人狼物語 三日月国


177 【誰歓RP】bAroQueチップで遊ぶ村【月見】

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行商人 美濃は、メモを貼った。
(a4) 2022/09/29(Thu) 10:47:14

【人】 和菓子屋 稲庭

―和菓子屋「うさぎ堂」―

ひゃっ……お客様ですぅ……!

[座敷席の畳でごろごろしていた給仕は、慌てて起き上がった。見られていない……かな?>>18

こんな雨の中、ようこそお越しいただきまして!

[起き上がってからは、意外にてきぱきと動き。
雨に降られて大変だったでしょうときちんと洗濯された手ぬぐいを渡すのだ。]
(19) 2022/09/29(Thu) 12:36:53

【人】 和菓子屋 稲庭

この時期なら、おすすめはお団子ですがぁ……

[しかし、団子は月を見ながらが良い、とお客様は申し付けられたので。]

そうですねぇ……
栗入りぜんざいはいかがでしょう。

秋の栗が入っているのもありますが、冷えた体にはやっぱりあったかいものがいいと思いますよぅ。

[餅も入っているので、お腹にたまりやすいのもあり。
注文を受ければ、塩こんぶとセットで出すのである。**]
(20) 2022/09/29(Thu) 12:42:12

【人】 行商人 美濃

[うさぎ堂という名の和菓子屋へと足を踏み入れれば、お座敷の上で跳ね上がる兎さんが目に入る。>>19

コロコロと笑いながらお構いなく、と言いかけて。
此処が店で彼女が従業員ならば客の女がかける言葉としては失礼やもと。

耳に入ってきた慌てた様子の声とは裏腹に、手際よく手拭いを届けてくれる姿に、仮面の下で微笑むのを示すように口元に袖を当てて小首を傾げて見せる。]

 ありがとう。
 本当にすごい雨。

[受け取った手拭いで濡れた肩を払い、荷物を下ろして、座敷席へと下駄を脱いで足を伸ばした。

足袋は宿で履き替えておいてよかったと、今は水を含まない爪先の布地に思う。]
(21) 2022/09/29(Thu) 14:35:18

【人】 行商人 美濃



 ぜんざい、暖まりそうで良いわね。
 栗も今の時期らしくて。
 それでお願いできるかしら。
 

[お団子は今はまだ食べる時ではないのだと告げれば、兎面の少女…、少女の年頃はもう過ぎてはいそうだが、愛らしい雰囲気は少女と定義しても遜色はないだろう、彼女が挙げてくれた代わりの品>>20に、胸の前で指先を合わせて。

女の年には不釣り合いとは思いながらも、そんな少女めいた仕草と共、弾んだ声を返した。]
(22) 2022/09/29(Thu) 14:35:57

【人】 行商人 美濃


 ぜんざいはこの塩昆布のためにあると思う時があるわ…。

[セットで出された塩気に仮面の下の顔を綻ばせる。
上へとずらした仮面の下から朱を引いた唇を覗かせて湯気を上げる餡と栗の乗った匙に息を吹きかけた。

口内に広がる甘くてふわりとした熱気が鼻を抜けて、ふ、と熱さを逃す溜め息が漏れる。

ゆっくりと味わって咀嚼すると、栗の食感と舌に乗った小豆の粒の感触を愉しんだ。

塩昆布を一欠片口に運べば、甘さの残る舌に塩分が心地よく馴染んで。

よく味わって食べたものの、空腹に柔らかい餅が程よく落ちつくまでの時間は存外早かったかもしれない。

湯呑みを傾けながら、店内を見渡す。
お月見企画を行なっていることは団子を始めとしたそれらしい品揃えから窺えた。]
(23) 2022/09/29(Thu) 14:36:43

【人】 行商人 美濃


 明日の月は綺麗だと良いわね。


[兎の面もそのためだろうかと、給仕の彼女を見ながら独り言めいて呟く。

観月祭では晴れるのだと、此処へ向かう船内で聞いていた。

此処でしか見られないと噂に聞くほどに、綺麗な満月だと良い。
そのために、女はこの砂漠へ浮かぶ地へと来たのだから。

満足した胃がひとごこちつける間、商品のひとつ、千代紙の束を鞄から取り出して。
紺色に星の散ったような柄の一枚選ぶと指先で折り目をつけながら、明日の空へと想いを馳せた。]
(24) 2022/09/29(Thu) 14:37:18

【人】 行商人 美濃


 明日はまた、お団子を買いに伺うわ。


[断ってしまったお勧めの品は、明日への持ち越しとして。

お代と共に、小さな紺色をした兎の形の折り紙細工を給仕へと渡した。
明日の予約の代わりにと。]**
(25) 2022/09/29(Thu) 14:37:52
控井が参加しました。

【人】 控井

 
  
碧 常 長 雲
 
  
海 娥 河 母

  
青 応 漸 屏

  
天 悔 落 風
      
[君は後悔しているだろうか。

  
夜 偸 暁 燭
       
しているとすればそれは、
 
  
夜 霊 星 影
       
一人月へと行ってしまったことか。

  
心 薬 沈 深
       
将又……己が儚い運命か。]

 
(26) 2022/09/29(Thu) 20:48:55

【人】 控井

 
[失うことが確定しているものを大切にすることは、

             幸せな事だろうか。
             或いは、悲しい事なのだろうか。]
 
(27) 2022/09/29(Thu) 20:49:55

【人】 控井

 
 
 
正直に言ってしまえば、私はとても後悔した。

 
 
(28) 2022/09/29(Thu) 20:50:23

【人】 控井

 
[秋霖の 銀糸見つめる かんばせに――――……。>>n0

 私が秋雨を見る君に、思いを馳せたのは束の間の幸せ。
 家族が三人、欠けることなく揃った僅かな時間。
             誰かが欠けなくてはいけない事が、
             この時には既に確定していた。


 そんな、悲しい事実さえ知らずに、
 無上の幸福が待っていると信じて疑わなかった。
 もう一度、あの時に戻れたら……。
 詮無い妄想だが、胸が痛む。
 今の私はどちらも選べない、全くもって優柔不断な男だ。]

 
(29) 2022/09/29(Thu) 20:51:10

【人】 控井

 
[ざぁざぁと、雨がしとど流れていく。
 ここ数日はずっとこんな有様だが、
 これもまた秋の風物詩の一つと言えよう。
 観月祭の日には、雨もあがるらしい。


              
毎年、君と見上げた月。

              
毎年、彼女と見上げた月。


 
今年からは一人で見上げる。寂しい月見になりそうだ。**]

 
(30) 2022/09/29(Thu) 20:52:38
控井は、メモを貼った。
(a5) 2022/09/29(Thu) 21:08:08

控井は、メモを貼った。
(a6) 2022/09/29(Thu) 21:10:12

虹彩異色症の猫が参加しました。

【人】 虹彩異色症の猫

[ 覚束無げであった足取りも、首元に据えられた桜を透かし彫りした鈴をりろりろと鳴らしてはすっかり四ツ足を気儘に繰っている。
 今は呉服問屋の隠居の部屋の奥、階段箪笥の上でくるりと身を丸め、飼い主の憂う眼差しも知らず>>10大欠伸だ。今日は日がな一日眠っている。雨の気配を感じ取っているのかもしれない。

 手術の当日は上機嫌で散歩に出たが、猫籠がいけない>>11。どうにも楽しくない場所へ連れて行かれるとの記憶は小さな脳にもしっかり刻まれているらしい。抱え上げればだらりと伸びて扱い難い。その癖餅のような身体を箱に垂らして収めようとすれば四肢を強張らせて足を突っ張る。
 どうにかこうにか箱に押入れ、診察台の上で取り出した時には毛を逆立ててふうふうと息を吐いていた。

 看護師の手管で、どうにか尻尾を巻いて前足を突き出し伏せる形で落ち着きはしたが、澤邑の声掛け>>11を聞いているのか聞いていないのかぱたぱたと尻尾を揺らしている。
 背を向け診察室を立ち去る飼い主の背後で、な〜〜〜ん、と長く高い鳴き声がした。]*
(31) 2022/09/29(Thu) 21:44:31

【人】 虹彩異色症の猫

[ 大雨の日、飼い主が迎えに行くとすぐに術後の猫が渡された。暫くは安静にしてくださいね、と痛み止めと抗生物質が処方される。
 猫はぱたん、ぱたんと尻尾を振り飼い主の方を見ようともしない。反応の鈍さに、大丈夫なのか、と澤邑が問うことがあれば、知らない場所にお泊まりしたので気疲れしたのかもしれませんね、と看護師は笑っている。

 傘も諦めた横降りの中、どうにかこうにか家に辿り着いた頃には飼い主も濡れみどろだ>>12。大事に抱えた箱の中ではときおりカリカリと外に出すことを強請る気配がある。
 濡れを拭い、冷えた身体を風呂にも入らず着替え、部屋に持ち込んだ猫籠をようやく開けると、目論見通り猫の身体は水気ひとつ帯びてない様子であるが、どうにも鼻をつく異臭がある。
 籠の隅に、ころころと黒い塊が転がっていた。

 その日の夜は、澤邑の寝床の裾で長い時間唸っていた。]*
(32) 2022/09/29(Thu) 21:45:32

【人】 虹彩異色症の猫

[ 前日までの不貞腐れた様子がなんであったかのように、実家に戻り術後二日目には平常の様だ。薬が混ぜられた餌もぺろりと食べた。薬のお陰か、猫は元寄り痛みに鈍いというが、見ている方が心配になるほど棚の上に登り、飛び降り、鼠の形をした玩具を追いと活発に動いている。

 雨続きで散歩はないが、澤邑の部屋を抜け出して、母屋から店へ繋がる扉の前でうろつきまわる姿があった。上手い具合に扉を開けるものがいたら、足元をすり抜けて店舗へ抜けるつもりだ。生憎すぐに捕まり澤邑の部屋に戻されてしまった。

 ころりと転がすと素直に腹が出る。遊びの誘いかと転がした手を前足で叩く。桃色に覗く地肌に残る縫合跡は小さな一本の線だ。縫い跡も体表に無く、糸もそのうち溶けるので抜糸も必要ないらしい。
 気になるのか、足を広げて座るとてちてちと傷跡を舐めようとする。]**
(33) 2022/09/29(Thu) 21:46:34
高比良が参加しました。

【人】 高比良

 うぇ、まだ降ってんのかよー

[竹刀と防具を担いで玄関から外を見る
数日続いた雨はまだ止む気配がない]

 防具湿気ると臭うんだけどー
 ってまあ今更か……やれやれ

[雨だからと言って稽古を休む気はさらさらない
もう十年以上通っているのだし、もっと荒天の日だって休まなかった
剣道のおかげで健康優良児なんだと自分で言うくらい

好きかって言われたら、微妙なんだけど
どっちかというと道場の雰囲気が好きなのかもしれない
学校の剣道部はすぐにやめちゃったしな]
(34) 2022/09/29(Thu) 22:41:03

【人】 高比良

[道場につくといつものように稽古が始まる
部活と違っていろんな年の人がいるのもいい練習だ
教えたし教わったりしながら稽古の時間が終わる]

 「明日は観月祭なので、前から言ってたように稽古はありません
 ですが、あまり羽目を外しすぎないように」

[師範がそういうとそろって返事が返る
観月祭だけじゃなく、四季折々の祭事は大体休みだ
理由が「奥さんとの「でぇと」(って先輩が言ってた)」っていうのは道場だけじゃなく近所に知られたことらしい

話が終わると解散となって各々荷物を纏めて帰路に就く]

 明日本当に晴れるのかこれ

[なんて、ちょっと不安に思いながら**]
(35) 2022/09/29(Thu) 22:42:42
高比良は、メモを貼った。
(a7) 2022/09/29(Thu) 22:52:04

虹彩異色症の猫は、メモを貼った。
(a8) 2022/09/30(Fri) 7:39:00

【人】 行商人 美濃

[うさぎ堂での食事を終えて店を出れば、雨の中の榛名を歩く。

この雨だ、出歩く者は多くないのであろう。

いくらか歩けばもう吹き荒ぶ雨に蛇の目は然程役立たず、髪や服を濡らした。

路上に人の姿はあまり見当たらず。

大事そうに箱を抱えて歩く年嵩の男性を横目に見送る。>>12
余程大事な用事でもあったのだろうかとはこの地に慣れていそうな迷いのない足取りから。
箱の中身が愛猫とは知らねども、鞄の中の、女にとっては大切な箱を思い起こした。

常の榛名はどの程度の賑わいなのだろうと想像して、陽射しの中行き交う人々を脳裏に幻視する。

明日は常より人も増え、賑わうことは確かだろうと思えばいくらか足取りも軽く。

借宿へと戻り再び濡れ鼠となった姿を見せれば、宿主から苦笑を返された。**]
(36) 2022/09/30(Fri) 10:41:14
行商人 美濃は、メモを貼った。
(a9) 2022/09/30(Fri) 11:03:19

【人】 和菓子屋 稲庭

―和菓子屋「うさぎ堂」―

[仮面をつけている客は普段なら珍しいが、祭りのある時期においてはそれほどでもない。現にこの店でもお月見気分を満喫する為にとうさぎの仮面が許されているので。

お客様をじろじろ見るのは失礼だということで、雨に濡れてきた客を見とがめることはなかった。>>22


お月様見られるといいですねぇ。


[独り言めいた言葉には、独り言めいた言葉が返る。
外の雨模様を見ながら呟いた言葉だったので、ますます独り言のようであったか。>>24

出来れば早めに止んで、地面も乾いていてほしいものだ。]
(37) 2022/09/30(Fri) 15:19:32

【人】 和菓子屋 稲庭

ありがとうございますぅ。
お待ちしておりますぅ。


[狐面のお客様は、どうやらウサギ屋の和菓子を気に入ってくれたらしい。売り切れでがっかりさせないよう、団子を取り置きしておこうとうさぎ堂の娘は決めた。

掌に落とされたウサギの折り紙細工。
紺色のそれが可愛くて、お客様が帰ったあと、そっとエプロンのポケットに入れたのだ。**]
(38) 2022/09/30(Fri) 15:20:55

【人】 澤邑


[ 最初は上機嫌で散歩に出かけたこゆきに後ろめたさを感じてしまう。箱に詰めようとしたところで流石に普段と違うと気づかれ、心の準備になるかなとこゆきに不意打ちよりマシだとか諦念の気持ちに。ぐにゃぐにゃと柔らかく肝心なとこでは突っ張って中に入ろうとしないから難儀したのは確か。

 去り際にこゆきが一度高くないて>>31それが耳に残るのはこれから何をされるのか人間だけが知っているからだろう。動物が養われたまま子供を産んでは賄いきれず、だから増えないように生殖能力を奪う。今後のこゆきの身体を思ってのことであるが結局は人間の為でもある。回りくどい事を考えているが、必要なことと思っているから、ただの感傷だ。
 大義とかなんかではなく、ただ腹に刃を入れるのが可哀想という方が大きい気もする。殆ど事故も起きない安全が確立されている処置とも聞くから心配もいらないはず。*]

[ 翌日、雨の中迎えに行くと連絡をして、今日ですか?と困惑されたのは雨のせいだろう。それでもまだ外には人の通りもちらほらあったし、先延ばしてはこゆきが寂しがってしまうとは飼い主の欲目。

 既に雨に当たってびしょ濡れの自分を厭わず看護師が迎えてくれ、中でこゆきを手渡してくれた。飼い主が現れて少しは喜んでくれるかと思いきや反応は鈍く起き上がろうともしないで尻尾を不機嫌そうに揺らしていた。*]
(39) 2022/09/30(Fri) 15:46:03

【人】 澤邑

─帰り道・美濃─

[ >>36猫を入れた箱を腹に抱え、前傾姿勢で雨の中を進んでいたところ、同じように雨の中に佇む姿を見つけ、それが面をつけていたから幻想的な思いがした。

 和菓子屋の近くで見かけたから>>14あそこの娘さんもこの時期は面をしていたから、流行りものなのかもしれないと、実際は的外れかもしれない納得をする。]

 酷い雨ですね。
 猫を迎えに行ってきた帰りで
 気をつけて

[ この辺りの人間なら大体見知っているのだが、お面をつけているからそれもわからない。何となく腹に抱えている荷物を気にされるかなと、言い訳めいた事を添えてペコリと頭を下げる。*]
(40) 2022/09/30(Fri) 15:47:54

【人】 澤邑


 辛かったね

[ それから自宅に戻り、身繕いを済ませすっかり濡れたとこは無くなって、こゆきの箱を開ければ、嫌な匂いがする。箱の片隅に糞が落ちていて眉を顰めたのはこゆきを慮ってだ。
 綺麗好きで体が汚れる事を極端に嫌う生き物が、こうして粗相しているというのは異常な事だ。すぐに抱えて箱から出し、体が汚れていないか検分して。移動中にしたものではないのか転がって彼女?を汚してはいなかった。着いてからしたのなら不機嫌の表明なんだろうか。

 こゆきが綺麗だと確認したら部屋に放して箱を綺麗にした。当分はまた物置にしまっておくことになる。]

 ごめんねって

[ その日はずっと機嫌が悪くて、おいでと招いても近づいてこないし、距離を置いて蹲っているし。寝付くまで不機嫌そうな声をあげていた。*]
(41) 2022/09/30(Fri) 15:54:53

【人】 澤邑

[ 翌日にはもう昨日のことを忘れたかのように元気に過ごしていてホッとした。腹の傷が破けたりはしないかと心配になるくらいに。

 それも人間の過剰な心配な様で、猫は加減を知って遊んでいるんだろうか。おもちゃなど見せないようにしていたのに、孫たちがしまい忘れたのかネズミのおもちゃでいつのまにか遊んでいた。]

 お腹は無事なのか?

[ つい心配でじたじたしている猫からおもちゃを取り上げると、興醒めという顔をする。そう見えているだけだが。]

 ほら、部屋においで

[ それからしばらく姿を見ないと思い、読んでいた新聞から目を上げ自室を出る。そうするとこゆきが女中や家人の動きを見張っていた。
 何をしたいのかはお見通しで、皆も気をつけながら扉を開け閉めしているのだが、その隙を付くのが猫だ。横から自分がこゆきを抱き抱えて自室へと回収するのは、猫が家に来てからの毎日のこととなった。

 家人たちが少し残念そうなのもいつものこと。仕事の合間にかわいい生き物がうろうろするのは励みのようだ。とは1番の飼い主である自分の思い込みではないはず。*]
(42) 2022/09/30(Fri) 15:56:18

【人】 澤邑


 明日ほんとに晴れたらお月見に行こう

[ ひっくり返ったこゆきの腹を少し撫で、大抵嫌がって噛みついてくるし、今は余計に禿げまである。腹を舐めようとしていたから手で制して。
 あんまり治らないなら病院に相談してカーラーをしないとだろうか?まあ数日経って順調に傷も綺麗なままだから大丈夫か?とか思いを巡らせる。]

 ゆきちゃんのおやつも持っていくから

[ 家人にばれてないと思っているが一匹と一人のときはゆきちゃんと呼んでいる。孫たちがゆきちゃんと呼ぶのがうつった。皆がいるときはこゆきと呼び捨てにしている。
 こゆきはこんな、飼い主のご機嫌取りの話し掛けもどこ吹く風で、遊ばないのなら用はなさそうだ。少しだけ紐を振ってやると前足で押さえようとしたりで遊んでいた。**]
(43) 2022/09/30(Fri) 15:57:21

【人】 行商人 美濃

[宿の部屋に戻れば、湯を勧められたのでありがたく浴場へと向かい体を温めた。

室内用の浴衣へと着替えると、湯冷めを避けて肩掛けを羽織る。

窓を叩く雨音は変わらず。
窓の外、時折駆けていく急ぎ足の通行人を見るとも無しに眺め、持ち歩いていた荷物は濡れてやしないかを確認した。

湯上がりの個人的な空間では仮面を外した窓に映る女と目が合う。

何処へ行くにも外さない仮面は、行商人らしく、と言うとおかしな話だが、女が引き継いだ露店の元店主にあつらえてもらったものだ。

もう随分と昔、少女の時分、故郷の祭り事に現れた店主を初めて見た時の、どこか幻想的な特別さに胸をときめかせて露店の品を眺めた時から、女にとってはこの生業の顔にはこの仮面が欠かせないものだった。

それは店主の仮面の下を知る仲となった後の幸福な時を過ごす間も、ふた目とは会えなくなってから久しい今でも変わることはない。]
(44) 2022/09/30(Fri) 19:14:45

【人】 行商人 美濃

[この地では仮面などつけて歩くのは珍しいものかもしれないと思ったが、やはり祭り事の際には不自然ではないのだろうとは、立ち寄った和菓子屋の給仕の装いを思い起こして。

「お月様見られるといいですねぇ」との答えは>>37、独り言めいていても、満月を待つ女に宛てた言葉に思えたから、思い返しては口元が綻ぶ。

予約のつもりの折り紙細工の兎を渡す前から律儀に取り置きを考えていてくれるとは知らず>>38、けれど、仮令売り切れていても何かしらはいただこうとは、店で見た和菓子の品々を思い出しては口内がしあわせになる気がした。]*
(45) 2022/09/30(Fri) 19:16:05