【人】 イタズラ娘 カミラ ……まあ、それはさておき。 真面目な話もしましょうか。 [一つ、息を吐けば。真剣な面持ちで] セレン嬢への恋は、どこまで本気ですの? セレン嬢は大商人リヤル殿の一人娘。 商会の大事な後継でもありますわ。 彼女と共に在るということは、 この家を出て入り婿になる必要がある。 (350) 2020/05/17(Sun) 17:12:55 |
【人】 イタズラ娘 カミラ ────ただしそれは。 兄様が心血注いで来た魔術の道、 一切合切を「全て」捨てなければならない。 [ああ、兄様の顔。ちょっと見る自信無いわ。] その覚悟を……私は問いたいの。 今、セレン嬢への縁談が引っ切り無しに来てるのは 兄様だって知ってるでしょう? 彼女はそれを自分一人で断ってるのよ? リヤル殿や周囲から何を言われるか、 それがどういう意味なのか。 ─────分からない兄様ではないでしょう? (351) 2020/05/17(Sun) 17:13:14 |
【人】 イタズラ娘 カミラ セレン嬢もよく兄様のこと待ってられるわね。 私ならはっ倒してるわ。 『お願いですから さらっと物騒なこと言わないでくださいよお嬢様。』 [はっ倒すって言ったら何故かジョバンニに突っ込まれた。 はっ倒すんじゃダメなのかしら?] じゃあ、何ならいいの? 『そもそも手え出そうと考える時点でダメですよ。 せめて心の中でボコボコにしてください。』 [なるほど、想像の中でで好き勝手殴るなら別にいいのね。] (354) 2020/05/17(Sun) 17:14:10 |
【人】 イタズラ娘 カミラ ま、奥手な兄様のことは放っておいて。 先にこっち書いちゃいましょ。 [机の上には紫の本とは別にもう一冊。 青い革製の少し大きめな日記帳。 そこにさらさらと書き込めば] 転送、セレン嬢の机の右側へ。 [そう言うと、日記帳は掻き消えるように見えなくなった。] (355) 2020/05/17(Sun) 17:14:25 |
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