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【人】 4年 犬鳴 崇─ ファミレス ─ [会計を済ませる、当然小鳥遊の分は小鳥遊に払わせた。] そんなもの処分していますから無意味ですよ。 [フフっと笑って店を出よう。] 嫌なら来なくていいですよ。 簡単にやらせてくれると思ったから誘っているので。 [本当に、世の中にはそういう男は大勢いる。 そして、自分がそういうタイプの人間でなくてよかったと思える程度には真人間なのだと思えた。]* (106) 2020/11/13(Fri) 21:04:03 |
【人】 4年 犬鳴 崇[似合わないと言われれば苦笑いしか浮かばない。 どうもユーモアのセンスは壊滅的らしい。こういった機微を掴むのは苦手だという自覚はあるが。] それでは、いざ”デュカプリオ”へ。 [なぜだろう。 小鳥遊を脅してみたり、部屋に誘ってみたり。 結局のところ、自分も男であると言いたかったのと同時に、小鳥遊の元カレのような屑ではないとそう思いたかったのだ。]* (116) 2020/11/13(Fri) 21:36:38 |
【人】 4年 犬鳴 崇[───では、このペンを売ってみて。 狼と呼ばれた男、ジョーダン・ベルフォートの半生を描く。 ブラックマンデーによって始業したジョーダンは、ペニー株という1株数セントだが手数料が50%も入るクズ株をその巧みな話術であっという間に利益を上げる。 そしてストラットン・オークモントを立ち上げ詐欺紛いの方法で急成長させる。 『ザ・ウルフオブウォールストリート』 はちゃめちゃでコージャスで破天荒な生き様。 ウォールストリートで大成功を収め、私生活も充実。 だが、いつしかジョーダンはFBIに目を付けられて───] ……なんて言ったらいいんでしょうか。 すごい人ですね。 [金とセックスとドラッグと、もう本当にハチャメチャとしか言い様がなかった。]* (117) 2020/11/13(Fri) 21:56:51 |
【人】 4年 犬鳴 崇ディカプリオです。 [意外としつこいですね、と苦笑い。] 昔の作品の様な二枚目よりも、 この作品の様な役の方が合っていますね。 僕もそう思いますよ。 やはり役者として凄いです。 [この作品全体にある胡散臭さ、それを支えているのは間違いなくレオナルド・ディカプリオの演技だろう。] コーヒー淹れますが飲みますか? [インスタントですけどね、と。] (136) 2020/11/14(Sat) 2:18:14 |
【人】 4年 犬鳴 崇[防音のよく聞いた部屋。 小綺麗でさっぱりとしていた。 目立つのは立体音響用のスピーカーぐらいで、あとは机と小さな本棚、それとベッドがあるぐらい。 キッチンも割と綺麗だが、日頃料理話していないのは明白だった。] 他にも何か観ます? [コーヒーを淹れながら尋ねた。 本棚に本は僅かで、ほとんどがDVDで埋まっていた。] そういえば“DVDを一緒に観よう“なんて、 女の子を部屋に連れ込むときの定番ですね。 [膝を抱えながら座っている小鳥遊は、それでも緊張しているのだろうか。信用しているとはいえ、男の部屋に上がり込んでいるのだからリラックスされても、とは思うが。]* (137) 2020/11/14(Sat) 2:18:59 |
【人】 4年 犬鳴 崇[ブラックのコーヒー2つとミルクジャグを小さな丸テーブルに。] うちにあるのは北野武ですね。 アウトレイジ3部と、BROTHER、HANA-BI。 その男、凶暴につき。 あとは、謝罪の王様は面白かったです。 コメディですが、全体の構成がよくできていましたね。 終盤、物語が収束していく様は見事でした。 [主演に阿部サダヲ、脚本は宮藤官九郎だ。 他にも三谷幸喜の作品や、実際のスキャンダルを扱った『日本で一番悪い奴ら』を挙げる。] 劇場で観てよかったのは『永遠のゼロ』です。 ずっと周で誰かが泣いていて煩かったですが。 高藤なら脱水症状を起こしてそうですよ。 [あれほど、人が泣いている映画を観たことはなかった。] (140) 2020/11/14(Sat) 3:04:56 |
【人】 4年 犬鳴 崇邦画っていまいち評価されないことも多いですが、 僕はそうは思いません。 それこそ北野武作品やジャパニーズホラーなんかは、 海外の評価も高いですし。 [確かにアクションなどの苦手な分野はあるだろうが、決して海外の作品比べて劣っているとは思わない。] (141) 2020/11/14(Sat) 3:05:18 |
【人】 4年 犬鳴 崇それはあるかもしれませんね。 小鳥遊を狙うなら映画を餌にすれば簡単に釣れそうです。 現にこうして連れ込まれているわけですし。 もちろん、だからって簡単にやれる女とは思いませんよ。 [信用されている、と言えば聞こえはいいが、逆を返せばそれを利用されやすいということでもある。] 僕もよく朴念仁扱いされますが、 小鳥遊君も相当ですね。 [ふーふーと冷ましながらコーヒーを啜る。]* (142) 2020/11/14(Sat) 3:07:48 |
【人】 4年 犬鳴 崇[きっとそこは井田すらも誤解している。>>1:11 何もしなかったわけじゃない。確かに山に行っている間に別れたが、することはしていた。] 違ったら、……どうしますか? [コトン、とマグマカップをテーブルに置く。] 誰でもこうして部屋に入れると思いますか? [そういえば女の子を部屋に上げるのほ別れた元カノ以来かもしれない。映研の子と映画を見るなら部室で事足りるし、連れ込んでどうこうする相手もいなかったから。 座った位置は隣というには少し間が空いている。 それでも手を伸ばせばいつでも届く距離には違いない。 小鳥遊の視線の先には綺麗に並べられたDVD。 部室ではあまり観ない様なものが並んでいる。]* (146) 2020/11/14(Sat) 4:07:54 |
【人】 4年 犬鳴 崇[手が伸びる。 空いている間を詰めて、手が小鳥遊へと伸びる。 ポンと頭に。 それから、ゆっくりと撫でた。] 違いません。 [ただの悪ふざけ。 ちょっとした意地悪、どっきり。] さて、次は何を観ます? [デッキからDVDを取り出してケースに入れると、棚へと戻した。]* (148) 2020/11/14(Sat) 7:41:16 |
【人】 4年 犬鳴 崇[してやったりと言う風に、次の一枚をデッキにセットする。] 小鳥遊君でも動揺することがあるんですね。 可愛らしい一面を見られました。 [戻りついでにもう一度、俯く小鳥遊の頭を撫でていく。] ほら、始まりますよ。 [やがてオープニングが始まれば、それが『キラーコンドーム』だと知れるだろう。]* (150) 2020/11/14(Sat) 9:18:18 |
【人】 4年 犬鳴 崇[映画が始まって、最初のホテルのシーンで口を開く。] そうですか。 他の子でなければいいのですか。 [スケコマシとは酷い言い草だ。 言葉の響きに朴念仁よりも悪意が感じられる。 だから、もう一つだけ意地悪を追加した。 そして小鳥遊が何か言おうとしてなら、画面を向いたまま指を自分の唇に当てて「しっ」と窘めただろう。]* (161) 2020/11/14(Sat) 12:59:27 |
【人】 4年 犬鳴 崇ある種のエログロナンセンスですね。 同性愛へのメッセージ性もありますが。 これギーガーなんですよね。 デザインが無駄にいいです。 [どう見ても馬鹿馬鹿しい作品ではあるが、真面目に馬鹿をやってみましたみたいな悪ふざけ感を感じる。 それはそうとして。 そのあと、めちゃくちゃ説教された。] (166) 2020/11/14(Sat) 14:27:30 |
【人】 4年 犬鳴 崇そうですか。 [DVDを取り出して、妙なデザインのケースに仕舞い込む。] 怖い思いや苦しい思いをさせてすみません。 もう二度としません。 [淡々と、そう淡々と謝罪した。 パタンとケースを閉じて棚にしまった。] (167) 2020/11/14(Sat) 14:27:56 |
【人】 4年 犬鳴 崇これ、実は井田君のです。 観てみろって言われて借りたのですが、 見る気になれずずっと置きっぱなしでした。 [きっと一人なら結局観ることなく返していただろう。] ありがとうございました。 今日は中々面白いものが観れました。 [そう言って、ようやく小鳥遊の方を向いた。 プリキュア、そしてキラーコンドーム。小鳥遊が居なければきっとこれから先も観ることがなかった作品だろう。]* (168) 2020/11/14(Sat) 14:29:03 |
【人】 4年 犬鳴 崇……む…… 意趣返しですか? そういうのは良くないですよ。 [眉を顰めて、それからフーと大きくため息をついた。] 僕を動揺させるには、まだまだですね。 [朴念仁ならばこういう反応は当然のことで。 そんなことでは驚かないと呆れて見せた。]* (171) 2020/11/14(Sat) 15:23:01 |
【人】 4年 犬鳴 崇[呆れ顔のままもう一度大きくため息をついた。] 知ってますよ。 [はっきりと言われなくたって、さっきのお説教はどう聞いたってそういう風にしか聞こえない。 だけど”朴念仁の先輩”はそれに気づかない。 それでよかったはずなのに。] 小鳥遊君のそれは意趣返しで。 犬鳴先輩は動揺すらしなかった。 それじゃ駄目なんですか? [ツカツカと小鳥遊の前まで歩いていく。 望みとか脈があるとかないとかも無く、ただの映画好きな先輩と後輩という関係のままでは居られなかったのか。] (173) 2020/11/14(Sat) 16:24:48 |
【人】 4年 犬鳴 崇誰でもこうして部屋に入れると思いますか? [脅かしたときにも言った言葉を繰り返す。 それから手が伸びる、ドアノブをかけた小鳥遊の手の上へと。 ──カチャ と鍵の締まる音。] (174) 2020/11/14(Sat) 16:25:31 |
【人】 4年 犬鳴 崇二つ嘘をつきました。 一つは恋愛に興味がないわけではありません。 恋人という関係を面倒に思っていただけです。 [たしかに興味が強いわけではないけれど、それよりも恋人になること、恋人という形になることで自分にはない”恋人として”を求められることが面倒だった。] 二つ目は、先ほど二度としないと言いましたが。 ……あれは嘘です。 [手を伸ばす、小鳥遊が逃げなければ彼女の頬へと。] (175) 2020/11/14(Sat) 16:26:26 |
【人】 4年 犬鳴 崇今は映画の最中ではありません。 咎められる理由があるなら先に言っておいてください。 [抗うことも避けることもないのであれば、一瞬の間の後に唇が触れ合うことになる。]* (176) 2020/11/14(Sat) 16:26:47 |
【人】 4年 犬鳴 崇切り落としますか? それとも噛みつきますか?法的に訴えますか? [まるでSFに出てくる故障したアンドロイドのような動き。 人間も思考が止まると動きまでおかしくなるらしい。] 振られなかったときのことは考えてないのですね。 ……自惚れてもいいですよ。 [壁に手をついて角に追い詰めた小鳥遊をさらに逃げられないようにして、呆けたままの彼女にもう一度キスをした。] (184) 2020/11/14(Sat) 17:53:36 |
【人】 4年 犬鳴 崇[押し付けられる唇。 タワーリングインフェルノを観たあと、二人で昼食を摂りながらした会話を思い出した。 彼女は”そういう風に”なれたのだ。] どんな顔をしていました? 告白された先輩は。 [楽しそうなんて言っていたけど。] 一緒に……映画観ますか? [キャラに似合わず気障なことをしたせいか。 段々と気恥しくなってきて、本日4本目にもなるのにそんな提案をした。 少なくとも、このまま帰してしまいたくはないと思っていた。]* (197) 2020/11/14(Sat) 18:43:22 |
【人】 4年 犬鳴 崇[恥ずかしそうと言われれば更に気恥ずかしくなってしまうが、心の中で素数を数えて気を落ち着けた。] キングスマンでも見ましょうか。 見たことはありますか? [チョイスしたのはアクションあり、ユーモアあり、そして恋愛要素が皆無だったからだ。 胸を押されてようやく小鳥遊を小さな囲みから解放した。] ピザでも、頼みましょう。 [時間は夕飯時。 今からどこかに食べにいくのも微妙だしとスマホを操作して適当にピザと飲み物を頼んだ。]* (212) 2020/11/14(Sat) 20:04:22 |
【人】 4年 犬鳴 崇[─── Manners maketh man. エグジーは将来の展望もなく底辺の生活を送っていた。 あるとき警察に捕まったエグジーはかつて父の友人から受け取ったメダルに書かれた番号にかけるとあっという間に釈放された。 エグジーを助けたのはハリーという紳士。 彼は”キングスマン”のエージェントで、エグジーの父もまた”キングスマン”の一員だった。 ハリーはエグジーにエージェントの試験を受けさせる。 嫌味な上流階級の候補生らと競い合い、順調にエージェントとしての才能を発揮していく。 だが、エグジーはその優しさから最終試験で不合格となってしまう。 一方、世界有数の資産家ヴァレンタインは世界を浄化するために人類の間引きを計画していた。] (214) 2020/11/14(Sat) 20:48:52 |
【人】 4年 犬鳴 崇[映画を鑑賞するときは真剣に。 ピザを食べたりポップコーンを食べたりはするが余計なことはしない。 それはたとえ特別な誰かが隣にいても変わることはない。 変わらなかったからこそ”恋人”を失うことになったのだが。 ちらりと小鳥遊の横顔を見る。 モニタに釘付けになっているその横顔を。 元カレの気持ちがわからないこともない。 その真剣な面持ち、映画という好きなものに没頭するその顔はとても綺麗だったから。 そして、きっと自分もそんな顔をしているに違いない。] (215) 2020/11/14(Sat) 21:05:21 |
【人】 4年 犬鳴 崇王女様のセリフですが、 さすがに字幕だと変えられてますね。 [忘れていたが最後にちょっとしたロマンスがあったが、そこに繋がるシーンで王女様は思いきり”asshole”と言っていたが、字幕ではさすがに”いいことしましょう”になっていた。] 吹き替えも嫌いではないですが、 字幕だとちゃんと元のセリフ、元の演技がわかります。 [だから字幕派の言い分はよくわかる。 でも吹替も吹替でいいところはある。 だから自分としてはいい映画は三回見ればいいと思う。 字幕と吹替と、翻訳なしで。]* (216) 2020/11/14(Sat) 21:09:07 |
【人】 4年 犬鳴 崇僕も楽しかったですよ。 はい、またこういう一日を一緒に過ごしましょう。 [映画を一つ挟んだおかげか、先ほどみたいに照れたような表情は既になりを潜めている。 だけど手を握られたならキュっと確かに握り返した。] 送っていきますよ。 [それほど遅い時間ではないとはいえ既に時間は夜。 小鳥遊が立ち上がると同時に一緒に立ち上がった。]* (228) 2020/11/14(Sat) 21:39:18 |
【人】 4年 犬鳴 崇クリスマス、ですか? [隣を歩く夜道。 さすがに気が早いのではと少し呆れもしたが。 クリスマスにクリスマス映画を観る。ベタだがそれはそれでいいものかもしれない、13日の金曜日にジェイソンを観るみたいな感じで。] ”自分たちは”というのは、 イヴの話ですか?それとも25日です? 小鳥遊君は大胆ですね。 [少し冷たくなった手を取って握る。 顔を観られたなら、そこには照れた顔ではなく意地悪な顔が浮かんでいたが。]* (235) 2020/11/14(Sat) 22:16:07 |
【人】 4年 犬鳴 崇そうですか? [手の大きさなんて気にしたことは無かったけれど、背だって高い方じゃないし、小鳥遊とそれほど違いはないが、男と女の差だろうか。] 勘違いする余地があります? [頭を撫でたりは他の子にもしたことはあるが、こうして手を繋いで歩いたり、部屋に招き入れたり、キスまでして、そんなの元カノ以外にはない。 十分すぎるほどの特別扱いだ。] もう一度キスでもしましょうか。 [秋の夜の空気は冷たい。 繋いだ手が温かく感じられるほどに。]* (247) 2020/11/14(Sat) 22:59:29 |
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