【墓】 厨房担当 マシロ[ 一緒に痛がってくれるのが嬉しい、なんて言ったら 貴方は果たしてどんな顔をするのだろう。>>+71 同情でも何でもなく、あの日の傷を肯定してくれること。 例え立場が違っていても その想いは確かでしょう? これから先、二度と傷付かないなんてことはきっとなくて でもその代わりに私の隣には貴方がいるし 貴方の傍にも私がいる。 ──守られるばかりじゃなく、一緒に、どんな痛みも傷も 向き合っていきたいな …そう思えた。 うさぎだって、いざという時はやるんですよ。 ] ……私が一番好きな声は、神田さんの声、ですよ だから、その …………あんまりドキドキさせないでください…… [ >>+72 真剣な声音が本気なんだと教えてくれる。 そろそろ本気で担当カラーを桃色にするべきか。 ] (+81) 2023/03/08(Wed) 19:52:41 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ 好きな人のことなら、どんな人生でも聞いてみたい。 寧ろ貴方が私みたいな道を歩いていなくて良かった、と そんな風に想うのは 大咲のエゴだけれど。>>+73 「取り立てて面白みのない生い立ち」と思っているなら 今から私が色を付ける余地が幾らでもあるということ。 カメラを向けなくても美味しいものがなくても 目の前に貴方がいれば、私は自然と咲えるんですよ。 ……なんて、それはきっと、未来で示していける筈。 ] ────……ぁぅ、……。 [ かわいくないです、と言葉を否定したくはなくて でもいつものように肯定で茶化せもしない。 形にならない声が零れ、赤い耳を隠しかけるけれど。 ] (+82) 2023/03/08(Wed) 19:52:45 |
【墓】 厨房担当 マシロ……だ、だって、脈無しだと思ってたんです ナンパでも歓迎ってうっかり言っちゃって、 どう返せば気まずくならないかなって、その…… 信用してたのも、本心ですし…… [ 「言わないでください……」といよいよ顔を覆った。 気になってつい貴方の声を聴いてしまうし、 常に探していたのも事実であるだけに。 本人から指摘が来ると、ほんとにもう、居た堪れない。 恋は盲目という先人の偉大な言葉が頭を過る。 正直、遠い世界の、違う感情なんだとさえ思っていた。 誰かを好きになる。その人に好きになってもらう。 ──どうやって? 抱えた答えは出ないまま。 一生縁がないなと思っていたのに、 気付けば林檎が落ちるように恋へ転がって。 ] (+83) 2023/03/08(Wed) 19:52:51 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ 帰り路では色々な話をした。 >>+78 お店にいる間は聞くに聞けないプライベート。 一人暮らしはお揃いです。一駅先、女性向け物件。 実家は……まだ同じ場所にあるのか分からない。 23歳。誕生日は冬なのも、お揃い。 何型なんだろう。教えて貰ったことはなかった。 155cm、体重はトップシークレットです。女の子の秘密。 あと、好きな色は白です。名前が真白だから。 ──神田さんは? と聞けば ] ……ず、るぃ ひと、ですね…… [ そんな不意の、会心の一撃。>>+78 一生勝てそうにないんですが、どうしましょう、神さま。 脱兎しなくなっただけ大咲偉いと思いませんか。 代わりに、きゅ、と手を繋ぐ。 ] (+85) 2023/03/08(Wed) 19:53:00 |
【墓】 厨房担当 マシロ休みの日は……んー。 新しい服とか、仕事の時は使えないけど可愛いコスメとか 買い物に行くことが多い、ですね。 あ、流行りの曲を聞くのも好きです。 好きなこと──料理とかわいいものと、後 これは今日気付いた好きなこと、なんですけど 好きな人のことをいっぱい知るのが、好きです。 [ だからインドアもアウトドアも両刀です。 しつこいなんて全然思わなくて、寧ろ質問は嬉しくて。 友達はいるけど、荒れていた頃の子ばかりだから 遊びに出かけたこともあんまりないです。 だからいっぱい教えてください。 新しく出来た好きなこと、教え続けるので。 そんな風に笑いながら。 ] (+86) 2023/03/08(Wed) 19:53:24 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ 月のお休みは大体これくらいです、と教えたシフト。 多分、世間一般の会社員よりもぎゅうぎゅう詰めで 欠勤が出たら増やすこともままあるけれども 一人で家にいるよりは、と入れすぎた節もあり。 今後はちゃんと出来る範囲で調整しますと宣言して 旅行にいくとすれば、なんて未来予想図には ] ──取ります! 絶対! ……長くても三日とか、四日が限界、かもですけど [ せめて新しい人が増えてくれたらなぁ。 という期待は、意図せずして直近にて叶うことになるが。 一駅分。いつもと変わらない距離のはずなのに。 ゆっくり歩いても、どうして短く感じるんだろう。 ] (+87) 2023/03/08(Wed) 19:53:29 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ 顔を隠すように手を振り踵を返す貴方の服を掴み、 迷路みたいにぐるぐる回転する頭で導いた答えは。 ] あ、あのっ、 ぃ……いやじゃ、ないです だから懺悔とか、しなくてよくて… ……おぼえておく、ので いやじゃないことも、憶えておいて、ください じゃああの今度こそおやすみなさい!!! [ 何言ってるんですか私。何口走ってるんですかわたし!? 引き留めてまで言いたいことも要領を得ないくせに 白うさぎは脱兎を決め、家の中へ駆け込んだ。 ずるずるその場へ座り込むと、まっかな顔を覆って ] (+89) 2023/03/08(Wed) 19:53:51 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ 真白と書いて、ましろだから、白が好き。 でも白色ってね 何色にも染まっちゃうんですよ ──いつか遠くないうちに 貴方の色に、染めてほしい です。* ] (+90) 2023/03/08(Wed) 19:53:58 |
【墓】 厨房担当 マシロ ― アスパラガスの日にて ― [ 速崎と話し合おう、と大咲は思っていた。 連日何かと慌ただしく、思うように顔も合わせられず ようやく被った出勤日。 仕込みの用意や時間が奇跡のすれ違いを見せ、 結局大咲はここまで声どころか挨拶も交わせないまま。 何かに空回るような速崎を見てしまえば 勝手に傷付いただけの大咲が、声を掛ける余地もない。 ] (……ど、どう、どうしよ) [ そうこうしているうちに衝撃の告白が聞こえ>>165 結局あの日以来、礼も言えていない葉月が来店し>>173 「なんでもない日」ではなくなった一日の幕開け。 ] (+91) 2023/03/08(Wed) 20:19:12 |
【墓】 厨房担当 マシロ…………けいちゃん [ 大咲に出来ることは、ない。 恋の実が色付かずに落ちる瞬間を見聞きしてしまっても 今この場の大咲は、幸せと美味しいご飯の、白うさぎ。 なんで、と零した先日の自分を思い出す。 過去なんかひとつも教えなかったくせして どのツラ下げて傷付いたとか言えるんだろう。 でもこの三年、一緒に笑い合って料理をして あの記憶と日々が全部、壊れてしまう気がしたんだ。 ──けれど、言い切らずに話し合おうとする速崎は クッキーを作った日の記憶と、どこか、重なる。 ] (+92) 2023/03/08(Wed) 20:19:40 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ その時すでに神田は店内にいたか。 或いは幸か不幸か、この騒動を知らないか。 今日のうさぎの穴はなんだか、少しだけ苦しい空気。 それでも営業は閉店時間まで終わらない。 大咲は過日のように動揺を露にすることなく しかし今日ばかりは空気になるしかないと気配を消した ] (なんかもう、感情も考えもぐちゃぐちゃだけど 私はやっぱり けいちゃんと終わりたくないな) [ だって、信じたいってあの時確かに、思ったから。 ────だから今は見守りもせず 本人たちにとって良い結末へ向かえるよう祈るだけ。 ] (+93) 2023/03/08(Wed) 20:20:09 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ 貴方が来店のベルを鳴らすなら、 「いらっしゃいませ!」といつものように明るく笑って。 それとも貴方が既に、うさぎの穴へいたのなら お仕事中の白うさぎは、自然な動きで 貴方の声を拾うため 近くへ移動することになる* ] (+94) 2023/03/08(Wed) 20:22:02 |
厨房担当 マシロは、メモを貼った。 (c13) 2023/03/08(Wed) 20:23:45 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ 葉月が速崎を気にしているのは知っていたけれども、 速崎が栗栖に好意を持っているなんて気付かなかった。 けれど貝沢も栗栖が好きで、栗栖も満更ではなさそうで ……その時点で全員幸せのハッピーエンドは存在しない。 顛末として、明らかな深酒も気にかけてはいたけれど>>454 今日ばかりは致し方あるまい、と止めることはなく。 あの日の妙な空気の理由は、 気付いていないならまだ教えてはいなかった。>>+102 栗栖の過去を無断で教える羽目になりかねないし 全部が終わった後、話せるところだけ聞いて貰おう、と ] ────あ、神田さん! いらっしゃいませ、お好きなお席へどうぞ! [ それはともかく、貴方の幻覚は実際その通り。 白うさぎはこの空気感からの寄る辺を見つけ、 ぱっと笑顔で、ぴょん、と跳ねては彼を迎えた。 ] (+105) 2023/03/08(Wed) 23:44:36 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ この店の、お客様と雑談をしても良し──どころか 和気藹々とすることが寧ろ持ち味ということもあって まあ、変に勘違いをする人も、いないこともない。 故に彼の牽制は実際功を為しているのだが、 そちらは大咲が知る由もなかった。 最近厄介なお客さん減ったなぁ、くらいの気持ちだ。 少し遅い時間帯の来店の理由には察しがついている。 てっぺんまで飲む、と決めるような日なら別でも 夜のご飯を楽しむだけなら時間が余るのは確実で。 気遣いながら通ってくれる彼の優しさが、うれしい。 ] 前みたいにカウンターで事故っちゃったら、 今の葉月さんだと大変ですしね〜? [ なんて揶揄って、笑い声を一つ。 その頃には店内も幾分か明るさを取り戻していて、 ご機嫌な瑞野というレア中のレアまで見た後となれば>>436 絶対"アレ"じゃん!…と、野次馬しそうになるものの ] (+106) 2023/03/08(Wed) 23:44:52 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ いつも通りの声音、普段と変わらない笑顔。>>+104 連日の出勤と今日も開催された騒動で疲弊した心に、 恋しい彼の"普段通り"が安心感を与えてくれる。 ] はーい、承りました! たけのこの天ぷら、穂先多めと……アスパラの鶏肉巻き。 マンゴータルトはですね、今日、瑞野さんが── [ 作ったんですよ、と言いかけて、つい。 やっぱり堪えきれない大咲は、瑞野のいる方を見た。 何故か新人を息子にしたらしいご機嫌な瑞野。 私の方が! 先に! お兄ちゃんみたいに慕ってたんですけど〜〜!? ……とは、言わない。大人なのだ、大咲は。 ] (+107) 2023/03/08(Wed) 23:45:11 |
【墓】 厨房担当 マシロ……なんか瑞野さん、ご機嫌なんですよねー、今日。 デザート以外は、私が作りますね。 今なら手が空いててすぐ取り掛かれますし ちょっとだけ待っててください。 [ 見詰める大咲の顔は、仕事の為のナチュラルメイク。 あの日教えた「お休みの日はラメを使うのが好き」という 些細な、好きなことのひとつ。 万が一でも料理に入ると困るから、勤務中は使えない。 でも、私服は可愛いを常に気にするようになった。 理由は──言わなくても、分かりますよね? 白うさぎはオーダーを受け、おしぼりと温かい烏龍茶を まずは手早く机へお出しして。 厨房の方に戻っていく。 ] (+108) 2023/03/08(Wed) 23:45:33 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ それにしても、春だなぁと思わんばかりの食材たちだ。 たけのこの天ぷら。アスパラを鶏肉で巻いたもの。 となれば前者はあっさりめで、後者には味を足そうか。 まずはたけのこを手に取り、水洗いを終えれば 穂先が多めになるよう食べやすい形へ切っていく。 穂先は柔らかい分、薄く切ってしまうと噛み応えがないから 厚めに切ることを意識して。 鍋へ水と切り終えたたけのこ、店の特製めんつゆを入れ 中火で煮汁が殆どなくなるまでいったん放置。 ……という工程を一から踏むと時間が掛かってしまうので。 和食を望まれた時に対応できるよう、 ある程度は仕込んでおいた。穂先や根元は好みがあるから 指定があれば選べるよう、きちんと考えて仕込んでいる。 いや本当、その日の食材に合わせて注文を予想して 予め仕込んでおいたものが使われると、安心します、ね ] (+109) 2023/03/08(Wed) 23:45:43 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ 仕込んでおいた水煮のたけのこを取り出し、 器へ移して、残ってある煮汁に浸しながら広げて冷ます。 待つ間に今度はアスパラ、皮を取り除いた鶏の胸肉。 後はゴボウ、人参、干ししいたけを用意して 胸肉に包丁で切り目を入れ、開く。 塩と料理酒を全体へ振りかけて通るように軽く揉み込み、 アスパラのかまを取り 皮を剥いた(削いだともいう)ゴボウと人参を ある程度の太さの棒状へ切れば、しっかりと茹でる。 干ししいたけは水で戻してしっかり水気を切った後、 半分にカットして。 開いた鶏肉の上へ茹で冷ましたゴボウ、アスパラ、人参の 彩り三兄弟を乗せ、タコ糸で巻いて縛った。 ] (+110) 2023/03/08(Wed) 23:45:53 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ フライパンへごま油を引き、 みりん、醤油、砂糖、料理酒を混ぜたものを用意して。 天ぷらと一緒に食べても引き立つように、 気持ち、味を濃く作ろうと、量を調整しつつ。 先に巻き終えた鶏肉を並べ、転がすように全体へ火を通し 一度余分な脂をキッチンペーパーで拭き取れば 混ぜ終えた調味料と一緒に再度フライパンへ移し もう一度、今度はシイタケも加えて加熱する。 粗熱を取る間に、ボウルへ天ぷら粉と水を混ぜ たけのこの汁気を軽くペーパーへ吸わせたら 天ぷら粉へくぐらせ、油でじゅう、と揚げていこう。 大葉も合わせるかと思い立ち、追加でそれも。 完成した大葉とたけのこの天ぷらを見栄え良く並べ。 粗熱も取れた鶏肉を一口サイズに切っていけば、 中はちゃんと綺麗な市松模様になっていた。 ] (+111) 2023/03/08(Wed) 23:45:59 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ 後は一緒に加熱したシイタケを見栄え良く乗せて、 いわゆる"八幡巻き"の完成だ。 ……あ。いえ別に、あの、名前が同じだからとか そんな他意は。いや。その。 無いとは、言わない。 マンゴータルトは食後だろう、と二皿を手に 神田の元へ笑顔と一緒に帰っていこう。 ] 神田さん! お待たせしました! ご注文の、たけのこの天ぷらと……その、 ……鶏肉のアスパラ巻きです! タルト、食後にお持ちします ……ご、ごゆっくり! [ 咄嗟に料理名に詰まって、結局言えないまま 白うさぎはいつもの癖でぴょんと背中を向け、かけて ] (+112) 2023/03/08(Wed) 23:46:20 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ やっぱりくるんと振り返った白うさぎは 「あの」と小声で話し掛ける。 お店の中、今は店員とお客様だと分かっているけれど ……ちょっとだけ。 しんどい気持ちを、約束で、甘やかしてくれませんか。 ] 今日、お家に泊まっても、いいですか 体調が悪いとかじゃないんです、けど ……少しだけ。隣で今日は、休みたいです。 [ そんな雰囲気もきっと、 貴方が牽制したいご新規様の心を折るのだろうな。** ] (+113) 2023/03/08(Wed) 23:49:27 |
(c14) 2023/03/08(Wed) 23:52:48 |
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