人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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視点:人


到着:氷山 ウロボロス

【人】     ウロボロス


遥か遠き過去、この世は闇に閉ざされておりました。
無力な人々は幾度争えど魔に勝つ術は無く、
ついに光を奪われてしまったのです。

悍ましき異形が地には蔓延り、草木は枯れ果て
正しき存在の命は遂に全てが失われようとしていました。


それでも尚、倒れることのない青年がおりました。
闇の中、彼だけが唯一の希望でありました。

戦えぬ者達も、一度は全てを諦めようとした者も。
皆が彼の為に指折り、目を閉じたのです。

そうして捧げられた数多の祈りに応え、
黒天を裂き舞い降りたのは美しい女神でした。

彼女が手を翳すと、巻き起こった聖なる風が枯れ木の枝々を揺らし
宝珠の如く芽吹きを宿し、浄化していきました。

その風はやがて、病を振り撒いていた巨大な木に辿り着き
邪悪を吹き消し、緑と共に齎した赤き実りを女神は青年に与えました。


──この木こそが聖木ヤドリギ、
そして実を授けられた青年こそが始まりの勇者です。
これは人類と魔族の戦争の始まりの物語なのです。

(15) 2020/10/17(Sat) 18:48:17

【人】     ウロボロス




そして400年前、人魔3000年戦争に終止符を打たれるまでの間
女神の教会を名乗る者達により、
人類に騙り継がれていた伝説であった──

(16) 2020/10/17(Sat) 18:49:17

【人】 魔王 ウロボロス



 魔女というと、……ああ、やはり彼女か
 大魔女殿であれば安心して預けられる。

 ただ、あちらもあちらで齢を重ねていらっしゃる。
 お一人に任せるわけにはいけないな

[告げられた名前にふっと口許を緩め、頷いた。

机上の書類にまた一つサインを記す。
明るい金の前髪が目元に影を作り、先代王に似ないその顔を隠した。]
(20) 2020/10/17(Sat) 18:53:53

【人】 魔王 ウロボロス



 前回同様、気配が分かり鼻の効く獣人族を警備に
 有翼種も人数に含めておくように。

 彼らには申し訳ないが……
 人狼族は除き、魔族だけにはならないよう心配りを

[笑みに苦いものを混ぜ、指示は言葉少なく。
濃桃と交差する青紫が、黙して語る。]
(22) 2020/10/17(Sat) 18:55:25

【人】 魔王 ウロボロス



 しかしこの時期に、困ったものだね

[逸れた視線、気紛れのように立ち上がり部下に背を向けた。
大きな窓の向こうには、雪の積もる大地に常緑樹が立ち並ぶ。]
(24) 2020/10/17(Sat) 18:56:40
魔王 ウロボロスは、メモを貼った。
(a3) 2020/10/17(Sat) 19:00:55

【人】 魔王 ウロボロス



 君が先代に下ってから、今年で何年だったかな?

 そうか、それ程の間君は……

[少しの間執務室に訪れた沈黙を破ったのは、こちら。
不意に声を掛け、横目で隣のフォルクスを捉えた。

返った数字を噛み締める如く、細くなり消えた声。数度の頷き。]

 もう戦争は終わったんだ。たまには休暇を取っても良いんだよ。
 君達の発祥だろう、あの祭りは?

[そして。
態とらしい程に口角を吊り上げると、牙が覗く。
人の姿を取っている間は、それは殆ど八重歯と変わらなく見える。]
(32) 2020/10/18(Sun) 2:36:36

【人】 魔王 ウロボロス



 ────無理だよ
(136) 2020/10/19(Mon) 21:03:53

【人】 魔王 ウロボロス



 条約違反にはならない、それでも他国が黙ってはいないさ
 我が物としたい、他者が手に入れるのは許せない。
 そんな旨味があるからこそ、我先にと縁談を持ってくるんだから。

 次いで言えば真祖竜と人間の寿命は、離れすぎている。
 一度頷けば、僕は何度人を娶ることになるだろうね?
 沢山の妃を囲う王の規模では済まされないな。

 まさしく昔の人類の御伽話にあった、姫を拐う魔王そのものだ
 
[短すぎる人の生と目まぐるしい代替わり。
動き続ける世界で変わらず生き続ける王と配下の間で、
分かりきった問答は何度でも繰り返される。]
(138) 2020/10/19(Mon) 21:04:11