人狼物語 三日月国


36 【R18】海の上のひみつ【完全RP】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:人

全て表示


【人】 天野 時雨


[ 抱き上げた時も、かちこちに固まる姉と、
 慣れた様子でキスをする妹。>>78
 あくまで対極にいる二人の反応は、楽しくない訳がない。

 クルーになれそう、という雪菜の言葉>>79には、ははっと
 笑って。 ]


   ありがとう…って、喜んでいいのかなそれは。
   確かに、自分でもそっちのがむいてると思うよ。
   人を見る目は多少…育まれたし、

   それに、お客様が望めばなんだってするしね、俺。


[ と返す。 ]
   
(88) 2020/07/12(Sun) 19:02:08

【人】 天野 時雨


    嘘、吹雪ちゃん、初めてなの?


[ 受けた意外なオーダー>>80に驚いて見せて。
 絡めた指に、ままごとのような口付けを落とす吹雪を
 まじまじと見つめて、ふわ、と微笑んだ。 ]


   とびきり、優しく、ね。
   
  
承りました。
(89) 2020/07/12(Sun) 19:02:53

【人】 花守 水葉

―時は飛んでラウンジ前―

[目的の場所に着いて辺りを見渡す。
とても特徴的なので男>>76はあっさりと見つかった。]

曳山さん!

[ここに来るまで握るように組んでいた手を離して、名前を呼んで駆け寄っていく。]*
(90) 2020/07/12(Sun) 19:12:53

【人】 クルー 御子柴 詠斗

−バック−

 [ おさげの女性と別れて、ロッカーに向かう途中、
   彼の道を塞ぐ30代の男性が1人。
   彼の眉間にはシワが寄りまくり。
   一瞬笑いそうになった口元をしっかりと閉じ、
   お疲れ様です、と声をかける   ]

 『みぃこぉしぃばぁぁぁ!!』

なんすか、課長。……また、例のおばさまからコールっすか?

 『なんでお前は!巡り合わせがいいんだよ!!!』

さぁ?暫く携帯切るんで。お先。

 『後で仕事変わってくれ』
 [ クルーたちには特別な理由がない限り、
   誰かしら”お得意様”がいる。
   相手を知っている人もいれば、知らない人も。
   彼の上司という人はここ数年、
   厄介な太客がいてどうにかならないのかと
   頭を抱えている。
   太客。つまりは羽振りがいい客。
   会社としても掴んでおきたい人物に
   捕まったクルーは大体拝まれてる。
   
  「ご愁傷様」の意味を込めてだが。 ]

 
(91) 2020/07/12(Sun) 19:17:42

【人】 クルー 御子柴 詠斗

 [ 彼は通常の服に加えて、
   たまにヘルプに行くカジノのディーラー服、
   そしてルームサービス用の服をロッカーに
   携えている。
   それだけ、動かされるというだけなのだが。

  ルームサービス用は、燕尾服のような
  黒いジャケットとベストを支給されている。
  そして、特徴としてネクタイが蝶ネクタイに変わる。

  慣れた手つきで全身を着替えると、
  彼はバーカウンターへと向かう。
  指定されたものを引き取り、
  お届けするために   ]
  
(92) 2020/07/12(Sun) 19:18:10

【人】 曳山 雄吾

―ラウンジ前―
>>90
[ 呼び掛け>>90を聞き止めて軽く手を上げ、応じる]

 おう、花守さん。
 このラウンジの奥、な。

[ ひそひそと伝えるのは先ほど入場した二人連れの様子>>73]

 どうやら一人じゃ入れないようなんでな。
 仮面を着けての入場が決まりらしい。
 行くか?

[ 中で何が行われてるかはおよそ想像がつくというもの。
 クルーズの趣旨からして男女の交わりが為されているのだろうが、
 強制的な乱交ということは無いだろう。
 密やかにあるいはおおっぴらに見せつけ合う、そんなところか。]*
(93) 2020/07/12(Sun) 19:24:18
清浦 和人は、メモを貼った。
(a27) 2020/07/12(Sun) 19:30:31

【人】 クルー 御子柴 詠斗

−バーカウンター−

 お疲れ。調子は?

 「なんか、前に遊んだ人を見た気がした」

  今回も遊べるといいな。

 「でも、何人か声かけてきた人いたから
           そっちに流れるかも」

 ふはっ、流石。……で?

 「はいはい。詠斗さんまた後で話聞かせてくださいね」

 [ バーテンのひとりとは仲がいい。
   こうやって、仕事中もよく話す。
   彼女がカクテルを作る姿は
   流れるようで見ていて飽きない。
   そんなところから、仲良くなった。

             . . .
   彼女からマティーニをふたつ受け取ると
   トレーに乗せてS室フロアへと
   足を向けるのだった。
   彼女が指輪を外していないことを願いながら ]
(94) 2020/07/12(Sun) 19:47:22
卯波 慧は、メモを貼った。
(a28) 2020/07/12(Sun) 19:50:48

卯波 慧は、メモを貼った。
(a29) 2020/07/12(Sun) 19:57:33

【人】 クルー 御子柴 詠斗

−客室廊下−

 [ 俗にスイートルームと呼ばれるS室A室。
   大抵の客はこういう”遊び”の遊び方を知っているが、
   偶に、全く知らないふしだらな輩もいる。

   勿論、女性も男性も両方経験がある。
   女性の時は金を積むから、だきなさいなんて
   言われて、仕事が立て込んでいるから
   後ほど、と言っただけでヒステリックを起こされた。

   男性の時は、嫌そうにしている女性クルーに
   迫り続けていた男性客にやめてくださいと
   丁寧に断ったら、お客様は神様だろ、なんて
   馬鹿みたいなことを言われた。

 
   今となっては笑い話でしかないが、
   そういう訳の分からない客もいることを、
   知っておけ、と新しく来るクルーに
   伝えるいいケースを彼はいくつも持っている ]
(95) 2020/07/12(Sun) 20:39:25

【人】 花守 水葉

―ラウンジ前―>>93

[手を挙げて応じた曳山に軽く会釈すると、彼の言うラウンジの方を見る。]

…わあ、いかにも。
………わあ、いかにも。

[まず、見るからに何かありますと言いたげな暗がりを見て一言。
そして彼の見た二人組の様子を聞いて同じ一言。]

流石高級クルーズとなると何かと複雑なんですかね。
行きましょうか。

[微妙に複雑な規則に非日常感を感じつつ、肝心の答えは躊躇いなかった。
無意識に両手を重ねながらだが。]*
(96) 2020/07/12(Sun) 20:42:51

【人】 クルー 御子柴 詠斗

 [ しかし恐らくの話だが、今から相手になる人妻は
   そういう教訓になるような相手ではなく、
   寧ろ聞いた男どもが羨むような相手だろう。

   彼は、トレーを持たずに手持ち無沙汰になっている
   白手袋をつけた右手を見て、
   彼女のあの柔らかかった肌を思い出す。
   ルームサービスを持っていくときだけ、
   白手袋をつけるという規則で良かったと、
   今更ながら思った。
   そうでなければ、
   あのとき彼は肌に触れることができずに
   彼女への欲が燃え上がることがなかっただろう。  ]

 背徳は、誰もが気になる味。
 それを与えるも、受けるも、己次第。
 さぁ、…………受け取れ。


 [ 彼女の部屋の前で軽く通常のネクタイで
   作った蝶ネクタイを感覚で整えれば、
   彼は仕事用の顔に作り替える。
   そしてスイートルームに付けられた呼び鈴を
   ゆっくりと2度鳴らすと、
   ルームサービスのお届け、と声を上げるのだった。
   少し汗ばんだまま、シャワーを浴びることができずに
   チップだけを用意した彼女が
   広い室内で待っているとは知らずに>>61 ]*
(97) 2020/07/12(Sun) 20:44:00
クルー 御子柴 詠斗は、メモを貼った。
(a30) 2020/07/12(Sun) 20:51:06

【人】 曳山 雄吾

―ラウンジへ―
>>96

 はは。
 これも演出の一つというやつだろう。

[ 行こうと言われれば否やはない。
 狐面をした受付のクルーが示したのは、
 孔雀や獅子、黒烏といった様々なモチーフの仮面。
 雄吾はそれらの中から、オペラ座の怪人を模した仮面を受け取った。]

 建前としては、これで誰だかわからないという事、だ。

 誰が何を見聞きしようと、
 こちらが誰かは知られない、という趣向かな。

 さ、行こうか、何処かから来たお嬢さん。

[水葉が選んだのはどのような仮面だったろう。
 雄吾は片膝を床に着かせて、
 ラウンジ奥へ誘おうと左手を彼女に差しのべた。]*
(98) 2020/07/12(Sun) 21:18:49

【人】 涼風 梨花

― 個室 ─

[そういえば、彼の名を確かめはしたが
此方は名乗ることも部屋番号を伝えることも忘れていた。
『呼べば向かう』という言葉は本当だろうか。
従業員なら、ゲスト全員について把握していても
おかしくはない人数ではあるが。

10分という時間が短いようで長く、やはり短い。
もしかしたら揶揄われたのかも?だとか、
そんなことを考える間にシャワー、とおろおろするうち
呼び鈴が鳴り、びく、と肩が跳ねる。

いやいや、相手はただのクルーで、女は齢28で、
夫との性交渉は無くとも生娘というわけでもない。
慌て過ぎ、そして浮かれ過ぎては勿体ないと、
扉を挟んで数度、深呼吸を繰り返し。]
(99) 2020/07/12(Sun) 21:32:00

【人】 涼風 梨花

 
 ……いらっしゃい。 ……、

[実際、どれだけ時間が経ったかなぞ解らない。
ただ、扉を開けて思わず息を飲んだ。
御子柴の装いが、先ほどとはガラリと変わっていたから。
まるで高級ホテルの給仕のように。]

 時間通り、ね。 さ、入って?

[ぱち、ぱち。
見惚れるよに瞬きを繰り返しながら暫しの間のあと、
繕うように笑うと、ドアを引いて中へと招く。

実際、どれほど時間が経っていたかは確認していない。]
(100) 2020/07/12(Sun) 21:36:31

【人】 涼風 梨花

[背後で扉が閉まる微かな音がしたら、
大人数人が裕に寛げるだろうスイートルームが
少しだけ狭くなったような感覚に陥った。

トレイに乗せられたグラスが二つなことに、
唇の端を上向かせ。]

 ふふ、 ……乾杯にも付き合ってくれるの?
 
[まだ彼は、クルーとしての外面を保っているか。
けれど女にとっては、既に彼の立場は曖昧だ。
ひとまずはリビングスペースのソファに腰を下ろし、
白手袋で覆われた指先をじ、と見詰める。

勿論、左手の薬指には、細い指環が嵌まったまま。]*
(101) 2020/07/12(Sun) 21:41:27

【人】 花守 水葉

―ラウンジ入口―>>98

[数秒の吟味の末、並べられた仮面から水葉が選び取るのは黒鳥の仮面。
暗闇という場所への期待がそのまま選択に出た形だ。
誰が使うか分からないからかそのままでも着けられそうであったが、眼鏡を外して装着する。
こうした方が目の前の相手への謎は深まると思ったのだった。]

ええ、あなたの望む場所に私を連れて行ってくださいませ。

[片膝をついた誰かから差し出された左手に、右手を重ねながら言葉を返した。]*
(102) 2020/07/12(Sun) 22:01:59

【人】 クルー 御子柴 詠斗

−個室−

 [ いらっしゃい、と彼女は扉を開けた。>>100
   特に、先ほどと変わらない美しい女性。
   しかし、彼の服装が変わったからなのか
   彼女の綺麗な瞳が何度か瞬きを繰り返した。

   その瞬きが何を意味するのかは、
   後から分かるだろうと思い、
   彼は、失礼いたしますと口にして彼女の部屋へと
   足を踏み入れ、静かに扉を閉じる  ]

  奥様がお望みでしたら、お付き合いいたしますよ?

 [ まずは、彼女が腰を下ろしたソファの手前にある
   テーブルの上に、彼女への同意を示しながら
   マティーニをふたつ、コツンと小さな音を立てて
   並べ置く。すると、彼女の視線が白手袋に
   向いたような気がして、
   彼女の隣に腰を下ろしその手を差し出す。>>100 ]

 この手袋が邪魔なようでしたら、外してくださいますか?

 [ 全ての選択肢は彼女の権限。
   そのままでいろと言われれば、
   手袋をつけたまま、暫く相手をするし、
   先ほど素手で彼女に触れた故に
   手袋を求めないならば、
   彼女に外してもらおうという算段。
   まだ彼は、あえて彼女との間に距離を保って。 ]*
(103) 2020/07/12(Sun) 22:10:08

【人】 涼風 梨花

[奥様、と呼ぶ声に少しだけ苦笑い。
嫌というわけではない。純粋に呼ばれなれていないだけ。

彼から預かったネームプレートは失くさぬように
クラッチバッグに入れたまま、テーブルの端にある。
対応によってはその場で返すことも考慮していたが、
少なくともグラスを二つ、持ち込んだ時点で
その可能性は低いと見ようか。]

 あら、そのつもりで来てくれたんじゃないの?

[まだ、人ひとり分ほど空いた距離であれ。
グラスがテーブルに、そして彼がソファに腰を据えると
冗談めかして笑いかけて。
差し出された掌に、また、暫く間を置く。]

 ──…そうね、…邪魔だわ。
 
[別に、何かしのフェチズムがあるわけでもない。
す、とスカートの裾を引き、少しだけ身を寄せて。
片手を彼の手首に添え、反対の手でする、する、
ゆっくり白手袋を外していこう。]
(104) 2020/07/12(Sun) 22:25:55

【人】 曳山 雄吾

―ラウンジ内―
>>102
[ 水葉の手を取り、受付クルーの恭しい辞儀を受けて中へ進む。
 夜の暗闇かと思うほどに沈んだ照明。
 だが少し経てば目が慣れて、あちらこちらに
 カーテンで仕切られたブースがあると気づく。]

 ……先客もいるようだ。


[ 声を潜めて水葉へと。
 くすくす笑う女の声、喉奥に返す男の含み笑い。
 時には短くいなすような戯れの響きも聞こえたか。]

ここは、空きのようだな。
 入るぞ。


[重ねた手をきゅっと握り、とあるブースのカーテンを捲る。
 中はL字型に配置された柔らかそうなソファ、
 中央にはテーブルと、ワインボトルを納めたアイスペール。]
(105) 2020/07/12(Sun) 22:26:09

【人】 曳山 雄吾

[ ソファの一角へ水葉を伴い腰かける。
 肩ではなくてその手にそっと、己の手を置こうとした。]

 ……名前も知らないお嬢さん、と。
   言うことにしようか。

[ 目だけ隠した仮面の奥で男は笑う。
 口元もその声に連れて、にこりと弧を描いた。]

 お嬢さんはどんな期待を抱いて、
 この船に乗り込んだのかな?

[ 仮面を着けた同士なら、相手が誰と知る由もない。
 あくまで建前の趣向とはいえ、
 この空間でそれは心の帳を開くことを容易にするものだったろう。]*
(106) 2020/07/12(Sun) 22:30:10

【人】 涼風 梨花

[露となるのは、ほっそりとした夫の指とはまるで違う。
知らない男性の掌。
清潔で、器用そうで、けれど働き者の手だ。
引き抜いた手袋をテーブルの脇に置き
抵抗されなければ甲に浮かぶ静脈を辿るように
白指がつつ、と撫でるだろう。]

 あ、……ごめんなさい。
 夫以外の人と、握手以外で触れるのは久々で、…。

[手首から、指の付け根まで行き来したところで
ぱ、と離すと、カクテルグラスへと目を向ける。
乾杯しましょう?と目線で促し、ステムを摘まんで。]*
(107) 2020/07/12(Sun) 22:32:08
卯波 慧は、メモを貼った。
(a31) 2020/07/12(Sun) 22:48:00

【人】 クルー 御子柴 詠斗

−個室−

 [ 奥様、という言葉は彼女にぴったりだが、
   本人の表情を見る限りでは、
   あまり呼ばない方が良いのだろうかと、
   彼は判断する。

   日焼けを知らない艶のある肌。
   栄養不足という言葉からは程遠い健康的な体つき。
   そして、荒れを知らない唇。

   奥様、と呼ぶにふさわしい人物だろう ]

 梨花様に断られた場合に自棄酒にする可能性も、
 あったのではないでしょうか?

 [ やけに嫌味ったらしくいうやつだな、と
   彼自身が思った。しかし、邪魔だと言って
   彼の手袋を笑みを浮かべ外す彼女を見て、
   その考えは全くもって意味がなかったよう。 ]
(108) 2020/07/12(Sun) 23:00:43

【人】 クルー 御子柴 詠斗


 [ 距離が詰まり、彼の手があらわになると
   彼女は興味深そうに浮き出る男性特有の
   静脈血管を撫で上げる。>>107
   少しくすぐったくて、くすっと笑ってしまった ]

  あぁ、いえ大丈夫ですよ。
  旦那様をお持ちの方が、こうやっているところを見れば
  普通の人間は不倫だと思ってしまいがちですからね。

 [ 彼は、彼女の視線がカクテルグラスに向いたことで、
   彼女がグラスを手に持った後に、
   同じようにステムを摘み、
   彼女の方にグラスを近づけてみた。 ]

  晴れやかな旅になりますよう、
  お手伝いをさせていただきます。

  どうぞ、よろしく。

 [ タバコの匂いがしていないだろうかと、
   ふと彼は思ってしまった。
   しかも、普通にジャケット内側に
   タバコとライターを入れている。
   基本的に禁煙家が多いから吸わないけれど、
   持っているだけで興醒めと言われても困る。
   故に、バレてくれるな、と
   願いながら乾杯をしようか  ]*
(109) 2020/07/12(Sun) 23:01:19

【人】 花守 水葉

―ラウンジ内―

[仮面の男のエスコートで1つのブース>>105に辿り着く。
ソファに腰掛けると、男が問い掛けてくる。]

私の…望み…
私は…

[心の中を暴きに掛かる問い>>106
それを自身の口から言わせようというのか。]

…何なのでしょう?
捕らわれた獲物…?
忠実な愛玩動物…?
誰かに支配されて…好きに扱われたい…のでしょうか…?

[心の奥底の曖昧なビジョンを言葉として並べる。]

貴方は私を…どうしてくれるの?*
(110) 2020/07/12(Sun) 23:21:48

【人】 曳山 雄吾

―ラウンジ内―
>>110
[ 水葉の唇が紡ぎ出した言葉に、仮面の奥で男は軽く目を見開く。
 そういった単語が連なるとまでは、思って居なかったのだ。
 だが同時に、おそらく三度の巡り合わせが導いた
 この状況を半ば必然的なものとして感じていた。]

 どのように、してあげようか。
 君が名も知らぬお嬢さんであるのと同じに、
 俺は君がまだ何も知らない相手だ。

[ だが、語るまでもなく自明な事柄が、一つ。
 体格――膂力の、圧倒的な格差。
 水葉の左手首を掴み、身体を開く方向へと押しやった。
 同時に、馬乗りになる形で彼女の身体を脚で跨ごうとする。]

 でしょうか、と。
 疑問を抱いているなら、まずは試してみると良い。

[ 雄吾のその動作を、彼女が避わす事は出来るだろう。
 けれども、水葉の言葉を聞き止めた彼には、
 おそらく彼女はそうはするまいという確信があった。]
(111) 2020/07/12(Sun) 23:32:40

【人】 曳山 雄吾

[ 男の手が伸びる。
 水葉の着けた黒鳥の仮面に触れた。]

 これはまだ、取らずにおこう。

 代わりに君はさらけ出すんだ。
 この服の奥。
 その身体の奥。心の奥に、潜んでいる欲求をな。

[ 彼女の仮面から離れた男の手は、ボタンブラウスの胸元へと。
 水葉が止めなければ一つまた一つと手は進み、やがて
 最後まで外しきってしまうだろう。]* 
(112) 2020/07/12(Sun) 23:36:39

【人】 涼風 梨花

― 個室 ―

[きっと、周囲には幸せな若奥様に見えるのだろう。
実際、何の苦労も不自由もない生活を送っている。

唯一、満たされない空虚を抱えて。]

 ふふ、……面白いことを言うのね。
 そんな経験があるのかしら?

[よほど、無礼を働かない限り、彼がそのような
自棄酒に耽るようには見えなかった。
むしろ、金を積んででも…と言う方が似合う気も。>>95

呼び方が奥様から名前に変わったこと、>>108
番号を伝えずとも正しく部屋に訪れたことから
ある程度の顧客情報が行き渡っていることを認識する。

もしかしたら金持ちの婦人が道楽目的で、と
思われている可能性もあるだろうが、
それはそれで構わない気もした。]
(113) 2020/07/12(Sun) 23:37:50

【人】 涼風 梨花

[ただ、手袋を外すだけなのに
ひどく疚しいことをしている気分になるのはきっと
女の中にそういった願望があるからだろう。]

 ……普通の人間が、ということは。
 あなたはそうは思わない?

[勿論、女にもそんなつもりはない。
もし、浮気だの不倫だのといった不貞を責められること
があるとすれば、それは──。
身体だけでなく、心までが開いた時だろう。

擽ったそうな笑い声を契機に手を放し、
上質な薄いガラスの淵を目線の高さまで掲げる。]

 ええ、……此方こそ。よろしくね。

[ガラスが触れ合わぬギリギリまで寄せて、
かんぱい、と小さく呟くと軽くグラスを傾けた。
正真正銘、ドライマティーニの味が咥内に拡がる。
喉を焼くような強いアルコールに、は、と息を吐き。]

 おいし、 ……あら。煙草を吸うの?

[ふと、鼻を擽るのは煙草の残り香。
女も、夫も喫煙はしないが、嫌煙家と言うわけでもない。]
(114) 2020/07/12(Sun) 23:44:22

【人】 涼風 梨花

[ぽつりと、浮かんだ疑問はそのまま唇から零れた。
はっとしたように、彼を見つめていた視線が
僅かそれる。

サイドを緩く結った髪から覗く耳元が赤く染まるのは、
酒のせいか、それとも羞恥からか。恐らく両方。]**
(115) 2020/07/12(Sun) 23:46:39

【人】 クルー 御子柴 詠斗

−個室−

 [ 自棄酒をした経験。

   ないわけではない。
   誰かにふられたなんて理由ではなく、
   ただイラッとした時があって。

   しかし、そんなことを言っては彼女が怯えてしまう。
   そう思った彼は、首を横に振って見せた  ]

 残念ながら、まだそこまでお叱りを受けたこともなく。
 それにしても、旦那様は美しい梨花様を置いて
 他の女性にうつつを?

 [ わざと。揺さぶるためではなく、
   彼女がなぜこのクルーズに参加したのか、
   じわじわと解き明かしていくため。
   彼女が1人で参加しているのは、
   バックヤードのデータで確認済み。
   もし教えてくれたなら、彼女の求める熱を
   存分に味合わせられるのだろう ]
(116) 2020/07/13(Mon) 0:05:26

【人】 クルー 御子柴 詠斗

 私の場合、こうして頂くことが
 仕事のようなものですからね。
 不倫だなんて、思いもしませんよ。

 [ そう。こういう道楽こそが場の雰囲気を盛り上げる
   細々した演出になりえるのだから、
   不貞行為だなんて思うわけもない。

   彼女の後に乾杯と呟けば、
   ひと口、刺激的なドライマティーニを
   頬張ってみた。やはり、うまい。
   そう思っていると、早速バレた>>114  ]

  え、えぇ。……
(117) 2020/07/13(Mon) 0:06:25