人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 IX『隠者』 アリア


 
── アリスの誕生日祝い



  おかえりなさい、チェレスタ。


[ 行きがかった玄関の扉が開く。>>44
 間違えようのない、澄明な声。 ]


  公演、お疲れ様です。

  …… 手伝いましょうか


[ 彼女の持つ泊まりがけの荷物の多さを見れば、>>40
 少しは分担してもいいのではないかと声を掛けるが
 はたして頷いてもらえるか否か。 ]
 
(111) 2022/12/11(Sun) 14:37:32

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 一週間後に控えるアリスの誕生日祝い。
 祝いの歌をという彼女の提案に、>>42
 私もまた肯いた一人であった。

 
もしもその場に『節制』の彼女もいたのなら、
 どうする? と様子を窺いもしただろう。
 どちらにせよ私は参加するつもりでいたし、
 彼女が迷ったとすれば誘いもしたと思うけれど。
 「でも、あなたがしたいことをするのが一番だから」
 ……それが全てだ。いつだって、どこまでも。


 不在のうちに少しも練習しないということはない程度に
 それなりには真面目な性分だった。

 寝付きが悪いとか、頭が痛いとか、云々。
 ほんの些細な困り事を解決する薬師もどきは
 暇を持て余している時間の方がきっと多い。
 そこに「歌の練習」が入った、きっとそれだけ。 ]
 
(112) 2022/12/11(Sun) 14:39:11

【人】 IX『隠者』 アリア



  また歌を見てもらってもいいですか。

  もちろん、
  まずゆっくり体を休めた後で構いませんから


[ もちろん、同じような参加者と
 改めて練習する機会は今後もあるだろう。
 何せ本番はまだ一週間先なのだから。

 けれども今は個人的に不安を解消したくて、
 その返答を待った。 *]
 
(113) 2022/12/11(Sun) 14:39:46

【人】 X『教皇』 カルクドラ

[
 
   ─ X 教皇 ─   



  人々を分け隔てなく愛し
  救いの手を差し伸べた者

  絵に描いたような聖人であり
  その人望と慈悲深き愛から 
  “ 慈愛の聖者 ”と呼ばれていた 

  しかし本人は奢ること無く
  その肩書を「重い」と好まず
  別の名デセスパールで呼ぶように、と周知していた
 


  
 
※注釈


 ( “慈愛の聖者”の記録は
    途中の一部記録が紛失している。
    一説を描かれた文書は現存するが、
    信憑性が薄く、創作論を唱える派閥も存在する。 )

 
]

 
(114) 2022/12/11(Sun) 15:05:34

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[

   箱庭崩壊時の慈愛の聖者の末路としては
   以下のように記されている




  
 『死神』を自らの手で
 
憎悪を込め

 
幾度と、念入りに殺害する


  
   その後は自らの運命を嘆き、憎み
   世界、全ての存在の
破滅を願い

   
獄中で呪詛を吐き、発狂し果てた





*]

 
(115) 2022/12/11(Sun) 15:07:17

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 職員からいつもの茶葉と
 南東土産の黄色い熱帯果樹を幾つか受け取り
 紙袋を抱え戻ると、遠目からユグの姿が見えた。>>73]


  ごめん、補充に行って遅くなったよ。
  南東地域のお土産も貰ったから、これも食べようか。


[ 紙袋から覗く珍しい黄色の果物を見せ、穏やかに微笑む。
 彼は北東部出身のはず。
 過去に訪れたことが無ければ、
 この黄色い果物も珍しく映るだろう。]
 
(116) 2022/12/11(Sun) 15:07:35

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ ユグを室内に招き入れ、いつもの紅茶>>25を入れ
 熱帯果樹を器用に切り分け、皿に盛り差し出た。

 同時に、古びた革表紙の本と
 比較的新しい、図入りの本二冊を机に置く。]


  前頼まれていた本だけど、これはどうかな?
  後、頼まれたリストには無いけれど
  学生時代に勉強した内容で、面白かったんだ。


[ ユグに頼まれていた古びた革表紙の本を一冊。
 もう一冊の図入りの本は、特に頼まれていなかったが
 異国の宗教史の本。
 時間があればどうぞ、とおまけ感覚で一緒に添えた。]
 
(117) 2022/12/11(Sun) 15:08:10

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 彼が初めて館に来たのは四年前、
 骸骨のようにひどく痩せた姿だったものだから
 「新たな生活には慣れたか、困ったことは無いか」と
 幾度か声を掛けていた。>>70 
 
 それから間もない頃、話の流れで
 男が教会、聖職者の家系出身であることを告げ
 話が弾み、話し込んだ記憶がある。]   
 

  んっ、甘……、おいし……。
  もう一つ食べないか?


[ 土産の南東土産の果物は見た目以上に甘く、
 弾けるような瑞々しさに、思わず声も漏れてしまう。
 彼がまだ口を付けていないようなら薦め、
 一方男は二切れ目三切れ目へと次々に手を伸ばす。]
 
(118) 2022/12/11(Sun) 15:08:25

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ ──さて。

 男は昔から、聖職者の真似事のようなものを行っている。
 新たに館に人が訪れれば、まず声を掛けに足を運ぶ。
 彼らが馴染めるよう、不安を振り払うべく。

 その中でも、三年前に男が迎え入れた友と
 彼──ユグは特に気に掛け、幾度か声を掛けていた。


 
ユグはあの男死神が連れてきたから。

 

 
 あの男の柔和で人の良さそうな笑みに、
 落ち着きを覚える者も居るだろう。

 警戒することなんて、本来あるはずが無いのに。
 ────それでも。
 ]  

 
(119) 2022/12/11(Sun) 15:09:00

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
[ 魂に刻まれた記憶が、心が。
 幾多の螺旋が複雑に絡み合い、縺れが解けぬまま


 気付けば自然と距離を取っていた。**]

 
 
(120) 2022/12/11(Sun) 15:09:47
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a19) 2022/12/11(Sun) 15:19:00

IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a20) 2022/12/11(Sun) 15:31:06

【人】 [『 力 』 フォルス

 
  
―――食堂


[ 食堂に誰かしらが居れば
 誰であろうと軽やかに挨拶を交わしながら ]


  お〜丁度良い所に。
  スミスさん、軽くつまめるものいいかな


[ ここに初めて来た時には既に居たお世話係。
 当時既に初老であった彼は今尚、綺麗な白髪を整え
 まるで豪邸の執事のような所作で珈琲を落としていた ]


  飲む飲む!
  俺スミスさんの珈琲にゾッコンだから〜
  生まれ変わったら結婚しよ♡


[ 二十年関われば、少なからず情も芽生えるというもの。
 痣有りにあたたかな眼差しを行為を向ける存在ならば、尚更 ]
 
(121) 2022/12/11(Sun) 15:33:38

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 歩み寄る先のスミス。
 彼の背を抜くことは、未だメルロン一つ分叶っていないが ]


  ――頼まれてた帳簿もう少しで終わるからさ
  仕上げたら持ってくるよ。


[ 耳元囁けばへらりと笑った ] *
 
(122) 2022/12/11(Sun) 15:34:10

【人】 [『 力 』 フォルス

 
  
―――売店


[ 珈琲の匂いが近付く事に気付くのは容易いだろう。
 こちらもまた、椅子に腰掛ける存在に気付けば>>60
 ブラッター片手に笑みを向けた。 ]


  ――おはよ、シャル。

  ここ、キレーな涎の跡だね
  良い夢見れた?


[ 自らの口許を示せば彼女の反応はどうであったか
 いずれにせよ、「 冗談だけどね♡ 」なんてけらりと笑った ]
 
(123) 2022/12/11(Sun) 15:48:17

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 示したのは奥にあるいつものスペース ]
 
 
   軽食もらって来たからさ
   一緒にどう?
 
 
[ プラッターにはスコーンにクラッカー、
 付け合わせのジャムやディップといった軽食
 味変用のミルクポットがのせられている。

 頷くなら珈琲をもう一杯頼もうか
 端末一つで届く望みの品。洋館ライフはサイコーである * ]
 
(124) 2022/12/11(Sun) 15:49:20

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
   
――回想:咲き誇る花、溢れ零る雨



 [ それはもう二十年近く前の事
   見渡す限りに咲く花々が一際綺麗な季節だった

   商売の為移動する親と別れ
   当時はまだ一度訪れただけの見慣れぬ場所
   今からは想像できないほど人の少なかった館。

   シンやヴェルトをはじめとした職員に
   東の――住まう街の郷土菓子を土産に携え
   一人、館の門をくぐった二度目の訪問。

   一週間程を過ごした、五歳の頃の事だったか>>59 ]
 
 
(125) 2022/12/11(Sun) 16:30:59

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 [ 誰かが名を呼んだから。
   振り返れば、少女は咲き誇る恵みの中にいた

   穏やかな風に揺れる見知らぬ少女の髪

   名も知らない
   どこから来たかもわからない
   声を聴いたことさえ無いはずの存在

   どくりと胸を打つ声亡き声を聞いた ]
 
(126) 2022/12/11(Sun) 16:31:24

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 [ 少女からただただ溢れ出す涙

   弾けたように生まれ落ちる感情
   幼かった俺は到底理解など出来なかった

   訳なんてわからないまま
   焦がれるように熱くなった胸と
   鼻の奥がつんとして景色がじわりとぼやけて

   気付けば少女をだきしめていた ]
 
(127) 2022/12/11(Sun) 16:31:33

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
     
ごめんな

       ごめん――――― ごめんね 
 
 
(128) 2022/12/11(Sun) 16:31:49

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 [ こうしたいと希う誰かが居た
   こうしたいと叫ぶ心が居た

   初対面の奴が急にだきつくなんて
   この子に失礼だろうと窘める心が確かに居た

   誰がそうさせたのだろう
   誰が言わせたのだろう

   この心は一体、誰のものだというのだろう ]
 
(129) 2022/12/11(Sun) 16:31:58

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 [ 少女にかける声は
   あまりにもつたなく、幼すぎて

  
  けれど彼女が涙をこぼすなら
  俺が泣いていては、だめだろう



      
この手が、行為が、心が許されるなら



              少女の雨がやむまで
              ぎゅっとだきしめていよう

  
  彼女の雨がやむまで
  そっと髪をなでていよう
 ]
 
(130) 2022/12/11(Sun) 16:32:40

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
   [ どれだけ時間が経とうとも
     失われないものがあるように
     忘れられないものは、確かにある ] *
 
 
(131) 2022/12/11(Sun) 16:32:55

【人】 XIV『節制』 シトラ

──
廊下・『隠者』の彼女の部屋の前



  ──アリアちゃん
  いつものお薬……もらっても、いい……?

  ……うまく、眠れなくて


[ 繰り返す悪夢に魘されて眠れぬ夜が続くとき
 わたしは、決まってあの子の部屋の扉をたたく。

 お薬自体の効果は勿論あるのでしょう。
 『隠者』の証を持つ彼女の作るお薬は特別なもので、
 その効力のほどは、実際常用しているわたし自身が
 身をもって噛みしめているところ。

 けれどよく眠れるのは、きっとお薬だけの力じゃない。
 あの子の顔を見ると、あの子の声を聴くと
 ひつじたちの毛に頬を埋めたときみたいにほっとするの。
 それを口にしてしまえば彼女はどう思うか、
 きっと、……悪いようには取らないと思うけれど
 言葉にはせず心の内にしまい込んだままでいる。

 もう一度、扉を叩く。返事はない。
 程なくして、玄関の方から
 よく通り明朗に弾む、澄んだ声が響く。>>111
 一日半ぶりにチェレスタさんが帰ってきたのだ。]
 
(132) 2022/12/11(Sun) 16:38:00

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ アリスさんのお誕生日パーティーで
 お祝いの歌を歌わないか、との
 彼女の提案を、わたしも部屋の隅で聴いていた。
 誕生日には祝いの歌を歌うものなのだと
 わたしが知ったのは、この洋館に来てからだった。

 皆で同じ曲を、この世に生を受けた日を祝う詞を
 同じ旋律で、或いは異なる旋律で歌い
 それらが交じり合ってひとつの調和を織り成す。
 チェレスタさんの提案はわたしにとっても
 この上なく素敵な提案に思えた。

  でも、

 わたし、歌えるの?
 わたしが参加しない方がきっといい歌になる。
 メロディーも歌詞も一から覚えないといけないわたしは
 みんなの足手纏いになっちゃうんじゃないかな。

 参加しないべき……じゃないかしら。

  ──そんな想いが
  挙げかけた掌を背中へと引っ込ませる。

 おずおずとみんなの反応を窺えば
 少なくともアリアちゃんは参加する方針のようで>>112
 迷うわたしの心を見透かすように、
 そっと寄り添うような視線を送ってくれた ]
 
(133) 2022/12/11(Sun) 16:38:24

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 『あなたがしたいことをするのが一番』
 アリアちゃんはいつだって、
 やわらかな優しい声でそう言ってくれる。

 わたしがしたいことは何なのか、
 この洋館に来るまで改めて意識したことはなかったし
 それを疑問に思ったことも、ほとんどなかった ]

 
   わ、……たし
   わたし、…………も

   歌、って、みたい
   チェレスタさん、構わない……ですか……?


[ たった一言の意志を示す為に掛かった時間は
 現実にはほんの一瞬だったのかもしれない。けれど、
 わたしにとっては、途方もない挑戦とも呼べるものだった ]
 
(134) 2022/12/11(Sun) 16:38:56

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ たった一言の意志を示す為に掛かった時間は
 現実にはほんの一瞬だったのかもしれないけれど
 わたしにとっては、途方もない挑戦とも呼べるものだった。

 あれから毎日、時間さえあれば
 お庭の花畑の隅、人気のない木陰で、或いは自室で
 こっそりと歌の練習をしている。
 みんなの前で歌うのはまだ恥ずかしくて
 ごく限られたひとにしか、聴かせられていないけれど。

 チェレスタさんに教わったところ、
 すこしは綺麗に歌えるようになったと思う。
 荷解きが終わって、身体を休めて
 落ち着いた頃合いを見計らって、また見てもらおう。

 今はまず、「おかえりなさい」のお出迎えを。
 そう思って玄関の方へと足を向ければ
 探していた彼女の姿もそこに在った ]
 
(135) 2022/12/11(Sun) 16:39:34

【人】 XIV『節制』 シトラ

──
玄関前


[ 声を掛けるタイミングを見失って
 もごもごと、言葉と視線が宙を舞う。

 わたしが口を開けたのはきっと
 チェレスタさんと、はっきりと目が合ってから ]


  お、おかえりなさい……!
  お疲れさま、です

  あっ、あの、わ……


[ 『わたしもお手伝いします』
 そう言いかけて唇を噤む。

 触れられたくない荷物が入っているかもしれないし
 長旅で疲れているだろう彼女に
 余計な気を遣わせてしまうかもしれないし、
 第一、手伝いの申し入れはアリアちゃんが既にしていて。

 けれどチェレスタさんの荷物は、
 一人で運ぶにはどう見ても大変そうで ]
 
(136) 2022/12/11(Sun) 16:40:22

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……わたし、にも 何か
  できること、ありませんか……?



[ 消え入りそうな声で紡ぐ。
 荷物持ちの手が足りそうなら
 お茶の準備をしに行こうかな。

 と言っても、わたしにできるのは
 売店でフォルスさんにお願いして
 疲れを癒すお菓子と飲み物を用意してもらう、くらい ]*
  
(137) 2022/12/11(Sun) 16:40:57
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a21) 2022/12/11(Sun) 16:43:17

XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a22) 2022/12/11(Sun) 16:46:36

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[信心深く、古くからの風習が根付いている地域。
発展していない場所であればあるほど、その傾向は強い。クロの育った小さな村は、まさにそんな田舎の村だった。

その中で咎人の印を持った証持ちの赤ん坊が生かされた理由。それはクロの持つ証が「運命の輪」を示していたからだった。


「運命の輪」。


教典によれば、幸運と不運をもたらすという贈り物を貰った者。どちらかをもたらせば、もう一つもいずれ呼び込むとされ、最期は幸運を呼び込みすぎた為に誤って殺される、という不運に見舞われた愚か者――とされている。

下手に殺せば恨みで不運を呼び込むかもしれず、逆に生かしておけば村に幸運をもたらすかもしれない。村人たちは話し合いで死なさない程度に生かすことに決めた。]
(138) 2022/12/11(Sun) 17:18:29

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[黒い羊。染めることの出来ない黒い毛は、価値がない物と考えられている。

転じて、「一族の恥さらし」「放蕩息子」それから「厄介者」などの意味がある。

両親は健在であったが、生まれた子供に「クロ」と黒羊からとった名づけをする羊飼いたちが、証持ちをどう考えているかは想像に難くないだろう。信心深く迷信深く、典型的な村人達だった。

仕事と新しく生まれた子の世話に忙しい両親に代わり、クロの世話をしていたのは専ら村はずれに住む老婆だった。彼女も身寄りのない立場の弱い人物だったから、押し付けられたといった方が正しい。

一通り自分のことが出来るようになり、老婆が亡くなった後は、しぶしぶ元の家に迎えられ、羊の世話を叩き込まれた。]
(139) 2022/12/11(Sun) 17:20:42

【人】 ]『運命の輪』 クロ

お婆さんにはね、「お前は幸運を運んでくる存在だからね、その通りにしないといけないよ」って言われてたんだよ。

今は、洋館の皆に運びたいのさっ。

暮らし自体は良かったよ?
朝と夜にご飯もらえていたし、もこもこの羊たちがいる小屋で寝かせてもらっていたから、冬でも温かかったしね。

羊たちと牧羊犬のブチと別れるのだけは寂しかったなー。

[「黒羊」と呼ばれていたかつての生活を話す機会があれば、そんな風に懐かしんだことだろう。黒い羊の悪い意味を知っているかと問われれば。]

うん、知ってるさー。
でも僕、黒い羊好きだよ。
黒い毛並み、絶対かっこいいもの。

[実際に見たことはなくとも、きっと素敵な動物だと想像していた。*]
(140) 2022/12/11(Sun) 17:22:23
 




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