人狼物語 三日月国


54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】

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【人】 きっと教育係 キネレト



 ……なんて語ると少しは教育係らしいかな?
 実際は単に僕が言葉遊び好きなだけさ。


[知は力ともなるから、と言えば聞こえも良いが
図書館は一番身近でお金のかからない娯楽施設だ。
幅広く満遍なく揃えられた豊富な蔵書が、
余すことなく彼らの知識欲を満たしてくれる。

強いられるのではなく学ぶ楽しさを覚えた彼らが
自分から興味を持って通い詰めているだけで、
僕は文字を教える以外特に何もしていない。

教育係を自称しておきながら未だ未熟な僕は、
君と言葉や想いを交わすことで
沢山のことを学ばせてもらっている。
人を想う楽しさも難しさも、
君を愛さなければきっと知らないままだった。

……少しずつではあるし上手くもないけれど
受け取れるようにもなってきたと思う。

元々、君のプライドを傷付けたいわけではないし
君の気持ちを否定したいわけでもない。
自分が君の愛を受けるに足る人間であるのか
それだけが懸念だったが、
自己肯定感のなさは君が真摯に愛情を注いでくれることで
徐々に解消され始めている。]
(55) 2021/01/10(Sun) 0:14:54

【人】 きっと教育係 キネレト

[だから、そろそろ。
今日は。今日こそは。
こうして無防備な姿を見せられるくらいに僕は
君に心を許して好きで居るんだと伝われと……
貞操観念ゆるゆるみたいに思われるならば心外だが
必要以上に警戒するのは違うだろう、もう夫婦なのだし。
そう思っての行動も、ただ単に
無防備なだけだと思われていそうな気はする。

お風呂に入れる子供たちの前で素っ裸で居るのも、
君の反応を見て反省してから止めた。
水着を着る分自分を洗う時間が無いので
シャワーが活躍するというわけだ。]


 …………?
 君こそ自分の魅力をもっと自覚した方がいいよ。

 僕に魅力があるとすれば、
 それは君だけが知っていてくれたらいい。


[なんだかまだ娘のように見られている気がする。
父親的な慈愛のまなざしを感じる。

そんな視線を向けさせてしまう原因は自分にあるのだろう。
もう少し嫁もしくは妻もしくは伴侶として見て欲しい、
そう訴えれば益々子供っぽく見える気がして口を噤んだ。]
(56) 2021/01/10(Sun) 0:15:14

【人】 きっと教育係 キネレト

[あひるちゃん雪だるま化計画が彼の頭の中で
密かに計画されていたことには少しも気付いていない。
そうそのとおり。君の作ったものを僕は壊せない。
けれどもあひるちゃんはあひるちゃんで大切なので
救出したい衝動との狭間で揺れるかもしれない。

君は気付いていないのかもしれないが、
僕は本来依存心が高い。
あひるちゃんや虎ちゃんぬいぐるみを愛でることで
君一人に圧し掛からせてしまいそうな
面倒くさい感情を分散しているのだ。

かかり湯は今度子供たちにもちゃんと教えよう。
案外僕よりも彼らの方が、
きちんと意味を理解しているかもしれないね。]


 君となら、雪かきも楽しいと思うけれどね。
 後で時間があったら作ってみようか。雪だるま。

 
[
きっとそんな時間の余裕はないのだけれど

雪だるまを作るよりはかまくらを作って、
中で君とゆっくり寛いでみたいなんて夢を見る。

ああ、でも完成する頃には二人して力尽きてそうだな。
中に入った瞬間爆睡してしまって
起きたら雪に埋もれていた、なんてことになりかねない。]
(57) 2021/01/10(Sun) 0:16:05

【人】 きっと教育係 キネレト

[この場に子供たちが居たらそうは行かない。
やれ雪合戦やれ雪だるまと連れ回されながら
滑って怪我をしてしまわないように、
知らぬ間に体を冷やしすぎてしまわないように
目を配りながら全力で相手をせねばならない。

……もしそんな場にも君が来てくれたなら。
僕だけでは見落としてしまう場面まで、
君なら見守っていてくれるんだろう。]
(58) 2021/01/10(Sun) 0:16:15

【人】 宵闇 迅


 そうだね……いや、足を呼びますよ。
 そのほうがおれがゆっくりできる。

 ほとんどバイクですしね、おれ。

[頷きかけて、少し考えてからゆるく首を振った。>>27
 運転しながら、助手席の妹とふたり、でも構わないが、
 後部座席に並んで座ったほうが気兼ねなく話もできる。
 ――あと、運転は荒いとダメ出しを貰ったこともあるし。]


 旅行に行く予定でもあったと?


[不思議な話ではあったけれど、
 そもそも扉を開いて以下略の時点でもう最大級だ。
 準備してた荷物が出てきたのだろうか、と
 すんなり受け止めて、
 そうして多少の戯れを重ねてから見送った]
(59) 2021/01/10(Sun) 14:05:34

【人】 宵闇 迅

[くるり、と回る様>>28が、
 ちいさな鉢の中で回遊する金魚のようだった。

 描かれた柄が、動きに合わせて空を泳ぐ。
 得意気な顔とあわせて、はなまるをあげよう。]

 浴衣なんて、もう何年も着てませんよ。

[寧ろ、妹はよく自分で着付けられたな、と感心した。
 小フリーズを挟んでから、ちゃんと招かれた通り、>>29
 足の間に収まった小さな頭を正面に向けて固定して、
 洗いたての髪を手繰る]
(60) 2021/01/10(Sun) 14:05:52

【人】 宵闇 迅


 うん、


[するすると指の間を滑る髪を編み込みながら、
 あのね、と呼びかける声に相槌を。]


 うん。


[――似たもの兄妹だなあ、と、吐息だけで笑って、
 編み込んだ髪をまとめて、ヘアゴムで括ってからお団子に。
 簪でもあればいいんだけれど、と少し顔を引いた時に、
 視界の隅に銀色の簪を認めて、先程の妹の話に得心する。
 そっとそれをさして、できあがりだ。*]
(61) 2021/01/10(Sun) 14:06:36

【人】 図書館長 アザレア

 

 おかしいな。
 言葉遊びはわたしも好きだったはずなんだが……
 好きこそ物の上手なれと下手の横好きの
 具体例になった気分だ。


[好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早い
下手なくせに、その物事が好きで熱心である

言葉遊びが好きだからこそ言葉選びが達者なきみと
言葉が出てこないものの言葉遊びは好きなわたしと

共通点と相違点を並べてみたらなんだか
今ごちゃごちゃ考えてる事に共通しているように思えて
ああ、べつに今のままでもいいのかもしれないと
少しだけ気が軽くなる。

もちろん全く別な問題なので。
全く同じではないけれど。

上手くとも下手でも同じだけ返せているかに拘らずに
お互いそうしたいと思う気持ちこそが大事なのかなぁなんて
ひとまずは綺麗にまとめておく。

きみと答え合わせをするのはまた今度に。
今は温泉で体を休めに来ているのだから
うじうじ悩むのは後でだっていいだろうと
上手く気持ちを切り替えた。]
(62) 2021/01/10(Sun) 14:32:42

【人】 図書館長 アザレア



 自覚は正しく持ち合わせているつもりでいるが……
 はて。足りてなかったかな?

 例えばそう、
 きみだけしか見えていない一途なところ、だとか。
 きみがいないと成り立たない類の魅力なら
 誰にも負けないくらいに持ち合わせているつもりでいる。

 きみの魅力もそうだったらあ有難かったんだが
 きみの場合はそれだけに留まらないから
 ときどき心配になる……
 

[情緒が割とぐらぐらしていたのは
寛ぐどころか慣れない場所に逆に少し緊張していたか
或いは知らぬうちに彼女だけでなく
わたしも疲れていたのかもしれないなぁなんて
割り切ってしまえば切り替えるのはそれなりに得意な方だ。
伊達に無駄に長く生きていない。

おかげで安定していると思われがちだが、
実際はそうではないと彼女にだけは
そろそろ気付かれ始めている気はしている。
割と面倒くさい思考回路をしていることも。]
(63) 2021/01/10(Sun) 14:34:35

【人】 図書館長 アザレア

[きみに惹かれてすぐのころには
知られてしまう事を恐れていた
自分でも好きになれない自分のそんなところも

きみならば、きっと
しょうがないな、と笑って抱きしめてしまうのだろう。

一片の疑いもなくそう思ってしまうことは果たして
きみへの甘えなのか
きみを正しく理解しているということなのか
判断するのは難しい。]
(64) 2021/01/10(Sun) 14:37:32

【人】 図書館長 アザレア



 ………雪を舐めてはいけない。
 腰が逝くぞ?主に、わたしの。

 ああでも、土産にできるくらいの小さいやつなら
 作る時間もあるんじゃないかな。


[雪に戯れてはしゃぐ若さは生憎と持ち合わせていない。
物理的に若い時からなかった気もするが。
雪だるまなんか作ったことがあったかな、と
古い古い記憶を漁ってみるが思い出せないだけのか、
全く一度も経験がないのか
思い出せない以上、不明なので早々に切り上げた。

そもそも雪だるまってなんだっただろう。
雪玉を二つ積むだけでは雪だるまと
定義することに躊躇いを覚える。

屋根の向こうに手を伸ばして、
湯気のせいか少し水気が多く感じる雪を
二つかみほど攫ってきて、
定義を躊躇う雪だるまもどきを建設する。

湯船の淵に積まれた少しいびつな雪玉ふたつは
すぐに溶けて片付けの手間をかけることもないだろう。]
(65) 2021/01/10(Sun) 14:39:56

【人】 図書館長 アザレア

[これはサイズの問題か、形状の問題か
かけた時間による愛着も関与するかもしれない
それとも装飾がないことが問題なのか……
雪だるまとは呼べない気がする。なぜ。]


 ……なぁ、キネレト。
 雪だるまとはなんだっただろう?


[真面目な顔をして積まれた雪玉を睨む。
拘り始めたら、時間を忘れて雪と戯れ続ける危険が有るのは
彼女よりも自分の方だなんて自覚はこれっぽっちもない。*]
(66) 2021/01/10(Sun) 14:40:22

【人】 埋火 真里花

 迷ったら、おそろいでもいーよ?

[ もう何年も着ていない>>60と兄は言う。
 そういうことではないのはわかっていたし、
 大人の男が選ぶ柄でもないけど、戯れを口にしてから、
 兄に背を向けて、座る。

 するり、するり、髪の中を自分じゃない指が滑っていく。
 髪が揺れると、シャンプーの香りがする。

 妹の髪をこうして結ってあげることはあっても
 こうして誰かにしてもらうことはない。

 交わす言葉は少ない。
 でもその一つ一つの、うん>>60という頷きが
 ちゃんと私の話を聞いてくれていると伝えてくれる。

 まとめられた髪に、つ、と冷たいものが
 髪の中へと刺される。なんだろ、と思ったまま
 振り返って、 ]
(67) 2021/01/10(Sun) 21:35:19

【人】 埋火 真里花

 かわいい?

[ そう問いかける。いつかのように。
 かみさま、かみさま、ありがとう。
 私は悪い子だけど、願いを叶えてくれて。

 返事を待つ前に、ぽすり、兄の腕の中へ
 飛び込んだ。

 抱っこして、とはさすがに、言えないからね。* ]
(68) 2021/01/10(Sun) 21:35:33

【人】 きっと教育係 キネレト



 言葉遊び好き、って点では
 本質的にはどちらも相違ないだろうし、
 君の言葉遊びは心地良いよ。好きだ。


[文脈的に、まさか君は
自分を下手の横好きと評価してるんだろうか。
好きこそ物の上手なれが僕か?
実際は逆なんじゃなかろうか?

上手い言葉がさっぱり出て来ないから
君の言葉選びに惹かれる僕と、
言葉遊びが好きだからひとつの言葉を上手く展開して
僕の世界を広げてくれる君だろう。
そう訴えようとしたところで
君本人がそう言うのだから、
君にとってはそうなんだろうなぁと口篭る。

少し前の僕なら、
君は無理して付き合ってくれているんじゃないかとか
こんな話はつまらないんじゃないだろうかとか
うじうじ延々と気にしていたと思う。

今も、もっと何か自分に出来ることはないか
何事ももっと上手く出来ないものかと
思い悩むことには変わりない。
けれど、以前よりも随分と気は楽になった。]
(69) 2021/01/10(Sun) 21:51:05

【人】 きっと教育係 キネレト

[上手かろうと下手だろうと、
楽しんでいればきっとそれで良いんだ。
二人で100%を目指すのだからまずは半分の50%を目指して、
僕がめいっぱい楽しめば良いんだと
そう教えてくれたのも君だった。]


 やっぱり自覚が足りないね。
 僕が居なくても君の魅力が成り立つのは
 いろんな人から伝え聞いているよ。

 僕も、君が居てくれて初めて成り立つ類の魅力なら
 誰にも負けないつもりでいるし、

 ……僕には本当に
 君しか見えていないのだけれど……
 ねぇアザレアくん、
 そんなに僕は信用ならないかな……?
 

[まぁ胡散臭そうな顔ではあると自分でも思う。
君みたく眼鏡でも掛けてみれば、
多少今よりかは誠実そうに見えるだろうか。

或いは僕が信用ならないというより、
君が自信を失くしかけているんだろうか。]
(70) 2021/01/10(Sun) 21:51:10

【人】 きっと教育係 キネレト

[無事に仕事を納めて開放的な気分になったからか
君と夢にまで見た温泉旅行に来ることが出来たからか、
この宿に足を踏み入れてからというもの
何故か僕はいつも以上に大胆に
積極的に働きかけようとしてしまうから……
余計に君を不安にさせてしまうんだろうか。

休日も日がな一日、
家でのんびり過ごすことの多い僕らだ。
慣れない環境で逆に落ち着かないのかもしれない。

そんな風に邪推してしまうのは、
彼と接していていつもというわけではないけれど
割と鏡を見ている気分になることが多いからだ。
自分は君を困らせたくなくて
なかなか言い出せない仄暗い醜い感情も、
君が似たような想いを抱いてくれているのだと知れば
甘く胸が震える心地がしてしまうから不思議だ。

僕が君をばかだなぁ、と笑って
抱き締めたくなってしまうように、
君もきっとこんな僕の面倒な感情ごと
抱きしめてくれるんだろうな、と自惚れてしまう。

いっそわかりやすく妬いて見せた方が
君は安心出来るんだろうか。
めんどくさいぞ。
君のとこの有能な司書さんたちや教え子にすら妬くぞ僕は。]
(71) 2021/01/10(Sun) 21:51:20

【人】 きっと教育係 キネレト



 ぶっ………
 マッサージも看病もいくらでもするけれど
 君が痛い思いをするのは嫌だなぁ。

 小さいやつか。なるほどね。
 僕も少し作ってみようかな。


[体力無さそうだもんなぁ、君。
ぎっくり腰で君がベッドに寝たきりになってしまえば
君を独占出来るし世話もし放題だな、なんて
一瞬浮かんだ物騒な思考を君に悟られる前に胸の奥に沈める。
私利私欲の為に君の不幸を望むなんて最低だ。

君に倣って湿気を含んだ雪を一掴みして
君がだるま作りに夢中になっている間に、
己を戒めるように雪塊を頬に当ててみた。ひゃっこい。
久方振りに触れる雪は想像以上に冷たくて
素手ではとてもじゃないが二つも握り固められない。

細長い小さなスイートポテトみたいな塊を作って、
体良く落ちていた葉と赤い実で飾って
雪うさぎとしようとしたがすぐに消えた。]
(72) 2021/01/10(Sun) 21:51:27

【人】 きっと教育係 キネレト



 どうかな。上手くできたかい? 雪だるま……

 …………
 ………………? うーん??


[積み重ねられた二つの雪玉のシルエットは
確かに雪だるまのそれだ。たぶん。少し歪ながら。

足りないのは大きさか、装飾か、丸さか……
その辺に落ちていた団栗や小枝で飾ることを提案してみる。
三段重ねにしてみてもいいかもしれない。]


 雪だるまとはなんだっただろうか、か。
 なかなかに哲学めいていて面白いね……


[ここが温泉でなくて君が裸でもなくて
君の手に手袋が嵌められていたなら、
時も僕も忘れて雪に夢中になる君を
少し淋しくも微笑ましい気持ちで見守りながら
僕も一緒になって雪と戯れただろう。

けれども残念ながらここは露天風呂だ。
キリのいいところですっかり冷たくなった君の手を取って
暖めるように息を吹きかけてから、
お湯の中へと引きずり込んだ。]*
(73) 2021/01/10(Sun) 21:51:40

【人】 宵闇 迅



 真里花が可愛くないときがないからね。
 似合ってますよ。

[軽い音を立てて胸元に飛び込んできた妹を抱きとめ、>>68
 着付けを崩さないように背を撫でる。

 指先でさした簪を揺らせば、細工がしゃらりと鳴った。]

 先は丸かったけど、
 頭に刺さらないように気をつけるんですよ。

 畳に寝転んだりしたら、引っ掻いちまうかもしれんから。

[わかってはいたが、細い。
 成長途上であるということを差し引いても。

 膝に乗せて、背を撫でながら寝かしつけたことを思い出す。
 大した重さでないとはいえ、次第に痺れてくる足も、
 妹の安らかな寝顔で全く気にならなくなったことを。]
(74) 2021/01/10(Sun) 22:16:45

【人】 宵闇 迅

[徹夜明けで、寝る前にシャワー、というタイミングだったから。
 それに、女性は近しい男性親族の匂いを嫌うというけれど。
 離れるまでは好きにそうさせておくとして、
 身を起こすなり、微睡むのならそのタイミングで]

 さて、それじゃあ、おれも浴びるかな。

 ――あのマスコットのビビッドカラー浴衣しかない、なんて
 ことになったら、同じのを選ぶので。

[おそろいでもいいなんて戯れを引き継いで戯言を。*]
(75) 2021/01/10(Sun) 22:16:55

【人】 埋火 真里花

 それはほめすぎ。

[ しし、って笑う。
 だって可愛くないときがない>>74なんてさ。 ]

 うん、せっかく可愛くしてくれた頭
 まもる。

[ しゃらり、涼しい音を立てる飾りは刺さってしまう
 ものらしい。背を撫でる手は、いついつまでも
 もっともっと、こうしていて、と言いたくなる
 魔法の手。 ]

 ふ
 ふふ、

[ 小さく笑ってしまうのは、気恥ずかしさに
 耐えられなくなってしまったから。その笑いが振動を
 兄に伝えてしまうだろうな。少しの間そうして笑って。
 やがて、笑い疲れた頃に顔を上げて ]
(76) 2021/01/10(Sun) 22:35:00

【人】 埋火 真里花

 うん、いってらっしゃい。

 ……え、
そんな可愛いのなかった


[ あのマスコットの浴衣>>75
 あったら着たかった、けど。
 それを着こなす兄の姿を想像してしまったものだから。
 たまらず、畳を拳で叩いてしまった。とん、とんとん。
 畳、ごめんね。 ]

 ゆっくりしてきてね
 沈んだら呼んでね たすけてあげる

[ そう言って見送ったことだろう。
 尚、妹はまだあのマスコット浴衣の兄が
 「どうしました?」ってこっちを見てる
 想像に取り憑かれて畳と戯れています。* ]
(77) 2021/01/10(Sun) 22:35:41

【人】 宵闇 迅


 それはない。

[褒めすぎ、を食い気味に否定した。>>76
 兄は至って真面目である。

 いつだかに、それこそ、弟を持つ友人にも、
 一番気心の知れたやつにも、声を揃えて言われたことがある。
 いい父親になるだろうな、と。

 いつまでも兄は兄なのだけれど、
 確かに、一歩踏み出したそこを、
 ひとは父性と呼ぶのかもしれない。

 なにがおかしいのか、伝わってくる振動に、
 眉尻を下げて、口角がゆるむ。]
(78) 2021/01/10(Sun) 23:27:38

【人】 宵闇 迅



 その審議はあとにしようか。
 戦争になりそうだ。

[兄曰く気の抜けるマスコット、
 妹曰くかわいいマスコット。>>77

 なんかしらんがえらいウケたので、手打ちにしておこう]


 ゆっくりしてたら間違いなく沈むね。
 流石におまえに引きずらせるわけにもいかねぇですから、
 気をつけるよ。

[畳と仲良くしている妹を残して、
 からからと小気味よく開いた扉の向こうへと]
(79) 2021/01/10(Sun) 23:27:46

【人】 宵闇 迅

 ―部屋に帰りたい(心からの叫び)―

[思わず題字になるほどには寒い。
 降り積もる雪を心底、ウワァ、という顔で見上げて、
 ただ、晴れ間でないだけ気分はいい。ひたすら寒い。

 鳥肌が立った腕をさすって、
 修行もかくやといわんばかり、勢いよく掛け湯をしてから、
 端の方にずるずると身体を滑り込ませた。
 尻の下で少しぬるついているのは泉質によるものだろうか。
 ほかほかと立ち上る湯気に蒸されている気分だった。

 室内にいるときも思っていたが、
 雪が降ると本当に静かだ。
 水面を打つ源泉と、自分の身動ぎでたつ水音しかない。

 地元では雪なんてそうそう降るものじゃない。
 降ったとして、積もることなんて稀だ。
 よくて地面に残っている程度。山間部は多少積もるようだが]
(80) 2021/01/10(Sun) 23:28:09

【人】 宵闇 迅

[だらしなく預けた首を逸らして、空を見上げる。
 切り取られた景色は十分非日常を示しているのに、
 髄まで染み渡るようなお湯の温度だけはいやにリアルだった。

 思考に暗幕を下げられたように鈍る。

 ――静かすぎるのは実際のところ、あまり得意でない。

 ただ、辺りに漂う空気感が、そっと自罰に蓋をする。

 無心で雪が踊るのを眺めながら、
 手足を投げ出して暫くそうしていた]
(81) 2021/01/10(Sun) 23:28:20

【人】 宵闇 迅

 ―長風呂(当社比)―

[烏の行水とは呼べない時間ではあったけれど、
 それでも身綺麗にして室内に戻ってくるまでの時間は、
 世間一般でいうところの長風呂には当てはまらないだろう。

 ビビッドカラーのマスコット浴衣、は、
 幸いか生憎かなかったので、
 黒地に流水柄のシンプルなものを選んで身につけた。

 芯まで温まれば、普段から血行が悪いと揶揄される顔色にも
 僅かばかり血色が戻るというものだ。
 これで肩凝りが多少マシになればいいのだけど、と、
 軽く肩を回しながら、自分のポケットに入れていた荷物を
 引きずり出して、もう一度露天にリターン。

 ――流石に妹が居る室内で、受動喫煙させるのは頂けない。

 ここが禁煙であるかどうかよりそちらのほうが重要だ。
 携帯灰皿を片手に、慣れた手付きで火を灯す。
 冷え切ってしまう前に戻るけれども、
 こればっかりはルーティンとして譲れないので。

 いつもより手早く一服を済ませてから、漸く。
 室内に戻って、片手をあげた。流石にもう畳とは決別したろう]
(82) 2021/01/10(Sun) 23:28:32

【人】 埋火 真里花

 ふ、ふふ……

[ 兄が浴室へと消えてから、私はまだ畳と戯れていた。
 ひとりで笑っている。 家族が見たら変な顔されそうだけど。

 いつぞや。
 同級生に兄の写真を見せたことがある。

 たくさんはなかったから、今よりもっと若いときの。

 似てるね、の後にかっこいいね、いいな、と
 同級生は言った。でしょ?と笑ったら

 まりーはブラコンだね?って友人は笑った。
 私もそう思う。

 けど、 ]
(83) 2021/01/11(Mon) 0:05:37

【人】 埋火 真里花

 かわいくないときがない かぁ

[ お兄ちゃんもなかなかにシスコン。
 あにばか、だと思う。

 ――私は私のことを、平均、平々凡々
 と分析している。

 同級生が持っているような華やかな顔立ちや
 ふくよかな胸はないし。

 それでも兄には、世界で一番、可愛い生き物
 に、見えているらしい。 ]
(84) 2021/01/11(Mon) 0:05:52