人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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視点:人


X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a1) 2022/12/16(Fri) 0:31:09

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:交わる月 ──

[ エーリクが洋館で過ごし始めてから、
 誕生会やパーティー等行事の際には
 「参加するかい?」と幾度と声を掛けていた。

 その度、大体参加してくれたが>>1:106
 彼が本心から楽しめているのだろうか、と
 後日感想を尋ねていた。もし微妙な反応を見せたなら


 「無理に参加しなくていいよ。
  君が楽しめないと意味がないだろう?]

 と、答えていた。

 いつかのパーティーの際、カルクドラとエーリクの二人が
 欠席した時、揃って洋館の外に出たこともあった。
 
 館にいればパーティーはまた参加できるから
 今回は二人で遊びに行こうか、と。
 迎えに来た時のように彼の手を引き、外の世界へ旅立った。

 その時に、自分も洋館に来た当初はよく抜け出し、
 しかも生意気で手のかかる子だったことを語り
 当時、抜け出した時に良く訪れた露店街へと連れて行った。]
 
(129) 2022/12/16(Fri) 18:58:53

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 彼を迎えに来た時の、両親への別れ言葉>>1:112を聞いた時。
 親に愛されていて良かった、との感慨深さと同時に
 何故家族が引き裂かれないといけないのか、と
 やるせなさが同時に襲ってきた。

 同時に数年前、自分自身も家を出た時に
 似たようなことを言ったと思い出し、古傷が僅かに滲む。 

 男はその時「僕は死んだことにして欲しい」と残したが
 親から貰った名、親の血を引く証である姓は変えていない。

 背中越しに、エーリクの母の泣き叫ぶ声が聞こえたとき
 振り向きたい思いを抑え、彼の手を強く握り前を進んだ。
 他人である男ですら、胸を締め付けられるように辛いのに
 本人はもっと辛いはずだろうから。


 だから、エーリクのことを愛した両親の分まで
 助けたい、守りたい、と改めて決意した。]

 
(130) 2022/12/16(Fri) 18:59:23

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ しかし時に彼は怯え>>1:114、夜中に自室のドアを叩き
 叫びながら入って来ることもあった>>1:115。]
 
 
  ……大丈夫だよ。僕はここにいるから。
   僕が君を守ると約束しただろう?

   だから、安心して。
   こっちにおいで。  


[ まるで赤子をあやすように優しい声色で招き
 彼を優しく抱きしめ、宥めた。

 流石に最近は急に怯え、叫びながら部屋に来ることも
 少なくなったが、彼の成長と、此処に馴染んできた様子に
 安堵、同時にほんの僅かであれ、
 寂しさのような不思議な感情が、心を過った。*]
 
(131) 2022/12/16(Fri) 18:59:36

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:僕の名は ──

[ シトラは五年前に館に来た。
 最初の印象は大人しそうな子だったので、
 早く馴染めるようにと思い、声を掛けた。

 ──非常に申し訳ないが、その時の彼女の反応を見て
 くすっ、と笑いが漏れてしまった>>1:149。]


  
、っ、はっ、はは…………。


  いや、ごめん。  
  あまりにも可愛くて、つい……。

  そんなに緊張しなくても大丈夫。
  何なら、カルクでいいよ。
  それなら間違えないだろう?


[ これでも食べて落ち着いて、と林檎味の飴玉を握らせた。
 純粋さに心が浄化されたような気がすると同時に
 楽しく過ごして欲しい、と感じた。

 その後もシトラは何度か祈祷室を訪れてくれた。
 時にはアリアに頼んでいた土産物を持ってきて貰ったり
 話を聞いて、気を紛らわせる為に面白い話もして
 彼女が神妙な顔で祈りを捧げれば、
 男もまた同様に祈りを捧げていた。]
 
(132) 2022/12/16(Fri) 19:00:13

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  辛いことがあったり、悲しいことがあったら
  気にせずいつでもおいで。
  僕は君の味方だから。

  話すだけでも……
  いや、無理に話さなくてもいいよ。
  一人じゃないだけでも、誰かがいるだけでも
  気持ちが楽になれるかもしれないから。 

  シトラが悲しい顔をしていると
  僕だけでなく、みんな悲しむからね。


[ いつか悪夢のせいで寝られないと扉を叩いたとき。
 安眠用の香を焚き、背を、頭を撫で慰めていた。

 その後、少しでも落ち着いた様子と
 明るさを取り戻した姿を見れば
 聖職者ごっこも悪くない、と思ったこともあった。]
 
(133) 2022/12/16(Fri) 19:00:39

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ ある時、シトラが紅茶の入れ方について
 尋ね、訪れたことがあった>>1:148
 その時は横に立って見守り続けていたが
 初めての味はどうだっただろう。
 
 満足のいく味に出来たなら、もう一度同じように、
 今度はそれ以上に美味しく出来るようにしよう、と。
 微妙な出来だったなら、今度こそはと再チャレンジ出来ると
 
実際に役立ったかはわからないが

 アドバイスをした。

 逆に、彼女が僕に淹れてくれたこともあっただろうか。
 男には思い浮かばなかった組み合わせで用意してくれて
 新たな気付きと味に出会うことが出来た、と
 彼女の成長と気遣いに感謝していた。*]
 
(134) 2022/12/16(Fri) 19:00:57

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 現在:ホール ──

[ 神の降臨によりざわついたままのホール内。
 肯定の声が、否定の声が右から左へと漏れてくる。
 周囲を見渡すと、ふとシトラの袖を握った
 エーリクの姿が視界に入る>>1:104>>1:230

 二人共証持ちの中では比較的若く
 どちらかといえば大人しい方。
 祈祷室にもよく立ち寄る常連で、
 時には涙し、震えていた姿も記憶にある。

 >>1:103エーリクの、>>1:227シトラの瞳が濡れている。
 やがて手を握り、語り合う姿も見えた>>1:378>>1:379
 二人が涙を流した姿は、幾度か見たことがある。
 普段ならばすぐに立ち上がり、声を掛けるはずだが
 足も動かず、声も出なかった。]


 
[ 何と声を掛ければ良い?
 「大丈夫」なんてあからさまな嘘は言えない。

  君のことを守る、君の味方だなんて大言を吐きながら。
  とんだ大ホラ吹きだ、僕は。]

 
(135) 2022/12/16(Fri) 19:01:35

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
[ 何せ僕は、魂云々関係なしに
  世界の破滅に、理解と納得を示したのだから。 ]

 
 
(136) 2022/12/16(Fri) 19:02:21

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ ただし、それが恩人の姿をした神の云う
幸せな世界
>>1:9とやらに連結するとは思っていない。
 寧ろ、“
不幸の連鎖を断ち切りたい
”思いの方が強い。


 今回世界が存続したとしても、
 遠い未来、神は同じ決断を迫るかもしれない。
 それが無くとも、今回集まった皆のように
 未来に証を持って生を享ける者本人
 家族や周囲の者達は、再び苦しむことになるだろう。
 
 今回世界が存続したとしても、問題の先回しなだけで
 世代交代後に誕生することになる、証持ちの子らに
 丸投げするだけでしかない。

 今を生きる証持ちとしてのけじめでもある、と。

 これは『教皇』の魂とは全く関係の無い
 『カルクドラ』としての本心。]

 
(137) 2022/12/16(Fri) 19:02:44

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ つまり、程度はどであれ

  どうあっても僕は破滅を願ってしまうようだ。]

 

 
[ とはいえ、勿論二択に揺れているのは間違いない。
 比率でいえば、破滅の方が僅かに大きいだけで。]

 
(138) 2022/12/16(Fri) 19:03:10

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 何も出来ないまま、ぼうっとしたまま
 時間だけが経過しようとしていた。
 その時手に温もりが触れ、はっと我に返る。>>1:436。]


  ……シン、くん……。


[ 普段と変わらないように見える笑顔。
 幾度も励ましてくれた明るい声。
 かつて手を引いてくれた掌の温もり。

 心の閊えが、僅かに軽くなった気がした。**]
 
(139) 2022/12/16(Fri) 19:03:25
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a31) 2022/12/16(Fri) 19:12:21

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ エーリクとシトラに「大丈夫」と言えずにいた男と違い
 彼はいともあっさりと言葉にした。>>1:436
 気休めでも少し安心できたこと、緊張が多少解れたことに
 嬉しくも、先程声を掛けられずに居た無力さに苛まれる。
 
 同時に、僕はやはり聖職者ごっこをしているだけの
 見せかけの善人でしかない、と心が騒ぐ。
]


  うん……。久々にヴェルトさんが戻ってきたと思ったら
  どうしてこんなことに……。
 

[ 男は洋館に来た当初、素行の悪さで
 よくヴェルトに叱られていたが
 その後シンの元に向かうことは少なく無かった。

 何より、彼は男を叱らなかった。
 自分の行動を棚に上げ
 「またヴェルトに叱られちゃったよー。」と
 ぶつくさ云うような子にも、普通に接してくれた。] 
 
(270) 2022/12/17(Sat) 9:49:32

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 彼は生まれた時から洋館に居て
 ヴェルトに次ぐ洋館の主のような感覚であり
 頼れる兄のようでいて、年も近く
 友人のように気軽に話せる人物だった。

 ヴェルトがいなくなってから
 証持ちの中で、洋館の最古参であり
 男のことをカルクくんと呼ぶのに引き摺られ
 いつの間にか、シンさんからシンくんと
 呼ぶようになっていた。

 あまり祈祷室に来る方ではなかったけれど
 近くに来たから立ち寄った、等で扉を開かれた際には
 嬉しさを隠さず、存分にもてなしていた。]
 
(271) 2022/12/17(Sat) 9:50:22

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
  ……シンくんは、今の…………こと……。
  どう思う?


[ ヴェルト、という名も
 神、という名も出さなかった。
 
 彼が神であることは、魂が肯定している。
 しかし、それを認めてしまえば、
 過去のヴェルトとの思い出が
 嘘のように思えてしまいそうで、消えてしまいそうで

 ──怖かった、から。]

 
(272) 2022/12/17(Sat) 9:51:52

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 周囲の動揺やざわめきを見れば
 この話題をに触れないことは避けられなかった。
 皆は何を思い、何を感じているのだろうか。]


  もし、この世界が滅びるなら……ううん
  箱庭の再生がされるなら

  僕達は、どうなってしまうのかな。  
  うまくやっていけるのか……。

  本当に、幸せになれるんだろうか……。


[ 自分を含み、魂に感情を振り回されている者は少なく無い。
 もし、この後幸せな世界を作るとしても
 幸せは束の間でした。
 再び衝突してしまうのではないかと。

 触れたままの温かな手を握り返し、力を込める。
 きっと震えは隠せていない。*]
 
(273) 2022/12/17(Sat) 9:52:12

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ それからどれくらい時が経過しただろう。
 まだシンは共に居ただろうか。
 ホールに駆け付けてきたヒナギクの声が響き渡り>>202
 慌てて中継機を起動させると、現在進行形で起こっている
 世界崩壊の始まりが映し出された>>198>>199]

 
  ……これが、世界の、崩壊……。


[ 世界が崩壊するのも理解できる、と思いながらも
 実際に報告を受け、一端を見れば再び感情は揺らぐ。

 ただ『滅びるかもしれない世界』の現在を見つめたまま。**]

 
(274) 2022/12/17(Sat) 9:53:14

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 未だホールの中継機の前で立ち尽くしたまま
 幾分か経過したころ、周囲を駆け回るヒナギクの声が、
 再度響き渡った。>>245

 慌てて声の方へと駆け寄ると、そこにはヒナギクと
 倒れていたプロセラの姿があった。>>1:412]


  どうし……プロセラ!?


[ 寝ているだけ、と聞けば>>244多少は安堵するが
 とりあえず医務室へ連れて行くことにした。
 
 いざ背負ってみると、華奢に見えてもやはり男性であり
 特に体を鍛えていない男が運ぶには、なかなか体力が必要。
 幾度か立ち止まりながら、休憩を挟み
 もし他に同行者がいるならば交代で運び
 無事、医務室のベッドに横たえることが出来ただろう。
 
 そして、彼が目覚めるまで待つことにした。**}
 
(275) 2022/12/17(Sat) 10:11:49
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a65) 2022/12/17(Sat) 10:21:00

X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a66) 2022/12/17(Sat) 10:27:18

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:“ふたり”への答え ──

[ 再度、クリスタベルが祈祷室に訪れた。
 丁度ゼロが去って間もない頃だったか
 机には置き忘れていた彼の私物が残されたまま。

 改めて話を聞くと、二人で一人とのこと>>5
 経典に記されている『恋人』は
 男性、女性どちらでもある存在>>0:28
 二人が溶け合ってひとつ、との説明も納得がいく。]

  
  箱庭時代の『恋人』のように二人が一人、ということかな。
  うん……多分わかった気がするよ。

  神父様……、か。でも僕は神父じゃないよ。
  成りたかったんだ……けどね。 


[ 穏やかに語る笑顔が微かに曇った。
 もし証持ちとして生まれていなければ
 数年後には、神父になっていたのだろう。

 
無理やり塞いだ傷口が、少し膨らんだ気がした。

 
 とはいえ、クリスタベルに悪意が見えないのは
 理解出来るので、苦笑のみに留まったが。

 そして、質問が投げられると]
 
(328) 2022/12/17(Sat) 20:25:18

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  ……なら、先に質問いいかな。
  
  君達は今、幸せかい?
  僕から見た君達は、幸せなように見えるんだ。

  君達が幸せだと思っているなら、君達が正しいと思うよ。

  命を授かりし生命は皆、幸せになる権利がある。
  その幸せを得るために苦労も、努力もしたのだろう?
  そして、実際手にしたのだから。 
  

[ 質問返しの後、回答には即答した。

 そも男は神父でも無い上、カウンセラーでも無い。
 ただの“聖職者ごっこ”でしか無いので
 正解を答えることは義務では無い。

 導く答えは常に、相手に安堵と心の平静を与える為のもの。
 故に、二人を傷つけない、悲しませない解答を
 言葉を選び、優しく投げていく。

 もし回答が見当違いで、負の感情が見えたとすれば
 それは勿論全力で謝罪するだけのこと。
 当時の男は、所詮未成年の青二才でしか無いのだから。]
 
(329) 2022/12/17(Sat) 20:25:37

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ オレンジを添えたペパーミントティーを出し、
 男も自分の分を飲みながら
 今度はクリスタベルの過去話を拝聴する>>6
 荒れていた過去を聞くと驚き、可憐な顔を二度見する。]


  僕が荒れてたことがもう伝わっていたのか……。
  いや……恥ずかしい。
  ゼロから聞いた? それともフォル? 

  言いくるめは大事だからね。 
  僕が話していることも、一種の言いくるめだから。
  言い方や語り方次第で、印象はまるで違ってくるから。 
  誰もが印象が良い方の話を聞きたくなるからね。
  
  ……ふふ。良かった。
  君達仲が良さそうだから。


[ ゼロの話をするクリスタベルは、どこか嬉しそうに見えて
 彼に出会えたことで、幸せを感じているのだろうと内心思う。]

 
(330) 2022/12/17(Sat) 20:27:00

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  そうだ。実はこれ、ゼロの忘れ物なんだ。
  近いうちに会う予定があるなら、届けてくれないかな。


[ 帰り際、机の上に置かれたままのゼロの私物を渡す。
 当時の彼は割と頻繁に訪れていたので、
 本人に直接渡しても良かったのだが。
 会う理由も出来るのではないか、と思い。*]
 
(331) 2022/12/17(Sat) 20:27:14

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ そして少し前。
 神の帰還後、クリスタベルの姿は
 早々にホールから消えてしまった。>>1:271


 
 去っていく姿が一瞬見えただけだったが
 その横顔が、何処か辛そうに見えた気がして。

 この状況、現場に居られなくなる理由も理解は出来ると。
 ただ、見送ることしか出来ずにいた。
]
 
(332) 2022/12/17(Sat) 20:27:31

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ エーリクとシトラの時だってそうだ。
 もしこの時、声を掛けることが出来ていれば。
 少しくらいでも慰めに、心を軽くする言葉を
 言えたかもしれないのに。



    
 やはり、僕は誰も救えない。 
]

 
 
 
(333) 2022/12/17(Sat) 20:27:56

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 

[ 『教皇』の魂は、人を救うことが出来ない。
 

     それは遥か神話の時代から、現在でも変わらずに。**]

 
 
(334) 2022/12/17(Sat) 20:28:12
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a83) 2022/12/17(Sat) 20:33:44

【人】 X『教皇』 カルクドラ

──現在:医務室──

  ううん、大きな声で叫んでくれて助かったよ。
  急にこんなことが起きたから
  ショックや心労もあったのかもだね……。


[ 未だ目を醒まさないままのプロセラをから
 ヒナギクへと視線を戻す。

 プロセラは男が館に来た時には既に居た先輩ではあるが
 話す機会はあまり多くはなかったかもしれない。
 僕の部屋でお茶でもどうぞ、と誘ったことはあったが
 来てくれたことはあっただろうか。

 一方、ヒナギクはプロセラが迎えに来たはずで
 仲も良いのだろう。気が気でないのも理解できる。
 先程、彼を運搬運ぶ時も>>354、線も細い彼女が
 手伝ってくれたお陰で、無事運び終えることが出来た。]
 
(400) 2022/12/17(Sat) 23:38:12

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 混沌、ざわめきが治まらぬままのホールから離れ
 中継機やラジオが入っていない医務室は、
 二人の話声しか聞こえない程に、静寂に包まれていた。

 まるで、先程の混乱が嘘のようにも思えてくる。
 もしかしたら、神が降臨したことも
 あの選択を告げたことも、全て夢なのかもしれない。

 そのような一縷の希望を信じたくなった、時。]


  ……そうだね。

  あの状況が続くなら、きっとすぐ……。


[ 夢であって欲しいと願っても、改めて現実へと返り咲く。
 彼女の叫びで把握した、世界各地の天変地異。
 何の罪も無いのに被害に遭った人々の叫び
 いとも容易く折れる樹、壁や岩すら飲み込む嵐。
 まさに阿鼻叫喚、地獄絵図。
 
 特定の人間達に幸せを用意する為、一方は蹂躙されていく。]
 
(402) 2022/12/17(Sat) 23:39:23

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  ヒナギクは、どう思ってる……?
  

[ 柔和な表情は、きっと保てていただろう。
 不安を煽らないよう。
 声色も、優しく慰めるように。

 とはいえ、自分の意見は後回しにして先に尋ねるのだから。
 狡い男の考えることである。*]
 
(403) 2022/12/17(Sat) 23:39:34
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a93) 2022/12/17(Sat) 23:45:51