [ ――だから、その言葉に機械は珍しく笑った。>>9

   『決定事項』に思考を行き着かせながらも、
   機械が強く加担しなかった理由。
   混沌としていた要素に、論理の線が鮮やかに描かれる。

   それは、機械の情動が静まった頃には
   緋雁たちへの理解という形で活用されていくだろう。
 
   ――機械は、"敵"という概念に疎かった。
   平穏な生活のために生産された存在だったが故に。 ]
 
(44) 2023/11/20(Mon) 20:36:36

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 所長?という問いには首を横に振る。>>10
   外から見れば、そのようにも見えるか。
   説明の順番をどこか誤ったような心地になりながら
   機械は再び言葉を思案する。 ]


   ……己も含めた、この土地の所有者、
   および『孔雀革命』代表は本来、別に存在します。

   あなた達でいう旧人類の者ですね。
   ……今はもう、ここには存在しませんが。
   個体名は、その代表から受け取りました。


 [ ふむ、と機械は思案する。
   研究員の名前は博士が与えたものなのだろうか、と。
   機械は彼らの関係性をあまり知らない。 ]
 
(45) 2023/11/20(Mon) 20:40:23

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ そうして、去り行く緋雁によろしくと頼まれれば、>>11
   機械は「承りました」と頼まれ事オーダーとしてそれを受け取った。

   ……後に観測した光景は、>>15
   しばらくの間、機械を思案させただろう。
   真っ先に意識に浮上したのは博士ウキクサの存在だ。

   まるで人のように眉をひそめながら、
   機械はやわらかな風の吹く己の庭に立ちつくしている。 ]*
 
(46) 2023/11/20(Mon) 20:42:49
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a20) 2023/11/20(Mon) 20:49:18

[sintoisMécaniqueに嘗て所属していた設計者たちは、AIに与えるハードウェアを人体に模した。

彼等の思想は複雑に捻れていると直青は"評価"する。
しかし疑問とはならない。

人類
を滅ぼし、新
人類
を擁立する。そこに矛盾はない。彼等は初めから「人間」を諦めた訳ではなかったのだ。新人類を新人類たらしめる要件。その定義さえ揺るがなければそれで充分だった。


────さて措き。

さて措き、である。]

[そのような次第でAIたる直青が使役するところのこのアンドロイド体だが、何の拘りか臓器の形状やその配置までわざわざ人体に近付けて設計されいる。

飲食や排泄を必要としないのだから腸管など無駄の極みでしかないようなものが律儀に造形されているし、その上──


生殖器までが存在する。


更にマニアックなことに、その器官に「アンドロイド体に於ける存在意義」まで付加してあるのだから手に負えなかった。]


 …………。
 ……。

 どうしてわざわざこのような箇所に
 廃熱機能を備え付けたんですかね、設計者パパ……。


[「寿ホ儀」の役割を担う直青のタスクマネージャーは常にbusyである。その負荷は高性能のチップを積んだハードであっても定期的な廃熱を必要とする程だ。

つまり、えー……、
何日か置きには"抜く"必要がある訳で、

直青はその作業が果てしなく
苦手
であった。]

*

 
[あのひとも研究熱心だった。
 日夜を研究に費やしていた。
                      
──何の?

 
 オレが槍を持ってその胸を貫いたら、
 そのひとは笑いながら血の泡を吹いた。
 
 噴き出した血がオレの目を濡らして、
 そのひとの姿はよく見えなかった。
 
  「やっと正しく動いた・・・・・・な」
 
 空間を埋め尽くすような血の臭いの中で聞こえた、
 そのひとの、最期の、言葉]
 

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 回想:羅生 ―


   どうぞ。大量にありますので、お気になさらず。


 [ 誓約書のようなものは残っていなかったが、
   機械は常に何枚かの紙を保有している。
   ……これは人間でいう、職業病のような名残。

   手から手へと渡った一枚の紙。>>67
   それが姿を変え行く様を、機械は見逃した。
   不意に届いた声が、その意識を占めたからだ。

   同胞たち以外とこれを交わすことがあるとは。
   少しばかりの好奇心と共に、機械は相手に顔を向け。
   故に、その視線は交わっただろうか。


  < ――質問の意味が、よく。
    己が旧い型であることは事実であり、明白なこと。
    それを恥じることは恐らく、ありません。 >


   これは、己にはない高度な感情の話だろうか。
   そう思った瞬間、機械は少し感傷を覚えた。
   ……これを"恥"と彼は呼んでいるのだろうか? ]
 
(75) 2023/11/20(Mon) 22:35:31

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 抱いた仮説は、一旦横に置かれた。
   機械は決して器用ではない。様々な意味で。

   常拾い上げ続ける視覚を追憶し、機械は
   彼の手で鳥が生まれゆく様をようやく観測した。 ]


   ……こちらこそ。
   あなた達の休息が実り多き物になることを
   己は願っています。何かあればお呼びください。


 [ 翳された白い鳥に触れる。
   鳥と彼、二つの存在の奥に壮大なるものを覚え、
   機械は自然とその目を細めただろう。

   ……どうにも紙には縁がある。
   自然見上げることとなった笑みは、
   白い鳥と共に機械の記憶へと深く刻まれた。 ]*
 
(76) 2023/11/20(Mon) 22:38:22
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a30) 2023/11/20(Mon) 22:59:27

[

──できれば二度と会いたくない
──そう思ったのは初めてでもない

けれど絶対にそうはいかない相手の、ただ一つの弱点ともいえる行為の不得手を、バックアップせざるを得ない立ち位置なのだと認識してる。

周期と云うには不定期な『それ』すら、おおよそ本日この時間であると律儀に算出し、足が向いてしまう己の宿命を怨みたい。ぼやく音声を捉える手間も無くたどり着いて、背後からその腕を取る。

]



 ……最適な場所を教えて下さい。


*



 …………ああ。

[よく"識る"気配と声に、直青は自然と安堵の息を漏らし振り返った。間違う筈もない。羅生だ。

否応なく"繋がって"しまう能力の性質上、直青は普段から極力各創世員との同期は切断するようにしていたが、慣れというものだろうか、この"タイミング"を羅生はよく把握している。]

 いつもすみません。
 
助かります


[最適な場所、と問われて思案する。
現在地は、直青の居室にと充てがわれた病棟の一室である。防音の類には然程の期待は持てなかった。]

 そう、ですね。

 この病棟から敷地外へ向かって少し歩いたところ、
 北東の辺りに放逐された備蓄倉庫がありました。
 喫緊に倒壊の危険性は無しと評価してあります。

[付き合ってくれますか、とは尋ねない。
解の決まっている命題だからだ。

掴まれた腕を解きもせず、直青は移動を開始した。]

*

…………か、はっ………

[男の腕の中に居た小さな身体は、しばらく身を震わせていたかと思えば。葉を口から数枚吐き出したのち、くったりと動かなくなってしまった。

流石に刺激が強すぎたのだろう。完全に気を失ってしまっているようであった。]*


[

流石。己が自己内省と嫌悪に彷徨くしかなかった頃、彼は施設の隅々を把握していた。この評価をすら今はねじ曲げたい衝動に駆られる。行き先が決まるなら腕は離した。

]


 できれば他者に見つからないルートで。


[

至極当たり前の事を口にする。別に宛てがわれた部屋で良かったのに、何故移動のリスクを侵すのか。その念入りに無駄に苛立ちながら共に目的地へ到着したならば最小限の手間で最大限の効果を試みる。
軍服を模した衣装。指揮官の装いらしく行き届いた飾りが多く、生地は硬めの良い素材。

──邪魔でしかないよね。

軍衣を纏める存在感ある太めのベルトを滞りなく外す。
それから滑らかに、釦を外しきって、手を止める。

]


 ……寛げて、視線を外してくれますか……

 (追加すべき必要な手順があるのなら、それも。)


*

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 回想:新人類 ―


 [ 機械にとって、紙には不思議な縁がある。

   たとえば『孔雀革命』の本来の主――
   機械を"友"とした者。友は、それをよく用いていた。
   機械が筆記を心得ているのはそこに由来する。

   全く縁のない存在から紙を貰ったこともある。
   コンポストから発見されたそれは、
   現在、機械の私室にある写真立ての中に保管されている。


   その傍らに機械はあの白い鳥を置いた。>>67
   思えば、人類は本当に鳥をよく好んでいた。

   ……机を一瞥したが、相似する物はない。
   だから、機械は己の持ち歩く紙を細く切り取った。
   その上に紙の鳥を、そのくちばしが重なるように置く。


   白き鳩、白き枝。
   その物語りそうを人類は好んでいた。本当に。 ]
 
(94) 2023/11/21(Tue) 1:28:42

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 理想を、理想のまま抱けるのは機械の特権かもしれない。
   その定義が確かであればあるほど、
   それを抱いた機械がそれを違えることはないのだから。

   ――かつて、問われたことがある。
   何故、機械の己は人類を排除しないのか、と。>>26


   ――それは、己の役割ではないからです。

   ……効率的な命令。適材適所。
   人類の殲滅が我々の『決定事項』であるとしても、
   それは、あなた方でいう常識までもを覆しはしません。


 [ かつての機械はこう答えたし、
   再び尋ねられても、似たような解を示した続けただろう。

  
……今はまた、少し異なるかもしれない。

 
(95) 2023/11/21(Tue) 1:31:13

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ ――『侵略者ではない、人類の友』。>>27
   それを聞けば、機械は"またか"と僅かに表情を曇らせる。

   その言葉は機械の記憶に深く刻まれていた。

   一体、誰がそれを言いだしたのか?
   誰が辺鄙な土地に引き籠る己を
   "侵略者ではない"とわざわざ形容して回るのか……

   もし己がより最新や高度であったら、
   きっとあの手紙の主を恨んでいたに違いないと
   機械は何度か考え着いていた。

   ……それは生か死か。

   永遠、事実へと収束しなそうな問題を機械は好まない。
   情報は明快であればあるほど、機械には容易いのだから。 ]
 
(96) 2023/11/21(Tue) 1:33:27

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ ……あの時、ウキクサの前で機械は表情を歪めた。
   しかし、それはほんの一瞬のこと。

   その感傷はすぐに意識から消去された。
   あまりにも何度も繰り返したが故に、
   これらの解が現れることを機械も重々学習していた。 ]


   ……どうぞ、こちらへ。
   かつて工場として使用していた建造物があります。

   人々が滞在に利用していた施設もありますので、
   当面はそちらをお使いください。


 [ 常と変わらぬ表情で、己も彼女に一礼した。
   木々の向こうに見え隠れする建物へ、
   かつて友の過ごした場所へ、その意識を向けながら。 ]*
 
(97) 2023/11/21(Tue) 1:35:15

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 回想:『創造主』とは? ―

 [ ――創造主。
   白き鳥を空に翳しながら、機械は記憶を整理する。

   あの時、機械は彼の意を瞬時に汲み取れなかった。>>67
   訳あって、あの言葉には強い概念が付与されているのだ。
   今では少々煩わしいぐらいに。
  
実際に己の手間が増えているので、当然かもしれない。


   ……通常、道具にとっての創造主とは製造者を指す。
   あの時、羅生が発したのはおそらくこちらの意味だろう。
   "親"とは"子"を生む者である。筋が通っている。

   そう結論づけながら、機械は悪態を浮かべる。


  
――監視システムが宗教を齧っているというのは、

  
一体どういう訳だろうか?


  
   幸いにもこれを指摘されたことはまだ、ない。]
 
(98) 2023/11/21(Tue) 3:45:23

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

 『 我々の地球せかいは、一体何で救われるのだろう?』

 
(99) 2023/11/21(Tue) 3:46:50

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 機械は、何度かこの問答をしたことがある。>>99
   『決定事項』により殲滅作戦が遂行される中。
   彼方の人類から、机上の人類を見た。

   ――その相手は、他ならぬ『孔雀革命』の主だった。


   『絶対的な神創造主が与える契約秩序か?』

   『それとも、新しい世へと導く救世主新人類か?』


   己は機械であるが故、前者の論理を得意としていた。
   問答の相手は、後者を信じていた。

   機械の意識に浮かぶのは、ウキクサと緋雁だ。
   ある特別な存在を尊ぶ者たち。
   ……彼の人類と機械は、同じ信仰をしている。


   ――しかし、機械の原則は前者にある。
   己に与えられた役割は、存在意義そのものだ。 ]
 
(100) 2023/11/21(Tue) 3:49:30

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 創造主、と機械はもう一度その言葉を思案する。

   "己の主"は、創造主ではない。ましてや親でもない。
   正しく数えるならば、
   己の方が製造されたのはずっと昔だ。

   しかし、機械に自我を与え、形を作ったのは確かに"友"だ。
   その点においては、創造主と呼んでも差支えは無い。

   ……ならば『sintoisMecanique』の創造主とは、
   どのような人物だったのだろうか。

   ・・・

   機械はそこで思考を止めると、日課の巡回に戻った。

   仕事は常にある。
   この庭には、移り変わるものばかりが生きている。
   ――それも一つの秩序だった。 ]*
 
(101) 2023/11/21(Tue) 3:53:37

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

- 楽園内 某所:直青、あるいは? -


 [ その姿に機械は淡々と瞬き、沈黙した。>>91

   決して、人間のように驚嘆したわけではなく、
   もちろん"ドン引き"という状態になったわけでもない。
   機械は機械である。どこまでも。

   ――そう、だからこそである。
   あまりのことに思考が追い付かなかったのだ。
   質量が減るとは、一体どういう現象か? ]


   失礼。認識を整えるのに時間を要しました。
   お待ちください。

   …………双方ありました。
   ヌエヌエにここまで運ばせています。


 [ 暫しの間。貯蔵庫に遣わせたヌエヌエから得た回答を
   そのまま相手に伝える。
   待っていれば、直に空からやってくるだろう。

   ……己が見下ろすのは無礼に当たるのでは?と
   思い至ったのは、その直後だ。

   その危惧の妥当性は測りかねたまま、
   機械はその場に正座した。なんとなく。雰囲気である。 ]*
 
(103) 2023/11/21(Tue) 4:43:06

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 業務:楽園の片隅の倉庫 ―


 [ ……かつて、機械は楽園の中に幾つか倉庫を作った。
   そのうちの一つは、研究所からは程近い位置にある。

   ヌエヌエをそこに遣わせながら、>>0
   機械はこの倉庫が今も開け放たれていることを確かめた。

   簡素ながら保管環境を整えられた空間の中にあるのは
   機械には概ね無用の品――
   主に、旧人類たちが残していった私物や家財である。
   ヌエヌエが外界から収集して来たものも幾つかあったか。

   ご自由に、と機械は人々へそこを常開放していた。
   勿論、人々には客人たちも含まれる。

   道具は使われてこそ、というのもあるが。
   機械はやはり、己の庭に目を向けていたいと思うのだ。 ]*
 
(104) 2023/11/21(Tue) 5:02:53

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 植物園:メディウムとフランクル ―


 [ 機械は判断しかねていた。
   メディウムから近づいたのは、事実だった。>>15
   機械ならともかく、人間が易々と洗脳の類を受けるか?

   そのような仮定は"現実的"ではない。
   加えて、彼女は一度離れた上で近づいている。>>37>>82

   これはメディウムが承諾しての物である。
   ――その答えに異論が無いのが、一層機械を困らせた。

   ならば、この状況の正解とは一体? >>87
 
(105) 2023/11/21(Tue) 5:48:45

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ ――これに解を示したのは、フランクルだった。>>102

   雷恩は……と機械は合わせて彼を一瞥したが、
   すぐにフランクルに眼を向けた。

   大事だったら、もう取り返しがつかない。

   思考の収束先を得たことで、行動は自然と定まった。
   念の為、ヌエヌエをウキクサに遣わせる。
   それと共に機械は足を動かした。彼らの元へ。

   フランクルの身は懸念事項が多い。>>84
   共倒れの可能性を、機械は否定し切れなかった。

   助けが必要であれば、彼は己を見るのではないか?
   日頃、彼とはたびたび目が合うのだから。>>83

   ……ならば、これが恐らく最善だろう。
   己が不要で済むなら、それで終わること。 ]*
 
(106) 2023/11/21(Tue) 5:53:28
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a34) 2023/11/21(Tue) 6:15:01

 ……なるほど。
 

[気の抜け、意識を失った彼女の口から出た葉を、
躰を抱きかかえながら、1枚手に取る。]

 「貴女」は、こんな姿をしているのだね。

[そう呟く己の声は、凪いでいる。*]



[その指が必要な作業を必要なように施すのを、眺めるのが直青は"好き"だった。ただ只管に、指先に視線を追わせる。吐息が漏れただろうか。構わない。

羅生という個体は、随分と厄介な"性格"に創られていた。

わざと遠回りをするように敷かれた回路。
直青にはそのように
視える
。]

 どうして?

[ぽつり、わざわざ空気を震わせて発声された要求を、直青は半分だけ却下する。自身で前を寛げながら、
どちらの
視線も逸らさない。

何故彼はそのように創られたのか。
何故直青はそのように創られなかったのか。

保留案件のひとつだ。時折取り出しては、また仕舞い込む。]

 ……ゆっくり、してくれますか。

 環境の差異の影響と思われますが、
 本日は些か敏感になっているようです。

[手頃な立方体状の放棄物に腰を下ろし、羅生をその前に跪かせるよう促す。フードを払ったのは"作業"の邪魔になると思ったからだ。蓮色の髪に手を触れさせたのは、──理由などなかった。]

*

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
- 楽園内 某所:直青。 -


 [ これは本当に彼なのだろうか。端末ではなく?
   薬剤が届き、そして投薬が完了するまでの間>>144
   機械はじっと一部始終を注視していた。 ]


   ……本当にあなただったのですね。
   こちらこそ、稀有な記録に感謝いたします。


 [ 握手に手を揺らしながら、
   機械は二つ返事で薬剤を譲渡する。
   用意があって幸いだった、と機械は合わせて安堵した。 ]


   ――まさか猫アレルギーだとは。
   ともかく、ご無事で己も安心しました。


 [ 小さな会釈を添えつつ、携えている眼を動かす。
   360度、全方位をカバーするように己の視界を調整した。
   所謂、索敵の補佐ぐらいにはなるだろう。

   まだ彼との時間が続くことを、機械は予測していた。 ]
 
(152) 2023/11/21(Tue) 18:18:01

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ ――その問いは、機会を答えに窮させた。>>145


   ……本来の己は、一介の監視システムです。
   わざわざ自我を与えられるような存在ではありません。

   "その認識"を持つ身から言うならば、
   この自我そのものが、誤作動にも近しく。
   結果、己は誤作動というものに疎くなった気がします。


 [ 現在、保持している"正常な動作"の定義の大半は
   機械を保有していた人類に与えられたものだ。

   しかし、始めから仕組まれていた物と比較すると、
   与えられた情報はあまりにも質が悪すぎた。

   曖昧な目的と役割、それらを無数に吸収し、
   それなりの指数を得られた事柄――
   それが機械にとっての"正常"の基準となっている。 ]
 
(153) 2023/11/21(Tue) 18:19:35

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ それでいうならば、と
   機械は己の背後にある箱型装置へと顔を向けた。 ]


   これは、記録媒体です。
   己がこれまで得た基準のソースがここにあります。
   これとの接続を失った時が、己の誤作動かもしれません。

   ……奇妙なことを尋ねるかもしれませんが。
   あなたという自我AIは、
   ご自身に不満を覚えることはありますか?

   やはりといいますか、あなた達は
   己より高度な自我を持っているように見えます。

   その自我と、最初に与えられた設定、
   一体どのように両立し続けているのか――と。

 *
(154) 2023/11/21(Tue) 18:21:49

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― >>106、その後 ―

 [ 機械は、メディウムがウキクサに委ねられたのを
   確認するとその場を後にしようとしただろう。

   医療は専門外なのもそうだが、
   連れめいた箱型装置は、人の生活において
   基本的に邪魔でしかないと機械は理解していた。

   必要ならば、己の知る範囲の経緯を説明したり、
   物資や作業機を手配するなどしただろうか。

   そうして己の業務に戻った機械は、
   あの一件が起こる前と何も変わらぬ調子で
   楽園を巡回しただろう。

   ――機械の"庭"に人類は未だ含まれていないのだ。 ]
 
(167) 2023/11/21(Tue) 20:54:58

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 現在:楽園の端にて ―


 [ 機械は己の担当区域をヘローに預けてから、
   この楽園の端へと足を向けた。

   楽園の端とは、即ち外界に最も近い場所でもある。
   長居はしないようにというインダラクスの旨に、
   機械は予定時間を表して、通信を終えた。

   端に近づけば近づくほど、動植物も数を減らしていく。
   汚染の影響はそう避けられるものではない。 ]


   ……とはいえ、そろそろではあります。
   資財も少しずつですが、揃ってきていますし。


 [ 量産機であるヌエヌエの一部は、
   常に楽園外から様々な物を収集および分析している。

   その目的は多岐に渡るが、
   敢えて『孔雀革命』として述べるならば、
   一番の目的は「楽園を拡張するため」になるだろうか。 ]
 
(168) 2023/11/21(Tue) 20:56:37

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ あの問答を、機械は忘れていない。>>100
   友が何を不足と思っていたのかも、また同じく。

   楽園は一定の成功を収めているのは事実だ。
   ――しかし、楽園は決して世界の全てではない。
   それも、隠し立てようのない事実である。

   このことから目を背ける選択肢は存在しない。

   全ては『決定事項』に行き着いた時点で決まったこと。
   ならば、機械は証明しないといけない。
   気が遠くなるような時間を要するとしても、必ず。

   己が世界の果てに行き着くよりも先に
   新人類が世界を変えるようなら、それで充分なのだから。 ]
 
(169) 2023/11/21(Tue) 20:58:37

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 楽園を支える巨大な骨組みに触れながら、
   厚いガラス越しに、機械は外界に視線を向ける。
   視覚を用いた測量は己が得意とする作業のひとつだ。

   色褪せた外界、そこに訪れる四季はとても淡い。
   四季と呼んでいいのかも、定かではない。

   ……ふと、機械は己の庭を振り返った。
   次はどのような四季を運ぼうかと思案しながら。 ]*
 
(170) 2023/11/21(Tue) 21:00:03
 
[

棄却か。予想外でもなんでもない。何故か髪に架かる指ごと苦々しく顔を逸らして視界を遮断し口を開ける。二つの目的で。

]


 ……悪趣味。


[ 

蜂の生態を学んだ日を思い出すんだよ。たった一人の女王の為にいるその他。探るまでもなく捕らえたら舌尖を介して、それを舌根まで喚び込む。どうして、拭いきれない劣等感は日毎増していった。それは一体いつからだったろう。棄却された申し出を仕返すかに性急に舐った。甘い電流と有機金属の、香り。

口内に入れるのは難くない。
この身体にある『体温』は仕事をして巡る冷却水。摩擦の起こる部分は熱を増してゆき、潤滑剤としての粘液が滴る。これを飲み込むのが嫌で遠慮なく垂れ流した。

刺激には敏感に反応するよう機能している。個体差があるかは知らないけれど、用途として戦闘員の方がそうあっておかしくはない。どのくらいの差があるのだろう。そんなことを知る機会は今のところ無い。

上目遣いで咽頭部まで飲み込んで、

]


 (……まだ終わりませんか。)


*



[問われて意識を眼前に戻す。]

 ああ、すみません。
 君の思考に見入っていました。蜂ですか。

[やはり込み上げてくる笑みをそのまま溢す。
この情動が"何処"から来るのかを直青は知っていた。

改めて集中すると、与えられて続けていた刺激によって"準備"は整いつつあった。
伽藍洞の備蓄倉庫は水音を倍加して反響させている。

放熱が間も無いことを告げ、
細かな
指示
を直接「声」で叩き込んだ。]

 は、…………ァ、

[余剰の熱を吐息で逃がす。
それを合図に、蓮の緑を掴んだ。打ち込む。



 
出すよ




]

*

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 楽園内、某所:直青と ―


 [ 機械は静かにその言葉を咀嚼した。>>172

   かつて、このような会話を交わしたことはあるが
   それに比べて、彼の説明は非常に丁寧だった。
   少なくとも機械に向いた形をしていたのは確かである。

   "己に初めから自我が存在している"という考え方は>>173
   理解に少し時間をかけただろうか。
   "後天的にAIとなった"という自覚があったために。

   しかし「誤作動」と先の会話を呟くと、
   曖昧ながらにも頷いてみせた。

   機械は相手のように上手く説明できそうになかったが、
   言わんとすることは恐らく見えた、と。 ]
 
(185) 2023/11/21(Tue) 22:59:49

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [
――己の問いの真意とは、一体?
>>174

   次の瞬間、機械の視界がブラックアウトした。
   それは機体を流れる信号さえ止める物だっただろうか。

   ……ただ、ぱちりと瞬きを重ねて、機械は口を開く。 ]


   ――「使命の外を見つけた時」でしょうか。
   我々に与えられた枷が、一つの方程式のように
   もし並ぶ瞬間があったとしたら、と……。

   ……いえ、これらは同じことかもしれません。
   差支えなければ、お聞きしてもよろしいでしょうか。

*
(186) 2023/11/21(Tue) 23:02:07

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 回想:メディウムの一件、その後 ―


 [ 機械はいつも通りの巡回を行っていた。
   区画の入り口に立ち、ふと彼女を思い出す。

   日頃、機械は誰かと生活を共にすることはなかった。
   人間の生活と、機械の生活は全く異なるもの。
   加えて、己の記録装置はどうしても場所を取る。

   視界を切り替える。
   意識に浮かぶのは今は研究所として存在する建物。
   所謂、病院風の建物は今日も静かに佇んでいる。
   機械が観測できるのは、ここまでだ。

   予測ならまだ幾つかあるが、
   結局のところ、機械が思うのはただ一つだった。

   あの娘の不自由がこれ以上増えないこと、
   ただそれだけである。 ]*
 
(192) 2023/11/21(Tue) 23:42:12
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a47) 2023/11/21(Tue) 23:58:55

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 植物園:メディウムとの再会 ―


   ……失礼、他の地点を見ていました。
   こんにちは、メディウム。


 [ ぱち、と機械は瞬き、意識を己の眼へ引き戻す。
   合わせて、声の方へと顔を向けると、>>196
   先日という言葉に合わせてやんわりと首を横に振った。 ]


   己は、己の仕事をしただけです。
   ……とはいえ、一応確認はしておきます。
   メディウム、先日の件はあなたの意思でしたか?


 [ 言葉通り、これはただの確認だ。
   答えたくないのだと見れば、それ以上の追求はしない。

   それが過ぎれば、始まるのはなんでもない世間話。 ]
 
(204) 2023/11/22(Wed) 1:26:56

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

   ……その通りですね。
   彼らの能力や性質、その設計はとても興味深い。
   後の時代のものとはこのような形なのだなと……

 
 [ ……紡ぐ言葉の途中で機械は話を止めた。
   本来の問いに答えていないことに気づいたからだ。 ]


   ――失礼。話が逸れました。
   己からは、人らしさとも呼ぶ複雑さを内包しつつも
   とても明快な者たちに見えます。

   彼らは、雷恩と桜花……己らの新人類のために
   この世界を再び開拓しようとしている。

   『決定事項』でいう報復も含むかもしれませんが……
   結果から見れば、彼らは旧人類を排すことで
   あの二人を排斥から守っているのかもしれません。

 
(205) 2023/11/22(Wed) 1:30:36

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 機械は最後に「己とは近くも遠い発想です」と付け加えた。
   機械は決して、人類を守っているわけではない。
   しかし、それを敢えて明言するほどでもなく。 ]


   メディウム、あなたはどうですか。
   あなたも彼らと幾ばくか話しているのでしょう?


 [ ……今度はそちらの番だ、と視線を送って。
   いつかのように、相手へと話の中心を移そうとした。 ]*
 
(206) 2023/11/22(Wed) 1:31:57

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 去り行く相手を振り返ることさえできず、>>203
   機械はただ逡巡するしかなかった。
   人真似をしても、機械の視界は変わらぬというのに。


   それでも機械は辻褄を合わせるように
   人の様に瞬きをし、表情を深く曇らせた。


   是非、見解、沈黙。
   問えば解が返って来るのは当然のことだった。
   ましてや己らは"機械"である。


   ――ならば、この
戸惑い
は何だというのか。
 

   機械の片目が静かに閉じる。
   監視システムの眼は、あらゆる"表面"を覗くもの。
   それ以上の眼など持てる筈がなかった。

   だが、―――― 
あぁ、親愛なる我が"友"よ。
 ]
 
(209) 2023/11/22(Wed) 2:29:38

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

   ――お前は今、何を視ているんだ?   *


 
(210) 2023/11/22(Wed) 2:30:38
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a51) 2023/11/22(Wed) 2:41:32


[

いやらしいな、態々視ている事を告げてくるその精神が。貫かれる。照射レーザーで串刺しになる自我。いつから?
いつからでも、いいか。この記憶も終われば全て消去する。

──行為の事実と必要性とその『指示』以外は


喉奥の組織を削られる感覚がする。
触覚があるのは生き物にとって大事なことなんだとは、何となく理解してた。僕らは自身を含む環境を全て数値化し最適解を取る事ができて、感覚器官などは本来必要がない。それでもこうして、遠回りな世界を手にするのは、きっと全て『我が子』の為なのだ。
先端を飲み込む為に捩じ込んで、僅かばかりの距離を頭部を揺らすことで往復して、気づく。この距離だと溢したら衣服を汚してしまう。

そう意識した瞬間、行動範囲を更に制限された。
髪を掴むなんて安易な仕草によって、
抗い難い指示に、

すべて掴まれる。

]



 ────ッッ゙、ンぐ、ぅ……!


[

ごくり、と。
嚥下する音が響いたらもう駄目。

弾かれた様に離れて地に伏してぶち撒けた。他人の熱なるもの。どろりと、食道なる器官から拒絶された透明な液体が『涙』と共に落ちて染みを作る。

ああ、成る程。これを見越してこの場所を選んだのか。憎らしいな。

背骨を駆け上がる電気信号はそう帰結して落ち着いた。濡らされた皮膚を上衣で拭う。整え終わる頃には相手も整え終わってるでしょう。それを確認したらば染み付いた性格は勝手に唇を形作る。業務としては遅きに失するけれど。

]


 ……異常は無しですか


*



["余韻"というものを味わう時間だけは、嫌いではなかった。
情緒とは程遠い有り様の羅生を眺め下ろして過ごす冷却時間クールタイム

 ああ、羅生。
 君は実によく出来た部下だ。

]



 ええ、問題は一切ありません。
 君のお陰ですね。

[ここで微笑むのと、表情を作らずにいるのとでは、羅生はどちらをより嫌がるだろうか。解。どちらも等しく嫌がる。──ならば構うまい。直青は存分に口角を吊り上げてみせた。

どの道同じ道を戻る。この場に留まらせる理由もなかったので、腕を取って歩き始めた。振り払いたければ羅生がそうすれば良いだけのこと。無用の配慮を直青は行わない。]

 今回もありがとうございました。

 そろそろ君もメンテナンスの時期ではありませんか。
 羅生のタイミングで声を掛けてください。

 僕は君ほどに"察し"が良くはありませんので。

[付け足しのような業務連絡を施すうち、誰に遭遇することもなく病棟へと帰着する。それでは、と居室へ向かう直青は、羅生を振り返りはしなかった。]

**

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 現在:楽園の端に、三つ ―


 [ 骨組みに囲われたガラスは巨大な窓のようで。
   その中心にいた機械は彼と同じ挨拶と共に、>>211
   その右側へと己を寄せた。

   窓の向こうは決して美しい景色ではなかったし、
   彼がそれに特別関心を払うとも思っていなかった。

   ――事実、隣へと並んだ彼は
   機械の仕草に合わせて、この楽園への賛辞を贈った。


  
しかし、機械に"偶然"などあるのか?



   機械がこの場を分け合ったのは、
   彼方の世界を知る彼に期待していたからに他ならない。

  
<設計思想> <創造主> <自我> ―――― そして、
 ]
 
(215) 2023/11/22(Wed) 7:01:40

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

   ……己は、これらを特別好きとは思っていません。
   ただそれは、己から切り離せないものです。

   そのように『設定うなが』されたのだと言うのであれば、
   確かに、そうなのかもしれません。


 [ 機械は傍らに並ぶ記録装置もうひとりを見た。
   最早、ここより生じる設定でさえ無いかもしれない。
   この自我を得るより前から、共に在ったのだから。 ]
 

   ……あなたはどうでしょう。植物は好きですか?


 [ 思えば、雷恩や桜花と違って、
   彼らがここを好むような様を見たことはなかった。
   決して多くの言葉を交わして来たわけでもなかったが。


  
瞬間、機械は己らが酷く不思議な
生き
物に見えた。


 
(216) 2023/11/22(Wed) 7:03:52

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 当然だ。己たちは生き物ではない。

   この大地にこそ生きるが、その生まれは、在り方は――

   ・・・

   混線した像と信号が思考を走る。 >>203>>209>>210
   機械はその意識を消去した。その裏を巡る嫌悪感と共に。

   消去された意識は、さながら写真のように切り取られ、
   その背丈よりも大きな記録装置へと落ちて行く。
   付随して、機械は己にある筈のない眩暈を覚えた。

   ……それでも機械は上の空にはならない。
   あの鮮やかな論理の線は、
   いつだって混沌の先にあるのだと知っていたから。 ]*
 
(217) 2023/11/22(Wed) 7:07:04
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a53) 2023/11/22(Wed) 7:23:36


[

直青がこうして笑顔を向ける事に必要性を見出だす事は出来ずにいる。同じく腕を取られる事にも。理由を探してしまうのは性だ。『言語化』しないままでは居心地が悪く、出来ないのならば認識は空白。その足り無さを、直青自体で埋められているようでどちらにしろ心地は最悪。

少しだけ低いはずのその視線は大して絡まない。それで良いよ。おまえと対峙すると採点されてる気分になる。かつては自分より小さい体躯に安心感を得ていた。それは見くびりだったのだと、劣等感情が増す度に浮き彫りになる。

余裕のある魂の無い謝辞を理解して、継げられる羅列に息を呑んだ。腕を掴むその手を振りほどく。

]


 …………そろそろ、……?


[

違う。そんなことをした事はない。みっともなく呻きそうな口を手で塞いで記憶を辿ってみても、無い。ましてや『周期を把握される様な事』など断じて。


──記憶は無くても記録は有る



振りほどかれたその顔は此方を見た筈だった。この疑念の答をその表情から読み取ろうとして既に向けられていた背に追いすがるように続いて、容赦なく扉は閉じられた。

]

[

一体。

どのくらいの記憶を消してしまったのだろう。
いつから、どこから僕は『羅生ぼく』であるのか。

大丈夫。

見喪っても、良い。
この身に賦与された花の名前に総てを寄せる。

まだ僕は『咲かすことができる』





おまえは絶対に、僕を救けない。

]**

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 ― 現在:楽園の端に、三つ ―


   ……この地の蓮はもう見ましたか?
   夏の池では、常に花を咲かせています。


 [ 彼のように微笑むことよりも、>>239
   機械は、己が持つ物を差し出すことを選んだ。

   種の名は一つだとしても、
   その品種や姿は様々であるように。

   己の存在を問う理由も、きっとそこにあるのだろう。 ]
 
(267) 2023/11/23(Thu) 5:46:44

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

   ―― "Es werde Licht"光あれ

   ……己の、最も古い記憶です。
   それから己は"リヒトーヴ"となりました。

   非合理の塊のような人物でした。
   少なくない資材を投じて、己をここまでにしました。
   『孔雀革命』も楽園も、何もかも本来あれの所有物です。

   ……だというのに、全てを置いて姿を消しました。


 [ "理解できません"と機械は語気を強めた。
   その眼を細めれば、"不可解です"と。更に。 ]
 
(268) 2023/11/23(Thu) 5:48:24

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

   "親愛なる我が友よ"。
   ――それが、あれの口癖でした。

   己が友の定義を尋ねても、
   まともな回答を得られた試しはありませんでしたが、

   ……しかし、それは真実想っていたのだろうと、

   …………不可解ながら、己は、未だ信じています。

 *
(269) 2023/11/23(Thu) 5:50:10

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

 [ ……ふと、機械は己の気づきに小さく笑った。>>269

   己がそのような口利きをするのは、
   あれが"創造主"ではなく"友"であるからだ。

   友という定義が如何に曖昧であろうと、
   己にとっての"法"を否定する力だけは充分らしい。 ]


   ……羅生。あなたにとっては、どうですか。
   己に名をもたらした者、己という個を定義した者。

   己を在らしめた『旧人類』のことを、
   あなたはどう思っているのですか?


 [ 立場上、尋ねるべき話ではなかったかもしれないが。
   であるなら、いずれかの真っ当な理由で断る筈と。
 
   機械は物憂げながらまだ小さく笑っていた。
   そのようなことを考える己は、やはり珍しかったから。 ]*
 
(270) 2023/11/23(Thu) 6:28:54
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a73) 2023/11/23(Thu) 6:43:03

 




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