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【墓】 瑞野 那岐[脱いだ上着が床の上で重なる。 ひたりと密着し合った肌が微かに熱を持つ。 本気じゃなかったのかという声に図星を突かれ 答えに窮し、返答に躓いてしまう。] ……本当に、初日の出まで? [ちゅ、と掠めるだけのキスを受けて、小声で問う。 ちらりと時計を見れば初日の出が昇るまでには ゆったりと仮眠が取れるぐらいに時間はある。 堪えられるだろうか、彼から贈られ続ける情熱に。] (+42) 2024/01/13(Sat) 21:30:33 |
【墓】 瑞野 那岐[人並みの体力はあるつもりだけれど、 日頃からジムに通ったり身体を動かしている彼とは 基礎体力が違う。] っ、ン……、 [影が動いて彼の身体ごと自身の影に重なって。 見下されてしまえば、断れるはずもない。 宣言通り、と言うからには本当に 日が差し込むまで睦むことになるだろう。 彼の唇を掠めていく喉も、朝まで保つかどうか。 心音は早くなっていくばかりで、は、と吐息に熱が混じる。] (+43) 2024/01/13(Sat) 21:31:11 |
【墓】 瑞野 那岐[あんなこと、が、どれを指してるのかも分からない。 口数が多いわけでもないのに、 どの言葉が彼の胸を突いたのか気付けずにもどかしい。 骨抜き、などと常から言われない言葉に 支える腕の力が弱くなる。] 責任……? ……ぁ、 [どうすれば取れるのか、眉尻を下げたまま問う。 だが、それも、ほんの少し遅れて理解する。 尚更、肌が朱く染まって思わず押し黙ってしまった。] (+47) 2024/01/13(Sat) 23:11:08 |
【墓】 瑞野 那岐[その考えを肯定するように後押しする声は 躊躇いも一切なく見つめ合う視線に現れる。 見合って、一瞬。 微笑むが眩しく映る。 そこに先程の泣きそうな姿はなかった。 ゆっくりと降りていく彼の頭が胸に留まり、 淡い桃色に触れれば、ン、と小さく声が漏れる。 咄嗟に口元に手を添えようとして先手を打たれ、] い、つも見てるでしょう……? ……っ、ぁ、…… ん、 ……[行き場の失った手が空を彷徨い、また肩に戻り 珍しく少し拗ねるみたいに睨んだのも束の間。] (+48) 2024/01/13(Sat) 23:11:38 |
【墓】 瑞野 那岐……ぁう、ッ…… [唾液で濡らされた部分を指先で摘まれ、 ぴくんと、身体が震え首を揺らした。 は、と一気に熱の上がった声が上擦る。] ……も、ぅ……、ばか……っ、 [押し返す手も、嗜める声も甘く余韻を残して。 ぢゅう、と強く吸われたら、ぱさりと髪がシーツを打った。*] (+49) 2024/01/13(Sat) 23:12:00 |
【墓】 瑞野 那岐[拗ねたように訴えて見せても ねだるように乞われたら断れない事は、 一年に満たない出会いですらも、知られている。 だから、弱い悪態を吐いても、手は振り解かない。 顔を隠せない代わりに熱を浮かべた表情を 覆い隠すように瞳が伏して、まつ毛が震えた。] ……っ、…… [見られていることを意識して羞恥を浮かべる姿を あえて言葉にすることで画策していることまでは気づかない。 それを耳にしていたら、さすがに拗ねるだけではなく 耳朶を引っ張るくらいはしたかもしれないが。] (+53) 2024/01/14(Sun) 1:51:53 |
【墓】 瑞野 那岐[謝罪の言葉を口にしながらも見上げる瞳は じっくりと覗くように熱が籠もっていて、ぞくりと震える。 見られていることで感覚が鋭敏になっているのは 自身よりも彼のほうが気づいているかもしれない。 目尻を朱く染めながら、吸引されてふくりと膨らんだ 尖りに再び唾液をまぶされて、喰まれ、転がされて。] ぁ、……っ、ン、ぅっ ふ……っ、 [抑えきれない声が喉を突く。 恥ずかしいのに、胸に食らいつく彼から 視線を外せなくて潤んだ瞳で見下ろして、息を吐く。] (+54) 2024/01/14(Sun) 1:52:41 |
【墓】 瑞野 那岐[肌を這うように片手が落ちれば 皮膚の上から下腹部を押されて、思わず息を詰めた。] ……っぅ、んッ、 ……は、ぁ…… [柔く押され、器官を知らせるような動きに 密かに尾を引くような溜息に続く。 これから彼が挿入る場所を、教えられて 顔を上げる彼と再び視線が交わる。] ……、 ? ……! あ、れはっ……キス、だと思って、 [一瞬言葉の意味が分からず、小首を傾げたものの 彼が受け止めた意味を知れば声が上擦り、尻窄みになる。] (+55) 2024/01/14(Sun) 1:53:21 |
【墓】 瑞野 那岐[口にしたときは本当に、そのつもりだった。 ──けれど。 響いた言葉に微笑む彼に、再びまつ毛が震える。 ゆっくりと降りていく唇が下腹に降りれば、 呼吸で上下する腹部が膨らんで、凹んで。] キスの、先だって……いい、 景斗さん、と、…………シたい、 [肩に届かなくなった手が、シーツを掴み もじ、と片足が膝を立てるように動いて、隙間を作る。**] (+56) 2024/01/14(Sun) 1:54:18 |
【墓】 瑞野 那岐[どの言葉が彼のトリガーになっているかなんて 口にしたときには気づいていない。 それでも彼が歓ぶのなら間違っていなかったのでは と、考えに至るけれど。 して欲しい、じゃなく、したい、を選ぶのは ”二人”ですることを連想している自身が居るから。] …… うん、 [いやらしい誘いに敬語が崩れて、小さく頷き、 気持ちイイ、を想像して彼の手が置かれている下腹が疼く。] (+60) 2024/01/14(Sun) 13:20:49 |
【墓】 瑞野 那岐[見慣れた瓶は”行為”に必要なもの。 とぷん、と音を立てて指を伝う粘着質の液体が ゆっくりと肌に差し掛かる。 後蕾に触れるひやりとした感触に僅かに腰が浮いた。] ……っ、ン、 つめ、た……、 ッ、ぅんッ、…… く……ッ、…… [慣らされた場所は簡単に指を飲み込んでいくけれど、 最初の異物感だけはどうにも拭えない。 シーツを握る手に少し力が籠もる、かと思えば。] (+61) 2024/01/14(Sun) 13:21:20 |
【墓】 瑞野 那岐[熱に侵された吐息が先走りを零す先端に吹き掛かり それだけでぴくん、と昂りが期待に震えた。] うぁッ、……ぁ、ッ……も、 さわって、るッ……、 [触れているのは唇。 その仕草で問われるならば、熱い腔内に飲み込まれることを 先に知覚されて、かぁ、とまた身体に朱が浮かぶ。*] (+62) 2024/01/14(Sun) 13:22:03 |
【墓】 瑞野 那岐……っぁ、ん、ンぅっ……、 [事前に飲み込まれると分かっていても 見せつけるみたいに舐られたなら、ぞくぞくと腰が震え 咄嗟に揺れた顎を引けば、ぱさりと髪が散った。 熱い粘膜に覆われて、ふ、と唇からも熱が零れる。 隠すことはできなくなっても、無意識に視線が その熱から逃れるように逸らされて、堪えようと。] ……ぅ、んッ、……ぁ、ぁッ……ぁ、 [──するのに。 内側の腫れた部分を押されたら、喉から声が突いてしまう。] (+66) 2024/01/14(Sun) 14:39:31 |
【墓】 瑞野 那岐[どうしても悦んでいることが伝わってしまう。 伝えてもいいと理解はしているのに、羞恥が邪魔をして 伏した瞳に涙が溜まる。 目尻は朱く湛えたまま、盗み見るように そっと横目に下肢へと視線を移したら、 彼の瞳が弧を描いて此方を見ているのに気づいて] っや、ッ……ぁ、その、瞳、だ、めッ……、 [力の入らない手を伸ばして、見つめる瞳を隠すように ぺち、と弱く開いた手のひらで視界を隠そうと。*] (+67) 2024/01/14(Sun) 14:40:06 |
【墓】 瑞野 那岐っ、んん、ンっ、……、ぁッ……、 く んッ……ぅ、[より深く咥えこまれたら喉奥の締め付けに身悶え、 同時にとん、と中を叩かれてびくびくと下肢が暴れる。 は、は、と息を乱しながら、伸ばした手の隙間から 笑う気配に、小さく唇を噛んで、] ……だっ、て……、見られ、ると、 おなか、あつく、なって、……く、ぞくするっ……、 [自身の変化に戸惑いながら、小さく口にする。 これが快感なのか、堕ちる感覚なのか分からない。 受け入れてしまえば、どうにかなってしまいそうで。] (+70) 2024/01/14(Sun) 15:35:37 |
【墓】 瑞野 那岐[かたりと、動いた手先に持つのは避妊具。 先の行為を思わせる動きに、ずくんと、下肢が重くなる。] ……は、…… [欲しい、と思う気持ちが僅かに、揺らいで。*] (+71) 2024/01/14(Sun) 15:36:04 |
【墓】 瑞野 那岐[困っていると伝わっていても、嬉しいという。 気持ちよくなりたいのも、胸が高鳴るのも 悪いことではないと、言うみたいに。 受け入れることを覚えて、人の手によって乱されることが こんなにも恥ずかしいことだと思わなかった。 なのに、身体はぞくぞくと震えて熱を孕む。 嬉しいと、欲しいと、言われる度に、 どくんと、強く脈打つ自身の心臓が、伝える。] ……ふ、……ぅ、ッ…… [口元に伸ばされる指に視線が映る。 やわく唇を押し潰されて、甘い吐息が落ちて。] (+74) 2024/01/14(Sun) 16:49:22 |
【墓】 瑞野 那岐……ン、 [恥ずかしい、のに。 薄く口を開いて、その指先を甘い飴のように喰む。 反らした視線を持ち上げて、目を見合わせれば 熱に侵された目がこちらを見つめている。 かぷ、ともう一度欲しがるように、食んで、歯を立てて。] ……も、……かしく、なってる、……っ、 [だって、そうじゃなければ。 こんなに貴方に触れたいなんて、思わない。] (+75) 2024/01/14(Sun) 16:49:41 |
【墓】 瑞野 那岐[歯を立てた場所を、ちろ、と舐めて吸い付いて離せば、 彼の両手が動く、もっと、深く繋がるために。 待っている間も、は、と息は乱れたまま。 シーツの上に転がり、もぞ、と両足を開いて彼の隙間を作る。 待ち望んでいたかのように、身体を一歩、詰め寄られ 吐息が掛かる程の距離に彼を感じて。 自身の手を導かれて、両足に運ばれた。 余りにも恥ずかしい体勢にクラクラと目眩がする。] (+76) 2024/01/14(Sun) 16:49:55 |
【墓】 瑞野 那岐[息を詰めながら彼が押し入ってくる。 力まないようにしていても僅かに手に力が籠もった。] ……ぁ、 ぁッ、……く、ぅッ [元は受け入れる為のものではない器官。 狭路を熱い昂りで埋められて切ない声を洩らす。 彼の全てを飲み込んで、ようやく詰めていた息を吐いて、] ん、……ぅんッ、……ぅッ、 [拡げられた後孔がひくんと彼に纏わりつくように蠢き、 苦しい中の奥にある燻る熱がじわりと炙られる。] (+80) 2024/01/14(Sun) 20:58:12 |
【墓】 瑞野 那岐[ふと、視界が一際暗くなった気配がするのは 彼の影が強くなったからだろう。 いつもに増して視覚で訴えようとする声にまた熱が上がる。] 言、わなくて……い、からっ……、 はず、かしく、なるッ……、 [今度は彼の視線を奪う代わりに、ぺちりと彼の唇を 手のひらで覆い隠して声を奪う。 けれど、ばちゅんと腰を打ち付けられたら、声が裏返り。] (+81) 2024/01/14(Sun) 20:58:35 |
【墓】 瑞野 那岐……んぁッ、ぁ、ッ、……ひ、ぅッ、……、 ぁッ、うご、くのッ、……や、い、ッ、ぁ、ぁんッ、 ぁ、ぁぅッ、……ぁ、ッ、 あッ [溶けるという声に羞恥でまた瞳が潤む、のに。 同じようにどろりとその瞳が快楽に蕩けていく。 瞳だけでなく身体も、声も、溶かされて。*] (+82) 2024/01/14(Sun) 20:59:24 |
【墓】 瑞野 那岐……っ、! い、じっ、わる……ッ、ぁ、ぁんッ、はっ、 ぁ、ンんッ、ぅッ、あ、だ、 めっ、 ……深、いッ、ぁ、[わざとだと言われたらカッと朱を散らして睨み、 悪態をつくけれど、反論する声は上擦って、乱れ。 次に言葉を口にする頃には、刀身に突き入れられて 髪を振り乱して、善がる。 一際奥深い場所を、強く穿たれたら喉を反らして、 びくっと、身が跳ねて酸素を求めるように唇が開いて。] (+85) 2024/01/14(Sun) 22:25:05 |
【墓】 瑞野 那岐[そこからはひっきりなしに、抑えていた声が洩れ続ける。 唇を塞いでいる手が、突き上げられる度にズレていく。 空いた片手は、甘い責め苦を与え続ける 本人に縋るように、顔の脇についた手首に絡んで。] ぁ、っ、……め、 きもち、く、なっちゃっ、うッ……、 はぁ、ッ、ぁっ、…アッ、ぅ……んッ、ぅ…… [感じ入って溢れる涙が決壊してこめかみを濡らす。 身体が、思考が、溶けていく。 もう、彼のことしか、考えられなくなって。] (+86) 2024/01/14(Sun) 22:25:30 |
【墓】 瑞野 那岐[ずる、と突き上げに唇から外れた手が頬に滑り、 溢れた言葉にきゅう、と胸が締め付けられて。] ……ん、……ぅんッ、……れも、ッ、 き、ッ……、 け、 とさっ……、す きっ、ぁ、ぁッ、…そこ、ッ……ん、っくぅ、 あ、ッ、……ふぅ、もッ……、 クるッ……、 [容赦のない揺さぶりにがくがくと揺さぶられ、 同じ言葉しか紡げなくなるぐらいに、蕩けて。 追い上げられる熱に限界を訴えるように、 ぎゅうと手首に縋り、額を擦り付けて。*] (+87) 2024/01/14(Sun) 22:26:09 |
【墓】 瑞野 那岐[好きだと確認する声に弱く首を振る。 けれど、態度とは裏腹にひくんと襞は蠢いて 彼の言う通り、甘く彼自身を締め付けるだろう。] ひ、ぅっ……ぁ、ぁんッ、ゃ……ぅ、んッ、 ぁ、ぁッ、……ん、んンっ、ぁ、 [促される声に次第に従順に浅く、頷く、何度も。 淫らに善がって、嬌声を上げて、感じ入り 快楽を追いかけることだけを求めていく。] (+91) 2024/01/14(Sun) 23:23:27 |
【墓】 瑞野 那岐[好きと伝える声も、彼を呼んで求める声も、 この上なく切なく、甘く、掠れて。 それは乞いにも近いものだっただろう。 彼だけが与えてくれる快楽に溺れて、 夢中になって、覚えさせられた睦みを 赦してくれるのも彼しか居ない。 息を乱して、視線を促す声に 縋りついていた腕から顔を上げて彼へと戻す。] (+92) 2024/01/14(Sun) 23:24:02 |
【墓】 瑞野 那岐[迎える唇に重ねて、嬌声が飲み込まれていく。 夢中で応えるように、舌を絡めて 打ち付ける腰が激しく音を立てる程に、声がくぐもった。] ぁ、ッ、っく……、ぃと、さ、ん む ……、……ん、んンっ、ぅ……ふ、ッ…… ん、ンんッ、……ぅッ、 ……────ッ、! [ばちゅん、と一際強く突かれた時にチカと目の奥が光る。 一瞬、息が詰まって下腹でぶわりと熱が広がると同時、 痙攣するように内腿と、後孔の奥が震え びゅくっと、白濁が散り彼の腹筋を汚して。] (+93) 2024/01/14(Sun) 23:25:04 |
【人】 瑞野 那岐[後日、聞いたラジオの報告。 それは自身も思い当たるものだった。 名も無い夜をいくつも積み重ねて、 愛を囁いて、何度も恋をして。] ……ふ、 [収録された彼の声を聞きながら、 後ろに凭れ掛かれば自身の体を抱き留める人が居る。] (48) 2024/01/14(Sun) 23:59:08 |
【人】 瑞野 那岐[振り返るそこには、 初日の出という朝焼けに見た表情と同じ人。] 幸 せに、してくださいね。[身体を包み込む腕に重ねる手には、 彼から贈られた指輪が 光 っていた。**] (49) 2024/01/14(Sun) 23:59:31 |