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天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 2020/10/27(Tue) 10:10:02 |
【人】 アクスル[誰にも邪魔されることのないこの場所で 貴方をずっと見つめていたいけれども 早く結んでしまいたいから そうもしていられない。] ええと、どうしたら良いのだっけ [空いている方の手でスマートフォンを操作する。 なにせ、今日までする気がなかったから 結婚式の手順を理解してない。 彼にもわかるよう日本語で検索を行った。] (2) 2020/10/27(Tue) 10:14:53 |
【人】 アクスル[見つけたページには 「誓いの言葉を交わす」と在った。 少し考えて、問う。] 貴方は僕が老いて 美しくなくなってしまっても 傍に置いてくれると誓いますか? [このアレンジは ちょっと意地悪だったかなと思いつつ。**] (3) 2020/10/27(Tue) 10:15:22 |
【墓】 魔法猫 カザリ── 修道院 ── [焼き立てのパンを食べる物の横で、古く硬いパンを食べる>>+2:15 それは嫌味にしか見えない行動であり、どう考えても優れた選択ではない。 不快に思われて当然な行動、何らかの罰を受け てもおかしくはない。 それでも、ご機嫌伺いに彼女に合わせるのは嫌だったのだ。 他の人相手なら、その場その場で合わせもする。 ただ、彼女に対してだけはそれをしたくない。 頻繁に見る夢のせいなのか、その他の要因があるのか、どちらにしろ不思議だと自分でも思いながら] ──餌付け、ですか? もっと浅く持っていただかないと 指ごと齧るかもしれませんよ [友人ではない、まだ彼女の持ち物でもない。 態度でそう示したはずだけれど、効果は今一つ薄かったよう。 口元に差し出されたパンに、きょとんと目を見張り] (+0) 2020/10/27(Tue) 19:09:24 |
【墓】 魔法猫 カザリ[じっと彼女の瞳を覗き込みながら唇を開く。 身分の低いものにする行動ではないと嗜めようにも、そもそも自分の行動が原因。 不毛な言い争いをするよりもしたがった方が得策だろうと、差し出されたパンを咥え] ────── 。 [次いでにあかぎれのない指に唇を。 せめてもの反抗に自分で満足すると、パンを飲み込み] そうですか? てっきり、ペットをお望みかと でも、それなら良いのです 飼われるのは此処だけで充分ですから [わざとらしく驚いたフリを。 とはいえ暇つぶしのためだろうが、身分が違う以上は上下の問題はついて回る。 貴方は何を望むのだろうかと、パンを食べる口元に首を傾げ*] (+1) 2020/10/27(Tue) 19:09:45 |
【人】 魔法猫 カザリ── べしゃべしゃ・しょぼん ── [下僕その2・その3はやたらとよく、にゃー用品を買う。 例えば自動で走るネズミや、にゃーを乗せるためだけのガラスのテーブルも。 テレビとか言うあの箱に新しいご飯が映れば、その翌日には同じものがお皿の中に準備されるほど。 それはもう、買うこと自体が目的のように手当たり次第に買ってくる。 立派な下僕の鏡。そこだけは褒めてあげたいとにゃーは思う。 ただ問題は、需要と供給があまり合っていないだけ。 ブラッシングするときのブラシ>>2:56はまだ許そう。 水質が変わるとか言うにゃー専用のシャワーヘッドも、あるだけなら無害だからギリギリ許そう。 だけど、フローラルな香りがするシャンプーとましてや風呂桶は] シャッッ!!! [買って欲しいと誰が言った。 少なくともにゃーは一言も言ってない。 そんな気持ちを込め、風呂桶に威嚇。 滑らないようにそこに敷かれたタオルに爪を立て、ぎゅーっと石化を継続し] (4) 2020/10/27(Tue) 19:10:14 |
【墓】 魔砲少女 シオン―― 修道院 ―― [...はゆるく首を横に振る。 >>+0餌付けであればもっと餌付けらしくする。 これはそうではないからと視線を伏せた。 やや経過してから頭をあげる] そうではないと分かっているわよね。 [...は>>+1向けられる瞳を見つめたままに、 擽ったそうに笑い声を漏らした。 指に触れる唇の感触に目を細めるとパンが無くなった手を手元へと] まるで猫ちゃんみたいね。 指への口づけの意味は知らないでしょうし。 [...は口元で笑みを浮かべると濡れた指先に唇で触れた。 指先を舐め綺麗にしてから布で拭き自分の分のパンを千切った] (+2) 2020/10/27(Tue) 22:03:46 |
【墓】 魔砲少女 シオン ペットなら従順な方が良いもの。 いいえ、ペットだから従順な方が良いものよ。 でも貴女はね、カザリ。 ペットでも従者でもないって目をしてる。 [嗚呼、と唇で小さく漏らす。 夢の中で見る家の猫もそう。 猫なのに自分が主であるかのように振る舞うのだ。 ...はそれを思い出して笑みを深めた] 私は普通にお話できたら良いのよ。 でもね、それは難しいの。 みんな、みんな。 最初から心が屈服しているのですもの。 [...はパンを口にすると咀嚼し始めた。 柔らかいパンは美味である] ねぇ、そっちのパンはどうなのかしら。 やっぱり固いのかしら? [知識では知っている。 けれども実際に試したことはない。 そんなこと誰も許しはしないからである*] (+3) 2020/10/27(Tue) 22:04:09 |
【人】 魔砲少女 シオン わぷっ…… [...は手を伸ばしてシャワーヘッドを探した。 顔に泡がついて見えない状況での手探りは危険であった。 コックを捻ると勢いよくお湯が出てハチワレ猫と自身にたっぷりと湯が掛かってしまう] うわ、ぁ……洗わないとなぁ。 もー、もう少し大人しくしてなさい。 [...は濡れたついでにと猫の泡を湯で流していく。 あわあわが浮かんではパチと弾けて消えていく。 その形は猫のように見えるものもあったかもしれないが] じゃーばじゃば……。 でもこうして水にぬれるとなんだか別の生き物みたいね。 [べしゃとなった長い毛は肉体のフォルムを露わとする。 まるまるしてるようでいて意外と猫は細身である。 泡を流し終われば掛けてあったタオルを手に取り、 しょぼしょぼな猫を呼んでタオルを広げて見せた*] (7) 2020/10/27(Tue) 22:22:23 |
【人】 魔王 ウロボロス[辿り着く頃には民衆のざわめきも落ち着いている。 数多の視線が一点に注がれ、言葉を待っていた。 僅かな間壇上からの光景を眺めてから、口を開く。] (8) 2020/10/27(Tue) 23:50:04 |
【人】 魔王 ウロボロス遥か遠き過去、この世は闇に閉ざされておりました。 無力な人々は幾度争えど魔に勝つ術は無く、 ついに光を奪われてしまったのです。 悍ましき異形が地には蔓延り、草木は枯れ果て 正しき存在の命は遂に全てが失われようとしていました。 それでも尚、倒れることのない青年がおりました。 闇の中、彼だけが唯一の希望でありました。 戦えぬ者達も、一度は全てを諦めようとした者も。 皆が彼の為に指折り、目を閉じたのです。 (9) 2020/10/27(Tue) 23:50:23 |
【人】 魔王 ウロボロスそうして捧げられた数多の祈りに応え、 黒天を裂き舞い降りたのは美しい女神でした。 彼女が手を翳すと、巻き起こった聖なる風が枯れ木の枝々を揺らし 宝珠の如く芽吹きを宿し、浄化していきました。 その風はやがて、病を振り撒いていた巨大な木に辿り着き 邪悪を吹き消し、緑と共に齎した赤き実りを女神は青年に与えました。 この木こそが聖木ヤドリギ、 そして実を授けられた青年こそが始まりの勇者です。 これは人類と魔族の戦争の始まりの物語なのです。 [詩を読み上げる如く、滑らかで感情の籠もらない語り口。 その物語を信じている者は、現在では危険思想の持ち主として扱われる。] (10) 2020/10/27(Tue) 23:50:39 |
【人】 魔王 ウロボロス……… そして400年前、人魔3000年戦争に終止符を打たれるまでの間 女神の教会を名乗る者達により、人類に騙り継がれていた伝説であった [世界を覆った嘘により、戦火は気が遠くなる程の刻を燃やし続けた。 全ての名を把握することなど誰にも出来ない、 星の数より多い犠牲者を想うように、一時目を伏せてから続ける。] ────今では誰もがその真実を知っております。 彼らは旧き時代の過ちを隠し、魔族を人外の邪悪へと仕立て上げ 偽りの神話の元に、我々を滅ぼさんと民に命を差し出させ 都合の悪い者は同族にすら背信者の烙印を押し、 非道な人体実験を幾度も繰り返しました。 [今では邪教の思想であれど、それは異種族の確かな過去。 この場の多くを占めるのが人類であることも分かりながら、 躊躇うことはせずはっきりと言い切る。] (11) 2020/10/27(Tue) 23:50:57 |
【人】 魔王 ウロボロスそして、魔族もまた。 初代王ジャバウォックが語り、伝えられてきた過去よりも 迫害し同族を殺める人類への、憎しみと本能を優先し 現実感の無いその話を切り捨てていました。 彼らと同じことをし、話し合うことなど誰もが諦めていました。 ……人魔3000年戦争とは、 どちらの種族にも正義が無い、凄惨な歴史です。 それでも、我々はこうして今共にこの日を祝うことが出来た。 [真っ直ぐに視線を向け続ける青紫は、その時細められる。 声色もまた、少しだけ柔らかに変わった。] 今や魔族ですらあの時代を知らない者が多い。私自身もそうです。 我々は今度こそ真の意味で歴史を語り継がなければなりません。 過ちが罪であるならば、忘却もまた等しく認識するべきでしょう。 隠蔽の中、一部の者が支配により再びの悲劇を避ける為に働く 教会にも大義名分はありました。しかしそれは、無理な話でした。 故にこの都は今も存在し、 今度こそ正しく在る為に多くの方々が尽力しています。 (12) 2020/10/27(Tue) 23:51:17 |
【人】 魔王 ウロボロス今、世界は絶え間なく変動を続けています。 教会が無くなり、一つであることが出来なくなったこと 停滞させられていた文明の歩みが、再び始まったこと。 そして我々が種を越えて分かり合い共存する、その難しさ故に。 どれ程の年月が掛かったとしても、 世界はあるべき形を見つけられる。私はそう信じています。 人類と魔族は元々──── (13) 2020/10/27(Tue) 23:51:34 |
【人】 魔王 ウロボロス[丁度その時。翼を持った人型の存在が目前を落ちていった。 幾つもの羽根が風に揺らぎながら、後を追う。 言葉が途切れても沈黙は訪れない。 悲鳴と叫び声、会場はほんの一瞬で混乱に支配された。] (14) 2020/10/27(Tue) 23:52:02 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ 傍らに立っていた幹部の一人、有翼獣人のグリフォンが叫んだ。 口にしたのは今落ちた男、彼の部下の名前だろう。 いかに魔族の助けを拒もうとしても、空だけは難しい。 気質の穏やかな者が多いこともあり、駆り出される機会の多い存在。 その為にどんな場所でも、十分な人数を配置出来ない。 だからといって、一体何者が彼を? グリフォンを追って来賓席の合間を縫い、前方に向かう。 悲鳴を上げる者、何が起きたのか空を見上げる者。 殆どの者達が咄嗟に動けずにいた────壇上の魔王ですらも。 ] (15) 2020/10/27(Tue) 23:52:32 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ そんな瞬間を狙っていたのだろう。 今や虚しくも唯一の祝祭らしさとなった舞い落ちる花弁が、 何かに押し退けられ、分かたれた波のように二分される。 不穏の風、冬へ向かう節の厳しさとは違う魔の冷気。 凍えるようなのに生暖かくもある、あれは────] (16) 2020/10/27(Tue) 23:53:05 |
【人】 魔王 ウロボロス────ッ! [首を抑えたその時に彼の腕が届き、引っ張られる。 四方から子供のような笑い声が聞こえた。 無邪気に響いた、 嘲笑のようでもあった、 怒りに満ちているようにも届いた。 現れた姿、宙に漂う小柄で希薄な気配。 あれは、かつては先代に仕えていた筈の。] (19) 2020/10/27(Tue) 23:55:47 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ グリフォンが化身する、部下達を引き連れて空へ駆け上がる。 クリオ率いるヤムベアッカ達が渦巻く雪風を作り出し、 有翼種に続くように舞い上がる。しかし、後は追わない。 極寒に最も適応し、天候を操ることが出来る。 身体の成長を忘れた代わり、魔法を手足のように扱う彼らは 肉体を持たない無実体種族と程近い。 熊獣人であるベアの咆哮が背後で聞こえた。 幾つかの重い足音が遠ざかるのは、恐らく他でも騒ぎが起きている為。 今の王への攻撃は魔族の命を奪えるものではなかった、 仲間がいるのだろう。そして、陛下だけを狙うつもりでもいない。 ] (21) 2020/10/27(Tue) 23:56:27 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ 総数は、他にどの種族が、陛下の命と何を狙っている。 未知が多い、分かることと言えば 幾多の魔族の種と沢山の人類が集うことを許されている場所で、 特殊な存在の無実体種族は気配を追われる心配もなく、 開戦の狼煙を上げることが出来たこと。 ] (22) 2020/10/27(Tue) 23:56:58 |
【墓】 魔法猫 カザリ── 修道院 ── [指への口付けの意味など知らない。 否、それ以外の箇所のことも。 ただ単に親愛を示す行動だと、自分の中では理解していた。 恋人同士のそれもありはするけれど、この建物に飼われる限り自分にはそれは無縁だろうから。 だから彼女の言葉>>+2の意味を、さして考える事もなく] 口付けなど、していませんよ? 食べ物の一部かと思っただけです 多くの猫は、人とは違い 舌で食べ物を掬って食べますから [猫に例えられたことを受け、一言。 自分が汚した指をそのまま舐めとる姿に、なぜ拭かないのだろうかと怪訝に思いながら、またパンを新たに一口] (+4) 2020/10/28(Wed) 11:44:03 |
【墓】 魔法猫 カザリ ペットでも従者でもない…… それはまぁ、私は私でしかありませんから 私の主人は私自身 その方が気が楽で良いのです。 [そういう意味では、自分は犬より猫に近い。 だからこそ夢に見るのだろうかと、ぼんやりと思いながら] 普通にお話しというと お望みは友人関係でしょうか? 残念ながらそれは、ペットよりも難しいかと 友人という存在がいたことがないので…… あとはそうですね、愛人──とか? [それ自体は別に珍しくないもの。 身分の違いはそのままに、対等に話すことはできる。 意見を言うことのできるものとして、その役職を掲げてみせ] 固くてパサパサしていますよ 気をつけなくては口の中が切れるかと 実際、先ほど少し傷つきましたし…… [それでも良いのなら、と 自分の分のパンを一欠片ちぎり彼女の方へ。 彼女が試すなら、水もどうぞと渡そうか*] (+5) 2020/10/28(Wed) 11:45:04 |
【人】 魔法猫 カザリ にゃっ!!! (今だ!!!) [シャワーが止まり、タオルが広げられる。 その瞬間、無防備になった下僕の前へと走り寄り] ──ブルルルルル!!!! [全身をぷるぷる震わせ、被毛に残った水滴やら抜け毛やらを跳ね飛ばす。 そうして、水気を含んでいた毛並みが軽くなった頃] みゃう! [今度こそドヤ顔。 これで充分とばかりに下僕を見た*] (25) 2020/10/28(Wed) 12:27:26 |
【墓】 魔砲少女 シオン―― 修道院 ―― それこそ猫のように? [...はカザリの瞳を見つめた。 >>+4自己を持つ割りにそうした真似を平気でする。 お道化ているのか戯れているのかはわからないが、 彼女なりの反応なのだろう] 貴女は貴女。 私は私。 私は貴女ではないし、貴女は私ではない。 私も変に合わせられるよりも余程楽よ。 [...は小首を傾げる。 でもそうした考えを持っているかはわからないけれど、 >>+5夢の中の猫はその考えを持っている感じがして、 尚且つやたらと反抗的だった。 あれは本当に自身の夢なのかと疑いたくなるときもある] 私も居ないわよ、友人なんて。 そもそも対等である者がいないもの。 (+6) 2020/10/28(Wed) 20:41:00 |
【墓】 魔砲少女 シオン でも――。 [...は言葉を区切る。 視線を細め、先までの笑みが凍てついてしまったかのように、 冷気すら帯びたかのような表情を浮かべた] 愛人はいけないわ。 [そう、愛人はいけない。 特に胸の大きな者はいけない。 ...の視線は自然と鋭くなる。 陰鬱と言うよりは苛立たしい過去を思い出し、 差しだされたパンを手繰ると口に放り込んだ] …………カザリ。 [差し出された水を飲む。 ただの水だ、季節柄冷たいだけでただの水だ。 少しばかりふやけたパンをもにゅもにゅして、 漸く飲み込んだ時には表情は常に戻っていた] (+7) 2020/10/28(Wed) 20:41:30 |
【墓】 魔砲少女 シオン 至極不味いわ、これ。 [...は口直しに自分のパンを食べて、 一欠けら千切ってカザリに差し出した] あと、もう一度言うけれど愛人なんていけないわ。 なるなら私の愛妻になさい。 [妻は一人、実にそれで良い。 ...は満足そうに頷いていた*] (+8) 2020/10/28(Wed) 20:41:40 |
【人】 魔砲少女 シオン―― ばしゃばしゃ・わぁぁ ―― [>>24心地の好い鳴き声が浴室に木霊する。 とても喜んでくれているのだろう。 ...は湯を手に掬うと顔についた泡も取っておいた。 それにしても本当に借りてきた猫のようにおとなしい。 うちの猫はこんなに大人しかったろうか。 ...は首を傾げ、>>25きゅぴーんと光ったように見えた目を見て納得した] ……そうよね、うちの猫ってそうだったわね。 [...は手に持っていたタオルで一先ず綺麗にしたのに また水滴やら毛のついた顔を拭った。 拭いタオルから視線をあげると、 ...はドヤ顔のハチワレ猫に凍てつく微笑を浮かべた] (26) 2020/10/28(Wed) 21:12:08 |
【人】 魔砲少女 シオン ふふっ……にゃぁん? [...はえいやとタオルでハチワレ猫を捕獲する。 捕獲するとわしわしと残った水気を拭ってやり、 拭い終われば浴室の扉を開けて脱衣所へと出た。 そう、そこはまだ脱衣所であり自由(廊下)へ繋がる扉は閉じたままである] こうなったら最後まで綺麗にしてあげるね? さぁ、さぁ、覚悟はいいね? [...は温かな風を召喚するマジカルステッキを手に取った。 コンセントを差し込み、スイッチを入れると温風が吹き荒れる。 その温風をハチワレ猫にあてて、 毛並みから水気が完全に飛んでしまうまでブラッシング兼乾燥を続けていこう**] (27) 2020/10/28(Wed) 21:12:16 |
【人】 在原 治人[若くして天に召された 父母の代わりに 自分を育ててくれたのは、祖父だ。 その手を、思い出していた。 浅黒い肌に 白斑と染みが入り乱れた 柔らかさのない、骨ばった手。 子どもの自分と比べれば 体温も低くて あたたかいと感じたことは無いし 今、思い返しても 美しいとは言い難いけれど 俺は……、あの手が好きだった。] (30) 2020/10/28(Wed) 21:48:55 |
【人】 在原 治人[父や母と同じ 遺伝子欠陥を引き継いでいるから、 期待はするまい、と あんな風になるまで老いた自分を 考えたことは無かったけれど…… 初めて想像してみた アクスルが共に歩んでくれる遠い未来は とても温かくて 胸がじん‥と熱くなった。] あなたが どんな姿になろうとも 命ある限り、愛おしむと誓うよ [必ず来る、と 保証されたものでは無くとも そんな先まで夢や希望を抱けることが嬉しくて 噛んで含めるように、ゆっくりと 誓いの言葉を音にした。] (31) 2020/10/28(Wed) 21:50:25 |
【人】 在原 治人[それから、 さらに少し考えて 今度はこちらから問いかける。] あなたは くる日もくる日も すえ永く、俺の隣で息をしてくれ ることを誓いますか? [記事にあったアイデアを借りて 一番の望みを、愛しいひとの名前に託した。 完成度は正直 ]*イマイチな気もするけれど 早く結んでしまいたい想いが勝った結果だから 悔いはない。 (32) 2020/10/28(Wed) 21:56:26 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ まるで霞でも切っているかのようだった。 無実体種族に物理的な攻撃は、特殊な武器ではないと通らない。 執拗に自分と王を狙う彼らから離れられたのは、 唯一太刀打ちが出来るヤンベアッカ達が食い止めたお陰だろう。 しかし休む暇などは当然無い。 広場へ向かい押し寄せるが如く現れたのは、リザードマンの群れ。 武器を扱う知能を備えた、本来は遠く離れた地で生きる筈の魔物。 ] (33) 2020/10/28(Wed) 22:47:32 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス礼なんていい、早く!都の外に行け……! [ 恐怖で地べたに座り込んでしまった民を立ち上がらせ、 再び標的となる前に走らせる。 想定外が重なっているものの、 我々も人類も何の手立ても用意せず式典を行っていたわけではない。 火災や脅迫だけではない、ここ最近頻発していた事件 恐らくは式典に割ける人員を減らす為だ。 警備の多くと、ある程度魔族と戦える住民らが外に皆を逃せば 控えていたエルフ族の術士らが結界を発動、都をそのまま隔離する。 規模の大きさ通りの最終手段が用意されていた。 この程度の相手に使う筈ではなかった策。 本来現代の人里は強力な魔除けを施され、魔物の侵入など許さない。 無実体種族もまた、肉体の営みから解放されている代わり心が幼く 精々が悪戯の呪いを扱う程度、奇襲作戦など行えない筈なのだが。 ] (34) 2020/10/28(Wed) 22:48:01 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ 一体一体は大したことはない。 リザードマンのアイデンティティーは武器のみといっていい。 しかし、護衛は合計で二十にすら届かない人数。 量より質とはこのことか、 人混み紛れる鱗に覆われた緑が減った感覚がない。 側で戦う王には戦闘経験の薄さよりも大きな問題があった。 ────本気を出すことも竜になることも、してはならない。 姿を変えただけで人類の建築物など幾つ吹き飛ぶことか。 思えばそれが一番の奴らの勝因なのだろう。 人型に留め満足に戦えない間に仕留める、そのつもりか。 我々は最終兵器を封印したまま、苦しい戦いを強いられる。 ] (35) 2020/10/28(Wed) 22:48:22 |
【人】 魔王 ウロボロス[祭り客の魔族が人間を守り、多数を相手にしている。 氷の矢を降らせ彼の助けを行うと、 当たらなかった一体が標的を変え目前に迫り武器を振り上げた。] ……ふ、 [防いだ魔法はごく小規模で脆い。 大きく裂けた口が、こちらを嗤うように歪んだ気がした。 砕けた瞬間、庇い前に出たフォルクスの剣が相手のそれと交差する。] (36) 2020/10/28(Wed) 22:48:55 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ 丁度そんな時だ。 ] 逃げろ────! [ 逃げ惑う親子を数体が追い掛け、見る見る内に距離が縮まっていく 分かっていても鍔迫り合いの最中では、叫ぶことしか出来ず 今まさにその背に凶刃が迫ろうとしていた時。 甲高い威嚇の声と共に上空から一気に下降したグリフォンが、 両者の間に割り込み、獅子の爪で一体の腕を狙い武器を落とさせ 更にもう一体へと襲いかかり交戦を開始する。 対応しきれていない相手に、王が放った炎が命中した。 気づけば悲鳴と狂騒の中に幾つもの彼と似た鳴き声が混ざる 部下が増えているのは警備と合流したからだろう。 ] (37) 2020/10/28(Wed) 22:49:45 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクスどうなっているんだ、おい、っグリフォン! 何故、……魔物が中にいる! ベアは一体何処に行ったんだ! [ お陰で情報を同僚に求める余裕が生まれた。 その場をクリオ達に任せて飛んだのは、 種族特有の高い視力で偵察に出たからでもあるだろうと。 期待通りに状況を教えられたものの、 内容には苦々しい顔にならざるを得なかった。 ] (38) 2020/10/28(Wed) 22:50:02 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ 曰く、 都のあちこちに魔法によるものと思われる光が出現、 その中からリザードマンが現れた。 ベアと部下は現在北寄りの市街でオーガと交戦中。 リザードマンを退けて民を守りながら避難誘導し、 途中遭遇したものと思われる。 彼らは強靭だが敵も同じく、人数の差は歴然。 だから二人はあちらに行ってほしい、と。 ] 転移装置……いや、そんな筈は。 それより、お前らであれをどうにか出来るって言うのか? [ 浮かんだ疑問は今は振り払うしかない。 何しろ再びリザードマンが集まり始めていたからだ。 ] (39) 2020/10/28(Wed) 22:50:37 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ リザードマンを追い掛けてきたのは この場に似つかわしくない四つ足で地を蹴り、 ただの獣と呼ぶには大きすぎる体躯を持った ────人狼族が現れた。 ] (42) 2020/10/28(Wed) 22:51:37 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ 人間を糧にしていた負の歴史の中、 彼らは人里に紛れ込み幾多の騒動を起こしていた。 故にその擬態能力は、魔族随一。 祭りの客に紛れて待機してくれていたわけだ。 人類には話せない隠し玉、その為皮肉にも人数は多く揃えられた。 ] (43) 2020/10/28(Wed) 22:51:53 |
【人】 魔王 ウロボロス遅かったじゃないか。ねえ、ルー? [その言葉は、先陣を切る赤毛の狼への。 口振りだけで常のように、誂う真似事をしてみるも。 連続する戦いにより冷や汗が額を伝い、 名を呼ぶ声には喜びが隠しきれていなかった。] (44) 2020/10/28(Wed) 22:52:49 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ あの日先代により転移させられたのは、人狼の隠れ里。 自らの主を守れず項垂れる者達を見つけたのが、未だ子供だった彼。 かつての魔王軍幹部ヴォルフの末息子は、未だ年若いものの 果敢な姿に武人であった父の面影を宿していた。** ] (45) 2020/10/28(Wed) 22:53:16 |
【墓】 魔法猫 カザリ────? [そうしていれば また新たに差し出された一欠片。 手を伸ばしかけ、はたと思いとどまり] 分ければ、そちらの分が減ってしまうかと ……こちらの固いパンとは違い お嬢様の方は、おかわりの保証はできませんよ? [それでも良いのかと問いながら彼女を見つめ] あぁ、そうでした 愛妻──私が妻でしたら お嬢様は旦那様、でしたね [自分なりの冗談。 此処以外を知らない身では 夫婦も愛人も友人も、名称だけ。 愛人ではなく、愛妻とされたところで どのように違うかもわからないけれど*] (+10) 2020/10/28(Wed) 23:03:47 |
【人】 魔法猫 カザリ[あっさり捕獲。 さらにタオルでわしわし。 揺らされ、目を回しても救いの手が現れるはずもなく] ぎにゃぁぁ!!? [ラスボス(ドライヤー)の襲来に断末魔の悲鳴。 猫パンチを繰り出そうにも熱風で肉球が熱い。 乾かされながらジタバタ、ひとしきり暴れた後] …………──── にゃ、ぁ [力尽きてぐったり。 洗面所の床の上に敷物のように伸びたのだった*] (47) 2020/10/28(Wed) 23:37:07 |
【置】 魔王軍幹部 フォルクス[ 「最後の勇者」は本来、二人いた。 よく似たあどけない顔の同じ箇所に、御印を持った仲の良い双子。 姉弟の金色の髪は戦場であれど陽の光を浴びて美しく輝き、 圧倒的な力で幾度も幹部を退けた。そこには俺自身も含まれる。 まるで本当に女神が存在し、二人を愛しているようにも見えた。 しかし──── ] (L0) 2020/10/29(Thu) 1:13:57 公開: 2020/10/29(Thu) 1:15:00 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス「生きろ、フォルクス。 ……陛下はお前に未来を託されたのだ。」 「我々が行うべきことは決まっている、奴は必ず────」 [ 王の意思を汲み、転移魔法から逃れることを許さなかったベアは 気丈に振る舞いながらも、声に籠もる感情を隠せない。 父親の死を伝えられ泣きじゃくる仔狼を抱き上げ、母親へと渡し。] (48) 2020/10/29(Thu) 1:14:54 |
【置】 魔王軍幹部 フォルクス[ 立ち続けるべき戦場を失った勇者は、 人類でも魔族でもない存在になってしまう。 それがこの世界が課した、神託を受けた俺達の宿命だった。** ] (L1) 2020/10/29(Thu) 1:15:42 公開: 2020/10/29(Thu) 1:15:00 |
【墓】 魔砲少女 シオン 私が旦那様になって、貴女が妻となる。 それならば食事も同等のものが必要よね。 それにしても旦那様……。 そちらの方が良いわね。 [...は口の中で一人愚痴る。 誰かに嫁ぐよりも嫁がせた方が心穏やかである。 そうこうしている間に食事は終わる。 パンはなくなりシチューは空となった。 ...は手に紐を持つとカザリを見つめた] それでは採寸しましょうか。 上着とか、脱いで? [服があっては正しいサイズは分からないからと催促をした**] (+12) 2020/10/29(Thu) 6:58:40 |
【人】 アクスル[長らく囚われてきた価値観を 根幹から変えるのは難しい。 老いて醜くなるのは、 やはり、恐ろしいことだ。 それでも、美しくなくなってしまったとしても、 貴方に愛して貰える日が その後も本当に続くのなら……] (50) 2020/10/29(Thu) 7:59:54 |
【人】 アクスル[握る手に力を込め、真っ直ぐに見つめ] 貴方の隣で生きることを誓います [貴方と出逢い七週間と、七日の今日。 ここに誓約を交わした。] (52) 2020/10/29(Thu) 8:00:29 |
【墓】 魔法猫 カザリ── 修道院 ── 食べ方の問題……ですか? それを言うなら、クッキーのようなもので それだけで一食分が賄えるもの 甘いものではなく 肉や魚の味があるものなどがあれば 保存も利いて、洗い物も少ないのですが [夢の中の自分はそのようなものを食べていた。 干した魚や肉とは違い、小粒のクッキーのような食品。 固いパンを食べるより、あちらの方が余程飽きなくて良いと最後の一欠片を飲み込み] そうですか では、お腹が空いたら仰って下さい 固いパンをお持ちしますから [要らないだろうとは思いながらも減らず口。 言われるまま>>+12自身の服のボタンへ手をかけ] (+13) 2020/10/29(Thu) 16:55:47 |
【墓】 魔法猫 カザリ[恥じらうこともなく、上着を脱ぎ床へと落とす。 下は裾の長い木綿のシャツ一枚、ショーツは穿いているものの胸を押さえるような下着はない。 もちろん、体系を整えるようなコルセットもない] こちらも脱ぐべきでしょうか? このままでも測ることはできますが [触れれば体の輪郭は容易に分かるだろう。 否、触れなくとも見るだけでも、シャツを押し上げる豊かな胸とそのサイズはきっと分かるはず。 それでも全て脱いだ方が良いのだろうか、と不思議そうな口調で*] (+14) 2020/10/29(Thu) 17:00:20 |
【人】 魔砲少女 シオン―― キレキレ〜 ―― ……ふぅっ! [...は満足そうに笑みを浮かべた。 手の甲で額を拭い、完璧に仕上げた膝の上のにゃんこを見下ろす] 我ながら完璧な仕上がりだわ。 [...は鷹揚に頷く。 >>46捕えられたはちわれ猫の末路は無惨なものである。 長い毛並みは綺麗に整えられていた。 艶すら感じられる毛並みはシャンプーの良い香りがし、 帰ってきたときとは比較にならない程に気品が溢れんばかりである。 >>47途中で暴れていたので太腿は傷ができたし、 スカートも穴が空いているところもあるが何時ものことだった。 ...は着ていた服を全部脱いで洗濯機に放り込んだ。 そのまま床の上にぐったり伸びているハチワレ猫を回収する] (54) 2020/10/29(Thu) 20:55:05 |
【人】 魔砲少女 シオン ふふふ、今 吸ったら きっと良い香りだわ。[断末魔の悲鳴をあげていたハチワレ猫は今は元気がない。 今ならば思う存分、吸えるはずだ。 ...は二階の自室へと入ると扉を閉めた。 下着姿のままベッドに寝ころぶとハチワレ猫を優しく抱きしめてすはすはと整えた毛並みに頬擦りをしていった**] (55) 2020/10/29(Thu) 20:55:20 |
【墓】 魔砲少女 シオン―― 修道院 ―― ……カザリ、それはクッキーに失礼よ? でもそうしたものがあれば糧食に良いかしら。 [...は眉間を指先で幾度か叩く。 味の改善をしつつコストを押さえて運びやすくする。 糧食は美味しい方が士気も上がりやすいだろう。 でもその様なものは夢の中にも無かったと思う。 ...は>>+13カザリへと視線を向けた] 保存が利くというのが難関だけれど、 試してみるのは良いと思うわ。 でも私はもう固いパンは要らないわ。 貴女も明日からは普通のパンになさい。 私の妻なのですからね。 [...は笑い声を漏らしてから席を立った。 紐を手繰り、木の板とペンを用意する] (+15) 2020/10/29(Thu) 21:20:51 |
【墓】 魔砲少女 シオン もう少し恥じらいがあると良かったのだけれど……。 [>>+14何事もないかのように服を脱ぐカザリを見て、 ...の笑い声は苦笑へと変わった] シャツはそのままでも構わないわ。 でも…… 何これ! うわぁ……ほんと、すごいのね。 [...は紐を持った手を、そして紐を持っていない方の手もあげた。 手の向かう先はシャツを押し上げる主張の大きな胸だ。 豊かな胸に手を触れてもみもみと手を動かした。 ...は真顔であった。 まじまじと視線を胸へと向ける] ……背丈は同じくらい。 でもこの胸の差は一体……。 食べ物、違うわ、うんん……。 [胸囲は驚異の格差が此処にある。 一面の平原とと峻峰では戦いにすらならない。 ...はぐぐぐと奥歯を噛んでいた**] (+16) 2020/10/29(Thu) 21:21:23 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス──現在── あああっ、クソが! [ 頭上スレスレを菓子売りのワゴンが商品を撒き散らし飛んで行く。 ふざけんな、明らかに鉄製だろうが。 久々に遭遇した理不尽な規模の暴力に育ちの悪さが露呈する。 木の棒でも放るみたいにそんなものを軽々投げられる種族など、 魔族の中でもごく一部に限られている。 熊、牛、虎、犀。体力自慢の獣人らが今共に戦う仲間ならば、 答えは一つ。オーガによる攻撃である。 ] (56) 2020/10/30(Fri) 2:08:50 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ 今や都は乳白色の紋様を宿した光の網で覆われた。 規模の大きな術が上手く働いたのは発動者の多さと、 魔法の循環が行われやすい円形、即ち魔法陣と似た地形故に。 その空に雪が舞い始めたのは、クリオ達の能力の影響に違いない。 遠く離れた場所にまで現象が起きているのは、恐らく 無実体種族が無力化されたものと思われる。 元から彼らはそう強くはない。 幹部だった男は魔族に時折産まれる、特別な個体だった。 だからこそ同族に慕われ頼られていたのだろう──── ] (57) 2020/10/30(Fri) 2:09:03 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ 自分達が都に囚われた事実を意に介さない、 ただ頑なに目前の敵の殲滅の為豪腕を振るう。 対峙するオーガ達の様子にも、 無実体種族が見せた敵意に似た感情が見て取れる。 牛や竜とは違う形状の、額から突き出た角。 人型存在の中では高身長の部類の自分と、頭二つ分は差がある 化身したベアで漸く追いつくかという程の筋骨隆々。 戦時中も、終結後すらも。積極的に人類との争いを繰り返し 戦いの中にこそ生きる意味を見出す、血の気が多い種族。 人魔の領域を繋ぐ転移装置の廃止原因となった事件の首謀者。 結ばれた和平に未だ納得していない、反魔王派魔族の筆頭格である。 両魔族の結託理由はそれぞれの種族的特性を考慮しても納得出来た。 残る不可解は、他の部分に。 ] (58) 2020/10/30(Fri) 2:09:16 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ 先程までの剣は王に渡し、今は使い慣れた三叉槍を手にしている。 しかしこれでも、防御に回ればオーガの武器たる爪を防ぐのが精一杯 まともに攻撃を受け止めたのならあっさりと折れかねないだろう。 ] なあ、お前らはいつまでこんなことを……! 続ける気、なんだっ! [ 近距離からの競り合いは出来る限り避けたい。 ワゴンの投擲に怯んだところを狙ってか 距離を詰めてきた相手の攻撃をバックステップで回避。 その怪力の欠点は、巨体故にどうしても大振りになるところだ。 逃げ回る敵は、相手からすれば煩わしい鼠のようなものか。 呼び掛けには苛立った声が返ってきた。 曰く、王の首を取りかつての時代を取り戻すまで。 ] (59) 2020/10/30(Fri) 2:09:28 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクスそうか、…… やはり分かり合えないみたいだな、俺達は。 [ 両者の思いは同じであったのだろう。 雄叫びを上げながら再びこちらへと駆ける、 喉元を裂かんと鋭い爪を持つ腕が持ち上がる。 その光景をじっと見据え、もう逃げることはしないまま ────槍をその場で足元に突き刺した。 地面が隆起し、石畳を押し退けながら相手の足元へ向けて突き進む。 強靭なオーガの筋肉は、体躯に見合わないスピードを生み 既に敵の目前へと迫っていては、避けることは出来なかった。 体勢を崩した瞬間、横から犀獣人がその男に突進した。 オーガは勢い良く壁に衝突し、盛大な罅と多少の破壊を齎す。 そして、当人も動けなくなってしまったようだ。 ] (60) 2020/10/30(Fri) 2:09:40 |
【人】 魔王 ウロボロス[横っ飛びに攻撃を避けると、 身代わりになってしまった大南瓜が砕け欠片が視界に入る程に飛び散る。 ただ魔法を掛けられていただけのそれは、物言わぬ野菜の残骸と化した。 豪腕の合間を縫い懐へ飛び込んで、剣を振り上げた。 その刃そのものと己の筋力は、堅牢なオーガの身体に深い傷を残せない。 しかしフォルクスの剣に宿した炎が斬撃と共に敵へと襲いかかる。 彼の武器はその異能で作られたものであり、魔法に適合し易い。 そして、ただ魔法を放つよりも範囲が狭くなる代わり深くへと届く。 また一人、巨体が地に伏した。] (61) 2020/10/30(Fri) 2:10:14 |
【人】 魔王 ウロボロス[純粋な力のぶつけ合いに介入してきた二人は、 同じように戦うには非力過ぎたものの、 違う方法でかき乱し、戦況を変えていった。 ベアの部下で立っているのは今力尽きた者が最後だった。 しかし、数で勝っていた筈のオーガも多くが倒れ、残り二人。] 降伏して、首謀者を吐いてほしいな。 無実体種族と君達オーガ族だけではないね? [その光景を目に牙を剥いて唸るのは、オーガの族長。 努めて穏やかに、今でも取れる平和的解決を提示した。 ここまでの状況から浮かぶ想定の答えを、得ようとした。] (62) 2020/10/30(Fri) 2:10:28 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ 各所からリザードマンが出現した理由は、転移装置に違いない。 しかし転移装置とは、一つ作れば何処にでも飛べるものではなく。 来る先と行く先両方に用意し、周囲に妨害魔法が掛かっていないこと それら二つの条件を満たしても尚、魔物が勝手に使用するなど。 特にリザードマンは群れを作り、独自の生態系を築いている。 人類や魔族の文明は奴らにとって異端かつ忌避すべきものだ。 子供のように幼い思考の無実体種族による奇襲も、 己の力を過信せず本気で魔王を狙わない知性的なやり方も。 幾多の事件を起こした短絡的で好戦的なオーガが 大人しく開戦まで人混みに紛れていたこともおかしい。 魔族の能力や魔物の数を存分に活かすべく、 都の警備を掻い潜り装置を用意し、作戦を立てた者は一体? ] (63) 2020/10/30(Fri) 2:11:05 |
【人】 魔王 ウロボロス「黙れ、化け物と偽りの王め…… 人間に媚びを売る貴様らのことなど、わたしは絶対に認めない。 特にウロボロス、貴様だ。お前は何なんだ?何が目的だ? メフィスト王には子供などいなかった! 」 (65) 2020/10/30(Fri) 2:12:08 |
【置】 魔王軍幹部 フォルクス[ 争いを知らない身、汚れなき両手。 平和を謳う唇と、かつての敵に歩み寄る様を民に示す足。 正統な魔王────真祖竜の血統と強大な力。 終戦後、「最後の勇者」により人口の半分以上を失っていた我々が 人類に根絶やし、或いは奴隷化されない為それらが必要だった。 明らかになったヤドリギの真実は、 決して魔族の生命の継続を正当化出来るものでは無かった。 魔族のみならず、新しい時代の象徴的存在が どうしても必要だった──── ] (L2) 2020/10/30(Fri) 2:13:03 公開: 2020/10/30(Fri) 2:15:00 |
【人】 魔王 ウロボロス君の言葉は正しくもあり、間違ってもいる。 僕は確かに真祖竜の末裔で、 目的は君達魔族の民が戦わずに済む世界だよ [にこやかな表情を作った。 それでも声ははっきり届くように、強く。] (69) 2020/10/30(Fri) 2:14:14 |
【人】 魔王 ウロボロス[その時、何処か遠い場所から轟音が聞こえた。 思わず見上げてしまった、音の先────ヤドリギを。 それは、魔法による攻撃を連続して受け続けているようだ。 何者かが魔法障壁を破壊しようとしている、 自分達が何をしているのか理解した上で?この戦いも、その為に? 理解してしまった。首謀者を、敵の目的を。] (70) 2020/10/30(Fri) 2:14:29 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス「巫山戯た綺麗事を……!」 やめろ! [ ほんの一瞬でもその隙を敵は見逃さない。 陛下を庇い前に出て、丸太のような腕を槍で受け止める。 動けたのは脚と腕だけ。最善の選択を思考する余地は無かった。 やはり、無理がある行動だった。 負担の掛かる柄から亀裂が入れば、 三つに分かれた穂先まで侵食するのに時間は掛からず 今にも砕けてしまいかねない────] (71) 2020/10/30(Fri) 2:15:23 |
【人】 魔王 ウロボロス ベア! [呼び掛けに応え、熊獣人は掴み合いとなっていたオーガを投げ飛ばし 二人の元へと四つ足で駆ければ、族長へと襲いかかった。 フォルクスの槍が砕けたのはそのすぐ後、間一髪だった。] そうか、君達は……教会の残党と組んだんだね? [再び剣を構え炎を灯しながら、呟く。 一見すれば矛盾した、異種族へ敵意を持ち壊滅を目指す両者の結託。 人魔の和平を謳う魔王の殺害は、反するオーガ達は勿論 教会を復権し、魔族の再びの迫害を狙う残党にとっても利点がある。 そうしてヤドリギを取り返せばかつてのように戻れるということ。] (72) 2020/10/30(Fri) 2:16:00 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクスなるほど、しかし…… [ どのようにして目前の敵をやり込め、障壁の側へと向かえばいい? ベアに投げられたオーガが立ち上がる、 何処か歩みに揺らぎが見られるが、その目に未だ光が宿る。 正直に言えば王を守ることに集中して心血を注ぎたい程の、 危険で生命力に溢れた相手だ。 狙いの一つであろう御方を外に出せば、 必ずしや敵も追い掛け作戦が台無しになってしまう。 そうした理由があったからこそ、彼は未だ此処にいるだけ。 ────一際気温が下がったように感じられたのは 緊迫した状況のせいかと思ったのだが、 何かが空に影を作り、錯覚ではないと知る。 ] (73) 2020/10/30(Fri) 2:16:34 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ グリフォンとクリオの部下達が空を征く。 空の鷹、地の狼が揃った戦場は 対するのが数だけの魔物ならば、十分に好転したのだろう。 中に残っていた都の住民が、教会残党と交戦中。 彼らはその情報を残し、恐らく既に上司達が向かっている方向 魔法障壁の元へと飛んで行った。 ルーに任せてきたのかリザードマンは殲滅されたのか、 どちらにしても恐らく、近い内に人狼族も同じ場所へ駆けるだろう。 ] (74) 2020/10/30(Fri) 2:16:46 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ 「彼らと人類を、信じよう。」 その言葉は、いつも険しい顔をし感情を見せまいとする男には合わず、 先代から魔王族を見守り、深く忠誠を誓って 幾多の悲しみを乗り越え軍を率いてきた彼らしい言葉だった。 王の魔法で守られながら、もう一度槍を生成する。 三叉は変わらないが中央の一本が長く、二本は脇に広がるような形。] ああ、俺達の戦うべき場所は此処のようだ。 [ そんな形状の真鍮色を手に、先程立ち上がったオーガへと対する。 族長は近接するベアと王に任せ、槍を構えた。 首を掻っ切らんと振りかざされる爪が、頬を掠ってゆく。 怯むことなく距離を詰め跳躍し、穂先を真っ直ぐに──── しかしこの槍もまた、オーガの筋肉質の身体の奥までは届かない。] (75) 2020/10/30(Fri) 2:17:15 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ だが、敵の身体は崩れ落ちた。 槍を構成する鉱物の麻痺毒によって。 鋭い金属結晶を自分自身から創り出し、 自在に形を変えて実在化する。 その種類は一つでは無く、武器にしたものの性質の強弱を操作出来る。 それがかつて刃の勇者と呼ばれた者の能力だ。 ] (76) 2020/10/30(Fri) 2:17:36 |
【人】 魔王 ウロボロス──やがて── [オーガの族長、彼女は数百年反魔王派を率いてきた。 戦時中は凶暴性を多種族に問題視されながらも、 それ以上の大きな功績を上げ、黙らせてきたのだという。 しかし、戦争とは一人でするものではない。 仲間が戦闘不能になり3対1の戦いを強いられながらも、 彼女にとっての誇りを貫き通したが、ついに膝をつくこととなった。 交戦の知らせの前には止んでいた魔法障壁への攻撃は、 この場に決着がついた今でも再開される様子がない。 旧き時代の意思を継ぎ、永きに渡り活動していた教会。 その残党もまた、復権の未来を夢見続けていたが──── 彼らの暗躍も、終わりを告げることとなる。] (79) 2020/10/30(Fri) 3:41:50 |
【人】 魔王 ウロボロス[何度か拳を受けた身体は、重い。 それよりも最初に受けた傷の治癒が未だに済んでいないのが不思議だが、 放った種族が種族だ。呪いだったのだろう。 配下達も各々負傷をしているが、生きている。 その中で一人、動けぬ程の状態では無いはずの男が蹲っていた。] ああ、可哀想に。 君は……そんな風になってしまうのか [その姿は手遅れではないが、十分な異変が見て取れた。 眉を顰め、戦いの前と違う覚束なさのある足取りを 懸命に整えながら、すぐ側まで歩み寄った。] (80) 2020/10/30(Fri) 3:42:35 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス[ 神託を受けてから変わってしまった瞳の色は、 その濃桃を通り越して、今は右目だけが赤く。 荒い呼吸を繰り返しながら、主を見やる。 相手に向けるべきではない鋭い視線は、 傷つき怯え、威嚇する獣にも似ている。 ] (81) 2020/10/30(Fri) 3:43:29 |
【人】 魔王 ウロボロスおいで、フォーク。 ……今の君に必要なものをあげよう [何を見ても何を向けられても、怯むことはせず。 幼い頃のように呼び、両手を広げた。 ベアが気づいたのだろう。 制止の声を上げるが、体躯で劣る二人を幾度も守った彼の身体は きっと限界が近い、咄嗟に動けない。] (82) 2020/10/30(Fri) 3:44:59 |
【人】 魔法猫 カザリ── ぐったりふにゃー ── ……………。 [満足そうな下僕その1>>54をのびたままじろり。 瞳に非難の意思を込めたところで、多分にゃーのヒゲ先ほども伝わってない。 完璧な仕上がりとかどの口が言うのだろうと、フローラルな香りにくしゅんとくしゃみをとばし] シャー………… [吸われる予感に小さく、小さく威嚇。 人型に変身できる魔力がまだ残っていたならば、自力でドアを開けることもできただろう。 しかし今は既に一度変身した後、次に魔力が溜まり切るには一ヶ月ほど待たなければならない。 さらに言うなら、洗われるのは戦闘した後が多いわけで] (84) 2020/10/30(Fri) 8:44:38 |
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