【人】 時見の妻 天宮 琴羽── 宿にて ── [ ぱちぱち、瞬きを繰り返す。 宿に到着して、早速受付を済まそう。 ───そう思った時の事であった。 彼の叫び声>>0:247に驚いたのはさておき。 どうやらこの宿では宿泊客に、あの、 変わった祭りの衣装を貸し出してくれるとの事だ。 ……寝耳に水である。] (15) 2020/10/21(Wed) 16:46:50 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽ほぁー……。 [ 思わず、言葉にならない声を漏らして。 さて、どうすればいいのだろう。 その場に突っ立ったまま様子を窺っていれば、 先に彼が動いて、折角だからと 普段着に近そうな衣装を選ぶのであった>>0:255 宿の主人の説明曰く、異国に存在するという 吸血鬼という妖怪モチーフの衣装らしい。 異国の事はよく分からないけれども 背が高く、白い髪の彼には とてもよく似合っていそうだと思う。] (16) 2020/10/21(Wed) 16:46:58 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ 何故か慌てて宿帳に記入する 彼の様子には首を傾げるばかりだが。] 無理しなくてもいい、と言われても……。 [ あからさまな態度に、 本当は私にも着て欲しいのではないか。 そう思わざるを得ず。 それに、彼が借りたとなれば、 私だけ借りないという訳にもいかないだろう。] (17) 2020/10/21(Wed) 16:47:13 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽 (18) 2020/10/21(Wed) 16:47:24 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽……随分と、もっこもこな衣装ですね。 猫……なんでしょうか、これ…? [ 手に取った衣装を見て、首を傾げながら 何処か間の抜けた感想を漏らし。 よく分からないまま、 この衣装を借りる事となったのであった。 その後、荷物を受付に預けて。 温泉街への散策を提案されれば>>0:256 勿論というように首を縦に振り、それから 嬉しそうに笑顔を浮かべていただろう。]* (19) 2020/10/21(Wed) 17:00:42 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽── 吸血鬼とふわふわにゃんこ ── [ >>19手にしたそれは 猫らしき尻尾と耳のある、 もっこもこな衣装であった。 彼はこの、もこもこが気に入ったのだろうか。 首を傾げつつ、変わった衣装だなと。 それ以上は深く考えず。 少しばかり落ち着きのない彼と共に 宿泊する部屋へと案内されるがまま。 足を運ぶのであった。 ───勿論、もこもこの衣装を手にして。] (91) 2020/10/22(Thu) 15:19:19 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ 扉を開け、室内へと足を踏み入れれば い草の香りと一面の銀白色が出迎えてくれた。 部屋の中央には 明るい茶色の座卓が備え付けられており 向かい合うように座布団が二枚置かれている。 奥にある窓からは、 色鮮やかな紅葉が広がる山の景色が展望でき。 景色だけでも心地よく過ごせそうな部屋だと思う。 目にしているだけで心が弾んでくる。 従業員が淹れてくれたお茶を一口。 用意されてた茶菓子を味わいながら束の間の休憩。] (92) 2020/10/22(Thu) 15:19:31 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽はい。茶菓子、どうぞ…! [ その時、彼はどうしていただろう。 お茶を飲みながら 胡坐でも掻いていたかもしれない。 何にせよ、 用意されていた茶菓子を手に取り にこっと微笑んでは 彼の口元へ近付けてみただろう。 はい、あーん、だなんて戯れながら。] (93) 2020/10/22(Thu) 15:19:43 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ その後は、 やけに乗り気な彼に促されるまま 手にした衣装へと着替え始める事に。 よくよく観察してみると、 随分と布の面積が少ないような。 背後にちらりと視線を向ければ 見えたのは着替え途中の彼の背中。 すぐにパッと視線を逸らして 手に持ったそれを見つめる事、数秒。 ふぅっと小さな溜息ひとつ。 仕方なく、といったように着物を脱いで、 ふわふわのそれを身に纏い始めてみた。] (94) 2020/10/22(Thu) 15:20:13 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽こ、これ……随分と身体に……。 うんしょ、っと…。 [ 見慣れぬ異国の衣装に悪戦苦闘。 やけに身体にぴっちりしていて とにかく、着ていくので精一杯。 >>55背後から 疑問形の声が聞こえたような気がするが、 それに応える余裕はなく。 >>55>>56何かと葛藤する彼を背後に とにかく着替えを済ませる事に暫しの集中。] (95) 2020/10/22(Thu) 15:22:13 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ そうして、着替え終われば。 そこに現れたのは、ほっそりとした身体を 申し訳程度に毛皮で隠したといった感じの、 一人の猫娘なのであった。 黒い漆黒の髪の隙間からは ふわふわの三角形の耳が覗き。 腰の下の方からは ぴょこんと長いしっぽが伸びていて、 身体の動きに合わせ 左右にゆらゆらと揺れている。 露出した肌は滑らかで、雪のような白さ。] (96) 2020/10/22(Thu) 15:22:57 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽え、ぇ、……えぇ!? この衣装、他に着るものは ……これで、終わり?? [ 暖かそうな ふわふわもこもこな毛皮は一部だけ。 大部分は肌が露出したままになっており この季節、まだ冬ではないとはいえ、 寒さの増した中出歩くには厳しいものがある。 ───そして、何より。恥ずかしい!] (97) 2020/10/22(Thu) 15:23:31 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ どうしよう。どうしよう。 顔に両手を当て、あたふたとしていれば 何か問いたげな彼の声を耳にした。>>56 声のする方へと顔を向ける。 そこにいたのは、白い髪をオールバックに整え、 全身を西洋の貴族のように着飾った一人の男。] (98) 2020/10/22(Thu) 15:23:53 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ 思わず口をぽかんと開き、 男の姿を凝視する。 ぱちぱちぱち。瞬きを何度も繰り返す。 頭の中で色んな言葉が湧き出しては、 ぐるぐるぐると渦巻いて。] え、ぁ、あ、……あー……? [ 何か口しようと懸命に唇を動かすものの 発せられるのは意味のない音ばかり。 そうしている間に、気付いた時には 肩に彼のマントが掛けられており。 >>65お揃いだ、という彼の声が耳に響く。] (99) 2020/10/22(Thu) 15:24:25 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ 思った事は沢山あった筈だ。 けれど、 それは言葉として形作られる前に 思考の渦の底に沈んでいき。 残ったのは感謝の思いと、喜び。 …───それだけ。] (100) 2020/10/22(Thu) 15:26:48 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽あ、あり、…… ありがとうございます……! う、嬉しいです! [ 頬に紅葉を散らしながらも、小さく それでいてはっきりと声を口にし。 ふにゃりとした笑顔を浮かべて。 差し出された彼の手を>>65 ぎゅっと握るのであった。]* (101) 2020/10/22(Thu) 15:28:27 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽── 温泉街にて ──[ マントで身体を隠しながら、 彼と一緒に街中へと繰り出す。>>65 目にするもの、どれもこれもが珍しく、 何より、彼と共に楽しい時間を 共有できるのが嬉しくて堪らない。 時折、手をにぎにぎしたり、 腕を絡めたりしてみたけれど、 彼の反応はどうだっただろうか。 彼が此方に向いたならば] にゃん? [ と、どうかしたの?なんて 猫の鳴き真似を返してみせよう。] (102) 2020/10/22(Thu) 16:11:38 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ そうして歩みを進め、 途中見つけた観光案内の看板。>>68 どうやら祭りの起源らしき場所は 見当たらない模様。] 不思議ですね……。 何かあると思ったのですが。 [ 彼と同様、首を捻ってしまう。 母の伝えたかった事。 この地に何かしら 手掛かりがあると思っていたが故に。] (103) 2020/10/22(Thu) 16:11:44 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ 早々、見つかるものではないのだろうか。 考えは尽きないものだけれども。 今回の旅行。一番の目的は新婚旅行として 己の身を休める事と、観光を楽しむ事だ。 小さく肩を竦めて、その場に吐息を落とす。 そうしていれば、彼が目を瞑って 口を開けてくれとお願いしてきたので>>71] こうですか…? [ 言われた通りに目を閉じ、口を開く。 すると、中に(3)1d6が放り込まれるのであった。] (104) 2020/10/22(Thu) 16:14:06 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽ん……むぅ……お、おいしい……! [ 口内に広がったのは、 南瓜と卵のふんわりした甘み。 口角をゆるりと持ち上げて。] 私にもやらせてくださいね? [ かぼちゃプリンと匙を。 私にもやらせてとお願いしてみよう。 聞き入れられたなら、プリンを一匙掬って 彼の口に運んでみる。 駄目なら、頬をぷぅっと膨らませて 意地悪…なんて不貞腐れてみただろう。]* (105) 2020/10/22(Thu) 16:21:40 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽あ、あれも美味しそうです。 食べてみませんか? [ 指差した先にあったのは、秋の味覚、 サツマイモをふんだんに使ったスイートポテト。 店先からも焼き立てのスイートポテトの 甘くて香ばしい薫りが漂って来て ついつい引き寄せられてしまう。 二人分を購入すれば、 早速というようにもぐもぐと食べ始めた。] (107) 2020/10/22(Thu) 19:03:57 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ 口に広がるのは牛乳とサツマイモの優しい甘さ。 それにバターの風味豊かな香り。 しっとりとして、ほくほくした口あたり。 何個でも食べたくなってしまう美味しさ。 そうして食べ終える頃、彼の口の周りに 食べかすは付いていただろうか。 もし付いていたなら、 ちょっとじっとするようお願いし。 指先でそれを摘まめば、 それをそのままパクリ。 人差し指を唇に触れさせながら 美味しかった! なんて甘い笑顔を向けただろう。]* (108) 2020/10/22(Thu) 19:04:08 |
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