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【人】 半吸血鬼 クラレンス[ 軽く名前の訂正をしている間に 赤い幕の向こう側が開いて景色が戻った その先に居るのはラトゥールと 倒れた大量のグール。ついでに半吸血鬼 正体を知っていてもなお驚くぐらいに 強い人なのだな、と思う 開いた教会の扉 あの先に…敵は居るらしい ] 操られたのは悪かった ……色々身体が痛いけど ひとつも怪我はしていない それよりお前の方が… [ ミゲルの怪我をちらり、目をやって 扉の中は敵の本拠地だ 中は向こうにとって都合の良い空間であろう スープと携帯食で休む彼らを待つ チラチラ見られると気になるよね!>>44 ]* (45) 2020/03/08(Sun) 16:58:58 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス[ 携帯食を受け取って 少しだけ食べながら獲物の印の話を聞いた こうやって食料を 分け合って共に食べた事なんて 今までにあっただろうか ] 名誉の負傷なんてかっこつけて [ 突き放す様な物言いは変わらなくとも 以前よりは遥かに進歩していた 赤の目は、無関心な目ではなくなっていたのだから ] (59) 2020/03/09(Mon) 13:37:57 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス[ 中に入ってグールを数匹倒す それから…赤の吸血鬼が姿を見せた 圧倒される程の力に怯みそうになるが 左腕のミサンガをぐ、と掴む。耐える その怯みを読まれたのか 再び意識を奪われそうになって>>52 記憶処理の後遺症…身体を走る痛みが緩んでいく それだけ、唇を噛んで痛みを増やして抵抗した ささやかなる抵抗の間に 相手の吸血鬼の動きが止まったのを見た 掛けようとされた洗脳の手も一度途切れた 透に戻った意識に、相棒の呼びかけ ] (60) 2020/03/09(Mon) 13:41:58 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス[ 首に深い傷を負わせた 自分の意思で剣を振り そして相手を斬りつけた感覚 返る血飛沫がぬるい。剣を持つ手が重い 軋む身体に余計に負荷が掛かる 連続で動き続けられるほどではない 切れる息に震える肩 今度こそ共に戦うと約束した相棒に 危機が迫っても、動きは鈍い。間に合わない>>61 ] (64) 2020/03/09(Mon) 17:59:40 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス[ 殺してくれとの叫び>>63 その声が逆に躊躇いを生む …………殺すだって? 相手が如何に悪虐非道な者か理解していても その恐ろしい響きが重たく突き刺さる。 剣が重い。身体が重い 守られてばかりなど嫌だと がむしゃらに走り続けるだけでは やはりまだまだ未熟だったのだ 仲間を傷つけるな。殺すな そう強く思い、身体を奮い立たせ 振った剣は吸血鬼の腕と黒の床を突き刺した 与えたのは大きな傷だが命を奪う事はない 眠る僕はどこまでも優しくて臆病で ]*だからこそ、今まで戦えなかったのだ それを知るのは今ではない (65) 2020/03/09(Mon) 18:00:59 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス[ 止めをさせなかった自分の代わりに ラトゥールが躊躇いもなく一突きしたのを見つめた 幾度と戦った先駆者の言葉と共に じわりじわりと胸に響く 他者の生を奪うとは、と 死にゆくものの怒号を聞きながら目の当たりにして 喜ぶべきはずなのに、顔を顰めた 思い出された記憶のひとかけら 大切な人を己の目の前で亡くしたが故に 誰かの死を目の当たりにする事を恐れて …それは自分の力にも、弱みにもなり得るのだ まだ鮮やかな色の血の付着した 剣がいつもより重たい ] (78) 2020/03/09(Mon) 21:00:26 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス[ 遺された不吉で不気味な言葉よりも 必死さで忘れていた激痛と 目の前で灰となって散った姿が忘れられない 握っていた教会支給の剣を、落とす それを握る力は、今はない 戦いの匂いの濃い建物内から 外に出て空気を大きく吸う ふらつきつつ、時たま手を借りつつ歩き出す ] …………スープ飲めば? [ そんな帰り道の途中 貰ったのに残していたスープを押し付けた 人間は血なんて飲んでも美味しくないだろう これは、洗脳から助けて貰った礼ということで ] (79) 2020/03/09(Mon) 21:00:48 |
【人】 半吸血鬼 クラレンス例え自分の存在が利用されていようとも こうして相棒らしい事をしあえるならば ……まあ、悪くはないかもしれない** (80) 2020/03/09(Mon) 21:01:27 |
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