人狼物語 三日月国


258 【身内】冬融けて、春浅し

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視点:


【人】 葛切 幸春


 ………、おはよう。冬莉 、


[寝起きは少々頭の動きが鈍い。
頬に触れる温もりに浅い夢の淵から現へ意識を戻しはしたものの、幾許かの沈黙を挟んだ。後、漸く眼前の像へ焦点を結んで瞬きを一つ。日頃相手の双眸を覆う眼鏡を外した素の顔が其処に在っただろう。じ、と目に焼き付けるよう眺めみて、その鼻筋へ鼻先を擦り付けた。
するりと労るように腰を撫でて漸く身を起こす。]


 何か食べるか?


[返事があれば用意しようと───問うてはみるが。此処は自室でなく相手の依拠だった、と遅れて気付き悩む事になるか。*]
(2) 2024/05/04(Sat) 15:04:16

【人】 葛切 幸春


[身を起こそうと未だ脚は地へ付けていない。シャツを見付けるより早く、裾を引かれて視線をベッドへ戻した。
躊躇うように下方へ落ちた双眸を知り、眉尻を下げて微かに笑う。数度髪を撫でた後でその指へ指を絡めた。]


 ………いや。俺は別にいい。
 あんたが、何か食べた方がいいかと思っただけだ。


[此方に無理はないと言葉通り首を振る。それなりに健啖家であると自認しているが、多忙な折は一日何も食べない事もざらにある雑な生活を送っていた。───本当はもっと早くに起きて相手のために何か用意しておきたかったところだが。]
 
(5) 2024/05/04(Sat) 21:06:21

【人】 葛切 幸春


[カーテン越しに見遣る外は明るい。屹度好ましい天気なのだろうが、晴れた日だからこそ敢えて寝台の上で怠惰に過ごすのも恋人と共になら悪くはなかった。
隣へ寝転がり直して身を寄せる。目許へ軽く唇を押し当てる最中の問いには、些か不思議そうに首を傾ぎもした。]


 今日の俺の予定は、あんたと居ることだけだ。


[一緒に過ごす予定だっただろう? 違ったか。
逆に問い掛けながらも、意識は違う方向へ向きつつある。]
 
(6) 2024/05/04(Sat) 21:07:37

【人】 葛切 幸春


[律儀な礼へまた一つ首を振る事となる。>>7
添えられた呟きが音に成っていたかは――少なくとも己は言葉として認識は出来ず、何か言ったか、≠ニ付け加えもした。]


 それなら良かった。


[同意を得て>>8 、幾許か気を弛めたよう頷きを一つ。此方もまた回す手で彼の背を擦りながら、穏やかなこの時間を暫し楽しむ姿勢を取った。
静かな部屋に鳴り響く端末の音が無いのだから全く良い休日だ。―――伏線フラグでない事を祈る。]
 
(9) 2024/05/05(Sun) 0:11:30