Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a13) 2022/12/18(Sun) 2:05:18 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 思案の海に沈む中、 ノックの音>>2:388に意識が浮上して、 次いで届いた聞き慣れた名前の半分に 心臓が叫ぶように鳴った。 どうして、が頭を占める中、 咄嗟に応えようとしたけれど、 そのための名前を持たない私は口籠る。 代わりに扉の前に佇めば、 隔てたこちらの気配を察してくれれば 言葉が続くだろうか。>>2:392 >>2:393 ] (54) 2022/12/18(Sun) 5:45:20 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 震え漏れる囁き未満の問い。 まるではじめからそうであったかのように、 そうであると識っていたかのように、 わたしたちと変わることなく私へと 語りかけてくる。 世界を嫌っていただろう彼が 箱庭よりも世界を選ぶと言う。 自ら選んだ世界より、 私に着いていくと言う。 差し伸べられた手を拒絶したのに、 傷つけたのに、…… わたしたちに そうするように、親愛を傾けてくれる。 ] (56) 2022/12/18(Sun) 5:47:36 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベルどうして……? [ 欲しい答えを求めるように繰り返す。 わからない。言葉に出来ない。 君の夜と あれ程焦がれた名前を許されて、 嬉しい筈なのに胸がどうしようもなく苦しくて。 提案の意味にすら思考が及ばない、 堪えたいのに溢れそうになる涙に揺れた声は それでも漸く愛しく想う名前を紡いだ。 ] …………………ナハト [ かそけき声は彼を引き留めただろうか。 * ] (57) 2022/12/18(Sun) 5:49:14 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a18) 2022/12/18(Sun) 5:51:25 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 告解を受けても彼女という水面は穏やかだ。>>26 咎める理由はない、と答えを聞けばそっと安堵する。 それでもはじめましての時よりも、 変わらぬ姿勢で受け止めてくれるための誠意を感じた のは私の気の所為だろうか、なんて場違いに思う。 ] 薬のことは、嘘偽りなかったよ。 きっと”わたしたち“の嘘を守り通す為には、 色んな嘘があったかもしれないけれど、 それだけは本当。 貴女の優しさを裏切るようなことは、誓って。 [ と、いつかのように宣誓を返して。 ] (58) 2022/12/18(Sun) 11:03:44 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 独白のように始まる彼女の説得>>28には、 彼女自身の大切なたいせつな願いが込められいる ものだから、ささやかな微笑みと共に謝罪される のに合わせて苦笑いを返すしかなくて。 ] ……手厳しい、なあ。 今だって頭痛で倒れそうな患者に、 もう少し手心を加えてくれたっていいのに…… そんな風に、言われたら……… 何もかも、なんて言えなくなっちゃうのに。 [ 貴女が仮に才能と性質を容れる器なのだとして、 それらを取り払ったら何も残らないなんて。 そんなことは絶対にないと言えるから。 ] (59) 2022/12/18(Sun) 11:04:42 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ でもわからない。たとえそうなのだとして、 今もこんなにかけがえのない思い出の筈なのに。 他の誰かのもののように感じてしまうこれが 崩れた後に残ったものなのだとして。 彼にも私にも一体何の意味があるんだろう。 私のものじゃない。私は私に何も許さなかったから。 大事な借り物を抱いて一体何になれるというんだろう。 考え事ばかりが増えてしまう。苦しいばかりなのに。 やめてほしいのに差し伸べられた手に縋ってしまう ] (60) 2022/12/18(Sun) 11:05:19 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル…………世界は終わるのかな。 [ 屋敷にも漣のように広がる混乱は、 今こうして立っていると感じられる。 何かが始まり、終わろうとする足音。 他の『証持ち』の選択は知らない。 ただ漠然とそうなるものなのだろうと思っていたけれど。 彼女は自暴自棄な私が選択しようとしているものを察して くれている。 そして彼女自身は異なる道を選ぼうとしている。 ……私が、まだ未練を残すその道を。 ] (62) 2022/12/18(Sun) 11:06:24 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 彼の人物評にはちょっと笑ってしまった。 素直ないい子なんだけどなあ。 ……だから好きになった、とはちょっと違うけれど。 きっとこの洋館で初めて出会って、縁ある証持ちである 以上の繋がりがなくて、『恋人』と証の名で呼ばれる関係 だったとしても、好きになっていたと思うから。 ] (63) 2022/12/18(Sun) 11:07:12 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル…………わかった。 アリアが貴重な時間を傾けて話を聞いてくれたから。 私がたとえ何を選んだとしても、 アリアはそんな私でも友達だと思うのを許してくれる って、諦めないことにするね? [ ちょっと狡いかな? なんてはにかんで。 でも貴女はささやかな我儘もそうでないことも>>25 許してくれたから。 約束の印、といつかのように手を取ることを許されたなら 押し頂くように握り締めて、祈る。>>2:173 互いに一番じゃないなら想い合えないわけでもなく、 唯一ではなくても互いに必要なものを分け合えるふたり だったのだと願っていたくて。 ] (64) 2022/12/18(Sun) 11:07:35 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ >>36嬉しかった、と言ってくれれば、 私も、とこの時間の全てに感謝を返した。 去り際の彼女の言葉に、暫く揺れる蒼衣を見送ってから 振り返れば、前科>>2:173のある愚患者への配慮>>2:127 があって。 ああ、やっぱり何でもお見通しだね>>2:236なんて 場違いに破顔するしかない。 ] ……ありがとう。 先生の処方は本当に優しいね。 * (65) 2022/12/18(Sun) 11:08:02 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a19) 2022/12/18(Sun) 11:14:14 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 「知ってた?」 >>72 いつから? ……思い巡らすまでもなく、 あの日>>1:83が切欠だったに違いなくて。 崇拝のように愛していた『完璧』などないと知りながら 私の一人芝居の傍に居て、 それでも何も言わず傍にいてくれた ── ? どうしてかはわからない。 けれどあの時>>1:298、“わたしたち”にと大事な決断さえ 委ねて、差し出された手を振り払ったのに、 今、“私”にもう一度その手を差し伸べてくれている。 君の夜、それこそが彼の答えだ。 ] (91) 2022/12/18(Sun) 18:17:48 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ >>73ほぼ図星を突かれて、それでも決壊前の涙を 無理矢理押し込めて、「泣いてない」と強がる。 ノックの音、扉の先に指先を合わせるけれど こんな顔は見せられない。>>1:312 ……深呼吸をする。 一つの音、一人分の呼吸。 私だけがここに在る。 ] (93) 2022/12/18(Sun) 18:18:31 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル……箱庭には行かない。 こんな風に作っておいて、 生まれる前から絶望を与えておいて、 愛してるだなんて言う人のところになんて 死んでも行かない。 …………世界も、どうなってもいいと思ってた。 ナハトが箱庭を選んで嫌いな世界をなくしたいと 思うなら、世界と一緒に消えたいと思ってた。 (94) 2022/12/18(Sun) 18:19:06 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル…………駄目だね、私。 こんなに近くにいたのに、 あなたのこと何ひとつ見えてなかった。 “わたしたち”も“私”も、 あなたの優しさに甘えるだけで、 ナハトに沢山の気持ちを貰ってばっかりで、 あなたがどんな気持ちで私に向き合ってくれていたか 知りもしないで傷付けてた。 さっきだって、自分の為にあなたを傷付けた>>1:315 (95) 2022/12/18(Sun) 18:19:51 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベルねえ、ナハト。 完璧じゃなくて、嘘だらけでな私でもいいの? 傍に居て、名前を呼んで、 誕生日のお祝いをしてもいいの? ……私が『恋人』でなくてあなたが『悪魔』でなくても あの日を運命だったと思ってもいいの? [ 迷い込んだ夜色の黒猫をナハトと呼んだあの日を。 “わたしたち”はもういないけれど、 あの日初めて感じた嬉しさですら本物じゃなかったけど。 あなたが温かくしてくれた気持ちを分けたいと触れたのは それだけは本当だったから。 * ] (96) 2022/12/18(Sun) 18:20:53 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a28) 2022/12/18(Sun) 18:23:09 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a29) 2022/12/18(Sun) 18:23:47 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 黙想 ── [ 言葉の一つ一つを、そっと息を詰めて受け取る。 クロに叱られたらしいことに目を丸くしつつ、 傷付いていたとしても許してる、>>135 と言われれば今すぐにでも夜色の髪を撫でて何度でも 謝りたいのに少しも動けなかった。 ] (183) 2022/12/18(Sun) 23:11:37 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 甘えている、というのも違うと思った。 >>136 自分の選択を委ねることは、 存在をかけて相手の選択を受け入れることで。 ……少なくとも重責だなんて感じていない。 預けてくれることは、嬉しかった。……とても。 独占欲みたいで、少し後ろめたくもあったけれど。 だからどちらにも謝る必要なんてなくて。 ] (184) 2022/12/18(Sun) 23:11:45 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ クリスタベルのものだったその全てを、 ベルにと許し望んでくれる。 >>137 私との運命だったのだと肯定してくれる。 あの日の思い出が確かに私のものでもあったのだと。 たとえ他人や神様とやらが認めてくれなくても、 彼が認めてくれるならそれだけで充分だった。 ] (185) 2022/12/18(Sun) 23:11:53 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 彼はいつだって、 私にとって心地よい距離を探してくれていた。 答えを待ってくれる優しさも彼らしいもので。 そんな彼のノック一回の音に、 私はノック二回だけで答える。 ……聡い彼なら全て察しているのかもしれないけれど、 これだけを返すのが精一杯だった。 ] (187) 2022/12/18(Sun) 23:12:04 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ そしておやすみと言い置いた足音が聞こえなくなれば、 くぐもった嗚咽がひとつ。 ] ………っく うっ… ーーーっ [ 彼の全てを愛してる。 たとえ明日死んだって構わないほどに。 でも彼は共に在ることを望んでくれたから、 私は健やかなる時も病める時もそれに応えたい。 いつか、私が貰ったほんの一欠片でも、 彼が好きになれる世界をあげたい。 この世界で明日を生きることを、未来を望みたい。 * ] (188) 2022/12/18(Sun) 23:12:12 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a41) 2022/12/18(Sun) 23:14:03 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a43) 2022/12/18(Sun) 23:26:06 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 回想:祈祷室 ── [ しあわせ。 ああ、それはもちろん。 >>2:329 でもそれは彼がいる今であって、わたしたちではない。 微妙な違和感を覚え、答えに口籠る。 “わたしたち”の話は、 差し出された飲み物ほど口当たりの良いものではない ] (274) 2022/12/19(Mon) 4:35:19 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 荒れていた話、>>2:330は誰から耳にしたやら。 風の噂と曖昧に答えれば納得しただろうか。 ] ふぅん、言いくるめ。 じゃああまり聞きたくはないかなあ。 やっぱりあれは少し好きじゃないや。 [ 子供みたいな無邪気さと無遠慮さでそう締め括った。 或いは本当の懺悔を、といつか考えたかも知れないが それは全て終わってしまった話。 救われなかったかと言えばそうかも知れない。>>2:333 彼自身の内心の偽物扱い>>2:329がなければ、 また違った話になっていただろうか。 ] (275) 2022/12/19(Mon) 4:36:32 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 最後にゼロの忘れ物、 と差し出されたものを受け取る。>>2:331>>70 多分本来の意味での忘れ物じゃないんだろうなあ、 という勘は多分間違いではないだろう。 何を思って置き去られたを考えるのは、少し楽しいもの かもしれない。 そして珍しくも“忘れ物を届けるお使い”を頼まれた自分に どんな顔をするのかも興味があった。 ] 本、と小物……? >>71 なんだろうね。まあ、渡せばわかるか。 [ 確かに預かったよ、と笑った。 そしてそれ以降、一人でここを訪うことはなかった。 * ] (276) 2022/12/19(Mon) 4:36:55 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 回想:識る者 ── [ 呼びかけに刹那顔を強張らせ、>>2:371 一呼吸の後に作り物めいた笑顔で答えただろうか。 ] やあ、どうも、『魔術師』? わたしたちは クリスタベル だよ。 人の名前を呼び間違うのは失礼なことだって知ってた? [ 何を、どこまで知っているか。 >>0:491 疑惑を深めたのがこの瞬間だった。 ] (277) 2022/12/19(Mon) 4:37:57 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル……二度と間違わないでくれると嬉しいなあ。 話はそれからだよ。またね? [ 好青年の顔を取り繕い、以降の一切を遮断した。 彼だって笑顔だった。 邪気のない、裏も表もない笑顔。 ……余計腹の底が知れず、ただ不快感に襲われる。 ひとりの時にのみ、明確な意思で以って>>2:374 「ベルちゃん」と呼び、 腹の底で わたしたち を可哀想な女の子と、 嘲笑うか安い同情をしていないとどうして言える? 間違ってる? 間違ってるに決まってる。 ] (278) 2022/12/19(Mon) 4:39:29 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 邂逅からこんな調子だから、有り得ない>>0:494のだ。 理解に至る前に歪み合う言葉しか吐けなくなる。 だから存在の一切を遮断し、見ないことにして>>0:495 彼の取り計らいもあり、>>0:520 洋館の不和として、決して注目されるものではなかった、 ……と、思っている。 知らないから嫌い。知りたくもない。 それでいいと思っていた。けれど。 ] (279) 2022/12/19(Mon) 4:39:59 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル (280) 2022/12/19(Mon) 4:43:54 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 回想:続・人生相談 ── [ 会う度に力が抜ける人だ。 こちらが肩肘張るのが馬鹿らしくなるような。 それが魅力のひとつ、なのだろうか。 是非とも専門家に聞いてみたいところであった。 ] いや、やってないなら断って貰って…… ……うーん……まあ、いいか。 [ 大層戸惑う素振りを見せながらも席を促され、 それ以上深く考えるのをやめた。 ] (281) 2022/12/19(Mon) 4:44:23 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ フォーチュンフォルスなるものをすすめられたが、 珈琲とおみくじクッキーのセットのよう。 ありがた〜いだとかあたたか〜いだとかやわらか〜い 御言葉をいただけるのか、さて。 餅は餅屋で餅屋の軒が南西にあるのなら、 そちらをすすめるのは当然と言えようが、 残念ながら用があるのは貴方です。腹を括ってどうぞ。 ……とそんな開幕であったが、最初の相談を切り出せば 想定通り真面目な答えを返してくれた。 ] (282) 2022/12/19(Mon) 4:44:48 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 成程、つまり内心がどうであれ笑顔を作る人か。 自己犠牲と言い換えてもいい。 負の感情を見ないようにしているのは誰の為か。 せめて自分の為であれば周囲は救われるだろうか。 それが誰かを救うこともあるのだろう。 いつも変わらぬ笑顔に勇気づけられるというのは、 ……まあ、特定個人に限り同意しなくもない。 近くて遠いから、それは覚えのある感覚だ。 誰より近くの誰より慕わしい存在を眼裏に描いた。 結局「何を考えてるのかわからない」 については補強を受ける結果となったが、 彼が自慢の親友と言うのなら、 少なくとも一般的には悪い人物ではないのだろう ] (283) 2022/12/19(Mon) 4:46:14 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ じゃあ何を思って二人の時にだけ「ベルちゃん」と 呼んでいたのか。 その理由にはどうあっても行き当たらない。 いっそ子供のように「だってそうなんでしょう?」 なんて無邪気さか。……そうなのだから始末に悪い。 ] (284) 2022/12/19(Mon) 4:46:32 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 兎にも角にも、合う合わないは別問題ではあるか。 さておき『魔術師』が私の過去について吹聴する 人物でないことだけわかれば、まあ。とりあえず。 フリートークはリップサービスかな? と思ったがそうではないようで。 小凶なりの御言葉を賜るのかと思えば、 随分と、こう。 ] ………… [ 産み落とされた失敗作 不意に息が止まるが、きっと気付かないほどの刹那 ] んん……なんだろう、そんな高尚なことを してるつもりはないんだけどなあ。 [ 喉の奥に広がる苦みを、珈琲と一緒に飲み下す。 ] (285) 2022/12/19(Mon) 4:47:27 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 似てる? 誰と誰が。 ないないない。反射的に首を振った。 ……改めて、しっかりと首を振った。 ] いや、それは違うよ? わたしたちは考えることは嫌い。 頭が痛くなるし、アリアの頭痛薬なしの生活は 考えられないくらいに考えるってことが苦手な頭でさ。 何にも考えないで生きていけるのが何よりだ。 でもそれだと 大事なものを大事に出来なくなるんじゃないかって。 それだけ。考えるのは嫌い。以上。 (286) 2022/12/19(Mon) 4:47:59 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ とはいえ知ることが当初の目的だったので、 一度お茶をなんて水を向けられればこう、 挑戦してみようという気も… いや多分直接ベルにちゃん付けされて呼ばれたら 冷静ではいられなさそうなので丁重にお断りして。 代わりに、匿名の手紙で文通やらを始めてみようか? 店主お勧めのメルロンセットで……いや、どうかな ] [ 実現性はさておいて、 取っ掛かりとしての情報に感謝しながら 最後の相談を切り出せば、 聞き届けて頼まれてくれる。>>2:289 >>2:290 ] (287) 2022/12/19(Mon) 4:48:49 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベルいや、ただの自己満足だよ。 伝わらないと何の意味もないけど、 伝える気のないものだから。 [ 微笑みに含まれた意味はわからず、 ただ「一人になるとは思えない」、に対して ] うん、そうだといいな。 [ 目を伏せて返した。 * ] (288) 2022/12/19(Mon) 4:49:03 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a65) 2022/12/19(Mon) 4:59:46 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 最初の朝 ── [ 鏡を前に、難しい顔をして黙り込む。 あまりの見慣れなさに脳が理解を拒否している。 着られている、というのも正しいかも知れない。 16歳の誕生日には、相変わらず選ぶという意味を 知らない包装の山の中、男女揃いの衣装があった。 聞けば母親が仕立てさせたものだというが、 どれも身体に合わせて作られたらしいそれ。 彼女の目に、ひとりでふたりを嘯く我が子は どう映っていたのだろうか。 ] (300) 2022/12/19(Mon) 9:26:49 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 夜色の美しい生地だったから、渋々クローゼットに 眠らせたままだったアフタヌーンドレス。 3年前からサイズに変わりはないようで、そこは安堵。 箱庭の恋人は両性具有で、 ドレスを着た女性らしい姿で描かれることが多い。 ……今更ながらクリスでありベルを謳うなら、 女性の衣装を着たとしても構わなかったのだろう。 ただ、上辺だけでも男性らしさを損ねることが怖かった。 随分と”わたしたち“であることが下手だったように思う。 今更詮無い話だけれど。 ] (301) 2022/12/19(Mon) 9:27:11 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 答えは持った。覚悟も決めた。 あとは──── ナハトはここに来てくれた。 洋館に誘ってくれた時のように、>>0:360 洋館を出ようと言ってくれた。>>2:392 なら、今度は私から行かなければ。 ] (302) 2022/12/19(Mon) 9:27:30 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 窓から臨む朝日は、 まるで新しい世界が始まるみたいに綺麗だった。 私はこれを、私の夜にも見せたい。 ] (303) 2022/12/19(Mon) 9:27:55 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 早足で辿り着いたナハトの部屋の前。 ……ノックをして ドアが開かれるなら あなたはどんな顔をするんだろう? 「変だったら笑っていいよ」なんて言って、 素直に笑われたら拗ねてみようか。 ] (304) 2022/12/19(Mon) 9:28:29 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ ドアが開かないなら、いつかみたいに待ってみようか。 迷惑かな? だったら少しだけ。 ……そんなことを考えてから、深呼吸。 ノックを二回。] (305) 2022/12/19(Mon) 9:28:42 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベルおはよう、ナハト。 今日出るなら、私も一緒に行きたいな。 ナハトがいない明日なんていらないからね。 [ 朝の挨拶の続きのように、 或いは最初の誘いの答えのように、>>0:523 >>2:392昨日の答えを返した。 * ] (306) 2022/12/19(Mon) 9:29:07 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a69) 2022/12/19(Mon) 9:32:32 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a71) 2022/12/19(Mon) 12:32:04 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a72) 2022/12/19(Mon) 12:35:24 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a73) 2022/12/19(Mon) 13:02:42 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ そこに居てくれたことにほっとした。 扉を開けてくれたことが嬉しかった。 昨日の最後は扉越しだったから、 顔を見たら泣きそうなくらい胸が苦しかった。 大きな目を瞬かせる>>344姿が、 まるきり猫の仕草で可愛くて愛しくなった。 …………駄目だな、と思った。 『恋人』の証持ちのくせに、 恋で死んでしまいそうな心持ちさえしている。 ] (361) 2022/12/19(Mon) 17:44:13 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 一度は何もかもと諦めようとして、 それまでも何度も気持ちを誤魔化そうとしてきて、 そんな恋心に振り回されて ──そして振り回してしまって──今ここに立つ、 自分の滑稽さに呆れてしまうけれど。 でも仕方ない、これが私なんだから ] (362) 2022/12/19(Mon) 17:44:30 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ だというのに、 完璧を愛した彼に 何年も片想いを誤魔化してきた天邪鬼は、 そんな心をちらとも覗かせず。 挨拶みたいに告げた言葉に同意を返してくれたから 「ありがとう」と目を細めるだけ。 振られなくてよかった、 だなんていじらしいことを言うものだから、 「不安にさせてごめんね?」と 私だけの可愛い子の夜色をさらりとひと撫で。 ] (363) 2022/12/19(Mon) 17:44:49 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ どさくさに触れたことに満足していると、 その格好、と指摘されて、 一大決心を一瞬で忘れてしまっていたことに気付く。 無言で見られる間が気恥ずかしいやらなにやらで、 誤魔化すみたいに予定していた言葉>>304を ポツリと零せば、 言い淀みながら「似合ってる」>>347、なんて。 やっぱり駄目かな、アリアお化粧教えてくれるかな? 他の……勝手に遠ざけていた証持ちの彼女たちに お洒落について聞いてみても受け入れてくれるかな? なんて、世界が終わるかも知れない時に暢気な悩み ] (364) 2022/12/19(Mon) 17:45:13 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル16歳の最後の誕生日プレゼントなの。 あなたの色だったからどうしても捨てられなくて。 [ つい昨日まで“わたしたち”をやってきていたのに、 ドレスを持っている自分に言い訳するように 何となく出所を明かした。 ……やっぱりもう一回チャンスが欲しい。 次は悩む余地なく 綺麗 と言って貰いたいなんて 胸裡でそっと決意を固めて。 ] (365) 2022/12/19(Mon) 17:45:32 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 案の定、 神様なんかより真っ先に答えを届けにきたことを、 容易に看破されて笑ってしまった。 駆け落ち、だなんて冗談には 心臓が跳ねて怯んでしまうけれど。 ] うん、行く。 一緒に行こう。 [ そう答え、先に手を差し伸べることは出来ただろうか ] (366) 2022/12/19(Mon) 17:45:48 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ それは昨日の二人の似姿で、>>1:298 もし私が彼にそうしていて、 この手を取られなかったらと考えるだけで 身も世もなく泣き伏してしまいそうだった。 傷付いたとしても、もう許してる。>>136 そう言ってくれたけど、 その優しさに甘えるだけの自分でいたくない。 だからこの手を握り返してくれるなら、 絶対に幸せにしてみせる。 まだ自分に何が出来るかはわからないけれど、 心の中で宣誓をするなら 神の前はさぞかし御誂え向きだと思った。 * ] (367) 2022/12/19(Mon) 17:46:40 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a78) 2022/12/19(Mon) 17:52:37 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a79) 2022/12/19(Mon) 17:55:33 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 『洋館を出るなら』などと言ったものの、 ドレスなど纏っている時点でお察しであるが、 この元・深窓の令嬢に旅支度の想定などまるでない。 早速旅立ちの何もかもを頼ることになりそうなのは 自明の理であった。>>407 またこれも余談ではあるが、 誕生日付近の帰省に夜を連れて行きたいと申し出て、 両親にやんわりと断られる、を毎回やっている。 邸宅に不法侵入した窃盗と拐かし疑惑のある人間を、 しかしながら娘がとても大切なものと扱う姿に、 彼らとて思うところがあったのは想像に難くない。 完璧を求める人形のようだったものが、 まるで人間らしさを得たような姿に、 自分たちが間違っていたのではないだろうかと。 * ] (447) 2022/12/19(Mon) 23:35:46 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ すいと伸ばされた手指が頬を滑る。 >>409 夜色と同じくらい綺麗な、猫みたいな瞳が細められ。 ………まるで内心の決意を察されたように 「綺麗」と欲しかった言葉を先回りされ。 >>410 攫って行ける? って? 混乱を余所に続く言葉もとても嬉しいものの筈なのに、 勿体無いくらいにそれ以前の情報を処理するのに必死で 上手く咀嚼できない。 ] (450) 2022/12/19(Mon) 23:36:09 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ ナハトが触れてくれた。 忠実と誠意で線を引いて、壊れ物を扱うみたいに情愛を 注いでくれて、触れられることなど終ぞなかったのに。 見下ろす目が、いつもみたいに安心してもっと見ていて 欲しい温かさじゃなくて、嬉しくて恥ずかしくて隠れて しまいたくなるようで、勝手に熱を感じて頭が茹る。 なんだろう、なにか違う。 違う気がするのにわからない。 立っているのも覚束なくて、いつもの困った時みたいに 縋りたい気もするけど、悪化する未来しか見えなくて。 すぅ、はぁ、と何度も深呼吸。平常心、平常心… ] (452) 2022/12/19(Mon) 23:36:30 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ そうして差し伸べた手に体温が重なる。 嬉しかった。 …………と思ったら、 握った手を引き、その甲に、唇 が ] (453) 2022/12/19(Mon) 23:36:57 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル────っ!!?? [ 絵本で見た王子様みたいな所作で目が離せなかった。 なのになんでこんなに嬉しいのに逃げ出したいの。 あまりに流麗だったから慣れてるのかなとか、 手の甲の口付けは敬愛や尊敬だったっけとか、 どうしてそんなに落ち着いてるのとか、色々。 考えたり言いたかったりしたけれど、結局ひとつも 形にならなくて、曖昧な言葉未満を漏らすだけで 手を引かれるままに歩き出す。 ドレス姿を誰かに見られるよりよっぽど消えたくなる。 …………だけど嫌じゃない。そんなのは当たり前で。 こんなに混乱させておきながら至って涼やかな横顔を 恨めしく見つめ……結局爪先に視線を落としただけ。 ] (454) 2022/12/19(Mon) 23:37:17 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 当て所ない筈なのに的確な足取りは、 毎度飽きもせず通っていたガゼボに向いているようで。 辿り着けばまるで待ち合わせみたいに佇む姿。 大事な場所に貴方なんか居ないで欲しい。 と思うけれど何を言ったとて聞きやしないんだから、 腹を立てるだけ無駄なのだろう。 彼の答え>>413に続いて、 握られた手の感触を、ここにいることを確認するように 力を込めて、ゆるり口を開いた。 ] (455) 2022/12/19(Mon) 23:37:28 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル私も箱庭には行かないし、 貴方の独り善がりのためにナハトはあげない。 …………不完全に作っておいて、 それでも愛してるんでしょう。 だから我儘を聞いて。 頼んだら世界を壊すのを止めてくれるんでしょう? 私は私の大好きな人とこの世界の明日を生きたい。 ナハトが私にそうしてくれたように、 いつか好きになれるかもしれない世界を見せたい。 ……だから、お願い。お願いです。どうか…… [ 振り絞るように答え、懇願した。 * ] (456) 2022/12/19(Mon) 23:37:44 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a94) 2022/12/19(Mon) 23:41:29 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a95) 2022/12/19(Mon) 23:42:09 |
(a96) 2022/12/19(Mon) 23:49:44 |
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