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【人】 カズオミ[あれだけ体を使えばそりゃ腹も減ると言うもので… …そんな風に思考を過らせた瞬間、 生々しい行為の余韻が脳裏に過って勢いよく首を振った。 あれは事故!!!!!! 男に犯されてイッたとかちょっと気持ちよかったとか… あれもそれも全部気の迷い!!!!! 苦悶している俺を尻目に食卓に朝食が並べられる。 素朴な和食、と言った風情のそれは食欲をそそり う、と言葉を詰まらせた。] ……じゃあおにぎり、食う。 [不承不承頷く。 ……まあ、飯に罪はない。 うさぎのりんごに免じて一時休戦してやろうじゃないか。 別に餌付けされていたりはしない。しないぞ。] (0) 2023/01/19(Thu) 15:37:21 |
【人】 カズオミ[腰かけようとすると彼が掌を額に当てて熱を測る。 おかげさまでな、と皮肉半分本心半分で 口を開けかけた時に温かいものが触れて。 心底安心した、みたいな声色に、咄嗟に言葉を失った。] ――――、 [ぼっ、と急に顔が火照ったのは。 感触に昨日のあれそれを思い出したからであって、…別に。 絆されたとか、そんなんじゃねえけど! 俺が固まっている間にあいつはするりと傍らを抜けて、 寝室の方へとさっさと歩を進めていく。] (1) 2023/01/19(Thu) 15:38:53 |
【人】 カズオミ――― おい、 セイ ![その後ろ姿に声をかければ、 彼はこちらを振り向いただろうか。 別に見なくてもいいけどな。 やや憮然としながら、腕を組んできまり悪く口を開く。] (2) 2023/01/19(Thu) 15:41:39 |
【人】 カズオミ……………その、なんだ。 心配かけたのはすまん。 ありがとう。 [まあ結果的に無体されたわけで、 チャラどころか釣りが来るわけだが。 それはそれとして、面倒かけたことに変わりはない。 俺はこういう部分の筋は通す主義だ。] (3) 2023/01/19(Thu) 15:42:57 |
【人】 カズオミ[なお。 シーツを洗う理由を照れくさそうに話されれば 釣られて耳まで赤くなりながら さっさと行け!と怒鳴っただろうが。 その後ため息をつきながら椅子に腰を下ろそうとして ………あらぬところが鈍く痛み 悶絶しながら手を合わせる羽目になるのだった。畜生。**] (4) 2023/01/19(Thu) 15:44:18 |
【人】 カズオミわかったわかった、とっとと行け。 [名を呼ぶや否やたちまち上機嫌に顔を輝かせるセイを 赤い顔でしっしっと追い払う。犬か。あいつは。 どうやら家事全般得意らしく俺が飯食ってる間に シーツの洗濯だけでなく掃除やら洗い物やらこなしてくれた。 (O型クッションは渋い顔で受け取った) 一通り終わった後ヤツは大学に行き、 ようやく平穏が訪れた…と思ったんだが にこにこしながら夜に具材もってまたやって来て 俺も流石に脱力すると言うか、呆れ顔になる。] (26) 2023/01/19(Thu) 19:43:23 |
【人】 カズオミ……いや、いやいや。ちょっと待て。 [確かに鍋は美味そうだが。 まさかこいつこの調子で 毎日やってくるつもりじゃないだろうな。 ウキウキキッチンに立っている彼を見て 押し掛け女房…なんて言葉が頭の中を過る。男だが。 以前……少なくとも襲われる前であれば ある程度は有難く受け取っていたかもしれないが (それでも家入って飯作って貰うのはどうかと思うが) こいつの下心を知ってしまった今は 何だか好意を利用しているようで落ち着かねえ。 隙を見てキスとかしてくるし! 食べ終わった後、コホンと咳払いし セイにまあ座れ、と促す。] (27) 2023/01/19(Thu) 19:43:55 |
【人】 カズオミ………おい、セイ。 この際ちゃんと言っとくぞ。 俺はゲイじゃない。 だからいくら尽くされたところで お前の好意には応えられん。 [いくらレイプ犯と言えどもだ。 人を振るのには多少良心の呵責はある。 が、このままずるずる気を持たせるのは不誠実だろう。 ……というか、昨日断った気もするんだけどな!? まあ俺の方もまともに言葉になってたかは怪しいので……うん……] (28) 2023/01/19(Thu) 19:44:29 |
【人】 カズオミ……そもそも何で俺なんだ…… 自分で言うのも何だがつまんねえ男だぞ、俺は。 [言いながらちょっと頭を抱える。 俺にとって彼は多少仲の良い隣人というだけで そこまで想われるような覚えもなくて。 ……まあ、私生活が雑なのは否定できねえけどな。 けれど世話欲(?)のようなものを満たしたいなら 別に俺でなくてもいいはずで。] (29) 2023/01/19(Thu) 19:49:27 |
【人】 カズオミ[味方になる、と言われたのは。 正直に言えば少し嬉しかったけれど。 そんな風に言われる理由が分からなくて 戸惑っているのもあるのだ。 特別敵が多いつもりもないし、 仮に多かったとしても 彼がそれを知っているわけでもなかろう。 「普通の大人」として平凡に、 けれどしっかり生きてきたつもりだから。**] (30) 2023/01/19(Thu) 19:53:40 |
【人】 カズオミ[まあ先日のことは頂けないにせよ。 あれも本当に若さゆえに暴走してしまっただけで 性根まで悪い奴というわけではないのだろう。 俺を好きと言うのも本心なのだろう。 こんな自分に好意を抱いてくれる、 その気持ち自体は純粋に嬉しいと思う。 ただ、俺がその恋心に応えられないだけだ。] (44) 2023/01/20(Fri) 10:51:49 |
【人】 カズオミ………セイ…、 [とはいえ、お前は学生でまだ若い。 これから先の人生で成長していき、 もっと嗜好が合う人間と良い出会いもあることだろう。 どうかこの失恋を糧にして幸せになってくれ。 友人として、人生の先輩としてなら 相談に乗ってやることも出来るだろうし…… そんなことを思いながら 手を伸ばし、頭を撫でてやろうとして。] (45) 2023/01/20(Fri) 10:54:22 |
【人】 カズオミ………んんっ!?!? [思わぬ方向に話が転がって、ぎょっと動きを止めた。 いやいやいや、待て待て。 今のはごめんなさい、ありがとうで綺麗に締まる流れだっただろ!] イっ……! だ、から、あれはっ……!! 気持ちよくなんてなってねえし…!! なってたとしても一夜の気の迷いだし、俺は男なんて…! [昨日のことを持ち出されてぶわっと顔が熱くなる。 せっかく人が忘れようとしているのに蒸し返すんじゃねえ! というかなんだこいつ!? ポジティブか!?!? ずずい、と距離を詰められて一瞬ひるみ、身体を引く。] (46) 2023/01/20(Fri) 10:56:44 |
【人】 カズオミ………――、 [ぎゅっと両手を握られる。 熱烈な告白に思わず圧倒されて、 うっと言葉に詰まってしまった。 かあああ、と頬が熱くなったのは、 誰かからこんなふうにまっすぐに 好意を伝えられることなんてなかったからであって… 顔を近づけられるのは分かったけど、何故か身体が動かなかった。] 〜〜〜、っっっ [性急に舌がねじ込まれて、力が抜ける。 腰を撫でる手にびくっと腰が跳ねて、] (47) 2023/01/20(Fri) 10:58:10 |
【人】 カズオミ……っ こら……!! [途中ではっと我に返って胸を叩けば 唇は解放されただろうか。 真っ赤な顔でじろりと彼を睨んで。] はぁっ ………お、おまえ、調子に、乗るなよ……っ [上がりそうな息を堪えて絞り出す。 散々体の芯を嬲られた生々しい感触を思い出して うず、と腹奥が熱くなるような忌々しさに 小さく膝を擦り合わせた。**] (48) 2023/01/20(Fri) 10:59:50 |
【人】 カズオミっ…もう、勝手に、しろ… どうせ俺が何言ったって聞かねえくせに、 ……ぁっ、ぅ、…だから、…触るな……っ! [全身を甘く撫でる手の湿度に、 じんわりと体が熱をあげ始めて内心焦る。 昨日の今日だってのに…あるいはだからこそか、 下半身が緩やかに熱を擡げはじめてぎくっとした。 少し強めに腕を突っ張って、 こいつに当たらないように腰を引く。 …明らかに不自然な態勢なのはともかく!**] (61) 2023/01/20(Fri) 20:48:11 |
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