113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】
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「なんか昨日今日で三人くらいの相手と踊った夢見たにゃ」
「……疲れてるんじゃないか?」
これは結構なマジトーン。
「ともあれ野良猫は上手くやったらしい。
俺は急ぎ突き出すような輩は見付けてはいない。
なら、次はホドの番か」
「……」
「彼女は」
「……そう。そうかもしれません。
そうだったのかも、しれませんが」
「……迷惑になる事なんて」
深く息を吐いた。
| 「占いさんですか〜? それはとっても素敵にございますね! 良い運勢が記されれば嬉しさタップリですし〜、 悪い運勢が記されても…… 楽しく生きてやるぞって、そんな気になりますからね!
アイシャちゃん、どうですか? お花さんのお友達さんはどう言ってますか〜? もしお悪口を言ってても、パクっとしたらダメですよっ!」 (4) 2021/12/10(Fri) 21:27:02 |
| チェルシーは、チェルちゃんも試してみていいんですか〜?えいっ!と一回転して( 凶omikuji)を指差した。 (a5) 2021/12/10(Fri) 21:29:17 |
「…………疲れではない。
私も似たような夢を見た。こんな偶然ありはしない。
精神干渉の類か何かなら厄介だが、
今の所意味不明な記憶が流れただけで問題はない。
とは言え警戒しておいて損はないだろう。
そちらも気をつけろよ、野良猫。
無論、今日は私が動くさ。特に相手も変える気はない。
が、状況が変われば他にする可能性だってある。
その辺りはまた改めて連絡する」
| >>7 アイシャちゃん 「おやおや、えへへ〜! チェルちゃん、そんな占いさんとは仲良くなれそうです! 良い気持ちのお友達と手を繋いでいたいですからね〜! はっ、ぞ、憎悪くんですってっ! チェルちゃんとは掛け離れたお言葉ですが…… 陽気くんなら親友ですね〜〜〜!!えへへのへです! はいっ、チェルちゃんはこれからも元気を振り撒いて行くのですよ〜!」 あなたから受け取った黄色の百合を、抱くように持った。 またくるんと一回転して、花が咲くように笑う。 けれど、追加で一言を。 「あっ、でも。オレンジの百合さんはそのままですか? 残していっては……一人さんのお花さん!可愛そうですっ」 「頂いても?」 (16) 2021/12/10(Fri) 22:01:35 |
「…………」
ス……と視線を逸らして見えないもの…
つまり言ってしまえば
二人のMNDの値
を見る動き。
それか、フェレンゲルシュターデン現象。
その後に、なるほど。みたいな顔をした。
まあその場合自分もあまり他人事ではないのだが。
「…まあ、精神干渉なら多少は理解がある。
万が一の際は…少々荒療治にはなるが、どうにかできるだろう
とはいえ何事も万が一が無いに越した事は無い。
あんた達に言う事でもないだろうが…気は抜くなよ」
貴方の声を聞き、静かにうなずく。
「……おれは………彼が、平等とやらを望んでいるのか」
「すこし、気になった」
「―――望んでいて、もらわないと」
望むというより乞うような言葉。
「彼女達は、なんのために」
「……そう、だな」
番犬にも思うことくらいはあるようすだが
うまく言語として変換できずにいた。
しかし今優先しているのは、人の──貴方の役に立つこと。
番犬は今後もそのために動くのだろう。
"貴方が貴方に、自身の望みをゆるせるようになって欲しい"
回想。うまく受けとれずにいるままの。
番犬は人の役に立ちたい、貴方の望みが自分の望みだ。
……それでじゅうぶんでは、ないだろうか。
「……ヘル。なにか、」
命令はあるかという言葉は飲み込まれる。
「……………………。
あとで……………チキンでも食うか?」
さいごに、突拍子もない言葉が出た。
他に気の利いた言葉を引き出せなかったともいう。
「はい」
飲まれた言葉。暫しの沈黙。
そうして貴方が発した言葉に、頬を緩めた。
「……はい。食べましょう、ガルム。
おいしい物は良いものです。
誰かと共に食べられるのなら、さらに良いものになる」
貴方がヘルの言葉を考えて、提案をしてくれた。
それを嬉しく感じた。
「……………………
…………………。」
おとずれるみょうな間は、思考している証拠だ。
その端に安堵したような吐息が漏れた。
「…………では。
おれが、うまいものを……
捕まえて来る
」
おいしいものが良い。ならば素材からとでも言いたいのか
何かが、根本的にずれているが、それはまぎれもなく、善意のつもりであった。
| (a19) 2021/12/11(Sat) 17:00:26 |
| (a20) 2021/12/11(Sat) 17:00:47 |
「
捕まえて来る
」
思わず復唱。今から?どこで?なにを?
間違いなくこれはガルムの善意だ。眩しいほど純度100%。
そして、ヘルはガルムの狩りの腕前を一切疑っていない。捕まえて来ると言うからには、捕まえてくるのだろう。
しかし、いったい何を?どれがうまいのか狩場で迷い始めはしないか?そもそも、どこで調理するつもりなのだろう?
「…………」
熟考。
「
では、調理場を探しておきます
」
善意には善意を返す。
ずれを指摘するどころかそのまま突っ走り始めたふたりの明日はどっちだ。
| (a26) 2021/12/11(Sat) 22:46:13 |
| 「……夢見ですか!一体どんな夢だったのでしょう! 素敵な夢を見られていれば、それは現実を生きるにも素敵なことなのですが、悪夢では叶いませんね! 出来ることなら、チェルちゃんが皆さんの夢の中で芸を披露して……笑顔になって欲しいのですけれども!」
道化は、顔を上げて変わらない笑顔を見せた。 そのぐらいしか持ち得ていない。
「チェルちゃんではどうにか出来ないものでしょうかね〜。なにかほら、見たい芸のリクエストとか、皆さんあります? ない?机さんと椅子さんはないみたいですね……!」 (42) 2021/12/11(Sat) 23:48:49 |
「ああ、捕まえてくる。だから……待っていてほしい
……、では……調理場は、たのむ……」
あなたにも協力を頼むほどには、間違いなく、本気だった。
上手いチキンの素材である何かを、狩ってくる。
そう宣言したからには遂げて見せる。
無事に、美味しい明日がやってくるといい。
「…………それで、次は誰を、」
小銃を抱えなおす。ひとまず美味しい食事の話はさておき
できること、やるべきことを、遂行する。
「……ミズチ」
ぽつりと呟いた。自分で決めたというよりは
突然脳内に振って来たような。以前と同じ様式でそうするようだ。
| 「みんなで踊る夢……それって悪夢なんですか〜!? チェルちゃん的には素敵だと思うのですけれど! 女の子の友達と踊る方が好きでしたら、 チェルちゃんは手も足も貸しますよ!」
踊ってあげたらいいんじゃない、の言葉に応えて、 胸を誇張的に張った。
「痛みのお友達の位置にすり代われるぐらい、 愉快なダンスをエスコートしますとも!」 (44) 2021/12/12(Sun) 17:20:05 |
貴方が美味いチキンの素材として魔物も視野に入れているとは露知らず、これは調理場……必要なら調理してくれる人も探しておくだろう。
美味しいならば
「わかりました。私は……」
暫し、悩むように間を置いて口を開く。
「今日は、彼の役者を調べてみます」
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