人狼物語 三日月国


7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】

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視点:




 …でも、あの、初心者目線の話ですけど

 マナさん、いつも持ってるバット下がり気味ですよね
 低め意識なのか、バットが重いのか分かりませんけど

 …もう少し上向きで支えられれば
 少しは飛ぶようになる……かなと思います


[自分の憧れを壊しかねない大振りを勧めることはしたくなかった

それでも力にはなりたかったから
提案してみたのは、持ち方の改善案だけ]*
 

[ついには刀まで擬人化しちゃうしな。我が愛刀が
胸にスイカ2つついてるお姉さんになっているのを見た時に
思わず眩暈がした。幕末が世紀末になるところだった

そういえば魔物すとらいくとかいうげぇむに
私が出ているらしいが……
何故バイクに乗っているのか。わけがわからなかった
三味線を半裸で演奏してるのもだ。
さぶかるちゃあおそるべし

エロい格好に改変されるよりかは、よいぞ
わし竜魔物ズというげえむの、さいくろぷす
可愛いと思うぞ?な?と
慰めることになるのはまた余談の話]

 ああ。夏の空に咲く花火は
 とても綺麗だ、ぞ。

 ……叫ぶのか?

[それは町人の文化なので、侍の自分にとっては
なじみはなかったものの
確かに叫ぶ者はいたな、と。君が楽しいのなら
その様子を見ながら花火見物もまた一興と思うのだった

――― 知らぬことを1つ1つ、知っていく。
君とともに。それが、楽しい]

(151の方が難しいと思うのは私だけだろうか)

[私の命1つで、皆が助かるのなら
どれ程好いた者が傍にいようが、躊躇いはなかった
それが自分の存在意義だと、思っていたし
それが為されることで、彼らの未来に繋がるのなら、と

だが、今は
私は、手にした幸せを零すのが惜しくて
君の傍にずっといられたらよいと
影法師が、我儘を抱いた

それが君の幸せだということには未だ気づいていないが
若し、それが知れたなら、惑いはすれど
そうあってもよいのだろうか、と
零す未来もあるやもしれぬ]

[結局のところ、私たちは
2人でいられるのが幸せなのだろう

なら、それでよいのではないかと思うのだ

互いを思いすぎて空回りになること屡々だが
そうなる前に。軌道修正するように
何とか鋭意努力しつつ。私たちは
1歩1歩を隣で歩んでいけたらよいと思う]


 ああ。また”明日”だ


[その時間が今は、あるのだから
……遊園地やカラオケとやらにも
その残りの時間で、楽しんでしまおう

そんな中で、私が今望むささやかなことを願えば]

 花見……まぁ、花見、だな。
 本来なら、三味線でも1つ、弾くところだが。


[江戸の末期。花を見ながらすることといえば
吟ずることやら、和歌を詠むことやらが多い。
そんな武士(上流階級)くおりてぃ

だが、花の下でわやわやするのは
イングリッドチームと一緒に体験して知っている]

 未成年は団子やらが多いか。
 花より、団子というし、な。

[酔っ払いには気を付けるのだぞ、と念を押した後
……君の酒の耐性を私は知らない]

[★ お酒飲んで大惨事フラグ―――!]

[火を踏みながら、伸ばされた手は
そのまま服をつかむことだろう。

力を籠められれば、いとも簡単に地上へと引きずり降ろされる。
―逆に言えば、空にとどまるつもりもなかった、ということ


地上に降り、少女よりも少しだけ高い背丈で。
悪魔は、…少女を見つめる]


 ……………、


[別段、どうしよう、―――ということもなく。
ただ、告げられる言葉を待って、]

 ―――では、参ろうか。
 夜桜を見せたい思いもあるが、もう1つ
 早くせねば、夕暮れの桜を見逃してしまう。

 これもまた、良きものだぞ。

[などと言って、手を差し出す

 ……夕暮れ道なのだ。君が恥ずかしがることもないだろうし
 繋いで歩く我儘、叶えてくれはすまいかと*]

幕末のライダー シロガネは、メモを貼った。
(a1) 2019/04/18(Thu) 23:31:09

[ 巨人さんは普段は「花より団子」ではあるものの
 好きな人と一緒に過ごすんであれば
 花も団子も全力で楽しめるだろう

 実際、桜というのは綺麗なものだと
 映像資料で知っている。
 この目で見るのは楽しみだ。


 ――まァ、人前で酒を飲んだことは
 ぶっちゃけクガネ時代には無いのだから仕方ない

 (「怪物のキュクロプスが酒を飲んだことでひどい目にあった」
   という逸話部分にモロな影響を受けてるので…
   まァ、言うに及ばず)
]



  おう!楽しみだ!


[ そうして、桜を見に貴方と共に向かうのだろう


 ……差し出された手に、一瞬呆気に取られた後
 花開くような笑みで、嬉しそうにその手を掴んだだろう

 手の感触は、とても暖かかった **]

[私は団子より花ではあるけれど
君とともに団子を楽しむのも、悪くない

夜桜と、君との取り合わせ以上に
美しいものはないだろうと、思う

桜の下で春死なん、と俳人が詠んだ句があるが
桜は散りゆく姿も美しい
春を惜しむように、咲き誇るその下で
川に浮かんだ花筏を見る、風流よ

(――ところで、きっと
桜の下で君が酒を嗜む機会があったなら
きっと次からはソフトドリンクしか
君に渡さないことは想像だに難くない

それに、酔っぱらって大変眼福な状況になってしまったなら?
全力で君の肌を隠す事態になりそうだしな)
]

[一瞬だけあっけにとられた姿を見て
少しばかり臆病風が吹いて、手を引っ込めようとした矢先
君の手が、私の手をつかんだことに安堵した


到着すれば丁度、日が山の端に落ちる頃
橙と紫、夜の紺のグラデーションの中
散るを君と眺めるひと時よ

之から夜にかけて肌寒さは増すだろうけれど
何故かとても暖かく感じて
今は心が穏やかに凪いでいるのが、わかる]


 また来年も、見に来よう。


[桜を見ているのであろう、君に囁きつつ
周囲に今は人がいないのを確かめれば、そっと
握った手の甲に唇触れさせ、君に笑むのだ*]

幕末のライダー シロガネは、メモを貼った。
(a4) 2019/04/19(Fri) 9:34:43


 ──────………。


[沈黙が痛かった。
望んだとしたら、”殺して欲しい”とそればかり。

碌なことを望んじゃいなかったことだって
わかってる。

  何を望むか。
  探ろうとしていたことも知らないけれど。


”俺は、”
と三音。悪魔の服を強く握り締めた。]


  
だったら、


[強固な魂の繋がりを解けばどうなるのだろうか?
確か。時間が無くて無理に繋げた────。

絡まった魂は、解けるのかすら、フリーレは知らない。


 心中する気がないのなら
 的確なのは、魂の繋がりを解くべきじゃないのか。



             疑問は、つきない。]


 ──────ああ、でも


         
 [ 本当は、さ ]

……なるほど、ヘッドね。そういやいつも下げてたわ。それに、あんたもいつもヘッド上げて構えてたわね……

ダメね、こんなことに気がつかないって……


[後輩のアドバイスを取り入れ、その場でバットを構えてみる。そして、付近のものに当たらないよう少し場所を変え、二、三回バットを振る]


……へぇ、こういう感じなんだ。
最初からあんたに聞いておけば良かった。
ありがとね、ラッセル。今度ご飯でも奢ってあげる。


[貴重な?アドバイスをくれた後輩にこれ以上ない感謝を込め、頭を撫でる]




  (  …… そうだな、皆完璧じゃない。
     “ あの人 ”に庇われて、痛感したよ  )

 

 
[ 傾く視界、その背には堕天の片羽
  優しくも哀しい、自らの世界を失くした皇帝を
  過去のトラウマ込みで怒鳴りつけてしまったけど。 ]

 

[ 日ノ本は桜に限らず、自然を楽しむ人種らしい
 桜を見たなら、いつか"紅葉"も観てみたい
 確か"狩り"もするんだったか?随分とワイルドだ

 今日みたいに公園でのんびりするのも良いけど
 自然の中で穏やかに貴方と過ごすのも
 きっと――忘れられない記憶の一つとなろう ]

  ( しかし、酒を飲む機会があるのなら
    「下戸あるある」のいずれかが確定発動する宿命である。
    ガチャで嘔吐を引かないよう、何も知らぬ今は
    天に祈るしかあるまい

   ――酔って過ちルートは多分レアリティSSRくらいだ )

[ シロさんがやることをオレは嫌がらないって!
 (自分を犠牲にするあれそれは例外だ!)

 ――何より、シロさんと手を繋いで歩けるのは
 やっぱり嬉しい。
 戦場じゃ、微かなふれあいも許されないから、余計に。


 日がとっぷり暮れ、宵闇が空覆う
 グラデーションの中、舞い散る桃を見たのなら ]


   うわァ……すっげェなァ……


[ ほう、と熱い溜息一つ
 頭上を見、その幻想的な光景に心奪われる

 ――ぎゅ、っと無意識に強く握りしめた手
 夜の肌寒さの中で、その暖かさは繋がった場所から
 じわじわと身体を、心を温めるんだ ]



   ――うん。絶対行こう


[ 確りと、約束を違えないと誓うように頷いた

 今、この世界にはオレとシロさんしかいない
 それを確かめ、まるで騎士のようにオレの手の甲に
 口づけ落とすシロさんに、くすりと笑み浮かぶ ]

 
[ 例の問題児ことリーベルトの教育係に任命され数日
 初対面いきなりの脅しが効いたのか、
 まともに働くようにはなってくれた(当初比)。
 店員や客も、荒波は多少は和らいだかのように見えた。


  ──── 当事者である、俺と奴以外は。
 

 俺は逆に疲労と心労が増した。
 何せ紛争地帯にフル武装で来ているだけあり、。
 少し目を離すと客とトラブルになることも日常茶飯事。
 そんな奴を放置できる筈が無い。
 常に目を光らせ、監視する必要がある。]
 

[ 数日間付きっ切りで指導していた様子を、女性客達に見られ

 
『お二人いつも一緒で、とても仲良しなのですね♡』

 と満面の笑顔で言われた言われた時には
 俺の方が皿を落としそうになった。

 
『あの、お二人並んでいるところ、撮影していいですか?♡』

 と言われた時には、沸点爆発するかと思ったが。

 
「申し訳ございません、今は仕事中ですので……。」


 と、役者志望の腕の見せ所と、営業スマイルと猫撫で声で
 対応した俺超頑張った。

 その後、店長が俺の心労を推し量ったのか
 ダブルryを1ヶ月飲み放題にするボーナスの提案を出して来た。
 これには俺も太陽の笑顔で頷く。
 流石にそれくらいの報酬がないと、割が合わない仕事だ。]
 

 
[ 一応弁解すると、相手が客ならば
 何を言われても尻尾を振るつもりはない。
 奴の理論が一理あるのも当然理解している。

 何分俺も気は長くない方だ。だが客商売として働く以上、
 ある程度客の要望に応えるのは当然だと思っている。
 
 忠犬と思っておくなら思っておくといい。
 ──この時期は、罪人に仕立て上げたい
 程では無かったが、早く辞めて欲しいとは思っていた。正直。]
 

 
[ 件のトラブルが起こった日。
 漸く客が納得し、帰ってから共に事務室に戻ってからのこと。
 奴の勤務終了時間は数時間オーバーしていた。
 どうせ明日も来るのだから、話はその時でいい、
 先に帰れと言っていたのだが。
 反応は通常通り──かと思えば
 神妙かつ、素直に謝った様子に思わず面食らった。]

  恰好つけたのは正直あるな。
  無様な姿を見せたくないのは、誰だってそうだ。俺もな。
 
    ──だが、現実はそんなに甘くない。

  理不尽で納得できないことなんて山ほどある。
  全てが自分の思い通りになる世界なんて存在しねぇよ。
  だから、ほんの少し、我慢しないといけない時もある。

[ 初めて聞く謝罪、そして礼は
 注意せねば聞き落としそうな程に小さい声だったが、
 人よりも優れている五感は、確実に聞き取ることに成功する。
 その衝撃に丸く開いた口は、次第に三日月へと形を変え ]
 
  ……何だ、素直に謝ること出来るじゃねぇか。
    また明日な。ちゃんと寝て来るんだぞ。

[ そう言い放った声は、自身が疲れ果てていたのもあるが
 彼に対して放った声で、今までで一番優しく聞こえただろう。] 
   

 
[ 翌日店に来ると、そこには別人のように丸くなったリーがいた
 
「頭でも打ったんじゃないか」
やら
 
「昨日のショックで記憶喪失になったんじゃないか」
やら
 周囲の反応は大概酷かったが。

 いや実際俺も
「熱出てるんじゃないか?」

 思わずリーの前髪をかき上げ、デコに触れていたが。


 それでも、昨夜素直に謝ったことを知っている俺としては
 『少しは成長したんだな』と感心し、
同時に嬉しかったのもあった。


 昨日の一件で、リーと指導担当の俺は、ホール所属から外れ、
 スイーツのデコレーション担当になったのだったか。
 最初に見本として俺が絵を描き、リーに同じように作って貰う。
 上手くできれば素直に誉め、イマイチなら回数をこなせと指導。
 
 が
、俺自身もその素直で従順な態度に、時折怖さを感じていた。

 数日も経てば、本当に心を入れ替えたのだろうと納得したが。]
 

 
[ 思い返せば、当時のハリネズミのようなリーの姿は
 自分はこんなに頑張ってるし主張しているのに、
 誰にも自分のことを理解してくれない、と拗ねている子供に
 近いのかもしれない

 漸く皆から認めて貰え、今となっては奴を慕う連中が大勢いる。


 サバクンジャー隊員集時、多くの仲間が奴に付いて来たのを見て
 嬉しさと──
ほんの少し嫉妬を覚えたのも事実である。


 あのコミュ力? 何ですかそれおいしいのですか? な問題児が
 すっかり人望溢れるリーダーで、中心人物。
 
 しかも当時俺は、未だ完全復帰出来ていない状態だ。 
 親友のリーがこんなに人気あるんだぞ、と
 自分のことのように自慢したい思いと同時に
 
 
──少し、あいつが遠くに行ってしまったような
   思いがあったのも事実。

 

 
[ この時、当時のハリネズミのような状態だったリーの心境が、
 僅かであれ、理解できたような気がした。


 当時のリーをサバクンジャーの仲間達に見せたら、
 どのような反応をするのだろうか。
 きっと奴を慕う仲間達はすぐには信じられないだろう。 
 そう考えると、最初に奴の心を開かせ、見出したのは
 俺だと自慢したくもなる。

  ────もっとも、することは無いが。
 
      過去の誰も知らないリーの姿を
      俺だけが知っているという優越感。

 乱暴者やら犬やら馬鹿やら
 散々暴言を浴びせられたことも、今となっては笑い話だ。]
 


[静かに試合を見つめる先には
似合わぬフルスイングをするマナさんの姿

結果が出ているとか出ていないとか
そんなことはどうだって良かった

たまたま、見つけてしまった
だけど声をかけられなかった
いつかの日も見た右肘をさする姿
今度は左…?


もうホームラン狙いはやめた方がいい
水飲み場まで追いかけて言おうとしたのに、追いつかなくて
この後も何だかんだ言う機会を失ったまま

言ったからって聞いてくれるのだろうか
ホームランの打ち方について教えた時の顔を思い出すと、そう思えなかった
一本打てば、もうやめてくれるだろうか

私には先輩のヤル気を止める勇気が出ないままに


月日はどんどんと過ぎていく]
 





────────  …………   

 



[ ハリー・ポッター世代の偉大なる校長、
  ダンブルドアが若かりし折の、花の都パリ。
  エッフェル塔の代わりに象牙の塔が聳え建ち、
  極彩色の絵具撒き散らす悪趣味な“ 特異点 ”
 

  21世紀初頭に炎に巻かれたかの大聖堂も、
  フランス革命の破壊を繕われて幾許も経たず
  その美しい姿を塗り潰される……かと思いきや。
             
アイドル

  命賭して、聖域を守った“ 聖女 ”だって、いた。 ]

 



[ ……らしい、としか云えないくらい、
  僕は彼女の事を、なに一つ知らない上に。
 
  君によく似た、白金の髪持つ女のコ一人にさえ
  何も出来なかった僕だって、呆気なかったろう。 ]

 


       (  ─────── だけど。  )



 



[ 英霊としての僕は忘れちゃいなかった
  一度は忘れた筈の、滅びの記憶でさえ

 『 誰かに思われてさえいれば、人は死なない 』

 
  あの特異点での僕が忘れ去られなかったように、
  僕が滅びた世界の彼らを、君を、忘れなければ。 ]

 




 (  君達はまだ滅んじゃいない、だろう?  )*



 

[ここ数試合、マナのスイングに違和感があったことは覚えている。なにかこう、大きなものを狙っているかのような。そんなスイングに見えた]


うーむ。形がよくないな。あれじゃあロクに当たらんぞ……


[数多くの選手を指導してきた身からすれば、今のマナのスイングは、どこかずれているように見える。もちろん挑戦する意思は買うが、このままでは、と思ったが……]


しばらく、様子を見るか。いちいち言わなきゃいかんやつじゃない。多分、なんか考えがある……はず。


[あまりお節介なのも逆効果と見て、しばらく様子を見ることにした。無論、悪化するようなら介入しなくてはならない、と考える]

はっはっは!!そうか、あいつか!


[大笑いしながら、手を叩く*]

[拗ねている姿も愛らしいが、一等可愛いのは
君が太陽のような笑みを浮かべている時だ

私の場合は、君と同じ影法師でも元は人間だからなのか
満たされたそばから、もっと欲しくなる。
もっと見ていたくなる。もっと触れたくなる

……だからこそ。君の不意打ちにどきっとしたり
自分から仕掛けておいて、赤面したり。

でも、そんな積み重ねの日々こそが
大事で、大切で。いとおしいのかもしれない]

(きっと、之からも君に愛を囁くのだろう
 君の、そばで)


[はわわする君が見たいので
きっと近いうちに真正面から言えるように私は頑張る
がんばるったら、がんばる]

[春は桜で花見、夏は花火や蛍火眺め、秋は紅葉に感嘆し
冬は雪景色を眺めるのも、また一興である
それは四季を楽しめるお国柄からきているのかもしれない

 ……が。クガネや。紅葉狩りというのは
 文字通り狩るものではないのだぞ?
 花見と似て、散策するものなのだぞ?
 ……わかって、る、よな?

などと、秋のしぃずんには、確認する一幕もあるかもしれない
そんな、未来である]

(よし、貯めていた石をぱりぃんして
 目指せSSRである)

[基本私は、自分に自信がないので
その癖軽率に命捨てがまるタイプでありまして

でも。君とともに朝を迎えてからというものの
軽率に命を捨てることが惜しくなり。
こうして手を繋ぐことに安らぎを感じるように、なり
どんどん自分が、我儘になって。
欲張りになっている気が、する

何故か。この平和な時だからこそ。
抱きしめ、手を繋ぎ。触れ合えることを
優先したいと、思うのだ


     愛し君との再会の時
     抱きしめることもできなんだ
     別の霊基(ランサー)の後悔からなのか
     或いは



桜に見惚れる君に見とれ
握りしめられた手を、握り返して
君が桜に、攫われぬようにと]

[そしてまた、と君と約束事を1つして
桜吹雪の宵闇の中。手の温もりを閉じ込めるように
そっと手の甲に口づけ落としたなら]

[暫し、音なき世界に。降り注ぐ桜雨の中に
2人たたずんでいた、ものの
流石に月が南天に近くなれば、
そろそろ帰るかと君を帰路へと、誘う

帰りにこんびにで、”団子”でも買って帰るか?
と尋ねつつ。である
さぁ明日は何処に行こう。きっと君となら

どんな所も、楽しいだろう!**]

[ 日本語というのは、時々ややこしい

 だって"狩り"だぞ?普通狩ると思うじゃんか!
 と、紅葉を見るついでに狩りをするのだと思ってたオレは
 間違いに気づいた時、そんな叫びをあげたかもしれない
 (そんで無性に肉が食べたくなって、後でシロさんに焼き肉を
  おねだりしてしまうんだろうなぁ……) ]


  ( なお確率は場の雰囲気次第で変更可能である
    がんばれシロさん。むーでぃーを目指すんだ )

 
 

[ 本人が納得した上で自己犠牲を取られてしまえば
 その意志変えるのは絶望的に難しい。
 ましてや目まぐるしく変わる戦場の中、気づけば
 手遅れなんて――そんなの、沢山ありすぎた

 ……ならば、"予防"してしまえば良いと

 平和な平時だからこそ、貴方の心の柔らかな部分に
 オレは容赦なく踏み込み、手放せぬ一部となる。

 ――狡いことかもしれない。
 でも、失う怖さに比べれば、ずっとずっとマシだから ]


  "呪い"なんて関係なく
  貴方を今失えば、それこそ深い悲しみと傷が
  刻まれるのだろう



[ 桜に、理不尽に、互いが攫われないように
 繋いだ手は強く、温かく ]

[ 自然をただ見るという行為も悪くないと
 夜更けるまでずっと桃の嵐を見続けたオレは
 後でそう思うのだ

 ――それでも、団子を買ってもらえるとなれば
 めっちゃ喜んでしまうのがオレという英霊だ。
 その時はみたらし団子を
 チョイスしたかもしれない


 さて、明日は何処に行こうか
 水族館か遊園地か、どちらから先に行くべきか…
 或いは現代の日ノ本をぶらり歩く今日みたいのも
 良いかもしれない
 もしかしたら、不思議な場所(喫茶店)を見つけられるかも?



 ……どちらにせよ、明日も色んな幸せが待っている *]

[ほかの国の者からしたらは婉曲やら隠喩やら
多分に含まれているし、何より
1つの言葉に複数意味があったり
漢字違いで同じ発音のものがあるから(例:橋と端など)
君が勘違いするのも致し方ないとは思う

特に、戦いを時に経験する者であるから、には
(叫ぶ姿も可愛いなぁとその時は眺めつつ
 君の強請りに帰りは焼き肉屋へと直行したのであろう)]

(うおぉ俺のムード作成力Dよ唸れ!)

[D……ワンチャン……?]

[自分自身で腹を括り、事を成す
それは生前から変わらない
奇兵隊を結成し、挙兵した時も
霊核に傷をつけられ、自身のリミットに気づいてから
それを隠して動くことも
―――別の霊基で、あったって

それらを幾度か君に見せていたのなら
予防されてしまうのもまた、”成長する”君なら
成しえることなのかも、しれない

 桜の中に攫われるその前に
 互いに絆を繋いで、育んで

 唯一同士が、ここにある]

[桜を見た帰り道。みたらしを嬉々として選ぶ君と
こっそり桜餅を選んだ序に、インスタントカメラを購入する私

帰り道にも、桜はある
君の名を呼んだ際に、ぱちりと1枚

後で、秋間あたりに頼めば
現像してくれるかもしれないなと思いながら
不意打ちの1枚、とれば笑う夜の、こと

明日に関しては、やはりるる〇を君にみせ
何処に行こうか尋ねるのだろう

楽しんだ後、喫茶店によるのも良いかもしれないね
何にせよ、夜は更けてゆくものである*]

― ということで、翌日 ―

[寝る前に眠る君の横顔を眺めて目を閉じ。
起きれば、君の寝顔を慈しみ眺め
流石に昨日は悪戯はせなんだから、
きっと互いにゆっくり眠れたことであろう]

 さて、クガネ。
 今日は何処へ、ゆく?

[と、ずずぃといつものぱたぁんになった
るる〇を取り出し、尋ねる

朝ごはんは、私はいつもの和食
君は多分洋食か。或いは今日は試しに和食にするかはわからねど
そんなこんなで、君と今日も。でぇとは始まる*]

[ 確かに日ノ本にはそういう似通った発音なのに
 違う字って多いよな。
 ある意味日ノ本だからできること、であって
 それはそれで良いなぁとも思うのだ。

 (でも肉を食べれると思ってたからちょっと
 落ち込んでも致し方なし

 奢ってくれるなら許すぞ!なチョロ巨人再び、である)]


  (  D……うん、シロさんはそんな感じがしたよ
    がんばれシロさん。押せ押せなオレを見られるその日まで )

 

 

[ みたらしって不思議だよな
 しょっぱい醤油を使うのに甘いんだよ

 などと言いながらみたらし団子を買うオレ
 シロさんは桜餅と…何かを買っていて

 帰り道、桜の雨に降られれば、視線も自然と
 上へとむけられる。
 仕方ない。幻想的な光景は見飽きないのだ

 そうして、前向かず危ういオレではあるが
 不意にぱちり、と軽い音が聞こえれば
 びっくりした顔で音の正体を眺めるのだ

 ――その後、オレにも撮らせろ!とひと悶着後
 シロさんの一枚もその中に刻まれたかもしれない

 マスターが写真をくれたなら
 オレにはまた、宝物が増えるんだ *]

― 翌日なのだ ―


[ みたらしを食べ、その美味しさに舌鼓を打ちつつ
 寝る時、昨晩を思い出し少しだけ照れる一幕はあったけど
 それでも満足感からか自然と眠りに落ちていき(シロさんの寝顔チャレンジは失敗だ)

 翌日、今日はいつもより早めに起きつつ
 それでもシロさんに先を越されるのは変わらない

 昨晩のみたらしからか、シロさんと一緒の和食が良いと
 事前にチョイスしていた。


 そんな己は味噌汁にほっと一息ついてるなう、である
 味覚もシロさん(日本人)寄りになってるのかも
 なお焼き魚はまだ骨なしとかじゃないと厳しく、
 シロさん取って〜!と泣きつく一幕は確実にあった]



  おおう!?見えてるからそんなに近くなくても
  大丈夫だって!

  ――シロさんって海が好きだろ?
  オレもシロさんに"分けて"もらってから
  おんなじ感じでさ。

  だから、今日は水族館に行ってみたい!


[ 水族館が海の生物を楽しむ所だとは知っている
 当初はそれこそシロさんと同じ「食べないの?」な
 感想を抱いたのかもしれないが


 どうやら硝子越しに海中を見れるとのこと
 ――割れないのか?とはちょっと心配にはなるが *]

[みたらしと桜餅に舌鼓をうちつつ、
結局写真チャレンジは相手にカメラを奪われ
無表情の私まで撮影されてしまったり

(カメラを向けられると緊張するということを
 私は初めて知ったのだった)

なんやかんや、あっての翌日。
君の朝食についていた、舌平目の骨を
箸で器用に取り除きながら――

君が選んだ今日のデート場所はといいますと]

 む、そう、か。
 ……そうだな、海は好きだよ。
 私の生まれが、海に近い土地柄かもしれないが。

 希臘も、海はあるらしいがどのような海なのだろうな。
 長州は瀬戸内に、日本海と2つがあるが。
 どちらの方に、近いだろう。

 うむ、では、水族館にしようか。

[水族館、にほてるの受付さんに使い方を教えて貰った
(最初チェックイン時の記名を墨と筆で書こうとしたため、
 STOPをかけられたのは君からは見えなかったと信じたい)

ぼぉるぺんで、丸を書いて

 では、参ろうかと君を誘う
 
 因みに、東京すかいつりい内にある水族館のため
 序に塔の見学もできるだろうという目論見もある
 ぷらねたりうむもあるらしいが、これは君次第だろう
 (星を見ながら眠ってしまいそうだしな)

 今の世を、高い場所から見ればどの様な感じであろうか

そんなことを考えながら、君とともにいざ、行かん]

 ―→ 水族館 ――

[東京諸島をモチーフにしているらしい水族館
流石に鯨やイルカショーなどはないが、
ペンギンばかりのプール。エイやサメもいる大水槽、
クラゲのものや江戸金魚コーナーなど
色々あって見どころは満載だ

しかし食べないのだろうか。あと
何故ペンギンばかりこのように集めたのやら
塔の5階と6階にあるというのに
海水はどうしているのか。疑問は尽きない

空に浮かぶ海中、という不思議さ
君の様子をちらと、眺める

尚、ガラスは強化ガラスを使っているから大丈夫らしいぞ?
]

 ……ふむ。


[あの鰆。中々に美味しそうだ。今日の昼は寿司だな。
などと考えていることは、気づかれないと良い。
所詮ムードDである
*]



  そうだなァ…
  "怪物"の方のオレは海の孤島に住んでたし
  泳いだことはなかったけど、馴染み深かったな


[ 水泳未経験は一昨日実証済みである

 そうでなくとも、神代の海ともなれば
 迂闊に航海しようものなら海神の怒りやら
 海獣に襲われかねない魔境である。
 シロさんの時代の穏やかな海とは色々と
 違う印象は抱いていると言えよう
 ]



  水族館ってさ、でっかいイカとかいんのかな?


[ なので日本の水族館に若干無茶ぶりな予想をしてても
 仕方がないのである

 ぷらねたりうむ、は星を見る所だと聞いた
 何でいつでも見れる星を?と思ったが
 東京はとても明るく、星が全然見れないのだと
 実際に見て知り、驚いたものだ

 馬鹿は高い所が好き、な訳ではないものの
 日ノ本一の塔も中々楽しみである

 ――いざ、水族館!]

 ― 水族館 ―

[ 水族館にはでっかいイカは流石にいなかった。そりゃそうだ

 その代わり、幻想的なオレンジ色の小魚や
 ふわふわ浮かぶクラゲ、そして可愛いペンギンなど
 ギリシアで見なかった光景の連続におお!と感嘆したものだ

 しかし、今の世界のガラスはすごい
 まるで海の中にいるような錯覚を得られる

 ――その心地良さに何処か夢見心地のオレの姿を
 貴方はちらと見るかもしれない ]


  ……綺麗だな


[ 粗野で乱暴者だった己が、随分と柔らかくなったものだ。
 ――それを一番教えてくれたのは、紛れもなく貴方で ]

[ とはいえ、寿司を提案すれば
 すぽーんと食いつくのが現金なオレである。

 「脂身の多い魚が好きだぞ!サーモンとか!」
  な子ども舌でもあったか *]

 そうか。ふむ、
 私たちは海に縁がある、のだろうな。
 こうして魂を分け合う前も。わけおうた、あとも。

[ただ、孤島で過ごす中で海に入らなかったのは
勿体ない気もする私だ
何で入らなかったと思うかって?ほら溺れたし。昨日

神話の時代の海を知らぬからこそ思うことである
海の中にはクラーケンもセイレーンもいないし
海の中に都はあっても、三叉槍持って嵐呼ぶ神様はいないし
いたとしても、迷い込んだ鯨くらいか?

何にせよ、幽霊出る位で
日ノ本の海は平和だった]

 いる場所もある、らしい。 
 深海魚を展示している水族館は。

[ただ、今日行くところには、いないが
大阪のあたりだと、世界一でかくて下手な鯨よりもでかい
サメもいるので、今度は規模の大きな水族館に
君を案内するのもいいかもしれない

ぷらねたりうむ、に関しては
東京の夜空に見えぬ星。それを見るための施設だと
告げた時には驚かれたものである

日ノ本は、私の守りたかった、生まれの国は
どんどんと変わっていっていることを
知る一幕にも、なったのだ

江戸も昔は、よく星が見えていたものだったから]

― そして水族館 ―

[君が水族館を楽しみながら、
海を模したこの場所に見惚れる様を
私も、穏やかに唯、みていたものであった]

[空の海を暫し眺める。ところでレイシフトした私たちだが
土産は帰還の際にデータ化されて持って帰れるのだろうか

持って帰れるならこのぺんぎんのぬいぐるみ、
今川に持って帰ってやりたいものだ、とか
君と揃いのすとらっぷとかいうものを
購入してみたいものだがと
こっそり思う私であった。閑話休題

寿司は君が大好きそうな
新幹線めいた運搬機?に乗ってくる寿司屋に行ってみた
回転する奴は、また今度な。こんど

私は白身の方が好きなので
鮃や鯛を食べていたが。炙りサーモンなどがあるぞ、と
機械音痴の私はめにゅぅを店員さんに持ってきてもらって
君と寿司を楽しんだことであろう]

[が、話は少し巻き戻り、水族館

水族館にはどうやら淡水のものも
展示してあるらしいと、江戸コーナーにて
大量の金魚がいる水槽を、見つめる]

 ……生き物を飼うというのも、
 よいかもしれぬな。

[我がカルデアにはもふもふが少ない
こういった癒されるものも、少ない
今度、マスターらに頼んでみようか。
とか
そんな風なことを思いながら
水槽に、手を置きつつ      ぽつりと
尚、ねぇみんぐせんすはお察しください
*]

[少年は悪魔になった。

憎い世界を滅ぼすだけならば悪魔で事足りた

何もかもが赦せなくて

何もかもを捨ててしまいたくて

だから悪魔でちょうどよかった。

―――ちょうどよかった、んだ]


[……でも、 ]

[これで終わるなら、
ノーマル、よくてビターエンドだろうか。

それでいいのかわからない。

わからないけれど、
―――残念ながら俺は"悪魔"ってやつだから]



 ( 己の我欲には、すこぶる忠実なんだよ。ばーか )



[魂のつながりをほどく気はなかった。
少女が殺せと叫ぶなら、
きっと己はその身を焦がして殺してやろう。

心中する気はさらさらない。
一緒に死んでやる気もさらさらない。

―――だけど、
唯一つながれたつながりだって、解く気はなかった!]

[親代わりのあの人も
──この怠惰で気まぐれな悪魔も

人間であるフリーレと、共にいる
変じてしまえば、裏切りに等しい

   だから。人でありたいと強く強く望む。]



 
( だから、奇跡なんて望まない )




[神様なんて大っ嫌いだよ。
魂を売ってでも人間でいたいぐらいには]

[少年が悪魔になった。

それは時折、繋がりから夢を見る。
その激しくも凍結した憎悪。

―――…きっと己自身すら赦せなかったのだろう。]



( 似ていて正反対のぼくたち
  碌な知識もないくせに

 
 ああ、ろくに文字も読めないくせに!

  こっそり星図表なんか買ったりしてさ

 
 この世界にも星はある。
   さがしている星は、きっとない。


   
 似ている星なら、見つけたよ
 ]

[ 世界の恩寵を見に受けて

 悪魔との繋がりによって


目に見えて変じた部分はわからねど

内から変じた部分は自ら気づくことは出来ない。



自分が親しい人ばかり死んでいって

自分が親しみを憶えた相手ばかり


巻き込んでしまう運命を僅か呪って

      
少しだけ感謝してしまった────。


  
ひとりぼっちにならずに済んだって
   その浅ましさを見破られたく、なくて

   殻で覆って、忌避してた。
 ]



  深海に住む奴もいんのか!
  でも、此処だと暮らしにくくねェのかな、それ


[ 実際に深海魚を見れば、その何とも言い難い顔形や
 逆に神秘的な造形に、共感覚えたり惹かれたりもするのだろう

 考えてみれば、神代のベールが剥がされ
 陸海空の殆どの神秘性が暴かれてしまったとも思う

 深海に行ったり宇宙に行ったり……
 人間の行動力は底知れない。そのせいで弊害も起こるだろう。


 でも、そういう所もまた気に入ってもいるのだ ]

[ いつか海中散歩をしようとシロさんと一昨日約束したが、
 現代はこうも気軽に海中散歩ができるのだから
 てくのろじぃの進歩には驚かざるを得ない

 ――何より、海の穏やかな空間の中で
 シロさんと一緒にゆったり時を過ごせるんだ

 貴方と居れば何処も好きではあるが
 それでも、この場所は己にとって大好きな場所となっていた ]


  …………


[ 家族連れもおり、賑わう館内
 シロさんの囁きがそこに紛れてしまったかは、わからない ]

[ 金魚なる生き物は日本でもよく飼われる
 お魚なんだとか

 確かに、こうして眺めていると可愛くて
 飽きなど感じさせない
 何より、己と色合いが似てるのも気に入っている ]


  お、良いな!
  こういう金魚とかオレも良いと思うぜ!


[ 魚はもふもふ出来ないが、癒しにはなるだろう

 ――尚、後日カニが来ることあれば
 "夢"の内容から嫌でもライバル視するという
 とても奇妙な状況ができるだろう。
 シロさんはオレのだかんな!


 ねーみんぐせんす?は本能で名づける ]

[ 鶏とかに「手羽先」って名づけるタイプですねわかります]



[ お土産に関しては持ち帰れるなら
 アンネちゃんに水族館デザインのペンとかどうかなと思いつつ
 もっふもふのぬいぐるみを自分用に買ったり
 意気揚々と先にお揃いストラップを買い、シロさんに
 ぷれぜんとする一幕もあったかも?

 そして寿司に関しては
 回転どころか小さい乗り物に乗せられて来る様に
 日本人すげぇ…と別の意味で興奮する巨人さんだった

 回ったとか回らないとか、寿司は遊園地なのか?
 *]

 考えようによっては、過酷であり獲物は、少ないが
 其の分天敵が、少ない場所ゆえ
 攻撃手段を、あまり持たずとも。いきやすい
 そんな利点が、あるからこそ

 深海に生物が住み着いた、のかも、と。


[神秘が失われつつある時代
それでも、この状況は
人が運命を変えるため……ある者は病を祓うため
ある者は、便利な世にするため、と

努力した軌跡が形作るいまだから

だから、いとおしく感じるのだ
だから、守りたいのだと
改めて感じるのだ]

[君とともに海中散歩
側に揺らめく水のヴェール
横とおりすぎる魚は、瀬戸内で見かけぬ黄色

ふと、目で追うはきみの緋色
作られた海の世界だからこそ
一等目立つ赤色を]

[目が、離せない]

[さて、金魚は古来より鮒の変異種の中でも、美しい色合いのものが
愛でられ数を増やし、一つの種であると
確立したと言われている

狼が、人に飼われることで世代を重ねて犬になったようなもの
……と、考えれば分かりやすいか

金魚が、尾びれを揺らしながら
水のなかで踊る様は可愛らしく
特徴的な水槽の形もあいまって
不思議で魅力的なオブジェになったように幻視する

君も、楽しんでいるようで
何よりと目を細め]


 そうか、クガネもそう思うか。
 ……私は、一度飼ってみたいものが
 あるの、だが。


[お察しの通り、
蟹だ
。蟹だ
大事なことなので二回説明した]


[尚、後日部屋に届いたペット、もとい蟹はねえみんぐせんす壊滅的な私にクガニと名付けられ
君が何故かライバル視する奇妙な状況になる、一幕があるかもしれないが

大丈夫、この蟹は何故か天宮産だ]

[★カニ雑炊再びフラグ……!]

[回らないお寿司やさんでも
生け簀を置いてるところもあるので
君には物珍しいように映るかもしれない

新幹線なお寿司やさんは
君も楽しんでいるようでなにより

ほんと、日本は何処に向かおうとするんだろうね


腹も膨れれば、午後はさてどうするか
……と、少し悩んだあと]

 ……さて、これからどうするか。
 半券があれば当日なら再び昇れる
 キャンペーン期間だから、
 一旦昼は寿司を食べにきたが

 一度、天辺までのぼってみるか?
 それとも、甘いもので口直しに
 何処か軽食でも食べれる喫茶店にでも
 いくか。何か希望は、あるかい?**

幕末のライダー シロガネは、メモを貼った。
(a17) 2019/04/20(Sat) 23:30:59

[当時の先輩の心労が、如何程のものであったか。
人心の解らない後輩には知る由もなかった。

監視の目の厳しさから、ますます募る反発心。
そんなに信用に足らないか、と。

彼だけにダブルry飲み放題のボーナスが付いたのも納得行かなかった。いや、同じボーナスを付けると仮に言われていたとしても
全力で遠慮しただろう
けれど。
ババロア食べ放題権くらいは欲しかった。

店長の提案に瞳を爛々と輝かせている彼を見かけた時、現金な奴だと思ったものだ。


理不尽で面倒で、釈然としなくて。
我慢せねばならないことばかりで、退屈で。


――こんな世界を選ぶんじゃなかった、と。
あの頃の僕は、毎日のように思っていたものだった。
]

[僕の悪鬼生の転機となったあの日。
帰り際に掛けられた気遣いの言葉には、黙って軽い会釈のみを返した。
返す言葉が何も見つからなかったのだ。

顔を上げればこれまでの天敵が見たこともないような穏やかな表情をしていたものだから、此方が少々面食らってしまった。

居心地悪くきまり悪く、店を後にした。

悔しいけれど彼の言い分を頭では理解していた。
弁護士を雇うにも、それなりに多額の金が要る。
たとえ慰謝料を巻き上げられたとしても、手元に残る金は二束三文。

ならば余程のことでない限り、
それこそ店の存亡に関わる事態でない限り、
客の要望に答えた方が得策だということを。


そもそも店長は法学部の教授と仲が良いのだ。
己の押し付けがましい指摘など無用の長物だっただろう。

いざとなれば腕の良い弁護士を紹介して貰えるだろうし、新米の僕が知らなかっただけで、もしかすると顧問弁護士が既に居たかもしれない。]

[ 年下ながらほんの少しを我慢できる彼。
 年上ながらほんの少しを我慢できない僕。


 どちらが人として優れた大人かと問われれば、
 答えは一目瞭然だった。


 その日の夜は、ほとんど眠ることが出来なかった。


帰り際に「また明日」と声を掛けられなければ、僕は辞表も出さずにカフェからログアウトしていたかもしれない。]

[頑張りを認めてくれる人がいた。
理解を示してくれる人がいた。

たった一人でもちゃんと自分を見ていてくれる人が居たということが、支えとなった。
針を逆立てずとも、肩肘張って鉄の鎧を着込まずとも、
人を必要以上に怖がらなくとも良いのだと。


ヴィクが挫折してしまった時の僕の行動は、
この経験があったからこそ。

傍に居ることで、今度は僕が彼の支えとなれるのではないかと思ったのだ。


後に彼が己へ嫉妬を覚えたことは知らない。
どこか遠くへ行くような錯覚を抱かせていたことも、知らない。


サバクンジャーの仲間達が見たら驚くかもしれないけれど、昔の僕が居たからこそ今の僕が居る。
散々罵詈雑言を浴びせていた非礼も、今ならば素直に詫びられる。]

[それにしても。
心を入れ替えて心機一転の初出勤時、周囲の反応はあまりに失礼だったと思う。

記憶喪失でも、頭のネジが飛んだのでも、
見知らぬ誰かと
「「
入れ替わってる〜〜〜!!??!
」」
なんてSF体験をしていた訳でもない。

表向き満面の営業スマイル(当時比)を浮かべながら、額に青筋が浮かびそうになるのを必死で堪えていた。


ヴィクに前髪をかき上げられた時には本当に驚いた。

触れるどころか顔を見るのも嫌だっただろうに、
どういう心境の変化だろうと。

一瞬、内心苛ついていたのがばれてしまったのかと焦った。
けれど本気で発熱を心配してくれていたようだったから、余計。
少なくとも僕なら、前日まで散々暴言を吐いてきていた後輩(年上)を親身になって心配するなんて、そう簡単には出来ない。

彼の懐の大きさを思い知り、
それもまた懐く理由のひとつとなった。

そのうちに問題児を手懐けたヴィクの方が、恐れられる存在となっていったのだったか。]

[そうしてホール担当から外され、スイーツデコ係になって数週間。

ヴィクの作った見本のシュークリームを自分の作業予定であるシュークリームの隣に並べ、

「こんなもん描けるわけねぇだろ!!!」


そう叫びたいのを必死で堪えながら日がな一日作業を続けて、僕は悟りーべるとになっていた。
存外慣れるのは早かった。元々書写や習字は得意だった。

写仏の効果に近かったのかもしれない。
寺の本堂ではないが、静謐な緊張感に満ちた空間。
先生は生徒の出来をきちんと褒めてくれるから、承認欲求も見事に満たされる。]


  巧く出来てますか……!!?
  本当ですか!?
  嬉しいです!!!

  ヴィクトル先輩!!
  次は何をすれば宜しいでしょうか!!?


[
お前は誰だ。
そう言われても仕方ない変貌ぶり。
図案の愛らしい鳩の癒しも相まって、尖った心も徐々にまあるく穏やかになっていった。

悟りを開いてしまえば、今度は些細なことで怒りを顕にする客ほど気の毒に思えてくる。
それでどうする、というところまではまだ行かずとも、トラブルを起こすことは殆どなくなった。]

[僕らが絵を描いたシュークリームは大変よく売れたらしい。
図案を描いたのは自分ではなくヴィクだが、ふふん僕の先輩が描いたんですよと誇らしい気持ちになっていた。

ある日のこと。
いつものように作業場へと向かおうとした時、客に声を掛けられた。

『最近お見かけしないなーと思ったら、
 お二人で共同作業されてるって本当ですか!?
 やっぱり仲良しなんですね♡』
『握手してください♡』
『一緒にお写真お願いしてもいいですか♡』


やれやれ。姦しい女性客である。
それまでの僕なら眉間に皺を寄せ、グラスを床に叩き付けていただろう。

ところがその頃には僕はヴィクの処世術を丸々完コピしつつ、明後日の方向へと進化を遂げていた。

お嬢さんの手をするりと取り、
営業スマイルと物腰柔らかな慈悲深さを携えて、]


  ――大変申し訳御座いません。
  折角お声掛け頂いて恐縮ですが、
  仕事中ですので……店員の撮影はご遠慮願います。

  お嬢様方のご来店記念のお写真でしたら、
  喜んでお撮り致しましょう。



[共同作業については人差し指を唇の前に立てて、内緒ですのポーズ。とどめにウィンクを一つ。

お嬢様方は暫くぽかんとしていたが、徐々に顔を赤らめた後激しいお辞儀を繰り返して走り去っていった。

なお写真に関しては、
レーナルトさんとカーライルさんとお写真撮りたい♡

の希望者が後を絶たなかった為、後日簡易的な顔出し看板を設置することになった。

観光地で見かける、顔部分がくり抜かれている立て看板。
穴から顔を出して記念撮影が出来るという優れもの。]


  お写真をご希望の方は、
  宜しければあちらをご利用ください。


[看板へとご案内しながらの爽やか営業スマイルもお手の物となっていた。]**

[ 海色に光り差し、きらきらと輝く海の世界
 それが疑似的であっても、多くの人が
 気軽に神秘的世界を見れるのは、やはり良いことだと思う

 己は、そんな世界をずっと眺めていて

 此方を見る貴方は、青に佇む茜が
 一等魅力的に映ってるのだろうか ]


[ 人のクローンで語ったのは記憶に新しいが、
 そういえば人間は品種改良なるものにも手を出していたっけ

 ……これは、神代が終わったのも納得の
 逞しさだ。

 でも、オレだって金魚は可愛いし綺麗だと思う。
 だから良いんじゃないかなーと、元神はサムズアップするのだろう
 アバウト?気にしない気にしない ]


  お、良いんじゃね?
  あとは金魚とか居ればいつでも見れるのになァ


[ その時は軽めにそんな会話もしたか

 ――だが、本当にカニが来ようなら
 (しかもそれが夢の時とほぼ同じカニなら!)

 仁義なきシロさん争奪戦が始まるのだろう
 カバディカバディ
 ]

[ でも、シロさんに愛渡せるのはオレだけだ!
 だからオレの勝ち。絶対に勝ちだかんな! ]

[ そうして一度水族館を出て寿司を楽しんだ後、
 シロさんの提案にうーむと考え込む ]


  ――そうだな。八つ時まで時間もあるし、
  運動がてら上に行ってみようぜ!


[ アレ、上んのかァと天を仰ぎながら
 そう提案しただろう

 ――しかし、実際はエレベーターなので
 そんなに運動にはならないだろうけど**]

[たとえ人工であっても海の中の世界は、美しい
プールの中で水に包まれていた時にも思ったが
人の進歩というものは、目を見張るものがある

この分だと空を飛ぶ魚も、何時かは出現するやもしれぬ
などと、思う

青の世界は、光源を反射してかきらきらと輝く
その中でも一等、美しい茜を、視線は追いかけ

                目が離せない]

[人工物が進化しても、人の進歩が神様に
ある意味では取って代わろうとするような
罰当たりな、ようなものであっても
君的には良いらしい。希臘の神様っておおらかだ

日ノ本など、八百万神がいるし
神様って、凄い]


 そうだな。いつでも見られて。
 美しく、世話が楽しいものならば。

 きっと、日々が楽しかろう。


[そこで何故、蟹をチョイスするのか
何故か魂が呼んでいた。などと後日供述することだろう

君の夢の中の(私の別霊基の)話は知らないが
何故かカバディしたり、
君がライバル宣言したりするなら
真顔で、どうしたのだクガネは。となりそうである

嗚呼、その時は君に口づけ1つして
落ち着け。というかもしれないね
]

[それから、昼食後どうするかを話し合えば]


 あい、わかった。
 ――――天空に近い場所に、昇るというのも、
 何だか、不思議な感じは、するな。


[などと言いつつ、君の提案に頷き、
再び塔へと足を向ければ、
えれべぇたあに足を、踏み入れるのだ

食後の運動には聊か、不足するが
エレベーターが一気に上がっていく光景は、
地に足がついていないような、何だか不思議な感じはする

どんどん、地面が遠くなる
街が広がる。人の視界では無限にも思えるほど

ぽぉん、とスライド式のドアが開いたなら
君に、望遠鏡でも見てみるかと、尋ねつつ
一部分だけクリアな床を、一つ、足を乗せれば
まるで空中散歩のようだ、なんて思う今日、この頃]

 空の果て、月まで人は足を踏み入れたというが。
 何れすべての、人が。そうなる未来も。
 あるかも、しれぬな。

[と、感嘆を**]

[聞こえてきたその言葉には、ふん、―――と鼻を鳴らして目をそらす。そうはいったところで、だ。別段"どうだっていいだろう"、…と言いたげの態度であったけれど。

…目をそらした先に、何を思っているかは秘匿である]


[彼女が彼女でなくなった、―――その時に。
きっと己は頼みを果たしてやるだろう。

そこを違えてやるつもりはなく。
悪魔のほんのちょっとの誠意を
最後の最期に見せてやるつもりではあった。

だけれども、―――そう、だけれども]

[悪魔は、死ぬ直前に一つの賭けをしようとしている。

   
シリウス
 
ロキ

それは少年と悪魔の再契約。

少年は確かに悪魔になった。
だけれども、
いまだに"人間"の部分が残っているのというのなら。

―――今度は、それで願いをもう一つ叶えようじゃないか]

鼻を鳴らして目を逸らされる。
ふは、と笑い飛ばした。

  だって、この悪魔。
  結局のところ────甘い<やさしい>のだ。


ああ、だけど。]

( ぼくの心からの
 ”頼み”を聞かないはずもないのだ。


  それぐらいは、信じている。
  ああ、だけれども
  
悪魔が何を成そうとしているかわかっていたなら。

[少年と悪魔は、同じで違えるのかもしれない。
それはフリーレに勇者であるのと人間であるのと同じように。

単なる多面性のように捉えていた。
それが果たして人間の部分かどうかはわからない。

もう溶けて混ざり合ったもの同士が
果たして再契約など可能だろうか? 


そこまでする必要が
────…一体どこにあるというのだろう?


きっとその企み事をフリーレに零しはしなかった。
だから余計なお世話だと

告げる日がくるはさて───…案外早いのだろう
]



──────……ロキ
           
 離れろ



[それを告げるのが精一杯]

[ だから ]

        [ 恐らく油断しているだろう ]


[ 悪魔を槍で突き刺した
  透き通るような
で突き刺そうとした ]

[例えその身が燃え尽きようとも
例え魂を奪われようとも

────その欠片が、心が世界を潤す
 ”それ”は世界にあらねばならない。

       世界は少しずつ変化する。

それでも、まだ”それ”は必要だと。
────フリーレの内に眠っていた精霊は、かく語る。]*

[ ところで、空飛ぶ魚といえば
 都市伝説なるものに"スカイフィッシュ"という生き物が
 まことしやかに噂されていると聞いたことがある。


 ――今の人間なら捕まえちゃうんだろうなァ


 "夢"がきっかけで、そういう噂に興味を持ち始めたオレは
 人間の可能性について、意外とどうでも良い所で
 熟考したりするのである

 閑話休題 ]

[ 日本人はよく無宗教だと言われるらしいが
 各種イベントやら八百万概念やらを見てると
 どちらかといえば無意識的に一緒にいるんではないかと
 思うのだ。どちらにせよ、日本ってすごい ]

[ そしてカニ。カニだが
 魂が呼んでいたなど頓智気を言われれば
 己にとっては思い至ることありまくりなため
 余計に焦りが加速したのは言うまでもない

 もしかしたらうっかりシロさんが記憶を無くして
 カニに寝取られるかも
……と

 ――でも、口づけ一つされれば
 正気を取り戻し、落ち着いてしまうのだろう

 オレはシロさんにとことん弱い ]

[ エレベーターもまた、人類の英知の一つ
 あれだけ苦心して空を飛ぼうとしてた者たちが
 箱一つで宇宙にも行こうとしてるのだから、
 その向上心にはひたすら驚くばかり ]


  おォ!シロさん見ろよ!
  町全体が見れるぞ!


[ 子どものようにはしゃぐ大男一人
 周りの視線がもしかしたらあったかも。だが
 そんなの、普段見れないような絶景の前では
 全然気にならない

 透明な床を割れないのかと恐る恐る乗ってみたり
 泊ってるホテルを探してみたり
 シロさんのカメラで記念撮影も

 自撮りに疎かったので困ってたら
 スタッフのお姉さんが撮ってくれました ]



  そうだなァ。月とは言わず
  別の星にも行っちゃうんだろうなァ、人間は


[ 今のまま繁栄するなら、間違いなくそんな未来がある筈だ

 ――うっかり異星の何かを持ち帰り
 抑止力案件を発生させないよう、祈るばかり
 *]

[都市伝説、というものに関しては
とんとご縁のない私であるが
怪談話くらいは、知っている。雨月物語など
江戸末期にだって、怪談はあるのだ

とはいえ、魂が半分は同じとはいえ
彼が都市伝説やらに興味を持ち始めたと知ったなら
またげぇむか漫画やらで見たのだろうか

などと、私は考えるに違いない

 ――― 君がどんどん、興味を持つ様々なこと
 成長しないといわれている英霊が、成長してゆく様は
 まぶしく、美しい]

[日本人は宗教のごった煮でいいとこどりをしているような気がする
キリスト教のクリスマスやイースター、バレンタイン
ケルトのハロウィン
神道の、お正月
仏教の、お盆などなど。有名どころだけあげても
これでお祭りしちゃうんだから、すごい

特に、バレンタインは戦場に行く兵士と帰り待つ女性の
沢山の結婚式を取り仕切った神父さん(確か聖ばれんちぬす?だったか?)
その人をたたえるはずだったものなのに
何故か日本では女子がちょこれぇと私て告白することが流行している
そんなイベントになった。どういうことなの

因みに、私も流行にのっとって
クガネにちょこれぇとを渡そうとしたら何故かカレーができた
海軍カレー。シーフード味で美味いぞ。どうしてこうなった]

[そして蟹だが。なぜか私が蟹に寝取られるとか
考えている私の恋人に、真顔になるだろう
何が悲しくて。甲殻類に愛を囁かねばならんのか
(勿論別霊基のあれそれはしらない)

だから落ち着けクガネ。私が抱きたいのはお前だけだ
間違っても蟹に突っ込みたいとは思わないから
閑話休題]

[さて、ところ変わって東京スカイツリー
ぐんぐん急上昇していくエレベーター
そして到着した展望台に、はしゃぐ君(2mオーバー)
まさに、日本の景色を楽しむ外国人といった感じに
皆からはみられているのではないか
いやぁ、ほほえましいね]


 そうさな。とても、雄大だ。
 ――――日ノ本は、諸外国より小さいと
 言われて、いるが。こうしてみると、広い。


[この景色のはるか先には、私の故郷があるのだろう
はしゃぐ君をながめながら、故郷に一時だけ、心を飛ばして

後は君の楽しむ様子を見ていたり
スタッフのお姉さんに2人の写真を撮ってもらったので
後で秋間さんに現像してもらおうと思いました、まる

しかし、皇居(御所)は、私の時代は京都にあったが
維新後に、東京に移されたという
確かあの場所には、江戸城があったと思うが―――……
などと、考えていた]

 別の星まで行ったなら、今度は
 英霊に宇宙人が加わるかもしれないな。

[何かてけりり召喚とかあるかもしれないな。
おお、こわいこわい―――でも]


 君と、宇宙で共に戦うというのも、
 面白そうでは、あるような

[なんて、くすりと笑みつつ
君とともに景色を眺めて――― あっ]


 ほぅ、ソフトくりぃむか。
 

[スカイツリーカフェで販売している甘味に
目を付けた、ようだ

そっと取り出すお財布。大丈夫
私が甘いものに目がないことはばれていないはずだ
クガネ、食べるか?と尋ねれば
序と食べても不自然ではない、完璧だ]

 ――― 少し休憩がてら、甘味でも食べるか?

[ここで食べてもいいし。少しばかり何処か喫茶店でも
散策しても、良いしと言いつつ
視線がちらっちらっと、るる〇の甘味特集のぺぇじへと*]

[ そういえば日ノ本には「KAIDAN」があった
 怖い話はジャパニーズホラーコワイデスではあるが、
 確かにこれを題材にする"まんが"はよくあるので
 そのうち手を出すかもしれない

  ―― 影法師でありながら、地続きで成長する者
  消滅しても、もしかしたら座の記録に残ってくれるかもしれない。

  そうでなくとも、漸く得られたこの広い世界
  その全てを見て、知ってみたくてたまらないんだ
 ]

[ バレンタインの成り立ちを聞いた時には思わず首を傾げただろう
 とはいえ、甘いチョコが貰えるイベントならやぶさかでもない

 ――と、すっかりもらう前提だったオレは
 「別に男女関係なく渡せるのだ」と知るのは
 シロさんが何故かシーフードカレーを手渡してきた後だったか
 カレーめっちゃ美味かった。
でも何でカレー???


 暫く「orz」としてたオレだが、「ホワイトデー」という
 挽回チャンスを見つけ、上手く利用しお返しできたのである。


 ――え?何をあげたかって?
 シロさんの刀型ちょこだよ!


 (とある武将が送ったらしいちょこのアイデアをお借りし、
  (2)1d3日徹夜して作った一品です。
 食べれるかは――お察しください)
 ]

[ 家政婦ならぬ「アルターエゴは見た」なんだよシロさん…

 でも、思えばアレは特例中の特例だ
 記憶を無くしたシロさんは不安がって心の拠り所にした訳だし
 オレがちゃんと隣にいる今は、起こる筈もなく

 ――だから、シロさんに説き伏せられれば
 彼を異常性愛者みたいに考えすぎていたオレは
 猛烈に反省するのである。orz]



  でも、その小さい国でも
  沢山の英霊がいるし、活躍もしてんだろ?
  なら凄いじゃねェか


[ オリンピック開催地にも選ばれるくらいだ
 土地が小さいからといって、それは何の障害にもならないだろう

 ――それに、やっぱりシロさんが生まれた場所だからなァ、と ]

  宇宙人の英霊かァ
  うーん、仲良くなれっかなァ

[
大昔にやらかしやがったある異星の存在は
 きっと余り知られていない。
 ましてや色々と下級だった己は呑気に
 友好を考えるのである
 ]

[ ――さて、この展望台には
 かふぇなるものがあるらしい。

 そこに売られてるそふとくりーむなるものは
 様々な色で渦を巻いており、さらにはスカイツリーの描かれた
 焼き菓子みたいなものもあるのだ

 ……当然、興味から食べたくなるもので ]


  ――!おう!
  オレ、白い奴食べたい!

[ そんなタイミングでシロさんが提案してくれたのだ
 シロさんすげェ!と彼の計画を知らない巨人さんは
 やったー!とソフトクリームを食べにいくのである

 なお、「甘味は別腹」ってやつだ!
 まだまだほかのも行けるぞう! *]

[血やら何やらのスプラッタな
外国のホラーの方が私は恐ろしいと思う
だって、幽霊は心頭滅却すれば以下略だし
―――外国のホラーでは。恨みつらみより
ただ、快楽のためや本能で人を殺すものが多いから

己の中に、人斬りを、戦いを喜ぶもう1つの願いを
アンネによって暴かれたこともある己としては
そちらの方がより、怖く思うのだ

 まぁ、でも君が怪談話を漫画で読もうとするなら
 先ずは海猫やら蜩が鳴くなんとやらの漫画を
 君に買うて贈ることであろう

成長する君を見守る、成長せぬ、私は
君が座にこれから記してゆく記録の中で
君にとってずっと、共に居たいと思える者であれるのだろうか
――それ以上に、君が幸せであって欲しい、喜びを覚えて欲しい
もう二度と、悲しいまま死なせたくないから


世界は、こんなにも美しいと
君にとって幸多い場所であると、思ってもらえたら
こんなにうれしいことはない
]

[さて、バレンタインについては
あまり神代の英霊やら、近代以前の日ノ本の英霊には
なじみはないものであろう
私もアンネやイングリッド……マスターに聞いて知った

想いをこっそり伝えるのに最適だというから
これは作らねば、と腕をまくった
その結果がこれだよ!……おかしいな
蕩けるチョコフォンデュにしようとしたのに
カレーと序にサラダも作っていたよ

君が美味しそうに食べてるからよかったんだけれど
隠し味にチョコ入ってるから、それで、まぁ、うん

尚、君の作成したのであろう
ホワイトデー(※これは日本にしかないそうだ)
の。お返しに関しては

勿体なさ過ぎて食べれずに今も、
こっそり秋間に頼んで真空パックの処理してもらって
机の引き出しの中に大事にしまってある
――味、食べてみれば良かったかな?
]

[残念ながら私には、その別霊基(ランサー)の
寄行の記憶はないから、ないから……!

それを知らない私は、
何故か蟹に焼きもちを焼いたり、寝取られを心配したり
カバディするクガネがとても奇妙に映ったものだった

えっ。もしかして君の自信のなさが
甲殻類をライバルとする位に低いものだったの!?と
内心であわてたことだろう。尚、勘違いと暫くは
気づかずに、それならば
体に教え込んで差し上げようと夕日の沈む前に
褥に引っ張り込んで朝まで寝かせなかった。そんな
未来もきっと、あるでしょう]

 そう考えれば、そうだな。
 ……どれほど国土小さくとも
 どんな時代でも、人々にとっての希望はある
 それが、英霊に、なるのだから。


[君はやはり、前向きだと。目をゆるく、細めるのだ]


 仲良くなれれば、良いとは、思うが。
 無理なら、腕試しもできそうだから、
 それはそれで、問題、あるまい。


[友好を考えはするものの、所詮私は維新志士
有効が結べないなら殺してしまえの
結局戦闘民族であった。
首、あるかな?
]

[ということで。少しばかり景色を楽しんだりした後は
私の興味はかふぇにくぎ付けだ!]


 そふとくりぃむだな。あいわかった。
 どうやらここの、そふとくりぃむは
 牧場から産地直送新鮮な生乳を使って
 更にすかいつりぃの絵が描いてあるクッキーまで
 ついたものがあるらしいぞ。


[いつもはぽつぽつと、喋る私だが
ことさら、好きなものに関してはとても饒舌である
……この癖には未だ気づいてはいないのだが。それは兎も角
君も喜んで賛成してくれたところで
私も同じものを買って、1つは手渡す

眺め良い景色、そして口の中に広がる甘味
隣には愛する可愛い恋人

ここが天国かな?いや、空の上だった]

(でもなラッセル、お前だっていつか、あの舞台でプレーするかもしれない。そうなったら嬉しいし、絶対応援にも行く)


(お前にはその可能性がある。いつか壁にぶち当たるかもしれないけど、絶対諦めるなよ、ラッセル……)


[思わず口をつきかけたその言葉を、セスは慌てて飲み込んだ*]

[謝罪の重さが一切感じられない謝罪を受けつつ― 真剣に怒っているわけでもないので ―呆れたようなため息をこぼして、


………、少女の体躯が、ふらり、ゆらいだ]

[とっさに飛ばした手は、届いただろうか。

思わず、といった風に伸ばしかけた手は、
少女の言葉で一度止まる。
―おそらく、その止まった隙があだとなった!


悪魔は、―――そう、きっと。油断をした]

[耳に届くいつぞやのむかつく神様の声。
なあにが"困ります"、だ!と悪態つくにも
深々と刺さった槍がその言葉を吐くのを邪魔していて。

……血は吐かねども、存在は揺らめくもので]


 悪魔に世界の成り立ちを説こうっていうのか、あんたは

      ・・・・
 ずいぶんとお優しいこって!
 困るとかなんとかいえば―――止まるとでも?


[透き通るような槍は、
未だ自身の体から抜かれてはいないだろう。

なればこそ、そのまま刺された槍を
ひっつかんでじわり―――炎をまとわりつかせる]

[燃やそう、という意識ではない。
その聖なる力とやらを侵してやろう、…そんな意識からだ。

もちろん、はじかれることもあるだろう。
――何せここは自分にとって異郷の地。いくら悪魔だとて"神様"に勝つのは難しいだろうから


はじかれたとしても、炎をまとわりつかせることはやめないが]


 ああ、――だからむかつくんだ。この世界は
 だからこそ、そう、だからこそ、

 ―――願いを、果たすにふさわしいと思うね。俺は


[ぐら、ぐら、……と。存在が揺らめき続ける。

突き刺された箇所から、
血のように炎が広がっていき、悪魔の体を徐々に焼いていく。

隠した仮面の奥で、無理やり口角をあげながら]


 ……残念ながら、
 俺に"心なら返す"、…なんて考えはないんだよ。

 奪うなら、―――全部、って決めてるんでね


[槍をひっつかみながらも、そういって。
侵食されてくれるかどうか、…我慢大会、ってか?*]


[キャプテンの言葉を聞いて、瞬きを数回
それから頷いて、グラウンドでバッティング練習をしている選手たちの様子を見つめた]


 この国で1番、野球が上手い人達の集まり…


[実感も湧かなければ想像もつかない
1番上手いとはどの様なもので、どんなプレーをするのかが

軽々とバットを振り、ボールは高く舞い上がり
外野フェンス付近に居る選手は、拾い上げたボールを予想よりも遥か遠くまで投げている
…目に見えているこんな事は、きっとごく一部なのだろう]
 


[練習風景を見つめていると
時間が過ぎるのはあっという間で
いつの間にやらスタメン発表の時間になっていた

派手な演出と共にスクリーンに映し出される選手達の映像
迷子になりそうな程集まったファン達と
私、迷子になる歳じゃないですけどね!

盛り上がって楽器を鳴らす応援団の人達
ウグイス嬢が読み上げていく名前に、耳をすませた]


 あ、キャプテン…

 あれ、あれ見てください!
 嘉勢さんも石河さんも出るって!


[見覚えのある名前が、並ぶ。

名前がひとりひとり挙げられているのだから、彼にも聴こえているだろうけれど
分かっていても抑えきれない、ラッセルにしては珍しい興奮の感情

いぇーい。なんて向かい合って
ハイタッチを要求してみたり]
 


[そして始まる試合開始
球団マスコット達が横でパフォーマンスをしながら
始球式で投げられたボールが、キャッチャーの手に収まると一気に拍手が起こる

今日の先発投手の嘉勢選手がマウンドに上がった
左腕から繰り出される記録以上に早く見えるストレートと、多彩な変化球がウリのピッチャーだそうだ
せっかくと買ったタオルを取り出して広げた]


 …おー……おお!?


[4球目、鋭く飛んでセンターに抜けると思われた打球は姿を消していた

どこに行ったかと左右に首を傾けているうちに
ファーストにボールは送られていて
赤いランプがひとつ点灯した]
 


[あまりに早い出来事だったので
思わず隣の席に座るキャプテンの方を見て確認をしようとする]


 今の…セカンドゴロ……?


[太陽光プリミティブシャインズのセカンド、石河選手
球界でも指折りの守備力と、なにより
誰も寄せ付けぬ足の速さをもつ選手

その足の速さが、守備範囲の広さにも繋がっているらしい
プロの技のひとつを、こんなに早く見られると思わずに
これから先の試合の応援に、より一層熱がはいった]*
 

[ぐらり、傾いだ身体の奥で

   ああ、やっぱりまだ
          いた≠フか

唐突に消えた、魔王殺しの聖剣
あれは、フリーレの体内に入っていた。

精霊の王を宿した
聖剣
が。

   だけど。ほら。

    何事もない振りをしていたかった。

まずい、意識が。
   からだが乗っ取られる。

突き返す力もな
、気づけば意識は底深く
堕ちていく。
おちていく。
]

[深く背まで突き刺した槍に
いつもすぐに変わる無表情の顔を晒して
眉一つ動かさずに流し込む────”理力”


 例えこれでフリーレが亡くなろうと
 精霊王は、意に介さない。

悪魔を追い払うか消滅させれば上々だ。]


   ……・・・・・いいえ?


[透き通る槍が炎を纏う。

燃やす意志はなく、侵してくる”意識”
じわり。手に持つ部分から黒ずんでいく。

────
”神”
成るものといっても
      少女の器に入りこんでいるが故に

 その力のすべては発揮出来ない。
 無論、憑依した少女から抜け出せば世界の災害となりえる。

どちらがより分が悪いかは
────恐らく悪魔のほうであろうが。
]

  《 ……異界の悪魔
   どちらにしろこの子はもう永くはない

   それでも貴方は諦めぬというなら 》


[笑みひとつ零さずに、己の優位性を知って
────目蓋を閉じる。


   この娘を救おうとするその隙を狙って
  互いに反撥する力を娘の内から生じさせようとして ]

[すべての力が一瞬抜け落ちた。
悪魔にはその一瞬で充分な筈だ。

   
この悪魔なら、その一瞬で理解する筈だ
]


( ────…ぼくが
      ぼくで無くなったと思ったら )



[そんなつもりで告げた訳でもないけれど。]

 




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