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【人】 御旗栄純── 一方そのころ ── ついうっかり忘れがちなバレンタイン ……なわけあるかあ!! 男子にとっては近づくにつれて気になって気になって 夜しか眠れない大イベントなんだぞ! 授業中眠らないのはえらい だけどそういう素振りを見せちゃあいけないし いろいろ男子だって考えることあるんだZE だから気にしないふりして、気にしないふりして、 「 お前ら、バレンタインのチョコ もらえる予定とかあんの…? 」 聞き方?気にするな。 女子のいないところで僕は、 大地と伊緒に訊いてみたりする。 ** (1) 2023/02/03(Fri) 10:54:55 |
【人】 楢崎大地 ー バレンタインイブの話ー 吾輩は馬鹿である。名前は大地。 ただいま絶賛受験勉強真っ只中。 みんなで合格して憂いなく旅行に行くぜ!と 意気込んだために、男にとって大事なイベントを 完全に頭からすっぽ抜かしてた間抜けである。 (2) 2023/02/03(Fri) 13:19:38 |
【人】 伊豆浦帆稀── どこかの隙間 ── 節分は家族としました。 学校ではどうかな、誰かと恵方巻食べたような 食べてないような。 方角どっちとか、話しちゃだめなのに 声出させようとする人とか。 そういうわちゃわちゃがあったかもしれない。 「 チョコはお世話になった人に あげたりあげなかったり? 」 父とか、伊緒とか。 男性に渡すのはわかるので袋詰のものは男性に。 余ったものは女性にもわけたり。 お菓子を作るのはきらいじゃないので、 気が向いた年は作って渡している。 (3) 2023/02/03(Fri) 13:21:54 |
【人】 伊豆浦帆稀今年は気が向いた方なので材料が家にある。 勉強ばかりしていると心を無にして何かを作る そんな時間が欲しくなるのだ。 まひろは父にだけ渡すらしい。 「 私のは? 」 性別の垣根を超えてせびってみる。** (4) 2023/02/03(Fri) 13:22:01 |
【人】 楢崎大地「ふぁっっっっっ!!?」 その話を聞いたのは、2月の13日。 いわゆるバレンタインイブとも言える日である。 その日の大地は、やはり勉強に気合を入れていた。 が! 完全に油断していたからこそ衝撃はさらにでかい!! え、もう!?明日!?え!!? それを聞いた途端、完全に挙動不審になっていた! 「 そ、そりゃ、欲しい人はいるけどさあ! い、いまほら、受験中だろ! ぜ、ぜぜぜってー、忙しくて 作る余裕ねーって!な!な!! そ、それより勉強に戻ろーぜ!な!」 ちくしょう!!!じゅんじゅん! なんという爆弾を落としてくれやがった! その日の俺は、実に、実に挙動不審で…… (5) 2023/02/03(Fri) 13:28:03 |
【人】 楢崎大地 ー バレンタイン当日 学校にて ー そして。その次の日には 「……ねみぃ……ねみい………… くそうくそう……じゅんじゅんめえ……」 参考書を前に、 撃沈しそうになっている おバカがきっと目撃できることだろう** (7) 2023/02/03(Fri) 13:33:18 |
【人】 織田 まひろ 良かったね男子!?? 思い出したよ!??? どうやら今日の私は天啓が降りてくる日らしい 帆稀の言葉に、そういえば楢崎とかもいたな、って 旅行仲間のことを思い出す。 なお思い出すのはあくまでも友チョコの範囲内だ 本命や義理ではないからあしからず 「 白瀬と楢崎と御旗にも、 なんか買ってってあげるかー 」 なお作るという発想はないし、 多分作ったら、 死者が出る (10) 2023/02/03(Fri) 15:41:37 |
【人】 伊豆浦帆稀本日作ったのはチョコマフィンである。 混ぜて型に入れてチョコチップを乗せるだけという 食べごたえあって美味しい割に作り方の簡単なものだ。 「 糖分は大事だよ。 」 まひろや伊緒に続いて受験の終わった身、 結果発表はまだではあるものの あとは残りの人を応援するだけである。 大地に渡した後は栄純にわたす予定な 菓子を入れた袋には梱包されたものがあと2つ。 実はあとひとつは、中森先生に渡すものだ** (14) 2023/02/03(Fri) 16:38:34 |
【人】 織田 まひろ「 チョコレート売り場って今凄いんだよ いろんなのがあって目移りしちゃった 」 勿論都会で開催されてるような 有名なチョコレートの催事ではないけれど それでも聞いたことのあるチョコレートが ショッピングモールの催事コーナーを埋め尽くしてた ほんの少し興奮気味に帆稀に話すのは 毎年スーパーのチョコ売り場で済ませていたからだ (17) 2023/02/03(Fri) 20:11:10 |
【人】 白瀬伊緒去年のこの時期は隣のクラスの人が 教室で豆まきをして学年主任に怒られていた。 馬鹿だなぁ、なんて各地で笑い種になっていたのを思い出す。 時は流れ。 自由登校の今ではそんなこともなく、 家で楽しく恵方巻を食べていたら節分は終わった。 勉強とかの話を脇に置けば、話題になるのは当然 甘い香りを漂わせる、あれ。 (19) 2023/02/04(Sat) 0:12:23 |
【人】 白瀬伊緒 >>1 「予定? 去年は全員に配るタイプの女子には貰ったし、 部活の後輩にも貰ったよ。 でももう引退してるし、今年はないかもね」 あとは、昔馴染みの子がくれたりくれなかったり。 去年は気分じゃなかったのだろう。 そんな時は周りにも配っていないから、 変に勘繰ることもなく。 勿論くれた人にはホワイトデーにしっかり返礼をしている。 と、大体を素直に話していたら、 もう一人は大慌てしていて 思わず声を出して笑ってしまった。>>5 「欲しい人、いるんだ?」と目を丸くする。 栄純はどうなの、と目配せしてみたけれど 反応はどうだったか。 うんうん、同級生か。 それも同じクラスだな。胡乱気に動く大地の目が やたら一人の方に向かっている。 ような気がする。 (20) 2023/02/04(Sat) 0:19:44 |
【人】 白瀬伊緒翌日。 授業が終わっても沈没している友人の肩を つんつんつつきながら 「ほら、(バレンタイン)終わっちゃうよ」 なんて声をかけたりするのだ。 (21) 2023/02/04(Sat) 0:20:29 |
【人】 白瀬伊緒>>18 「織田もありがとう。いつもお世話になってます」 バレンタインまでの期間も、旅行の話などで なにかと彼女は頼りになった。 チョコレートや、ラッピングのチョイスにも 性格が出るな、と頂いた品々を見ながら思う。 そして鞄の中に丁寧にしまう。 ちなみに彼女の料理の腕があれなことを僕は知らない。 調理実習の班が一緒になったことはなかったのだ。 さていつ食べようか。お昼のデザートにすればその場で 感想を伝えられるし、家でゆっくり食べるのも良い。 そして、ホワイトデーはどうしようかと思考を飛ばす。 もしかしたら旅行と被るかもしれないな? 場合によっては男子だけで 何か練るのもいいかもしれないな。 放課後になったら 或いはメッセージアプリで 「どうだった?」なんて探りを入れてみたり** (23) 2023/02/04(Sat) 0:50:30 |
【人】 楢崎大地 「……ふぐ〜〜〜〜……」 青少年男子のバレンタインへの熱量はマグマより熱い 入れたてアッツアツのコーヒーよりも熱い そんなのがにえたぎる夜と戦い、負けた俺は、 もう眠くて眠くて仕方なかった ……ほしい……チョコほしい…… 半ば怨霊と化しているが、怨霊というものは 俯いてばっかりいる(※偏見)生き物なのだ 目の前の祝福にはまだ気づいてなかった>>14 応援の声掛けだとばかり思ってたのだ 「ふぐうう〜……さんきゅーまめちゃん…… がんばる……ちくしょーねみい……ちょこ…… くそぉ……ばれんたいんん…………」 バレンタインに気づかず バレンタインに嘆くのであった その認識が訂正されるのは つんつんとしーちゃんがつついて 起こしてくれた時のこと>>21 (28) 2023/02/04(Sat) 9:43:53 |
【人】 楢崎大地 「うう……さんきゅしーちゃん…… って、こ、これはぁ……!? めちゃくちゃでけえひそひそ声が出ちまった 透明な袋に入れられたチョコマフィン。 ちらっっ!!!とまめちゃんの方を見る。 その手にはどうやらじゅんじゅん等に渡すらしい 同じチョコマフィンがあった。 つまり……これは……! 「ま、まめちゃんから……!」 ぱあーーー!と顔色が一気に明るくなる! もうそれはもう、分かりやすいくらい 嬉しそうな笑顔!! (29) 2023/02/04(Sat) 9:53:01 |
【人】 楢崎大地「まめちゃん!チョコサンキューな! ホワイトデー期待しとけよ!な!!!」 ホワイトデーの頃には、 もう、卒業式も合格発表も終わり、 無限列車旅行の真っ只中だろう。 そんな中で買うお返しチョコ…… 間違いない。旅行価格の かなりお高いやつになる。 が、そんなことはバカは気付かぬ。 うれしくって堪んねえ! もう小躍りし始めそうな感じで喜んで、 教室を出る時も、何をするにも、 るんるん♪るんるん♪とどこか浮かれて いたことだし。 勉強中なんかは、 「そんな問題だしていいのか? 俺にはまめちゃんのチョコマフィンがあるんだぜ?」 という顔で、様々な問題に取り組めたことだろう (30) 2023/02/04(Sat) 10:03:21 |
【人】 織田 まひろ次の日には、私たちには旅行が待っている。 あてもない旅。自由気ままな旅。 滅びの予兆はまだなくて、 それでも人生で最後になるかもしれない旅。 前日譚を飾るのは、 幸せな導入か、それとも果たして。 * (33) 2023/02/04(Sat) 19:34:03 |
【人】 楢崎大地ー そして 苦難を乗り越えて ー 2月後半、俺の最後の試験が終わった。 試験が終わるまでの間は、夢の旅行計画については みんなに任せきっていたと思う。 それくらい、駆けて賭けて翔け抜けた 卒業式の日、泣く人あれば笑う人あり まるで明日も学校に来るように別れる人もいれば まるで今生の別れのように悲痛に泣いた人もいた みんなと離れるくらいなら滅んだ方がいい! いい大学にいけたから、世界滅びないで欲しい! 何言ってんの、滅びるわけないじゃーんあはは 桜の花の蕾が開く中、 滅びより早い別れの現実が 俺たちを包んで見送った (34) 2023/02/04(Sat) 19:38:04 |
【人】 楢崎大地次の日 俺はひどく早起きして、 スマホの前で座して待っていた。 デジタル時計の表示が01.02と進み 60を超えたところで、1つ時が進む オンラインでの合格者番号の発表 家で見てられるぶん、 誰もいない部屋にいる分、 俺はひどく不安だった。 いつもならもっと元気なのにさ。 みんなが居ないこの部屋だと、 馬鹿な俺でもちょっとは不安になるわけ (35) 2023/02/04(Sat) 19:41:59 |
【人】 楢崎大地 13時の鐘がなった時、 無限列車旅行のLINEに、ひとつのメッセージが届く 『忘れてないよな!.*・゚(*º∀º*).゚・*. 明日出発だかんな!!!.*・゚(*º∀º*).゚・*. 忘れ物すんなよ!寝坊もすんなよな!(*•̀ᴗ•́*)』 それと一緒に送られてきた どこか誇らしげに花丸された、合格者番号の 画像と一緒に。明日の旅行を楽しみにする顔が きっと脳裏に見えてきたことだろう** (37) 2023/02/04(Sat) 19:49:52 |
【人】 伊豆浦帆稀『 おめでと。 』 一言送り返したなら、ゆっくりと目を閉じた。 もし世界が滅んでしまっていたら この感情も感じなかったのだろうか。 そう思えば、少しだけ。 やっぱりこのまま世界が続いてほしいかも、 なんて、心のなかで思ったのだ。** (42) 2023/02/04(Sat) 20:22:13 |
【人】 白瀬伊緒『20XX年3月、世界は滅びるだろう』 確証のない未来を眼前に控えながらも、 僕たちは新しい進路を抱えて門出を迎える。 去年と変わらず桜は咲く。 (44) 2023/02/05(Sun) 11:42:26 |
【人】 白瀬伊緒帰りにコンビニに寄る。 鞄からUSBメモリーを取り出してコピー機に挿し、 小銭を入れる。 卒業式の前に完成させていれば 学校のパソコンが使えたのになぁ、なんて 思うけれどなかなかうまくまとめられずにいたのだ。 人数分取り出して、その場では軽く折り目をつけて 後は家で整えることにした。 (46) 2023/02/05(Sun) 11:44:40 |
【人】 白瀬伊緒-旅行の日の朝- 朝、いつもより早い時間にセットした目覚ましの さらに10分前に目が覚めた。 自分で思うよりずっと浮かれているみたいだ。 他の人はどうだろう、と考えながら身支度をして家を出る。 忘れ物はない。 心残り 気にするべきは旅先に忘れ物をしないかなとも 思うけれど気が早い。 旅行の打ち合わせを始めた頃は随分と寒かったのに、 3月も半ばになればいくらか春の兆しが見えてきた。 着込んだコートが少しだけ暑い。 場所によってはもう桜の花びらが落ち始めている。 (47) 2023/02/05(Sun) 12:17:37 |
【人】 白瀬伊緒-- ターミナル駅にて。 10分前には着いたけれど、 先に着いている人はいただろうか。 テイクアウトした青汁drinkをストローで啜りながら 誰かがいれば言葉を交わしながら全員揃うのを待っている。 全員揃った後、鞄から取り出して配るのは 「旅行のしおり」だ。 そんなに凝ったものではなく、 織田がまとめてくれたプランをそのまま貼り付けたり、 目当ての場所に行けなかったときの案を足したり、 打ち合わせ段階でのこぼれ話を忘れないように 残しておいたりしたものだ。 栄純と大地のところだけ 小さく「ホワイトデー」とペンで書き足してある。 宛てのない旅だからタイムテーブルはないし、 あとは連絡先やらを書くメモ欄があるくらいだ。 (48) 2023/02/05(Sun) 12:18:21 |
【人】 白瀬伊緒何か聞かれれば。 「スマホにも情報はまとまってるけど。 旅行誌とかしおり付き合わせながら過ごす方が、ぽくない?」 なんて返しただろう。 要するに、浮かれているんだ。 ** (50) 2023/02/05(Sun) 12:19:27 |
【人】 楢崎大地「……ほんとに悪かったって! …………とりあえず、乗ろうぜ!! どこまでも続く無限列車にさ!!!」 そう言って、電車に乗り込む。 駆けだす列車から見えるのは、新しい地。 さーてまずは、どこでおりるかなっと!** (53) 2023/02/05(Sun) 15:34:44 |
【人】 織田 まひろ旅のしおりを受け取れば すごい、と純粋に目を丸くする 「 なんか修学旅行みたい いいね、こういうの。 」 楽しみで楽しみで仕方なかった。 だけどこうしてしおりを手にして、より。 私の中で楽しみが膨れ上がる。 「 世界、滅びなくてよかった。 」 冗談のような言葉だってさ、 この世界では、冗談なんかじゃなくって それが逆に、どこか絵空事のようで。 …でも、本気でそう思ってる。 (55) 2023/02/05(Sun) 16:40:27 |
【人】 織田 まひろ楢崎が到着したのは一番最後。 遅い、なんて文句を言う係は、 きっとほかに居たと思うから(たぶんね) 私はその様子を首を竦めて眺めてる。 発車ベルが鳴る。 乗り込む電車は ── これは、どこまでいくのかな。 * (56) 2023/02/05(Sun) 16:40:40 |
【人】 伊豆浦帆稀明日の準備は既に済ませてある。 旅の中で食べるお菓子と、 道中遊べるようにノートと。 その他旅行に必要なものを色々。 踊る心を表すように高鳴る心臓に 受験のときでも眠ることが出来たというのに 夜の睡眠を少し心配した。 (58) 2023/02/05(Sun) 19:05:36 |
【人】 伊豆浦帆稀当日、いつもなら目覚めない時間に起きて 二度寝しようか悩んで、結局起きて。 朝の支度をした後に 荷物のチェックをすれば予定時間に家を出た。 ずんずんと進む足取りはいつもより元気だ。 足がいつもより随分軽いのだ。 気持ちのまま駆け出したいような 駆け出したら疲れてしまうからよくないような そんな逡巡に思考を浸していれば 目的地はいつの間にやら目の前に。 (59) 2023/02/05(Sun) 19:05:41 |
【人】 織田 まひろなお、家庭科は壊滅的だ(と神の手が決めた)けど 美術はどうだったのだろう ⇒ (11)1d100 お絵描きしりとりをしていれば思い出す、>>62 昨日帆稀が送ってきた謎の画像>>57 なんかにょろにょろしたのが付いていて ニョロニョロかな?とか思ったけど その真意を確かめることはできただろうか。 カッコイイチケットの顛末はまあ見守るとして 私は初めて頭にカチューシャを付ける 主役のねずみを模したそれをつけたら なんだか自分が浮かれてるような気がして 「 違う自分、なれてる? 」 大学デビューはもう少し先。 まずは遊園地デビューから。 >>0:28 * (64) 2023/02/05(Sun) 19:29:52 |
【人】 伊豆浦帆稀まひろの顔は華やかに私は感じるし、 今の髪の色から主役のねずみは十分似合っていた。 「 うん、素敵だよ、みっ 」 それ以上はいけない! と誰かに止められたか、突然強い風が吹いたか。 私の頭には黄色いくまのフードがある。 浮かれポンチであった。** (68) 2023/02/05(Sun) 20:09:14 |
【人】 伊豆浦帆稀やがて電灯が落とされると、少しの間だけ 暗い天井を見つめた。 明日も起きたら、また皆と会えるかな。 祈りのような思いを小さく吸って吐いた 息にだけ乗せて。 目を静かに閉じる。** (72) 2023/02/05(Sun) 20:53:09 |
【人】 織田 まひろうん、を一つ。 旅行に行けて楽しい、それに同意。 うん、をもう一つ。 滅びなくてよかった、それに同意。 「 旅行は楽しいし、 滅びなくて、よかったし、 こうして、帆稀と話せてることも嬉しい 」 繰り返す。 同じだよ、そんな気持ちを伝えたくて。 (75) 2023/02/05(Sun) 22:00:48 |
【人】 織田 まひろそれでも、私は言う 「 忘れてしまうことだって、あるよ 」 忘れないよ、忘れるわけないよ、 なにもかもを全部無責任に肯定するほど 織田まひろはやさしい人間じゃない。 (76) 2023/02/05(Sun) 22:01:03 |
【人】 織田 まひろ「 大学に入って、新しい人間関係とか、 新しい暮らしが、はじまって。 高校のこと、忘れちゃうこともあると思う。 誰かにとって大切な思い出でも、 相手にとって、そうでもなくって それが忘れられたりしたら、 きっとね、淋しいよね 」 私は一体どうだっただろう。 中学で仲のよかった友だちとは、 高校になってから随分と疎遠になっている。 忘れられているのだろうな、 そう思ったら、少しだけ胸が痛んだ。 (77) 2023/02/05(Sun) 22:01:18 |
【人】 織田 まひろ「 でも、忘れられるのは怖いけど、 忘れるほうが、もっと怖いよ 」 言ってみてから、 ちょっと自分でもよくわからなくなって ほんのすこしだけ、笑ってみたりして (78) 2023/02/05(Sun) 22:01:56 |
【人】 織田 まひろ「 旅行、楽しかった。 忘れたくないよ。 帆稀と話したの、嬉しかった。 憶えていたいよ。 だから、世界は滅びないでほしい。 誰かに忘れられることよりも、 自分が憶えていられなくなるほうが、 私は、もっと、悲しいな。 」 滅んじゃったら、どっちにしろ同じでしょ?って そんなこと言われたら、返す言葉もないけれど。 (79) 2023/02/05(Sun) 22:02:10 |
【人】 白瀬伊緒「気にすんな、じゃあ行こうか」 全員切符を持って、征くは青春十八きっぷの旅。 世界滅びなくて良かったな。 あと願うことは乗る電車に鬼が現れないことだろう。 やたら幸せな夢を見たら要注意、かもしれない。 (82) 2023/02/05(Sun) 23:05:06 |
【人】 白瀬伊緒道中のトランプはそれはもう盛り上がった。 大富豪の座を守り続けたのは<<楢崎大地>>allwho。 後に寄ったところのお土産屋で賞品を手にしたとか。 絵しりとりは難航を極めた。 烏賊がやばいことは知っていたので、 僕は伊豆浦に回すときには 「い」で終わらせないようにしていた気がする。 ちなみに僕の美術の成績は77。 (83) 2023/02/05(Sun) 23:06:03 |
【人】 白瀬伊緒「カチューシャ、似合ってんね。 パーカーもいいじゃん。ここ海風強いし。」 漸く辿り着いた夢の国。 カチューシャとポップコーンを首から下げ、 パンフレットを手に ファストパス発行所を探して歩き回っている。 選ばれたのはクマ耳でした。 男には可愛らし過ぎない?って思わないことはない。 近くにいた人に声をかけて、 5人全員での写真を撮ることも忘れずに。 遊園地デビューというものがあるなら 間違いなく成功だろう。 それは、撮ってもらった写真を見れば、 そうでなくてもすぐに分かることだった。 (84) 2023/02/05(Sun) 23:08:55 |
【人】 白瀬伊緒ちなみに道中、俺はしょっちゅう 織田や栄純に声をかけて寄り道したり。 奇数だからアトラクションの座席はローテしよう、 なんて声をかけていたけれど。 まあなんとなくだ、なんとなく。 せっかく近い距離にいられるのだから 気づいてしまったものはこっそりでも協力したくなるのが 友人の性だろう。 (85) 2023/02/05(Sun) 23:14:28 |
【人】 楢崎大地 乗り込んだのは未来への列車 辿り着いたのは、みんなに夢を与える遊園地 チケット売り場に並びつつ、まめちゃんにかけられた言葉に>>63 「おう!わかってるわかってる! ちょっと待ってな!」 そう言って、しばらく待ち、チケットを買うと…… そのチケットは5人分、それぞれ描かれているキャラと デザインが違っていた。 プリンセス映画の舞台をモチーフにしたもので、 期間限定の特別なチケットなのだ。 美女と野獣が写っているもの、 氷が似合いそうな女王様が写っているもの 様々なものがならぶなかで 俺が選んだのは、アラビアンナイトな 雰囲気のチケット。 「これこれ! これが一番かっけえから、これまめちゃんな!」 と、見事に独断と偏見で まめちゃんに手渡したことだろう みんなはどんなのがあたったかな? (87) 2023/02/06(Mon) 9:20:48 |
【人】 楢崎大地 (しおりにあった、 ホワイトデーの文字。 あれが鮮明に頭に浮かんだ) (心臓がドキドキする。まだ何も言ってねえし しーちゃんにバレてるなんてこたねえよな!) (俺はまだまだバレてないと思ってるようだ) (90) 2023/02/06(Mon) 9:39:25 |
【人】 楢崎大地 夢の国の住民たちのパレードが始まった。 「な、なー!みんな!戻ってきたなら あれみようぜ!すっげーの!!!」 そう言って、そこにいる誰か もし、繋げていたらまめちゃんを ひっぱって、パレードを見にいった お楽しみは、まだまだこれから!** (91) 2023/02/06(Mon) 9:42:13 |
【人】 楢崎大地ー 旅の合間、えきべんすてぃしょん! ー 夢の国も存分に楽しんで、 俺たちはまた、あてどない旅に出る。 途中、美味しい駅弁が集まると有名な駅で 一度下車して、どれがいいかな!と迷った 「すっげえー……駅弁、色んな種類あるなあ この辺の駅で売ってるやつはだいたい揃ってら」 寿司をメインとした海鮮弁当や お釜の形をした豪華釜飯弁当 だるまさんや新幹線の形のお弁当 もちろん、肉増し増し弁当も! 「へへ!おれこっれー! あとは、ジュースはどれにすっかなー」 ジリリリリリ!まもなく電車が…… 「 あっ!みんな!?やばい 次の電車来るーーーー!!!? ほら、俺まとめて買うから!!! 」 そんなドタバタ寸劇だって、 駅の旅ならではさ! 電車に間に合いますように!** (93) 2023/02/06(Mon) 12:31:25 |
【人】 伊豆浦帆稀感謝の言葉を述べた後、早速園内へと入った。 それぞれ可愛かったりかっこよかったり 特徴ある被り物をしては写真を撮ったり>>88 いくつかのアトラクションを楽しんでは笑って。 けれど、意識の隙間の時間、ぼんやりしていたのか ふと気がつけば傍には大地しかいなくなっていた>>89 周りを見渡してもすぐには見つからない。 「 いないね? どこ行ったんだろ。 」 気をつけろと、迷子になったら大変だと その言葉は聞いたから、迷子にならないで探すには どうしようか考える。 なにかその後も大地がごにょごにょ言っていたけれど 判然としないので首を傾げた。 (95) 2023/02/06(Mon) 16:41:14 |
【人】 伊豆浦帆稀とりあえず大地の手を取って隅の方に移りながら LINEで伊緒に連絡することにしたけれど。 移動途中くらいで見つけてもらったかな。 連絡してから合流したかもしれない。 それでも、はぐれたら良くないと言われていれば そういうものかと思って手は繋いだまま。 春の陽気が少しづつ近づいているとはいえ まだ寒さの残る頃。 アトラクションへの興奮のためか、大地の手は あったかかった。 (96) 2023/02/06(Mon) 16:42:42 |
【人】 伊豆浦帆稀はぐれた人たちと互いに顔を合わせたなら ほっとして息を小さく吐いた。 不安というほどのことではなかったが、 人混みの多い中、見つからないという可能性も ないこともないこともなかったかもしれないから。 声を掛け合って、繋いだ手を離そうとしたところ 盛大なパレードが始まる>>91 「 わ。 」 思わずパレードに目を向けていたら、声を上げた大地が 繋いだままの手を引っ張り始めた。 合わせるように足を動かし、パレードへと近づく。 またはぐれないだろうかと少し思って 後ろを振り返りながらも。 視界に入ったパレードの演出にやがて 意識はそちらへと持っていかれて。 繋いだ手を離すことも忘れてしまえば 綺羅びやかな夢の世界へと誘われる。** (97) 2023/02/06(Mon) 16:43:41 |
【人】 楢崎大地華やかなパレードでは、夢の国の住人たちが踊り、 そしてこちらに手を振ってパフォーマンスしてくれた 賑やかでサイケデリック、エレクトリックな音楽と 楽しげに歌い踊るキャラクター達の姿。 どさくさに紛れて俺は 「 なあ、まめちゃん。おれさ…… 」まめちゃんのことが……ーーー そこまでいって、ぱあっっっん!!!と パレードの山車からネズミ型の紙吹雪が 一斉に舞う。 上がる歓声に、俺の声は綺麗に かき消されちまったよ!ちくしょう! けど俺も馬鹿なもんで、紙吹雪の中にレアキャラが いるのを見掛けると、ついつい夢中になっちまう 「あ!ほらまめちゃん!くまのプー……」 おっとまて!それ以上は、禁句だぜ 楢崎、心の俳句 (99) 2023/02/06(Mon) 18:03:47 |
【人】 楢崎大地はてさてみんなは追いついてきたかな? 追いつかれちゃあしょうがねえ。 今はタイミングじゃなさそうだ! ついでに言うと、パレードは、また次の部がはじまってて 新しいキャラ達が続々と集まってきてた。 「あ!ほらほら!しーちゃん!おだっち! すげーよ!これ、あれあれ!なんだっけ! あのほらあれ!俺のスーツにゃガラガラヘビ! じゅんじゅんもチュロスばっか食ってんなよー!」 愉快なパレードを 盛り上げる、愉快な高校三年生 パフォーマーとハイタッチして、 たのしんで、 楽しいそんな夢物語なのでした** (100) 2023/02/06(Mon) 18:07:33 |
【人】 楢崎大地ー 旅のすきま、温泉旅館にて ー 「俺ここぉー!!!」 さて、時は変わり。 ここは温泉に入れる宿泊施設。 昼間段階で予約したところだが、 奇跡的に二部屋空いていて、 それぞれ男子部屋と女子部屋を確保出来た 俺は何を考えたか、 まずは敷かれた布団のうちの一つに ダーーーーーーイブ!!!! そのまま、枕をとっつかみ、 枕をしーちゃんへと投げる! ルール無用!枕投げが早速始まった! ばっふんばっふん! 枕が飛び交い、そして体に当たってく 原始的な遊びだが、それがいい! お前も強制参加だーー!と さらに残った1人も巻き込んでいく! 女子組がその騒ぎを聞きつけて、 様子を見に来たかもしれないが、 そんときは更に、一緒にやるう?!と 悪魔の誘いもしていたのだった (101) 2023/02/06(Mon) 18:15:06 |
【人】 楢崎大地 枕投げを十分堪能したあとは、 もちろん温泉!そして瓶牛乳!卓球!!! 「ああ〜〜……生き返るぜえ〜〜…… ……この薄壁のむこうに…… 織田っちとまめちゃんが…………!!!」 少々意識しすぎだ!!! そう思う読者の諸君もいるだろう。 しかし仕方ないのだ、だって俺18歳!!! (※言い訳になってない) ぶくぶくぶくぶく……とのぼせるまで浸かり、 更には、我慢大会しようぜ〜〜〜……と、 巻き込もうとする始末。 参加したかどうかはともあれ、 最終的に俺は、真っ赤な顔で目を回して 牛乳瓶片手に出てきていたことだろう…… の、のぼせたぜえ………… (102) 2023/02/06(Mon) 18:20:11 |
【人】 楢崎大地そんな状態で卓球を始めれば、 へろんへろんのふわんふわん!! 頭ふらっふらになってて、いつもの実力が出せてないが 逆にそれがまた、運動苦手な子や女子とも いい勝負や笑える勝負になるきっかけを作った 「あらっっっっ!!!?」 すかっ!!!くるるるるるるーーーー!!! 見事に空振り、大回転! そんなことまでエンジョイし…… 美味しいご飯をみんなで食べて…… 男子部屋に帰った時には、どんな話を してたかなあ 心置きなく、存分に! 温泉旅館を満喫しよう!** (103) 2023/02/06(Mon) 18:22:41 |
【人】 伊豆浦帆稀言葉の途中で大きな音が鳴った。 予想していなかったのでびっくりして ぎゅ、と繋いだ手に力を込めてしまう。 そこでやっと、まだ手を繋いだままだったことに 気がついて視線をそちらへと向ける。 先程よりも多い人垣の中で、 今離して良いのかわからなかったから 結局そのままにしといた。 (105) 2023/02/06(Mon) 19:59:35 |
【人】 伊豆浦帆稀「 そういえば、大地。 旅行、遅刻してきたよね? 」 と、弁当を食べる段階になったときのこと。 既にお金は渡してあるので、要求はそちらではない。 「 えい。 」 大地のお弁当に箸を伸ばせば、一品中身を 奪い取った。そのまま食べてしまったら もう返せないところに行ってしまう。 (109) 2023/02/06(Mon) 20:00:40 |
【人】 伊豆浦帆稀これが罰ということである。 一回は一回なのだ。 他の皆はどうしていたか。 少しした後に自分の弁当に入っていた 一品を大地の弁当に入れた。 「 交換。 」 育ち盛りは終わりごろかもしれなくとも まだまだ続く旅行でお腹が空いては困ったもの。 自分と違う内容の弁当を食べさせてもらう、 というのが罰の内容であった。 (110) 2023/02/06(Mon) 20:00:48 |
【人】 伊豆浦帆稀美味しい弁当に舌鼓を打って。 物珍しい景色を眺めながら雑談や遊びに興じる。 ちなみに、私が買った弁当はだるま弁当だ。 初めて食べた駅弁は、青春の味として ずっと記憶に残ったら良いなと思う。** (111) 2023/02/06(Mon) 20:00:54 |
【人】 織田 まひろところでパレードの最中、 ふと、帆稀と楢崎が手を繋いでいるのを見た どこか引っかかってじいっと見ていたら 御旗が横からわき腹を突いてきて(確定) こっそり「そういうことだよ!」とかいうものだから 私はそういうこと、について考えることになる 遊園地。女子と男子。手を繋いで。パレード。 時々居なくなるふたり。 そう、そしてこれは忘れてはならない 私たちにとっての 青春 なのである。鈍い私でも、気づく。 こ、これは…………!!!!!!! (112) 2023/02/06(Mon) 20:32:13 |
【人】 織田 まひろいやいやふたりとももう18歳、大人なのだし そういうこともあるだろう、うん。 そういうこともあるんだなあ、うん。 自己解決したそれは、 おそらく人より一歩も二歩も先を行く想像。 だからですね その日のお宿で、ついうっかり 「お部屋代わる……?」とか口走ったけど きっとその真意に気づかれていなかったから 私と、帆稀の、夜の会話が成立したのだろう。 閑話休題。 (114) 2023/02/06(Mon) 20:32:55 |
【人】 白瀬伊緒ついうっかり──はぐれ過ぎたみたいだ。 パレードが始まってしまうと人込みの中から 友人たちを見つけ出すのは さらに難しくなってしまうだろう。 黄昏に映えるパレードの光。 キャストの歌声に、思わず踊りだしたくなるような音楽。 紛れもない非日常がそこに在る。 そんな中、群衆の中に手を繋ぐ姿を見つければ頬が緩む。 はぐれちゃったら困るもんな。 まさか告白一歩手前まで行っていたなんて その時は知らなかったけれど、もし本人から この時の顛末を聞くことがあったなら、 上手くいくことを願って背の一つも叩いただろう。 (117) 2023/02/07(Tue) 0:01:46 |
【人】 白瀬伊緒そして待ちに待った温泉旅館。 「聞こえる声で言うんじゃないよ」とたしなめつつ あっついお湯を楽しんでいる。 1日中歩き回った脚に沁みる。 まるで爺ちゃんかとセルフツッコミを入れつ。 ちなみに我慢大会には参加しなかった。 全員のぼせたら誰が介抱すると思ってんだ。 真っ赤になった頬に牛乳瓶を押し当てて さっさと涼しいところに移動しよう。 (118) 2023/02/07(Tue) 0:02:23 |
【人】 白瀬伊緒――帰路―― 予言のことも、世界のほころびも忘れるくらいに 楽しい数日間ももうそろそろ終わりを告げる。 元来たターミナル駅に戻る最中の列車の中、 車内販売のアイスクリームを頬張りながら 写真を見返している。 「また、行こうな。家に着いたら写真まとめて送るから みんなもよろしく」 大学の休みの時は俺の家にも来てね、 なんて言ったりして。 それなりの観光地だ。目玉はたくさんあるしもてなしもできる。 他にも、ホワイトデーのお菓子を女性陣に渡したり。 小さな小箱の中には高校生には ちょっといいお値段の焼き菓子が数種入っている。 (121) 2023/02/07(Tue) 0:27:31 |
【人】 白瀬伊緒行きより随分と荷物が増えた気がする。 観光地のパンフレットに、 ついつい買ってしまう各地のお土産。 忘れ物は、きっとない。あるとしたら それは今回拾いきれなかっただけで、 決して置いてきたわけじゃない。 外は、高速道路の電灯や海の向こうの ビルの灯りで瞬いていた。 夜の列車は明るい時間より静かな気がする。 周りを見れば旅の疲れに 寝息を立てている友人もいるだろう。 耳を澄ませる。 (122) 2023/02/07(Tue) 0:28:10 |
【人】 楢崎大地 ガタンゴトン、ガタンゴトン 帰りの電車に揺られてる。 また来よう、写真待ってる お土産も見せあって、なんだそれって お互いに目を輝かせて。 旅は、終着駅に向かう (126) 2023/02/07(Tue) 6:55:42 |
【人】 楢崎大地 電車の中で眠りこける。 みんなのにぎやかな声を耳にして。 ガタンゴトンと揺れる音。 まどろみの中で、おわるのもったいねえと ほんの僅かに滅びを願う。 ギギー!と電車の止まる音 嗚呼、ここが世界の終わりか…… ここで俺たちみんな仲良く 滅びるのかなあ…… いや、それはやっぱやだなあ 寝ぼけた頭でそう思い、 嫌だああ世界滅びんなああと 惚けた顔で叫んだのを聞いて、 みんなは笑ってくれたかな それとも、馬鹿だなと 頭をはたいてくれたかな (127) 2023/02/07(Tue) 7:02:46 |
【人】 楢崎大地そうだ、もちろん俺は、忘れてない 俺の、最後の大仕事を。 1人、またひとりと道がズレていくなか 俺はまめちゃんに声をかける 「まめちゃん。これ、ホワイトデー」 そう言って渡したのは、 かわいい動物クッキーの詰め合わせと 赤い薔薇やカーネーションが描かれた 読書用の小さなしおり。 俺の想いをしおりに込めて 「たのしかったよなあ、 また、行きてえなあ」 笑ってそう伝える。 いまだ、いえ、おれ! 誰も聞いてないうちに! (130) 2023/02/07(Tue) 7:10:40 |
【人】 楢崎大地大きく息を吸う、ああ、なんか! ちょっといいたいことがズレた気がする? ずっと一緒にいたいとか、好きとか! そういう言葉じゃ多分たんない! まめちゃん、意外と鈍感だから! 待って、今のなし!と大きく振りかぶり まめちゃんの、手を握って!!! (131) 2023/02/07(Tue) 7:15:57 |
【人】 楢崎大地ああああああああぁぁぁ! ぎゃくうううううううう!! もうがんめんまっかっか!!! けど、いうこたいった! 俺の今後はどうなるか! それは神様とまめ様だけが しっているううううう!! (132) 2023/02/07(Tue) 7:19:38 |
【人】 伊豆浦帆稀温泉はなんか効能があるらしく白濁としていた。 色がついている方がそれっぽいとは思っていたので まひろと隣合わせで浸かっている時、珍しさに 掬っては落として、掬っては眺めて。 「 いい湯だね。 」 きゃーあなたの胸大きいわね〜〜 みたいなきゃらきゃらしたことは 多分言わない性格同士。 男湯の方がどうなっているのかは知らないけれど>>102 落ち着いた雰囲気の中景色を眺めて雑談をぽつぽつと。 その間、大地との関係について探りをもし いれられでもしていたら>>114 なんの後ろめたいこともない私は 不思議そうな顔をしていたことだろう。 (134) 2023/02/07(Tue) 8:26:00 |
【人】 伊豆浦帆稀我慢大会をしていたならきっと 出てくるのは女子勢より男子勢の方が遅くて。 真っ赤になった大地と栄純にびっくりしながら 扇げるものもないのでとりあえず牛乳を飲んでいた。 腰に手を当て、ぐいっと一杯! 飲み終わりには口に白いひげがつくのがお約束で 携帯で写真を撮っては笑い声が響いただろう。 (135) 2023/02/07(Tue) 8:26:07 |
【人】 伊豆浦帆稀「 暴れるのはよくな、わぶ 」 先程のは仲裁のための枕投げのつもりだったけれど 栄純が枕を投げてきたので(確定) 諫める声は顔にぶつかった枕によって中断される。 そうしたらあとはやり返しにやり返しが重なる 大乱闘の始まりだ。 止める先生がいない若い者たちの戦いが いつ止まることになったのか。 これも青春の1ページではあったのだろう。 (137) 2023/02/07(Tue) 8:26:37 |
【人】 伊豆浦帆稀たどり着いた終点、終わりの時間。 LINEは出来ても、それぞれ次への準備で忙しくなる。 これから顔を合わせることは少なくなって やがて何ヶ月も会わない日が出来るのだろう。 僅かに感じる寂しさを胸に、一人、また一人と別れて 大地とは道が一緒だったか、暗いから>>122 送っていってもらっていたか。 「 ……? もう貰った、 」 よね? 首を傾げたけれど、渡されたから素直に受け取る。 可愛らしい型で抜かれたクッキーと、 花模様の描かれたしおり>>130 期待して、と言ったからにはということで 特別に用意されたのだろうか。 傾げた首を戻して勝手に自分で納得して。 (141) 2023/02/07(Tue) 8:27:15 |
【人】 伊豆浦帆稀「 ………………? 」 しかし、誤解がないからといって 飲み込めるかというと話が違うのだ。 全く考えもしていなかった方向からやってきた ストレートボールに、私は握られた手をそのまま 真っ赤な顔をした大地を見つめていた。 そうして一つ言葉を落とすのだ。 (143) 2023/02/07(Tue) 8:27:33 |
【人】 伊豆浦帆稀疑問形なのは未だに内容が 認識しているもので正しいのか不明なため。 この場に誰かがいたのなら 間に立ってくれたかもしれないけれど 残念ながら一先ず今間に立ってくれることは なかったのだろう。 大地の反応はどんなものだろうか。 うーんと悩むように唸った声は それでも握られた手を振りほどかない。 「 えっと。 」 (145) 2023/02/07(Tue) 8:27:55 |
【人】 伊豆浦帆稀「 恋の話だよね。 合ってる? わたし、恋ってよくわからなくて。 」 幼い頃から男女別け隔てなく接してきた。 それは性差が出来ても 思春期と言われる時期になっても 全く変わることはなく。 男と女が違うことは知っていた。 恋というものも、結婚というものも、知識として。 でもそれは自分にとって遠いものだった。 膜を貼ったように、どこか違う世界の話。 「 ええと、だから。 」 (146) 2023/02/07(Tue) 8:28:06 |
【人】 伊豆浦帆稀「 もし。 それでいいのなら。 」 お付き合い前提の結婚は断るけれど 一緒にいること自体はできると思うので。 つっかえながら、悩みながら。 それでも真面目に考えた言葉たちを 彼がどう受け取るかは、神様と 楢崎 大地だけが知っている。** (148) 2023/02/07(Tue) 8:28:36 |
【人】 織田 まひろ必要最低限だけ持って出かけた私たちの手 帰りは随分と荷物が増えた。 家族へのお土産、自分へのお土産。 みんなとお揃いの雑貨に、 何に使うかわからない工芸品。 たくさんのパンフレットと、特別な入場券。 それから、男子たちからもらったホワイトデー。 私たちの旅のしおりは、 たくさんの折り目がついている (149) 2023/02/07(Tue) 8:33:20 |
【人】 織田 まひろそんな旅も、あとわずかで終わってしまう おうちに帰るまでが遠足ですよ、って そんなことを昔はよく言われていたけど できることならこの先も、またその先も ずっとずっと、旅が続いていたらいいのに、 私は、心から、そう思う (150) 2023/02/07(Tue) 8:33:35 |
【人】 織田 まひろ明日世界が滅びるとしても旅に出たい まだ制服に身を包んでいた頃 そんなことを言い出したのは誰だったか でも今はこうも思う 明日世界が滅びなくたって旅に出たい ──── もちろん、また私たち5人で。 (151) 2023/02/07(Tue) 8:34:01 |
【人】 織田 まひろ私たち5人の歩幅は一緒だ それでも伝えたい言葉、伝えたい想い、 立ち止まりたいとき、振り返りたいとき。 そうしてほんの少しずつ微妙に、 歩む場所は、変わっていく。 それでも「またね」って言えるから それでも「またね」が叶うと信じてるから ほら、人生だって、帰り道だって同じ (152) 2023/02/07(Tue) 8:34:14 |
【人】 織田 まひろまずは世界滅亡に大きなバツ印。 それから未来は無限大、に大きな花丸を。 よくできました。 なんかこんなこと前もあったなって あの日が随分と懐かしい。 (157) 2023/02/07(Tue) 8:36:33 |
【人】 織田 まひろ私は、少し悩んで、 獅子が「いいね」って言ってるスタンプ あの時のスタンプ、もう少しだけ使わないと なんだか元取れてない気分になっちゃうでしょ? (160) 2023/02/07(Tue) 8:37:26 |
【人】 伊豆浦帆稀ちなみに。いつか考えていたように 引っ越し前に伊緒に餞別は渡した。 これは旅行の終わった後の話。 なにがいいか考え、悩んで。 渡されたのは 「 はい、これ。 」 手のひらサイズの木彫りの熊だ。 (162) 2023/02/07(Tue) 8:41:00 |
【人】 伊豆浦帆稀家のことは知っているので、もしかしたら もっと立派なものを見ているのかもしれないが 食べてなくなるものだと寂しい 身につけるものは学生が買えるものだと そこまでいいものにはならない。 そうした思考を経由しての結果である。 魚を咥えた木彫りの熊。 「 わたしだと思って大事にしてね。 気に入らなかったら捨てていいよ。 」 写身というのに気軽に捨てろとも言う。 伊緒の形を忘れないように手を取れば なでなでと撫で擦って別れを惜しんでいた。** (163) 2023/02/07(Tue) 8:41:06 |
【人】 楢崎大地「 世の中にゃ、楽しいことが たっくさん待ってっぞ!!! 」 まめちゃんの手を引く。 恋愛初心者と、恋愛分からぬもの同士 それはほんとにお付き合い?と 言いたくなるような、いつも通りの 日々ややり取りをきっとする。 そんなことも楽しみなのさ。 どんなことも、楽しみなのさ! (166) 2023/02/07(Tue) 8:55:06 |
【人】 楢崎大地『 いいじゃん。海とかキャンプいきたくね? あ、いっそ無人島とかどうよ?ჱ̒ ー̀֊ー́ ) 』 ここからまた、新たな旅行計画がはじまる! 未来は続く、どこまでもどこまでも!!!** (168) 2023/02/07(Tue) 8:59:50 |
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