![]() | 【墓】 1年生 工藤美郷[それをじっと見つめると、大きく口を開けてかぶりついた。] ………………………………。 [まだ熱い、ゆるいカスタードクリームが、断面から溢れそうになる。 工藤は無言で咀嚼しながら、立ち上がる湯気を見つめた。 その香気を嗅いだ。 パンを半分に割って、生地のちぎれる弾力を感じた。 冷めていくにつれて硬くなるクリームの流動性を確かめた。 咀嚼して唾液と混ぜ合わせ、パン生地がまとまっていく速度を数えた。 呼吸と共に鼻腔を抜ける香りを確かめた。 鋭敏な五感を全て使って、小泉先輩の作ったクリームパンを観察した。 一つを食べ終わると、もう一度手に取った。 そして同じことを繰り返した。 同じクリームパンでも、今度はもっと冷めていたから、一度目とは全く違う味だった。 食べるたびに違う味になった。 その記憶を体に刻み込んだ。] (+86) 2022/09/13(Tue) 21:43:47 |
![]() | 【墓】 1年生 工藤美郷[やがてパンはレストランに運ばれて、お絵かき大会が始まる。 チョコペンで個性豊かなネコチャンが出来上がっていくのを、じっと見つめていた。 ちなみにこの作業は工藤もやったことがある>>5:172、数少ない特技だ。 規定量ぴったりで顔を描くのが得意だった、だがあまりにも判で押したように同じ顔に仕立てるので、面白みに欠けるネコチャンズだと不気味がれらることもあった。 しばらくは和気あいあいとお絵かき教室をしていたが、やがて沈鬱な空気になる。 黒崎先輩が、工藤には無い魔法を使って、松本先輩の心を言い当てた。>>204 いつからか、朝霞さんや武藤先輩も集まっていただろうか。もしかしたら夢から弾かれた生者たちは、幾重にも夢の境界にはまりこんで、姿が見えないかもしれなかった。 工藤はじっと松本先輩を見つめていた>>5:210。] ……………………。 [何も言わずに、ただ真っ黒な目で見つめ続けていた。]* (+87) 2022/09/13(Tue) 21:44:19 |
![]() | 【墓】 1年生 朝霞 純【現実・工藤さんからの返信】 >>+77>>+81 うーん、ちょっと把握するのに時間かかる…かな。 [脛がいたいですね、多分、脛と文末のですねを掛けているのは分かる。 一瞬理解が追いつかなかったけど、多分そういうことだ。 でも“松本先輩が親父ギャグのことを歳取ったおっさんはな何でも口に出してしまうらしい、それがオモロでもオモロでなくても”の一文がよく分からない。 親父ギャグは歳を取ったおじさんの言うことで、ギャグの内容が面白くなくても口に出してしまうと、そういうことだろうか?] それ、トラくんが歳取ったおじさんってことにならないかな…大丈夫? [トラくんが親父ギャグを教えて、それに豆知識を加えた形なのは何となく想像がつけど、文面的に別の意味に捉えられてしまって仕方がなかった。二人がやり取りするのは微笑ましいけど。] (+89) 2022/09/13(Tue) 21:56:01 |
工藤美郷は、レストランに留まった。 (c19) 2022/09/13(Tue) 21:56:10 |
![]() | 【墓】 3年生 武藤景虎[少し前。まつもっちゃんとくっきーの「待ってる」に残る二人からはほぼ返答はなく。>>187>>193 もう還れないかもしれない二人の胸中は生きている身にはきっと測りきれないほどに深いところにあるのだと思う。 爆発したくっきーの言葉は、残していく側としてはよくわかるものなのだけれど>>198>>199>>200、やはり先輩や徹っちんからは反応はなくて。 代わりに反応したまつもっちゃんの希望を察したらしい「死ぬ気でしょう」って話にまつもっちゃんは曖昧に返して。>>204>>205 徹っちんが何も反応しないことからそれを少なくとも容認しているのだろうなと思った。 まつもっちゃんの「死にたい」が「いきたい」に変わったことは多分大きな意味がある気がして、そこに当てはまる漢字が例え悲しいものでも、何も言うことはできない。 徹っちんがそれで良いというなら尚更、 と考えてたら場がバラバラになってきたので、どうしたもんかな…と思っていたらじゅじゅの必死な声がして、くっきーを探すという徹っちんに気付きを追った次第だ。>>+88 じゅじゅの様子になんだかあの時みたいだなと思う。 だから心配している彼女がついてくることは何も悪いことだとは思わない。]* (+90) 2022/09/13(Tue) 21:58:46 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 ![]() (c20) 2022/09/13(Tue) 22:01:39 |
3年生 武藤景虎は、メモを貼った。 ![]() (c21) 2022/09/13(Tue) 22:03:55 |
![]() | 【人】 4年生 小泉義哉一緒にいてくれるなら、最後まで見てるよ。 どうせ、どこに逃げたって、天使はやってくるんだから。 [ 頭に乗せられる手と言葉は、>>225 まるで「お前も死ねばいいのに」とでも 言われているようにも感じて。 その顔を見上げながら軽く睨みつけて] ……俺は、生きてたら頑張る。 [ それだけ言うと、また顔を逸らす。 心に浮かんだ感情が怒りなのか悲しみなのか それは義哉自身にも分からないが。 どちらにせよ、こちらが死にたがっていては 松本を説得するも何もないということだけは分かるから、 もし生きているのなら、 自分の人生に向き合おうとは決めた]* (231) 2022/09/13(Tue) 22:15:40 |
![]() | 【墓】 1年生 朝霞 純[恐ろしい焦燥感が身を焦がし、私はやはり津崎さんに生きていてほしいと願う。 私はもう、綺麗で純粋な願いも言葉も要らない。 津崎さんに生きていてほしい、幸せになってほしい。 そのための犠牲は厭わない。 自分が傷つけたのに、他者の犠牲は厭わないなんて最低なことを望んでいるとは思う。 でも私は願う。 小泉さんに許されなくてもいい。 津崎さんに生きていてほしい。] (+94) 2022/09/13(Tue) 22:18:18 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新