人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

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【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  他にも、こちらのパネルを操作すれば
  ……楽器自体が音を立てた際に
  こうして光ったり、常に楽器を光らせたり
  色とりどりの色で光らせることも出来ますわ。


[パネルの「光」ボタンを幾つか弄れば
小太鼓や太鼓が赤や青、緑に黄色に橙と光り
時間経過で色が変わるようにと自由自在に調節し]


  それに、音色も変えられますのよ。


[そう告げて再びパネルを弄れば
トランペットや洋琴、電子四弦や六弦。
変わり種では猫の「にゃー」や鳩の「クルッポゥッ」など
合わせて60もの音源があること。

楽器一つ一つの音を違う音にそれぞれ設定し、
複数の音源を掛け合わせることも可能なことを
併せてお伝えして。]
(220) 2020/09/23(Wed) 9:55:38

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  こちらは拍節……リズムの掛け合わせや
  パーカッションとしての役割などの
  比重が大きい楽器ですわ。

  旋律そのものを紡ぐのは難しいですが
  音の強弱に高低など拍節の取り方や
  叩き方次第では無限の演奏が生まれます。


[演奏の手を止め、椅子から立ち上がり
そうご説明申し上げて最後に。]


  ただ、余り激しい演奏をされると
  御身体に触りますから、もし演奏される場合は
  初めはゆったりとした、遅めの拍節から
  始められた方がよろしいでしょう。
(221) 2020/09/23(Wed) 9:55:56

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  お気に召していただけたようであれば
  後に新品をお送りいたしますし、
  他の楽士に依頼し講師を派遣いたしますわ。


[私は専門では無いので、その手に詳しいものを
楽士や宮廷楽士養成所経由で依頼出来る旨も
お伝え申し上げて]


  よろしければお試しになりますか?


[ファラリスが御令嬢にも使いやすそうな
一番軽い撥を御令嬢に差し出しました。

果たして御令嬢はどのような反応でありましたか。
そもそも御令嬢の参考になったかどうかすらも
定かではございませんが。]
(222) 2020/09/23(Wed) 9:56:24

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[巡業のお話について御令嬢は
とても上品なご様子で口元に手を当て、>>@2

目を綻ばせたようなご様子はとても愛らしいと
お話ししていて思わず感じました。

北部の地域で早朝に演奏する必要があったものの
食事が用意されず空腹のまま辺りをお忍びで彷徨い
たまたま見つけた屋台の香辛料入り腸詰肉と
珈琲の味が忘れられない思い出や]
(223) 2020/09/23(Wed) 9:57:20

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[日差しのもとに咲く向日葵や領地凱旋演奏で
メニュレーに咲く一面のラベンダー畑。

精製されていない茶褐色の砂糖や糖蜜を
暖かい牛乳に溶かしこみ、ステンドグラスのような
赤と黄色・橙の耐熱ガラスの欠片に

一欠片だけペリドットのような
黄緑の耐熱ガラスを柄の中に継ぎ合わせた
美しいスプーンで混ぜて飲む人々の話など、など。]
(224) 2020/09/23(Wed) 9:57:39

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その後私は演奏をお披露目いたしました>>116
お屋敷の方々に惜しみない拍手を送られ、
目尻を潤ませた方に微笑みなどいたしました。


  ですが、どこか憂い顔のようにも見える
  従者と思しき方のご様子が
  少しばかり気になりながら。>>116>>117


   御令嬢のご様子も音楽に身を震わせるかのような、
   そのようなご様子に思えたものの
   どこか空虚なご様子にも思えて、
   内心で気になったのですが……>>@4


そのことは私、お首にも出せませんでした。]
(225) 2020/09/23(Wed) 9:59:02

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  はい、国王陛下から慰問の皆様へと
  メニュレーへのご注文で職人達が
  丹精込めてご用意いたしました。


[病弱な方や入院された方等へのお見舞いとして
メニュレーでも注文が入る小型自鳴琴。>>@5
陛下もその旨で命じられたのでしょう。]


  意匠は「困難を乗り越えられるように」と
  それを象徴するものの彫り込みとして
  オズワルド国王陛下の逸話の場面を彫り込むよう
  ご指示がございましたので、その場面と

  実用性も兼ねて銀縁の時計と
  病気平癒の守護石と名高いアクアマリンを
  蓋の上部に嵌め込みました。
(226) 2020/09/23(Wed) 9:59:28

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[それが御令嬢にとって>>@6余り好きでは無いお話で
心弾まなくなる可能性や複雑なお気持ちなどが
御令嬢の心のうちに芽生えるかもしれない可能性など
職人達も、そして私も
今時点では気付くことは出来ませんでした。


何せ御令嬢の長年培われた淑女の笑みは>>@6
私視点、見破るには余りに見事なものでございましたから。]



  ありがとうございます。
  陛下もきっとお喜びになるかと。



[しかし、私の直感は何に対してかは不明だが
何かに関する違和感を拾っており。
しかしこの時点では理解出来ず心の隅に留め

私も宮廷楽士として鍛え上げた
楽士としての微笑を浮かべたのでございました。]
(227) 2020/09/23(Wed) 10:00:25

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・審査員席(夕暮れになる前)─



 (不思議だわ、こういう時に限って
  色んなことを思い出すなんて。)


[奇しくもかの従者の方が
足取り重そうに歩いていたその頃。
>>115>>118

私はハイアーム家でのことをふと、思い出す。
感じた違和感の正体が分からなかったことや、
演奏の時の御令嬢や従者の方のことが
妙に心へ引っかかり、調子を取り戻すまで
1週間は掛かった時のことを。]
(228) 2020/09/23(Wed) 10:01:13

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[自身が音楽好きであり、平台好きであるからこそ
気付かなかい一つの視点。
「音楽を好まない者もまた、存在する可能性」>>117


  多数派の中にある少数派の心を
  果たしてこの国は汲み取っているのかどうか?
  今の私が決して思い浮かべられない一種の皮肉



音楽に対し恐らく真逆のことを考えているであろう
そんな私達は同じ空の下、同じ国土を踏み
今この時を違う想いで過ごしながら。]*
(229) 2020/09/23(Wed) 10:02:28
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a38) 2020/09/23(Wed) 10:14:30

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・審査員席(夕暮れ)─


[様々な者達が様々な想いで立つ舞台。>>202
祈りを捧げた娘の順番は、>>203
様々なことがありつつも着々と訪れました。
(勿論私はそれを知る由もなく)


人影や人々の影、茜色に染まろうとする
空の下──次の参加者の番号が呼ばれました。>>201]



   (────あら?あの子、何処かで見たような)




[まさに以前、教会で出会い>>0:73
そして……見逃してしまった娘。>>0:79>>0:80
今まで気付けなかった私も知らぬ自身の咎。
>>0:82>>0:83>>0:84]
(230) 2020/09/23(Wed) 11:07:20

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[ですが、次の瞬間]
(231) 2020/09/23(Wed) 11:08:20

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  (…………まあ!

   まあ!まあ!まあ!
まあ!!)



[美しい茜色に染まりながら
舞台に立つ彼女の歌声、その第一声から
突如胸元を掴まれるかのような、
引き込む引力を歌声から強く感じたのです!
>>201>>207>>208]


  (これよ────これよ!!
   私が今ひとつ足りないと思っていたものは!!)
(232) 2020/09/23(Wed) 11:09:41

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[出場者には今日も例年と同じく
こうすれば伸びるであろうかと考え、
助言はしていたものの物足りなさにモヤモヤし

2日目に期待をかけようとしていたその折に
飛び込みの彼女が魅せてくれた歌。



      シン、と静まり返る会場。
      誰も一言も発さない静寂。




…………………それを打ち破ったのは。]
(233) 2020/09/23(Wed) 11:10:18

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ─────最っっっ高だわ!!

  これよこれ!私が見たかったのは!!



[私大興奮で席から立ち上がり、
惜しみない喝采を送ると周囲からも
それはそれは盛大な拍手と歓声が沸き起こりました。


  その歌声には様々な思いが詰まっていたのかもしれません。
  貴方に声を掛けてくれた周りの人達、>>205
  音楽祭で会おうと言った異国の方。>>205


血が繋がらなくとも可愛い弟や妹達。>>206
貴方が出会ったハイアーム家の御令嬢と
その従者の方々。>>26]
(234) 2020/09/23(Wed) 11:11:31

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[でも────最初で最後なんて206




そんな思いをもし私が知れてたのであれば
それはそれはにっこり笑って
こう告げてられていたでしょうに。




────誰が最後にさせると思って?]
(235) 2020/09/23(Wed) 11:13:39

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[気付けば王族の方々も何方か御席を立ち、
彼女に賞賛と拍手を送っていらっしゃる。

声楽の楽士に至っては逸材を見つけたとでも
言いたげな喜色満面の笑みと瞳。]



  あなた……飛び入りの方ね?
  飛び入ってくれてありがとう。

  お陰で我が国にこんな素敵な逸材が
  まだまだ存在するという喜ばしい可能性を
  今まさに証明してくれて!



[歌の最中に何を考えていたか、>>206>>207
普段歌う際に何を考えているかなんて>>0:9
知らずともこれだけは自身の中で確信いたしました。
これは賞賛されるべき才能だと。>>0:30


そして、一つの思惑が沸き起こりました。]
(236) 2020/09/23(Wed) 11:15:17

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ねえ、あなた。まだ歌えるかしら?
  お祈りの歌でも貴方が住む場所の歌でも
  好きな歌でも何でもいいわ。
  もう一曲歌ってくれないかしら?

        今度は私の伴奏付きで。




[私の言葉に周囲の聴衆からはどよめきが、
後ろの王族席、横の審査員席からは
隠しきれない動揺が伝わりました。



私が急遽伴奏を弾こうと持ち掛けるのは、
本気で相手の才能に惚れ込んだ時だけだと。
そう、知る者達は。]
(237) 2020/09/23(Wed) 11:16:16

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

    再度同じ曲でもいいわ。

    勿論伴奏はおろか、
    私の要求自体を拒否しても構わない。
    これは私の個人的な興味でもあるから。

    規則により、拒否したことで
    あなたが減点・失格になることは
    一切無いからそこは安心してちょうだい、
    そこは審査員として断言します。


[舞台にいる彼女の方へ顔を向けて
私はきっぱりとこう言い放った。

横にいる審査員が固唾を飲んで、
私と舞台の彼女を交互に見やりその動向を伺いながら。]**
(238) 2020/09/23(Wed) 11:17:38
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモをはがした。
(a40) 2020/09/23(Wed) 11:25:19

平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a41) 2020/09/23(Wed) 11:26:48

平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a46) 2020/09/23(Wed) 16:20:31

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・審査員席─


[私が声を上げて賞賛を送ると>>234
何故か彼女はぽかんと口を開けて
立ち尽くしているかのようでした
>>253>>254


最後の音が漂って消える、>>253
その余韻すら名残惜しい程に思わせた彼女は
まるで評価を全く予想していなかったかのよう。


しかし、その視線が周囲の聴衆や>>246>>254
異国の楽器を紡ぐ6人組の1人>>244>>245>>246
王族の方々にまで及べば>>236]
(261) 2020/09/23(Wed) 17:52:07

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[足に震えが来たらしく、私の目には
緊張の所為かは分かりませんが>>254
随分と力を込めて踏ん張ってるのは明白で
一瞬どう声を掛けるべきか心の中で迷いましたが


何より、飛入ろうとした勇気と腕前。
私に才能を見つけるという楽しみと
言葉通り、良き才能が国に存在する可能性を
思い起こさせてくれたのですから。>>0:29>>0:30]



    (ここまで心揺さぶられたのは久し振りだわ)



[彼女は胸のあたりの服を強めに握りしめ、
それはそれは深く頭を下げていました。
全身を震わせ、喉も上手く紡げなさそうな様子に>>254]
(262) 2020/09/23(Wed) 17:52:41

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ……大丈夫?やっぱり緊張したわよね?
  大丈夫よー、落ち着いてゆっくり深呼吸しましょ。
  あなた全身の震え凄いわよ、
  ほら吸ってー 吐いてー


[まずは落ち着かせようと深呼吸を試みたのですが
効いたかどうか、そもそも聞こえいてたかどうか。

見つけ出した才能が潰れてしまわないようにと
心配で声を掛けてはみましたが、閑話休題。]
(263) 2020/09/23(Wed) 17:53:09

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[この声に伴奏がついたらどうなるのか。
相乗効果を想像したら血が騒ぎそうでなりませんわ。
どうやら彼女も私の想いに勘付いたようで、>>255
逸らすことなく見つめられた瞳に返事を確信しました。



    この子は────やる、と。




そして確信は、予想通りに────>>255>>256]
(264) 2020/09/23(Wed) 17:53:38

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[私はその返事にニヤリと悪戯めいた笑みを浮かべ>>256]


  勿論よ!むしろ無茶振りした上に
  迷惑掛けてるのはこっちだから。
  あとそんなに恐縮しなくて大丈夫よ、
  私のことは唯のおばちゃんとでも思って頂戴。

  じゃあ、今すぐそっちに行くわ。


[ドレスの裾を摘み上げ、すぐさま走りたいのを我慢して
小走りで舞台まで駆け上がれば
一直線に竪立まで向かい>>257曲を訊ね
準備が整ったので彼女の方を見やると


頬を染めて笑い、頭を下げられた。>>257]
(265) 2020/09/23(Wed) 17:54:38

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[そして────静かに、ゆっくりと奏で始めた。



聖母マリアを讃える かの歌を。



私は知らないことだけど、
彼女が大嫌いだった歌]
(266) 2020/09/23(Wed) 17:55:41

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[あくまで伴奏のため歌を引き立てるかのように、
沈みゆく夕景に音を溶かし込むかのように

両手で彼女が歌いやすいよう気を配りながら
上等な絹のサテン布のように滑らかに奏でて行く




才能よ、咲きなさい────聴衆の視線と
今この瞬間の空気は貴方だけのもの。>>2]
(267) 2020/09/23(Wed) 17:56:09

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

   (……いい、いい、いいわ!!)



[歌声に合わせ私の伴奏にも熱が入り
彼女の心奪うような、万感の思いが籠ったかのような
先ほどと同じか……それ以上と思わせる声に>>258
私が紡ぐ聖母マリアを讃えるピアノの音は



  まるで、音と声が渦巻くように空や空気の中へ
  響き渡り────天に向かって吹き上がるかのよう。
  まるで疾風、まるで竜巻のような引力と躍動感。


  まるで人・音・声・空気・大地…………
  その場の全てが一斉に共鳴し始めたような
  大きなうねりを、そこに感じた。




私も音を紡ぐ一人でありながら、その波に飲まれ
熱い血潮が全身を駆け巡るのを感じながら
最後の最後の一音まで、歌と調和するように
歌から感じる熱に応えて私も熱を返して行きました。]
(268) 2020/09/23(Wed) 17:57:04

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[彼女の歌が終わり、私の伴奏もゆっくりと
余韻を残すように最後の音を奏でれば……
いつしか体は汗ばみ始め、そよ風がとても心地良くて。


夕焼けは夕闇に変わり始め、
群青になろうとする藍と赤の境界に混じる
赤紫に、強く輝く一番星が
舞台からハッキリと見えました。


彼女が戻らなければならない時間は>>255
もう直ぐなのか、それとも過ぎてしまったのか。]
(269) 2020/09/23(Wed) 17:57:35

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[あの時、ハイアーム家御令嬢に歌を披露した
あの時と同じように、


あなたが、いま、こころから

かみにかんしゃしていました、そのとき。>>259 ]
(270) 2020/09/23(Wed) 17:57:52

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[息を飲んだ観衆の沈黙が


割れんばかりの大喝采に変わって
貴方の身へ、一気に押し寄せるかのように



夕闇の空へと響き渡り、王族の方々はおろか
宮廷楽長含めた審査員全員が立ち上がり
貴方に拍手と賛辞を送っておりました。]
(271) 2020/09/23(Wed) 17:58:18