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舞は、というわけでわたしも暫し離席です!** (a1) 2020/11/17(Tue) 21:09:12 |
【人】 2年 山田 舞[暫くして。 またスマホがメッセージの受信を知らせたら>>*13 うきうきと通知窓をタップする。 先輩とのやり取りは好き。 文字から先輩の考えてることをこうかな?ああかな?って想像するのが楽しいし、勝手に大好きな声で再生されるから。 ただ夜中に読み返すのはちょっと要注意。 会いたくって、すぐそばで名前を呼んでほしくって 胸が苦しくなっちゃう。 そうして今度は何が書いてあるかなってワクワクしながら開いた文面は。] !!…!!!…!! [口を押さえてもんどりうつ。 顔が熱い。体が熱い。ああ叫びだしたい! 先輩が!あの櫻井先輩が! わたしとの未来を考えてくれてる! スマホを両手で包み込んで、 祈りを捧げるみたいにおでこをつける。 嬉しい。ありがとう。 せんぱい、大好き。] (57) 2020/11/17(Tue) 22:58:59 |
【人】 2年 山田 舞― その夜 ― [今日は三回生だけを集めての飲み会らしい。 いいな。こういう時、先輩との歳の差が恨まれる。 同輩だったらなんて呼んでたろう。 櫻井くん?…か、快人? ただの想像なのにカッと血が頬に集まるのを感じる。 たぶん、名前なんて呼べない。 先輩から届いたメールは、嬉しさに舞い上がってしまったせいで、結局返信できてない。 完全にタイミングを逃してしまった。 でもでも、とても嬉しかったんだってことは、明日絶対に直接伝えようと思う。 ちら、と時計を確認。何かに集中していればすぐ時間も経つだろうと言いながら、もう何度目になるだろう。 先輩は、今頃は家に帰り着いたくらいだろうか。] (声が聞きたいな) [スマホを起動しては伏せて。起動しては伏せて。 飲み会の間すら待てないのかって思われたくなくて、ぐっと我慢している(現在進行形)。] (だいじょぶかな… 先輩酔いつぶれてないかな…) [実は先輩が、ザルと呼ぶのも可愛く思えるほど全くお酒に酔わないことを、わたしは知らない。 ちゃんとまっすぐ帰れたのか、いやでも菊波先輩もいるし大丈夫かな…そんなことをぐるぐる考えていれば] (79) 2020/11/18(Wed) 10:26:15 |
【人】 2年 山田 舞わ! わわ [突如鳴り響く着信音に、ぴょんと飛び上がってスマホをお手玉する。メッセージを送ってからそう時間を置かずしてかかってきた電話に、驚きだけでなく心が跳ねた。 画面には「櫻井先輩」の文字。>>85 早く出たいのに、緊張と高揚でなかなかボタンが押せず、応答するまでに手間取ってしまった。] …せんぱい? [耳に当てておずおずと訊ねれば、 「ただいま、舞ちゃん」の声。 ああ、先輩だって思ったら心がふにゃふにゃになってしまう。それだけでもう、うっとりしちゃうのに、声が聞きたいなんて言われたらくすぐったさに笑みが漏れて。] わたしも先輩の声が 聞きたかったです [おそろい。と、照れ笑い。 あのね、先輩。さっきのメールすごく嬉しかったのって、伝える前に先輩が謝るから、ううん!って見えるわけないのにぶんぶん首を振った。] 先輩が、頼ってくれて、うれしいの [思ったことは言葉に、形にしないとって教えてくれたのは誰だったかな。勝手なイメージだけど、男のひとってあんまり、気持ちを口にしてくれないものだと思っていたから。 先輩がこうやって、きちんと言葉にして伝えてくれることが、とても嬉しくて、愛を、感じてしまう。]** (86) 2020/11/18(Wed) 18:13:08 |
舞は、ああああお返事かきたいけどちょと離席** (a2) 2020/11/18(Wed) 23:09:20 |
【人】 2年 山田 舞[先輩は数多くおれど「せんぱい」と呼ぶのはひとりだけ。 きっと感覚に優れた井田先輩あたりには、話していなくてもそれだけでわたしの櫻井先輩への気持ちがばれてしまうんじゃないかなって思う。 電話口で吐かれるため息は、それこそ耳元に先輩を感じてぞくぞくと首筋に何か走るのは内緒。 それだけでも威力が大きいのに、独り言のように呟かれた言葉は彼の本音が溢れたみたいな音をしてるから、なお胸を締め付ける。 はぁふぅ、とスマホのマイク部分を少し遠ざけて浅く息を繰り返す。どうしよう。今夜は眠れないかもしれない。 それでも耳だけは、先輩の言葉をひとつも聞き漏らさぬようぴたりとくっ付けてるから、聞こえてきた「デート」の単語にぴっと背筋を伸ばした。] はい!先輩とデート、したいです [初めての構内デートは、軽いお散歩のようなものだった。>>3:324一緒にゆったりおしゃべりしながら歩くだけ。 ただそれだけなのに、隣に好きな人がいるだけで。 いつも見慣れた学舎がまったく違うものに見えるから不思議で。 自分の人生において、「デート」を、男性とする日がくるなんて思ってもみなかったから、その言葉の持つ力に圧倒されて、暫し放心状態だったあの日に比べたら、今は幾分慣れたけど。 それでも、やっぱり先輩からのお誘いは、いつだってわたしをドキドキさせるのだ。] (176) 2020/11/19(Thu) 15:14:19 |
【人】 2年 山田 舞せんぱい… [お互いの予定を擦り合わせて、待ち合わせの場所と時間を決めて。もう電話切らなきゃな、先輩飲み会で疲れてるよね、と思いながらも、あとすこし、あとすこしだけ先輩とおしゃべりしてたくて。 それから。 実はどうしても話したいことがあるのだけど、どう切り出したらいいかわからないまま、ずるずるとここまできてしまっている現状もあり。 それでもなんとか、通話が終わってしまうまでには、と。 話が途切れたタイミングで、ここぞとばかりに勇気を出した。] ク、クリスマス 先輩のそばに…その… いたいです * (177) 2020/11/19(Thu) 16:10:51 |
【人】 2年 山田 舞[先輩が笑う。>>184 何もおかしなことは言ってないはずなのに、先輩は時折わたしがしゃべるとこうして笑うことがある。 小馬鹿にするようなものでは決してないから、きっと楽しいって感じてくれてるんだろうなって思ってるのだけど… 兎にも角にも許可をもらえたら、なんとイブもクリスマスも両日いいんだよって伝えられて。 先輩は一人暮らしなのかな、ご家族と過ごしたりしないのかな、と一瞬迷ったのだけれど。 先輩自身がいいんだよっていってくれてるのだから、ここは甘えてしまおう!と決めた。] イブもクリスマスも 先輩を独り占めできるなんて [しあわせすぎてどうにかなってしまいそう。 ちなみにわたしの家族には、先輩とお付き合いをすることになった日に先輩のことは報告した。 なんならわたし、このひとと結婚するつもりでいるのとまで伝えた。 父はひっくり返ってたけど、母と姉はがんばれって言ってくれた。 電話の最後はいつも名残惜しさで胸がいっぱいになる。 それでも、明日、また会えることを願って。 先輩が良い夢が見られるよう願って。 お休みなさいと口にした。] (223) 2020/11/19(Thu) 22:35:47 |
【人】 2年 山田 舞[デートの日。 先輩が寄るところがあるというので、手を繋いでついていった。 先輩の手は薄くて色白で、彫刻みたいで綺麗。 意外と体温が高かったのにはびっくりしたかな。 あったかくて、安心する。 何を買うのかな?お洋服かなって無防備についてった先はジュエリーショップで。 先輩アクセサリーとかつけるんだ、お洒落だなあって どこまでものんきな私です。 そんなわたしだけど、さすがに目の前にペアリングが並べられて どれがいい?って先輩にも売り場のお姉さんにも見つめられたら、漸く意味を理解して。 え!?え!?と軽くパニックを起こしてしまったけど、 間に合わせたかったという先輩の優しい表情をみたら、もう、きゅうううって心が悲鳴を挙げて、 これはもう是が非にでも素敵なものを選ばねば!と意気込んで挑んだのだった。 二人で選んだシルバーのリングは、お店の照明にキラキラ光って。 自分の左手薬指に先輩がはめてくれるのを夢みたいな気持ちで見つめていた。 先輩の「今日から毎日つけててね」って言葉にはもちろん何度も頷いた。 先輩とお付き合いしていることを、隠す気はなかった。 けれどわたしなんかが彼女でいいのかってずっと自信がなかったのも本当で。 でもこのリングが。 先輩の側にいていいんだって教えてくれている気がするから。 胸を張って傍にいよう。そう心に誓ったのでした。] (224) 2020/11/19(Thu) 22:37:02 |
【人】 2年 山田 舞[ちなみに先輩のぶんのリングはわたしが左手の薬指に嵌めてあげた。 おめでとうございますって売り場のお姉さんの言葉が、 すごく、うれしかった。]** (225) 2020/11/19(Thu) 22:37:26 |
【人】 2年 山田 舞[先輩は!先輩は! すぐこうやって! わたしを恥ずかしさと嬉しさでいっぱいにする!! きゃあきゃあって叫びながら 走り出したいのをぐっとこらえて。 落とされた口付けの上から、 自分の唇を重ねた。 この指輪も、二人でつくる思い出も あなたのことも。 全部、全部、なにひとつ失わないように。 わたしのなかで刻むカウントは、 あなたとの一日を、一秒を、数えていくの。] (261) 2020/11/20(Fri) 17:08:01 |
【人】 2年 山田 舞[楽しい時間はいつもあっというまで、 まだまだ話したいこともあるし、 先輩に触れていたいのに、 お日様はとうに隠れてしまったし、 スマホの時計はおしまいを告げる。 今日も自宅の前まで送り届けてくれた先輩に ありがとうございます、とお礼を述べて。 もじもじと、名残惜しさに 先輩の肩口に頭を寄せる。 すり、とおでこを擦り付けたら、 ふわりと先輩のにおいに包まれた。 だからちょっとだけ、ちょっとだけ欲張りになったわたしは] イブの日、先輩のおうちに おとまりしちゃ… だめですか? [あなたの隣で眠りにつきたいの。 そんな我が儘を、告げた。]* (262) 2020/11/20(Fri) 17:16:50 |
【人】 2年 山田 舞[少しの間。 部屋はやっぱり、まだ早かったかな。 先輩は見せたくないものとか、お掃除とか、大変なのかな。 ―――そこへ入れてもらうには、まだ、足りないのかな。 チクリと胸に痛みが走って、体を離そうと頭をあげれば。 わたしの不安をよそに答えはYesだった。 先輩の葛藤も、驚きも、安堵も知らないのんきなわたしは よかったぁって喜んで。] ? はい [言われるままに目を瞑った。 視界が暗くなるなかで、あ、これは。これはもしや、] (キ、キス…だ…!?) [と。 映画や漫画の知識を総動員して、この状況を判断しようとする。 急にドキドキ、バクバク加速する鼓動がうるさい。 ああそういえば家の前だったお父さん帰ってこないでね!] (290) 2020/11/20(Fri) 20:26:20 |
【人】 2年 山田 舞(…?) [そんなわたしの期待と焦りは、一向にそれらしきインパクトの来ないことに終息していって。 代わりに首筋を掠める先輩の指に、] ん っ [感覚の(勝手に)研ぎ澄まされた体が反応してしまう。 目を開けていいよ、と許可をもらえば、視界いっぱいに先輩の顔があって。それだけでまた、落ち着き始めていた鼓動が加速する。 首から下げられた華奢な鎖と、 その先のリングを指先でなぞったら、昂った感情に涙が滲んだ。] (292) 2020/11/20(Fri) 20:41:57 |
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