人狼物語 三日月国


209 賢い狼さんと生意気な子猫の小旅行

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【人】 アル

[温泉街という現実の非現実。
湯立つ空間は幻想の中に浮かび上がる幻の様にも思え、
未知の場所に迷い込んだ様で何だか面白い。
だから、こうして目にしたのは初めて故に
ツァカリ同様に目を奪われるのは早い話だった。

最中、>>1:36「アルもニホンは初めてなわけ?」と
聞かれれば自分自身は首を横に振って否を表した。]


 いや、契約仕事で東京や神戸には行ったかな。
 でも旅行で来たのは今回が初めてだ。


[こうしてゆったりと過ごそうと提案が無ければ、
きっと楽しむ為に此処へと訪れる事は無かった。
真面目に仕事に取り組む忙しい人狼は、
今更である質問を交わす黒猫の頭を撫でてから
共に大きな門を潜り抜けた。]
(0) 2023/04/23(Sun) 8:44:00

【人】 アル

[日本に来たのは初めてではない。
その言葉は嘘ではないとツァカリは分かるだろう。
少し覚束ないにせよ、出迎えてくれた人たちに対して
日本語でチェックインを伝えるに至る。]


 あー、浴衣か。
 俺も着たことは無いんだよな…。

 …浴衣なら客室で着れるっぽいな。


[見た事はあっても、機会がなかなか。
やはりそういうものはタイミングやキッカケが無いと
体験出来ない事ばかりである。
…とはいえ、レジャー企業の提案を主体とする
会社経営者である故、やりたいかやりたくないかと
言われれば前者が勝る。

面白そう、とツァカリが声を弾ませて楽しげに
肩を揺らすモノだから、やらないという意見はない。]
(1) 2023/04/23(Sun) 8:53:15

【人】 アル

[まずは形からとはよく言うモノだ。
ツァカリは時計職人である事も合わさり、場に合わせた
雰囲気を大事にしている感覚も強くあるのだろう。
…悪くないだろと言われれば、仰る通り。]


 へぇ、客室って思ったより広いな。
 なんつーか、想像以上だ。


[宿と聞いていたし日本の家は割とこじんまりと
していると聞いた事があったが杞憂だと思わされる。
十分くつろげる環境が揃った和室は、訪れた自分たちを
歓迎する準備が万端であった。

手前の机と座布団はリビングのようなモノか。
奥に設置された川を眺められる背もたれ付きの椅子は
例えるなら英国のモーニングルームの様な物だろう。
 
襖の仕切りも床からも草の香りが広がる。
それらが自然由来の素材で出来た材質だと分かれば
落ち着いて過ごせるという理由が何だか分かった気がした。]
(2) 2023/04/23(Sun) 9:06:00

【人】 アル

[硫黄の香りがする空間や見慣れない収納。
それらに目を奪われている最中にツァカリが問い掛ける。
郷に入るならば郷を。全力で楽しみたい彼らしい質問だ。]


 浴衣の着方?
 …あー、いや、俺も詳しくは……待ってろ


[ナカイさんに問えば浴衣の着方に関する案内を受け取る。
日本語、英語、韓国語、中国語…妙に多国語で書かれている。
成る程、俺たちのような観光客向けに解説を事前に
用意されているという事がごくごく自然と分かる。

また、案外こうして浴衣を楽しむ者が多いのだろう。
現にツァカリが尻尾が引きちぎれるのではないかと思うほど
浮かれ模様であったのだから。]
(3) 2023/04/23(Sun) 9:14:13

【人】 アル


 面白い作りをしてんだな、浴衣って。
 ほら、一緒に着てみるか?


[見た限り着慣れなさはあるけども、特別難しい工程はない。
でも慣れない物は慣れないから、一緒にでも着せるでも
どちらも面白いことだろうよと思っての提案。

浴衣は色んなサイズがあるらしいから、サイズ的な問題で
お互いに着れないということは無さそうである。]


 …それとも俺が着せた方がいい?


[丁度合いそうなサイズを彼の腕に乗せてみせた。]**
(4) 2023/04/23(Sun) 9:19:00
アルは、メモを貼った。
(a0) 2023/04/23(Sun) 9:20:45

【人】 ツァカリ

[旅行はないが仕事では数回。
 なるほど、それなら雰囲気が掴めない訳ではないだろう。
 かといって、訪れた場所が今いる温泉地のような場所では
 ないから、実質彼も初めてのようなものか。

 それなら互いに新鮮さを味わえばいい。

 旅館を案内してもらいながら見る景色はなかなかに
 期待を膨らませてくれるようなものばかりだったから。
 頭を撫でられている間も反抗するでもなく、
 カコン、となる鹿威しに目を向けたりして、
 『あれは何のためにあるんだ?』などと問うていただろう。]
(5) 2023/04/23(Sun) 14:01:34

【人】 ツァカリ

[部屋に足を踏み入れた後、浴衣の話を振ってみれば、
 鈍い反応が返ってくる。
 そういえば、さっきも着たことがないと言っていたな。>>1
 今までにニホンへと訪れる機会に、
 浴衣を着ることはなかったらしい。

 客室で着れるという話ではあったから、
 探してみれば、この室内にあるのだろうか。

 待ってろ、という指示に軽く顎を揺らして、
 彼がナカイさんと会話しているのを脱衣所から眺め、
 話が長引くようであれば、脱衣所に踏み込み中も確かめた。

 洗い場と、室内風呂らしき木製の風呂がひとつ。
 洗い場の向こうにもう一つ扉が繋がっていて、
 そちらを開けてみれば、岩で作られた小さな池のような
 風呂がもう一つ。こちらが露天風呂だろう。

 思わず、口笛を鳴らしてしまう。
 どちらも男性二人が共に入っても余裕があるくらい広い。]
(6) 2023/04/23(Sun) 14:02:06

【人】 ツァカリ

[そうして見渡すように一瞥してきた後、
 部屋へと戻ってくれば説明を終わっていたらしい。]


  面白い作り?
  着る着る、どうやって着んの?


[濡れた足をマットで拭って、タタミを踏んで。
 広げた手に乗せられた浴衣を広げてみれば、
 布が横に大きくぶわりと広がった。]


  へえ……こんな風になってるのか。


[広げたと同時にぽとりと何かが落ちたから、
 そちらを見れば、紐のようなものが結ばれていた。
 『帯』というらしい。なるほどこれで留めるわけか。]
(7) 2023/04/23(Sun) 14:02:17

【人】 ツァカリ

[着せたほうがいいかという声に、ン?と小首を傾げ、
 それからニタリと人の悪い顔を作って微笑む。]


  んー?
  着方知ってんなら、教えてほしいけど。


[広げた浴衣を二つに折りたたむように一度纏めて、
 スっとアルの懐に一歩近づくように歩み寄り、
 少し高い位置にある眼鏡の奥を覗き込む。]


  あんたにお人形みたいに、
  着せ替えられるのも悪かないな。


[空港で浮かべていた表情に気づいていなかったわけじゃない。
 とんと、手の甲で訴えられたメッセージに。>>1:32
 今度はこちらから応えるみたいに、腕に手を添えて。
 するりと撫で下ろしていって、指先同士を絡める。]
(8) 2023/04/23(Sun) 14:02:32

【人】 アル

[かっこーん、とこの場の雰囲気へと引き込む音がする。
何の為にあるのだろうと聞かれたなら、
本当に何の為にアレはあるのだろうと疑問は湧く。
材質的には木材、いや、竹?
それに水が注がれて、水が落ちた後にまたもや音が響いた。]


 ……。本当、面白いな。
 ニホンってまだまだ知らない事ばっかだ。


[それが鹿威しだと説明をされたとしても、
仮に害鳥避けの鳴子と同様の物だと言われても、
きっと本質を理解するまで時間を要するに違いない。
それまでは音を奏でる楽器だろうかと思う程には。

それ以外にも普段の生活では見かけない装飾を発見すれば
ごくごく自然と視線は其方に運ばれたし、疑問に思わされる。

アレは何だろうな。何だと思う。
何だろうよ。多分こういう物なのだろうか。
──そんな会話すら軽やかに湧き上がる。]
(9) 2023/04/23(Sun) 20:03:23

【人】 アル

[そんな疑問が湧き上がる日本文化。
その一端の一つである浴衣の前。
今は席を外したナカイさんから説明を受けた事で
頭の中で大まかに着こなし方を確認した自身は、
『そういうつもりは無く』声をかけた訳だったのだが。]


 ……悪い顔、してんなぁ?


[さて、確かに欲しいと思っていたともさ。
だがこのタイミングで不意にその仕草を差し向けるか。
急に詰め寄られれば、息が掛かりそうな程近くて。
それでいて何処から熱っぽさを感じられて。
指先から伝うだけの仕草だけで息を飲まされる。

この黒猫は、餌のおねだりがお上手であるから
甘くゴロゴロと鳴く声は非常に魅惑的である。]
(10) 2023/04/23(Sun) 20:13:30

【人】 アル


 お前を着替えさせられるなら、まず温泉から…だな。

[少し離れてから自身の指先はツァカリの頬を撫で上げた。]**
(11) 2023/04/23(Sun) 20:30:10

【人】 ツァカリ

[鹿威しの音はこちらの部屋まで聞こえていたか。
 ロビー近くで見えたからきっと聞こえはしないだろう。

 襖を閉められ、扉の開閉の音が静かになった後は、
 聞こえるのは意地悪く指摘する頭上から響く声だけ。

 無論、彼の方にそういうつもりがなかったのは承知の上。
 そういった素面の男をその気にさせるほうが好きな性分。
 猫は気分屋とは周知の事実。
 だから、自分の気が向いた時にこそ甘く鳴くのだ。]


  そう? いつも通りだけど。


[悪い顔をしている自覚はない。
 ただ、つれない素振りをするのであれば、
 こちらに気が向くまで、じゃれるつもりではある。]
(12) 2023/04/23(Sun) 21:21:51

【人】 ツァカリ

[だが、そこまでする必要はなかったらしい。
 ぐ、と腰を引き寄せられれば身体が寄り添う。
 布越しでも伝わる温度に気を良くして、より近づいた距離。
 見上げれば、唇が触れ合って、すぐに離れていく。]


  風呂がご自慢なんだろ?
  だったら、使わない手はないじゃん。


[悪い顔をしているのはどちらの方だか。
 顔を見ずとも鼓膜を震わせる声が先程より低くなっている。
 言葉だけで揶揄う声に、ゾク、と微かに期待に震え。]
(13) 2023/04/23(Sun) 21:22:08

【人】 ツァカリ

 
  ははっ、それ知ってる。
  "オキヨメ"っていうんだろ?


[頬をくすぐる指先に首を竦めて、身体を離し。
 さっきまでの艶などなかったかのように笑って。
 絡めた手を握り直して、アルの手を引く。]


  写真で見てたより広いしすげえよ、露天風呂。
  中、見て。


[浴衣を手にしたまま、先程足を向けた脱衣所に案内する。
 一歩踏み込めば硫黄の香りが漂うだろう。

 浴衣の出番が訪れるのはいつのことか。*]
(14) 2023/04/23(Sun) 21:23:05

【人】 アル

[子猫が戯れるならば、飼い主も構うというもの。
気分屋の猫にお誘いを受け、鳴き声に釣られて
手を差し出した事はさて一体何度あった事だろうか。]


 …はは、それはそうだ
 裸の付き合い、ずっと楽しみにしてたもんな


[これが一度限りなら偶然だろうが、最早数は数えていない。
常、甘い香りで誘われれば肉食の獣が我慢をする筈は無く。
震える瞼に期待を感じ取れば、口元の笑みは携えたまま。]
(15) 2023/04/23(Sun) 23:25:26

【人】 アル

[手を引かれれば「俺以上に切り替えが本当に上手い」と
内心思いながら後を追いかける。
その間も手を離す事はなく、寧ろ掴み易いように握り直して
二人で楽しむ事を暗に約束していた事であろう。]


 ……へぇ、本当だ。
 これまた思ったより広いな…?


[硫黄の香りが鼻をくすぐる。
風呂を溜める文化がまずない──そもそもバスタブが
存在しないケースが多い──ので、広々とした露天風呂は
その見た目もそうだが、何もかも珍しく思われた。]


 のぼせないようにしなきゃな、
 ……とは言っても…


[それは難しい話かもしれないな、なんて。]
(16) 2023/04/23(Sun) 23:40:46

【人】 アル


 …ま、とりあえずお楽しみの前に。
 まずはちゃんと、身体を洗ってからな?


[きっと、浴衣の出番が訪れるのはだいぶ先。
よく服を脱がす事が多いけども、今日は焦らす事は
止めておいて。ちゃんと衣服と着替えの浴衣を
棚に並べておけよとだけ伝えておけば後は誘うも誘われるも
どっちにせよの話であるだろうさ。]
(17) 2023/04/23(Sun) 23:45:44

【人】 ツァカリ

[楽しみにしていたのはそれはそう、だが。
 一方的に一人だけが楽しみにしているみたいに
 言われてしまえば気分は削がれてしまう。

 ぐるぐる懐いていた猫が気紛れにするりと飼い主の手から
 離れていくのも、また猫の習性の一つ。]


  ……ま、あんたにその気がねえなら
  オレだけで入るだけ、だけどな。


[ツン、と鼻を鳴らして笑顔を消せば、
 彼の腕の中からもするりと抜けていく。]
(18) 2023/04/24(Mon) 1:00:36

【人】 ツァカリ

[彼の意識が温泉へと向いている内に浴衣を洗濯籠に乗せて。
 逆上せないようにと言われた意味すらも、
 裏の意味を考えてしまうけれど、それもまたさっきのように
 『そういう意味ではない』のかもしれないと思えば、
 返す言葉も思い浮かばず、押し黙ってしまう。

 だが、『お楽しみ』とわざわざ言う辺り。
 完全に乗り気じゃないという訳でもなさそうで。]


  
……どっちなんだよ。



[小さく独りごちるようにぶすくれて、呟く。
 風呂に入るからには身体を洗うつもりではある。

 忠告を受け取るよりも先に棚に置いた浴衣は
 先程広げた名残で少しシワを残して置かれている。]
(19) 2023/04/24(Mon) 1:04:17
ツァカリは、メモを貼った。
(a1) 2023/04/24(Mon) 1:24:29

【人】 アル

[興味がねぇって一言も言っていないのだが、さて。
この子猫はコチラとしては素直な反応に気付かないのか
猫は一人遊びを強要されたと思ってご機嫌斜めの様子。
(単にもう少し遊んで欲しいのか、素直ではないのか)

いずれにせよ拗ねた猫ちゃんに対しては
『お招き』するのが吉として。
曖昧な言葉遣いで相手を翻弄させてしまう人喰いの獣は、
小さく愚痴る彼に向けて僅かながらの微笑みを浮かべるのみ。]


 そりゃあ、どっちも。


[俺は大勢を騙した嘘吐き狼であれども、
嘘を言った事は割と少ないのだがな。
少しでも視線を向けられたなら自分は自分の腕から
服を取り払っていたであろう。]
(20) 2023/04/24(Mon) 8:00:39

【人】 アル

[まあ黒猫の反応としては正しいというか。
自由で気儘である彼らしい仕草である。
故に、毎回毎回翻弄されたり読みにくい所があるが…]


 まったく、お前はつれねぇなぁ。


[だが特にその後の警戒については無く、軽く笑うのみ。
目の前の楽しみの為に衣服を取り払っていく様を見れば
彼の本心が相変わらず表に出ていないだけだろうと
予想だけ立てるに至るであろうか。]
(21) 2023/04/24(Mon) 8:08:21
[どっちも、と落とされた言葉の意味を掴めない。
 少なくともツァカリにとってはどちらかしかなかった。

 僅かな嘘も見抜けない程の浅はかな千里眼しか
 持ち合わせていないから、彼の機微を拾うことも
 興味が向いていたことにも気づかずに機嫌を損ねるだけ。]


  …………――、


[それでも、脱衣所から扉を開け、洗い場に向かう前には
 背中からの視線を気にするぐらいの
 いじらしさはあったかもしれない。]

[自身の思い通りに事が運ばなければ興味を失くす。
 それでも、放っておかれてしまえば尻尾は揺れる。

 自由に気ままに生きてきたが故に、主張は強く、
 気位も高くなってしまったものだから。
 
 つれないと言いながらも旅行に連れ出し、
 付き合ってくれる恋人には甘い顔をしたいのに。
 素直に求めることもできなくなってしまった。

 否、寧ろ関係に名前がついてからのほうが、
 いくらか動きにくくなってきている気がする。

 互いに『遊び』と称しているほうが、
 相手を気遣うこともなかったけれど。

 いつからか、甘やかす腕を覚えてしまってから、
 窮屈でも居心地がいいと思えるようになってしまったから。]


【人】 ツァカリ

[煽る素振りだけ見せて、撫で上げた部分はまだ大人しい。
 それもそうだろう、まだ刺激すら与えられていない。
 
 見返す視線の先、微かに動きが止まったような気がしたから、
 挑発をするための目が更に細くなり、
 浅く舌を出して、自身の乾いた唇を舐めた。]


  ……っそ。じゃ、お先に。


[いくばくか動きが早かったのはこちらの方。
 外気に全身を晒せば、からりと扉を開けて洗い場へと踊り出る。
 背後から向けられる鋭さが深まった視線に気づかずに、
 『食われる側』は意気揚々と湯気が立つ様に、おお、と。
 物珍しそうに辺りを一瞥していた。]
(22) 2023/04/24(Mon) 21:39:36
[これでも存分と自分は素直だと思う。
思っているだけなのかもしれない。
でも、嘘は含有していても全てを偽る事は少ない。

かつては自由が少なかった分、自分なりの自由の中で
流れるがままに遊ぶしかない為、意志は軽かった。
故に物事を曖昧に表現し誘い込むタチがある人狼は、
人を騙して抱き抱える事ばかり。
気儘に楽しんでみせて、弄んでから手放して、
気軽に手を出してみせて、貪欲に遊んで、
それから取っ替えるようにして食っていた。]


 (そんなに薄情に見えっかねぇ…?)


[…求められる事は割と多かったかもしれないけど、
大体は相手の事なんて考えた事があっただろうか。

──間違いなく、身体も心も欲しくなったのは
黒猫であるからこそなのは確かだがね。
燻るほどに、君が欲しいと願っているのだから。
(関係ができれば出来るほど、難しくなっていく話だとしても)]

[──それはそうとしても、
これが遊びか、遊びじゃなかろうが、
『誘われた以上』は気遣うつもりはないが。]

アルは、メモを貼った。
(a2) 2023/04/25(Tue) 0:42:47

[気ままに遊んできたのはどちらも同じか。
 そんな話を互いにしたこともあったかもしれない。

 寧ろどちらもそういう気質であったからこそ、
 馬があったというのも事実。

 彼が薄情かどうか知るのはこれからのこと。
 『欲しい』と言われた夜に戸惑い、
 受け入れたのはいつの話だったか。

 それから少し時間が経った今も。
 彼が同じように思っているかどうかは、預かり知らぬ所、
 疑り深い猫は、時に飼い主の気持ちを推し量る。]

ツァカリは、メモを貼った。
(a3) 2023/04/25(Tue) 13:27:31

 
 

  そりゃ、まあ。
  オレだって旅行をそれなりに楽しみにしてたしな。


[ぽたり、濡れた前髪から水滴が雫となって落ちる。
 良い顔、の自覚はなかったから、少し気恥ずかしい。*]

 




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