人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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【人】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 今や都は乳白色の紋様を宿した光の網で覆われた。
 規模の大きな術が上手く働いたのは発動者の多さと、
 魔法の循環が行われやすい円形、即ち魔法陣と似た地形故に。

 その空に雪が舞い始めたのは、クリオ達の能力の影響に違いない。
 遠く離れた場所にまで現象が起きているのは、恐らく
 無実体種族が無力化されたものと思われる。

 元から彼らはそう強くはない。
 幹部だった男は魔族に時折産まれる、特別な個体だった。
 だからこそ同族に慕われ頼られていたのだろう──── ]
(57) 2020/10/30(Fri) 2:09:03

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 自分達が都に囚われた事実を意に介さない、
 ただ頑なに目前の敵の殲滅の為豪腕を振るう。

 対峙するオーガ達の様子にも、
 無実体種族が見せた敵意に似た感情が見て取れる。

 牛や竜とは違う形状の、額から突き出た角。
 人型存在の中では高身長の部類の自分と、頭二つ分は差がある
 化身したベアで漸く追いつくかという程の筋骨隆々。

 戦時中も、終結後すらも。積極的に人類との争いを繰り返し
 戦いの中にこそ生きる意味を見出す、血の気が多い種族。
 人魔の領域を繋ぐ転移装置の廃止原因となった事件の首謀者。

 結ばれた和平に未だ納得していない、反魔王派魔族の筆頭格である。
 両魔族の結託理由はそれぞれの種族的特性を考慮しても納得出来た。
 残る不可解は、他の部分に。 ]
(58) 2020/10/30(Fri) 2:09:16

【人】 魔王軍幹部 フォルクス


[ 先程までの剣は王に渡し、今は使い慣れた三叉槍を手にしている。
 しかしこれでも、防御に回ればオーガの武器たる爪を防ぐのが精一杯
 まともに攻撃を受け止めたのならあっさりと折れかねないだろう。 ]

なあ、お前らはいつまでこんなことを……!
続ける気、なんだっ!

[ 近距離からの競り合いは出来る限り避けたい。

 ワゴンの投擲に怯んだところを狙ってか
 距離を詰めてきた相手の攻撃をバックステップで回避。
 その怪力の欠点は、巨体故にどうしても大振りになるところだ。

 逃げ回る敵は、相手からすれば煩わしい鼠のようなものか。
 呼び掛けには苛立った声が返ってきた。
 曰く、王の首を取りかつての時代を取り戻すまで。 ]
(59) 2020/10/30(Fri) 2:09:28

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



そうか、……
やはり分かり合えないみたいだな、俺達は。

[ 両者の思いは同じであったのだろう。
 雄叫びを上げながら再びこちらへと駆ける、
 喉元を裂かんと鋭い爪を持つ腕が持ち上がる。
 その光景をじっと見据え、もう逃げることはしないまま

 ────槍をその場で足元に突き刺した。

 地面が隆起し、石畳を押し退けながら相手の足元へ向けて突き進む。
 強靭なオーガの筋肉は、体躯に見合わないスピードを生み
 既に敵の目前へと迫っていては、避けることは出来なかった。

 体勢を崩した瞬間、横から犀獣人がその男に突進した。
 オーガは勢い良く壁に衝突し、盛大な罅と多少の破壊を齎す。
 そして、当人も動けなくなってしまったようだ。 ]
(60) 2020/10/30(Fri) 2:09:40

【人】 魔王 ウロボロス



[横っ飛びに攻撃を避けると、
身代わりになってしまった大南瓜が砕け欠片が視界に入る程に飛び散る。
ただ魔法を掛けられていただけのそれは、物言わぬ野菜の残骸と化した。

豪腕の合間を縫い懐へ飛び込んで、剣を振り上げた。
その刃そのものと己の筋力は、堅牢なオーガの身体に深い傷を残せない。
しかしフォルクスの剣に宿した炎が斬撃と共に敵へと襲いかかる。

彼の武器はその異能で作られたものであり、魔法に適合し易い。
そして、ただ魔法を放つよりも範囲が狭くなる代わり深くへと届く。

また一人、巨体が地に伏した。]
(61) 2020/10/30(Fri) 2:10:14

【人】 魔王 ウロボロス


[純粋な力のぶつけ合いに介入してきた二人は、
同じように戦うには非力過ぎたものの、
違う方法でかき乱し、戦況を変えていった。

ベアの部下で立っているのは今力尽きた者が最後だった。
しかし、数で勝っていた筈のオーガも多くが倒れ、残り二人。]

 降伏して、首謀者を吐いてほしいな。
 無実体種族と君達オーガ族だけではないね?

[その光景を目に牙を剥いて唸るのは、オーガの族長。
努めて穏やかに、今でも取れる平和的解決を提示した。
ここまでの状況から浮かぶ想定の答えを、得ようとした。]
(62) 2020/10/30(Fri) 2:10:28

【人】 魔王軍幹部 フォルクス


[ 各所からリザードマンが出現した理由は、転移装置に違いない。

 しかし転移装置とは、一つ作れば何処にでも飛べるものではなく。
 来る先と行く先両方に用意し、周囲に妨害魔法が掛かっていないこと
 それら二つの条件を満たしても尚、魔物が勝手に使用するなど。

 特にリザードマンは群れを作り、独自の生態系を築いている。
 人類や魔族の文明は奴らにとって異端かつ忌避すべきものだ。

 子供のように幼い思考の無実体種族による奇襲も、
 己の力を過信せず本気で魔王を狙わない知性的なやり方も。
 幾多の事件を起こした短絡的で好戦的なオーガが
 大人しく開戦まで人混みに紛れていたこともおかしい。

 魔族の能力や魔物の数を存分に活かすべく、
 都の警備を掻い潜り装置を用意し、作戦を立てた者は一体? ]
(63) 2020/10/30(Fri) 2:11:05

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



[ ああ、しかし答えの代わりに返ってきたものは────]
(64) 2020/10/30(Fri) 2:11:18

【人】 魔王 ウロボロス




 「黙れ、化け物と偽りの王め……
  人間に媚びを売る貴様らのことなど、わたしは絶対に認めない。

  特にウロボロス、貴様だ。お前は何なんだ?何が目的だ?
  
メフィスト王には子供などいなかった!
(65) 2020/10/30(Fri) 2:12:08

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



ッ……!
(66) 2020/10/30(Fri) 2:12:41

【置】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 争いを知らない身、汚れなき両手。
 平和を謳う唇と、かつての敵に歩み寄る様を民に示す足。
 正統な魔王────真祖竜の血統と強大な力。

 終戦後、「最後の勇者」により人口の半分以上を失っていた我々が
 人類に根絶やし、或いは奴隷化されない為それらが必要だった。
 明らかになったヤドリギの真実は、
 決して魔族の生命の継続を正当化出来るものでは無かった。

 魔族のみならず、新しい時代の象徴的存在が
 どうしても必要だった──── ]
(L2) 2020/10/30(Fri) 2:13:03
公開: 2020/10/30(Fri) 2:15:00

【人】 魔王 ウロボロス





……
(67) 2020/10/30(Fri) 2:13:43

【人】 魔王 ウロボロス



…………。
(68) 2020/10/30(Fri) 2:13:59

【人】 魔王 ウロボロス



 君の言葉は正しくもあり、間違ってもいる。
 僕は確かに真祖竜の末裔で、
 目的は君達魔族の民が戦わずに済む世界だよ

[にこやかな表情を作った。
それでも声ははっきり届くように、強く。]
(69) 2020/10/30(Fri) 2:14:14

【人】 魔王 ウロボロス



[その時、何処か遠い場所から轟音が聞こえた。
思わず見上げてしまった、音の先────ヤドリギを。

それは、魔法による攻撃を連続して受け続けているようだ。
何者かが魔法障壁を破壊しようとしている、
自分達が何をしているのか理解した上で?この戦いも、その為に?

理解してしまった。首謀者を、敵の目的を。]
(70) 2020/10/30(Fri) 2:14:29

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



 「巫山戯た綺麗事を……!」


            やめろ!

[ ほんの一瞬でもその隙を敵は見逃さない。

 陛下を庇い前に出て、丸太のような腕を槍で受け止める。
 動けたのは脚と腕だけ。最善の選択を思考する余地は無かった。

 やはり、無理がある行動だった。
 負担の掛かる柄から亀裂が入れば、
 三つに分かれた穂先まで侵食するのに時間は掛からず
 今にも砕けてしまいかねない────]
(71) 2020/10/30(Fri) 2:15:23

【人】 魔王 ウロボロス

 ベア!

[呼び掛けに応え、熊獣人は掴み合いとなっていたオーガを投げ飛ばし
二人の元へと四つ足で駆ければ、族長へと襲いかかった。
フォルクスの槍が砕けたのはそのすぐ後、間一髪だった。]

 そうか、君達は……教会の残党と組んだんだね?

[再び剣を構え炎を灯しながら、呟く。

一見すれば矛盾した、異種族へ敵意を持ち壊滅を目指す両者の結託。

人魔の和平を謳う魔王の殺害は、反するオーガ達は勿論
教会を復権し、魔族の再びの迫害を狙う残党にとっても利点がある。
そうしてヤドリギを取り返せばかつてのように戻れるということ。]
(72) 2020/10/30(Fri) 2:16:00

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



なるほど、しかし……

[ どのようにして目前の敵をやり込め、障壁の側へと向かえばいい?
 ベアに投げられたオーガが立ち上がる、
 何処か歩みに揺らぎが見られるが、その目に未だ光が宿る。
 正直に言えば王を守ることに集中して心血を注ぎたい程の、
 危険で生命力に溢れた相手だ。

 狙いの一つであろう御方を外に出せば、
 必ずしや敵も追い掛け作戦が台無しになってしまう。
 そうした理由があったからこそ、彼は未だ此処にいるだけ。

 ────一際気温が下がったように感じられたのは
 緊迫した状況のせいかと思ったのだが、
 何かが空に影を作り、錯覚ではないと知る。 ]
(73) 2020/10/30(Fri) 2:16:34

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



[ グリフォンとクリオの部下達が空を征く。

 空の鷹、地の狼が揃った戦場は
 対するのが数だけの魔物ならば、十分に好転したのだろう。

 中に残っていた都の住民が、教会残党と交戦中。
 彼らはその情報を残し、恐らく既に上司達が向かっている方向
 魔法障壁の元へと飛んで行った。

 ルーに任せてきたのかリザードマンは殲滅されたのか、
 どちらにしても恐らく、近い内に人狼族も同じ場所へ駆けるだろう。 ]
(74) 2020/10/30(Fri) 2:16:46

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 「彼らと人類を、信じよう。」

 その言葉は、いつも険しい顔をし感情を見せまいとする男には合わず、
 先代から魔王族を見守り、深く忠誠を誓って
 幾多の悲しみを乗り越え軍を率いてきた彼らしい言葉だった。

 王の魔法で守られながら、もう一度槍を生成する。
 三叉は変わらないが中央の一本が長く、二本は脇に広がるような形。]

ああ、俺達の戦うべき場所は此処のようだ。

[ そんな形状の真鍮色を手に、先程立ち上がったオーガへと対する。
 族長は近接するベアと王に任せ、槍を構えた。

 首を掻っ切らんと振りかざされる爪が、頬を掠ってゆく。
 怯むことなく距離を詰め跳躍し、穂先を真っ直ぐに────

 しかしこの槍もまた、オーガの筋肉質の身体の奥までは届かない。]
(75) 2020/10/30(Fri) 2:17:15

【人】 魔王軍幹部 フォルクス

[ だが、敵の身体は崩れ落ちた。
 槍を構成する鉱物の麻痺毒によって。

 鋭い金属結晶を自分自身から創り出し、
 自在に形を変えて実在化する。
 その種類は一つでは無く、武器にしたものの性質の強弱を操作出来る。

 それがかつて刃の勇者と呼ばれた者の能力だ。 ]
(76) 2020/10/30(Fri) 2:17:36

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



さあ、

[ 再び痣が熱を持って痛み出したのを感じたが、
 そんなものは最早どうでもいいことだった。 ]
(77) 2020/10/30(Fri) 2:17:57

【人】 魔王 ウロボロス



  ────終わらせようか

[戦いの終わりは、近い。**]
(78) 2020/10/30(Fri) 2:18:25

【人】 魔王 ウロボロス

──やがて──

[オーガの族長、彼女は数百年反魔王派を率いてきた。
戦時中は凶暴性を多種族に問題視されながらも、
それ以上の大きな功績を上げ、黙らせてきたのだという。

しかし、戦争とは一人でするものではない。
仲間が戦闘不能になり3対1の戦いを強いられながらも、
彼女にとっての誇りを貫き通したが、ついに膝をつくこととなった。

交戦の知らせの前には止んでいた魔法障壁への攻撃は、
この場に決着がついた今でも再開される様子がない。

旧き時代の意思を継ぎ、永きに渡り活動していた教会。
その残党もまた、復権の未来を夢見続けていたが────
彼らの暗躍も、終わりを告げることとなる。]
(79) 2020/10/30(Fri) 3:41:50

【人】 魔王 ウロボロス


[何度か拳を受けた身体は、重い。
それよりも最初に受けた傷の治癒が未だに済んでいないのが不思議だが、
放った種族が種族だ。呪いだったのだろう。

配下達も各々負傷をしているが、生きている。
その中で一人、動けぬ程の状態では無いはずの男が蹲っていた。]

ああ、可哀想に。
君は……そんな風になってしまうのか

[その姿は手遅れではないが、十分な異変が見て取れた。
眉を顰め、戦いの前と違う覚束なさのある足取りを
懸命に整えながら、すぐ側まで歩み寄った。]
(80) 2020/10/30(Fri) 3:42:35

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 神託を受けてから変わってしまった瞳の色は、
 その濃桃を通り越して、今は右目だけが赤く。

 荒い呼吸を繰り返しながら、主を見やる。
 相手に向けるべきではない鋭い視線は、
 傷つき怯え、威嚇する獣にも似ている。 ]
(81) 2020/10/30(Fri) 3:43:29

【人】 魔王 ウロボロス



 おいで、フォーク。
 ……今の君に必要なものをあげよう

[何を見ても何を向けられても、怯むことはせず。
幼い頃のように呼び、両手を広げた。

ベアが気づいたのだろう。
制止の声を上げるが、体躯で劣る二人を幾度も守った彼の身体は
きっと限界が近い、咄嗟に動けない。]
(82) 2020/10/30(Fri) 3:44:59

【人】 魔王軍幹部 フォルクス


[ 誘われるままに、腕が伸びた。* ]
(83) 2020/10/30(Fri) 3:45:30

【人】 魔法猫 カザリ

── ぐったりふにゃー ──

  ……………。


[満足そうな下僕その1>>54をのびたままじろり。
 瞳に非難の意思を込めたところで、多分にゃーのヒゲ先ほども伝わってない。

 完璧な仕上がりとかどの口が言うのだろうと、フローラルな香りにくしゅんとくしゃみをとばし]


  シャー…………


[吸われる予感に小さく、小さく威嚇。

 人型に変身できる魔力がまだ残っていたならば、自力でドアを開けることもできただろう。
 しかし今は既に一度変身した後、次に魔力が溜まり切るには一ヶ月ほど待たなければならない。
 さらに言うなら、洗われるのは戦闘した後が多いわけで]
(84) 2020/10/30(Fri) 8:44:38

【人】 魔法猫 カザリ


  ゔぅぅ……


[だらーんとしたまま二階へと運ばれていく>>55

 廊下の隅には自分用のご飯皿。
 中に入れられたカリカリご飯や猫用牛乳を名残惜しげに見つめながら、パタンとドアが閉まれば]
 

  ────ふにゃ、あ


[薄目を開けつつ死んだフリ。
 早く終われとばかりに尻尾の先だけぴこぴこ動かして、吸われるのが終わるのを待つのだった*]
(85) 2020/10/30(Fri) 8:44:57