人狼物語 三日月国


48 【恋愛RP】映画のおともにポップコーンはいかが?【R18】

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視点:人


【人】 3年 櫻井 快人

『ごめんね』
『おこがましいね』

[昨夜、何度も何度も繰り返された言葉が木霊した。

なぁ、小鳥遊。
誰がそんなこと、お前に言わせたの?
誰が、そんな哀しいこと、お前に……]

 あーくそ、

[目覚めは最悪だった。
酔わない酒は、時としてかえって厄介だったりする。
一方小鳥遊は、最後の方は大分酔っぱらってたんじゃないかと思う。
なんだかやっぱり危なっかしくて、誘われたときからこっちで持つ気だった会計を済ませ(もしかしたら半ば無理やりだったかもしれない)、店を出た時、夜はすっかり更けていた。

せめて小鳥遊が、吐き出したいだけ吐き出してしまえたなら良い。
そしてできれば、酒に口を滑らせて俺に聞かれたことを、後悔もしないくらいに全部忘れてしまえば良い。]

 小鳥遊は、小鳥遊だよ。

[それは、彼女にとって、呪いのようなものなのかもしれない。>>1:388
けれど、それは真実間違っていない。
囁きくらいに微かな呟きは、ほんの少しだけ白く霞んで、直ぐ消えたから、小鳥遊に聞こえていたかは、分からない。]
(18) 2020/11/13(Fri) 2:17:33

【人】 3年 櫻井 快人

[馬鹿にしてるとか。
下に見てるとか。
軽んじてるとか。
そんなつもりもは、断じてない。

ただ、櫻井からしてみれば、小鳥遊と言う存在は、なんだか…酷く、居心地のいいものだった。
それが、ともすれば雑な扱いになってしまうのは、これは俺の不徳の致すところだから。
そんな俺の言動が、小鳥遊を追い詰める一手になっていなければいいのになんて、都合の良いことを夢想する。

送る、と一言告げて共に歩いた道、深夜も相まってあまり言葉こそ交わさなかったが、隣の気配がどこか穏やかに感じられて、それはただの俺の願望でしかなかったかもしれないけれど、少しでも胸が軽くなったんならいいなぁなんて、それこそ“烏滸がましい”ことを、冷たい星に願った。

なぁ小鳥遊。
烏滸がましいってのは、こういうのを、言うんだよ。
ただ、誰かの特別になりたいって。
誰かに大事にされたいって。
そんなささやかで哀しいくらいにかわいらしい願いを、お前自身が否定するなよ。

言ってやれない俺は、俺こそが、ただの臆病者だった。]
(19) 2020/11/13(Fri) 2:18:14

【人】 3年 櫻井 快人

[俺は小鳥遊を、家の玄関まで送り届けるつもりだったが、それは叶っただろうか。]

 また、なんかあったら聞くから。
 いつでも、声かけて。

[別れ際、そんなことを言う。
それから、一瞬だけ、迷った。
迷った末……言わなかった。

なぁ、試しに俺と、付き合ってみない。

たった一言、けれど臆病者には決して口にできない一言だった。
だって多分、俺は小鳥遊を“可愛い女の子”にしてあげられない。
そもそも、好きかと問われたら、即答できる自信がなかった。

好きなのは確かだ。
だが多分それは、小鳥遊の望む形ではない。
俺は、好きな相手と付き合うというより、付き合う相手を好きになるタイプだから。
今現在、俺が小鳥遊に向ける感情は、ほっとけない、とか、どうにかしてやりたい、とか、なんだかこう、じっとしていられないような何かの感情だった。

幸か不幸か、こんな時でさえ、俺の前髪は俺の感情にカーテンをかけていた。]
(20) 2020/11/13(Fri) 2:18:46

【人】 3年 櫻井 快人

 おやすみ、小鳥遊。
 寒いから、風邪ひくなよ。

[軽く、手を振って。
別れの合図として。
振り返りかけた背を、つい呼び止めた。]

 小鳥遊。
 ……なれるよ。なれるから。

[誰かの特別に。
お前はなれるよって。

意図して言葉足らずに告げた。
そして今度こそ、おやすみ、の別れの挨拶をして、ひらり手を一つ振って、俺も帰路に就いたのだった。

…そんな、昨晩の記憶は、ありありと、記憶に残っている。
なんせ、たかが数時間前のことなので。**]
(21) 2020/11/13(Fri) 2:19:37
3年 櫻井 快人は、メモを貼った。
(a6) 2020/11/13(Fri) 2:21:09

【人】 3年 櫻井 快人

[泣けば良いのに、って、何度思ったかしれない。>>23
言葉にしたら何だか誤解を呼びそうで、中々口にはできないが。
泣いてよかったのに。
らしくない、とか言わないから。

小鳥遊は、小鳥遊だ。
彼女が意図してかせずか築き上げた像から外れたとして、それもやっぱり小鳥遊なんだから。

泣けば、よかったのに。
泣いたら、その涙を掬うのを口実に、手を差し伸べやすかったのに。
だけど、そこで泣けない奴だから。
その、張り詰めた糸の様な危うさが。
ほっとけないし、どうにかしてやりたいと思う所以なんだろう。

ぴりぴり、ちりちり。
胸の奥を、何かが焦がす。

押し当てられた人工の温もりが、まだ頬に名残る気がする、そんなはずないのに。>>25
既に冷め始めているはずのそれは、机の上に雑多に積み重なったモノの上に鎮座している。]
(37) 2020/11/13(Fri) 8:18:24

【人】 3年 櫻井 快人

 はぁー……
 笑うなよ、なぁーーー…

[別れ際の小鳥遊の表情>>27を思い出し、ガリガリと首の後ろを掻く。
笑うなよ、そんな顔で。
そんな目で。
取り繕えてねんだよ、お前。
多分酒のせいだろう。酒が緩ませるのは、口だけじゃない。

酔わないから酒の失敗もほぼ無いが、飲んだ翌朝にぐずぐずしている櫻井だった。
今日も部室には顔出そ。**]
(38) 2020/11/13(Fri) 8:18:46

【人】 3年 櫻井 快人

── 朝 ──

[櫻井の棲む一人暮らし用アパートは、商店街の一角にある。
一階はパン屋になっているから、帰り道で一袋500円とかのバラエティパックを買ったりもできる。

大学へ向かうには、必ず商店街を通り抜けるから、そこで誰かに会うかもしれないね。**]
(39) 2020/11/13(Fri) 8:26:01

【人】 3年 櫻井 快人

『櫻井せんぱーい!』

[ぼんやりと考え事をしながら歩いていると、耳に飛び込む声>>43に、一拍置いて、あ、呼ばれてるの僕だ、と気づく。
振り向けば、帽子屋の店頭で跳ねる姿が見えた。]

 くく…何やってんの?

[噛み殺しきれない笑いは、嫌なものではないだろう。
歩み寄れば、何故だか自慢げに店の帽子を見せつけられた。

ああなるほど。
こういうのが、女の子らしい、可愛い仕草、ってこと?
なんて、一般論的に考えてみたりなどする。
まぁ、可愛いことは事実だ。うん。]

 うん、これから。
 いいよ。一緒行こう。

[誘われるまま、歩みを合わせる。>>44]

 高藤は何コマ講義?
 僕は午後だけだから、ちょっと早いけど食堂行こうかなって
 出てきたんだよね。

[多分今日は、日替わり定食が鯖味噌って昨日見た様な気がしていた。**]
(57) 2020/11/13(Fri) 17:47:07

【人】 3年 櫻井 快人

 なるほどなぁ。
 そっか高藤、地元じゃ無いんだっけ。

[己にとっては4年目も後半に突入した街だ。
隅々まで見てまわろうなんて、思ったこともなかったが、大体は見てきた感がある。
定食のメニューは多分鯖味噌、と答えた後で、何度目かになる質問をぶつけられた。>>61]

 オススメなぁ。
 僕は、犬鳴みたいな講評はできないけど。
 高藤は、どんな映画が好き?

[質問に質問で返すのはマナー違反かもしれない。
だが、ありとあらゆる映画の中、好みというものは絶対にある。
雑食性の高い己としては、ある程度絞らせてもらわないと、大変答えにくいのだ。*]
(86) 2020/11/13(Fri) 19:38:53

【人】 3年 櫻井 快人

 ……あぁ、そういう。

[少しの間の後、並ぶ後輩の言わんとすることを理解した。>>90
そういうことなら…]

 最近勧められて観た、レナードの朝はよかった。
 僕は紹介してくれた友人の解説をもらうまで、
 あの映画を本当には理解できてなかったけどね。
 それから、タイムマシンもよかった。
 H.G.ウェルズの有名な原作があるけれど、
 あの解釈は中々深くて良かったな。
 だけど…

[ふ、と思い出す。
自分の中での、最初の記憶。最初の感動。
覚えず口元に、ふ、と笑みが浮かぶ。]

 忘れられない映画があるんだ。
 僕が、覚えている限り、生まれて初めて観た映画が
 それだった。
 今からすれば、映像技術なんかも当たり前に古い。
 だけど、だからこそ、味わい深いものがあると思うんだよ。

[ネバーエンディングストーリー。
奇しくも昨晩、彼女の口から出た作品だとは知らぬまま>>1:390、そのタイトルを、唇に乗せた。**]
(94) 2020/11/13(Fri) 20:24:55

【人】 3年 櫻井 快人

[畳み掛けるように連なる言葉に、しばし、ぽかんと。>>95
それから、ぷは、と吹き出した。]

 高藤めちゃめちゃ語るじゃん。

[くつくつと笑いをこぼす。
幼心の君に与えられた名前は覚えているけれど、ここでそれを教えるのは野暮ってもんだろう。
折角、もう一度観る気になっているようだし。]

 そうだな。
 今度、ディスクに焼いたの、部室に持ってこうか。
 高藤は、3まで観た?
 僕は2も結構好きなんだけど。

[もしかしたらこれは、僕が紹介してもらった方が早いかもなぁなんて、早々に思いつつ、問いを投げる。
あの頃僕は、ファルコンの背に乗って空を駆けてみたかった。
いるはずないってわかってるのに、空にあの毛むくじゃらの龍を探した。
そしてハードカバーの本の表紙に刻まれた絡み合う2匹の蛇を、何度も何度も指先でなぞったのだ。]

 高藤のオススメは?
 多分高藤と僕、好みが似てる。

[答えたからには問い返すのが礼儀でしょう?**]
(109) 2020/11/13(Fri) 21:16:09
3年 櫻井 快人は、メモを貼った。
(a22) 2020/11/14(Sat) 14:55:01

【人】 3年 櫻井 快人

 3は実は僕もあんまり覚えてないんだよね…
 2は中々テーマが面白かったんだけど。

[続編については残念ながら手元にディスクがないので、すぐには見返せない。>>114
レンタルならあるのかな、とぼんやり考えた。]

 おっと、その辺は知らないな。
 ネバーエンディングストーリーも、両親が
 観てたから出会えたようなモノだし…
 いつの映画?

[今度探してみるよ、と、簡単な約束を交わす頃、大学へとたどり着いたからそのまま別れた。*]
(204) 2020/11/14(Sat) 19:37:36
3年 櫻井 快人は、メモを貼った。
(a29) 2020/11/14(Sat) 19:48:51