【人】 4年生 小泉義哉―― 回想・懇親会にて ―― ……え、そうなのか? [ それは研究室の懇親会でのこと。 お酒を片手に恋愛の話か何かの話題を引っ提げて 松本に話しかけたところだったか。 突然の松本からの性的指向のカミングアウトに>>7 義哉はどう言葉を返していいか咄嗟に判断できず、 しばらく口を開いたまま 次の言葉を紡げないままだったが] あ、悪い。 あっけらかんと言われたもんだから、つい。 [ などと言い訳がましくやっとのことそう口にして、 義哉は申し訳なさそうに眉根を寄せた。 また「あっけらかん」とは義哉個人の感想であり、 実際の彼の心情は分からなかったが。 ちなみに、義哉本人としては そういったことに偏見を持っているつもりはなく、 気を許さないつもりもなかったのだが、 松本の目にはその態度はどう映ったのやら]* (27) 2022/09/01(Thu) 12:18:24 |
【人】 4年生 小泉義哉―― 現在・マイクロバス ―― ああ。黒崎、おはよう。 ? 風邪でもひいたか? [ 咳払いが聞こえて>>17 心配そうに黒崎の方へと顔を向けるが、 その視線が自分の手元に釘付けになっていることが 分かり、義哉は自分が可愛らしい猫ちゃんパンを 持ったまま見せびらかしている状態であることに気づく。 途端に顔が羞恥心で熱くなった。 後輩から少女趣味でもあるのだろうかと 思われていやしないかと、 どこか居た堪れない気持ちになって] あ、いや、これは。 バイト先の余りものだから。 俺がすすんで買ったものじゃねえから! [ 視線を逸らしつつ早口に捲し立てると 慌ててもう片方の手でパンを隠す] (28) 2022/09/01(Thu) 12:20:37 |
4年生 小泉義哉は、メモを貼った。 (a6) 2022/09/01(Thu) 12:36:07 |
【人】 4年生 小泉義哉[ どんなに学業でいい成績を修めても、 どんなにスポーツ万能でも、 誰かが勝手に決めた“普通”という基準から外れれば、 その人は周囲から浮いてしまう。 それが学校という社会の話ならば尚のこと。 だって、仕事の業績ならともかく 頭の良さも運動神経も 周りの生徒に得を与えることなどほぼないのだから] (34) 2022/09/01(Thu) 15:01:06 |
【人】 4年生 小泉義哉―― 回想・懇親会にて ―― 別に怪物だとは言ってないだろ? 誰彼構わず襲うわけじゃあるまいし。 そもそも、俺は“普通”って概念が好きじゃない。 [ まあ、実際に怪物扱いされることもあるのだろう。>>31 現に、友人が同性愛の話をしているときに、 「襲われそうで怖い」とか言ったことがあった。 義哉は「異性愛者でも襲う奴は襲うだろ」と 心の中で突っ込んでいた。 ――そう。心の中で思うだけ。 表立って反論するのは、きっとその友人には “普通”のことではないから声には出せない。 だから、義哉に申し訳ないなという感情が浮かぶのは、 そういう偏見っぽい意見をほったらかしにしているのが 理由の一つ。 肩をポンポンと叩かれても、>>31 そういった感情がなくなる訳でもないのだけれど、 小さく笑いかければ安堵の表情に見えるだろうかと 口角を上げて松本に微笑んでみせた。 まあ、もし「悪いのは俺だから」と直接言われたなら ]「それは違うだろ」くらいは言えたと思うが (35) 2022/09/01(Thu) 15:02:55 |
【人】 4年生 小泉義哉なんでそうなるんだよ?! [ 一旦はコイバナ拒否の姿勢を示すも、 話題を持ち出したのがこちらだと示されれば>>32 立場は弱くなるもので。 仕方ないと手持ちのジントニックと呷ると] まあ、バイト先の後輩で可愛いなって思ってる子はいる。 小柄で、いつも俺のことを頼ってくれて―― [ 当然のように相手が女子という口ぶりで話して 相手を困らせたりしていないだろうかと そんな気遣いなのか余計なお世話なのか不明な思考は 酒を含ませた頭では回ることはなく。 このとき、自分がパン屋でバイトしていると 松本に話したのだったか、どうだったか。 何はともあれ、 これは甘酸っぱいコイバナになっていましたかね?] (37) 2022/09/01(Thu) 15:04:45 |
【人】 4年生 小泉義哉[ バイト先の後輩女子から 「実は好きな人がいるんです〜」と相談され、 告白する前に玉砕したのは、それから数週間後のこと。 もし、その後の進展などを訊かれたならば、 隠すつもりはなかったから、正直に経緯を話すだろう]* (38) 2022/09/01(Thu) 15:05:13 |
4年生 小泉義哉は、メモを貼った。 (a7) 2022/09/01(Thu) 15:10:39 |
【人】 4年生 小泉義哉―― 回想・懇親会にて ―― そうなのか? まあ、もしお前が誰彼構わず襲う奴だったなら、 反撃はしっかりするから覚悟しておくといい。 [ げらげらとした笑いには、>>50 好戦的に口元を縁取る弧の角度が深くなる。 彼の伸びた手がどこに向かう予定だったのか、 そんなことはあまり察しの良くない義哉には分からずに] けど、所属するコミュニティとか話す相手とかによって “普通”って変わってこないか? だから、“普通”とは違うといっても、 それはただの特徴だろと、俺からすれば思うんだが。 [ 例えば、バイト先のパン屋では 学生バイトの価値観は大学生とそう変わらないが、 店長やパン職人からすれば、仕事ぶりさえ問題なければ 本人の性格や嗜好云々はあまり気にしていない気もする。 だから、それがいまいち大事なものとも思えずに 義哉は首をひねった。 それは“普通”という概念に疑問を思いながらも ]そこに溶け込むことにもさして苦労していないような そんな男の傲慢な価値観なのかもしれないが (93) 2022/09/01(Thu) 21:00:11 |
【人】 4年生 小泉義哉まあ、俺はそんなに知恵も知識もない方だから、 分からないことも多々あるのだろうけど。 そんな奴の言葉でも、 もし多少なりとも救われるなら何より? ギフトについては 話してくれる機会があることを願っておくか。 [ 「機会があれば」という言葉の信憑性は 「善処する」と同意だと義哉は思うが、 視線がこちらに合わないことも含めて 一旦は気にしないことにした] (94) 2022/09/01(Thu) 21:00:36 |
【人】 4年生 小泉義哉そうなんだよ。 頼られると男心を擽られるというかな。 [ 同意されれば、調子に乗ったように だって、上目遣いで見上げてくるのって 最高に可愛いだろ、と 義哉の口はペラペラと言葉を零して。 バイトは時間に融通がきくから、 昼や夕方にシフトが入ることがあるというのは、 どこか別の時に話したのだったか、そうでなかったか。 酒の席の話題など一過性のものに過ぎないから。 コイバナの話もギフトの話も その後、話題に出なくても特に気にすることはなく]* (95) 2022/09/01(Thu) 21:01:37 |
【人】 4年生 小泉義哉[ ちなみに、バイト先の後輩女子は>>37>>38 無事にお付き合いすることに成功したらしいが、 お相手は同じ大学の陸上部男子らしい。 だから、後輩からの又聞きではあるが、 義哉は黒崎の性別については知ってはいたのだが、 深く話す機会もなかったものだから 「実は黒崎は女の子らしい」という情報から 知識は更新されないまま。 見た目から、黒崎は可愛らしいものなど 興味がないのだろうなとずっと思っていたものだから。 当然のように、猫型パンを買いたいらしいということも パン屋の場所を知りたいらしいということも>>40>>41 口にされなければ気付かない]* (98) 2022/09/01(Thu) 21:03:37 |
【人】 4年生 小泉義哉残念だな。俺はかわいいのが趣味な人間ではないから。 [ 可愛いと言われて嫌になるわけではないが>>45 男が可愛いと言われる場面は、気恥ずかしくなることが 多いのではないないかと義哉は思う。 たとえば、ホラーや虫が苦手というような 弱点をさらけ出す系の。 まあ、義哉にはそういった系の弱点はないのだが] 分かった。俺がバイトしているときだったら 何かサービスしてやろう。 そういや、武藤はうちのパン屋に来たことあったのか? [ 大学生のお客さまも多く、 知り合いに店で会うこともそこそこあったため、 誰がパン屋の場所を知っていて誰が知らないのか 義哉は全くもって把握していない]* (99) 2022/09/01(Thu) 21:04:17 |
【人】 4年生 小泉義哉[ そうこうしているうちに、マイクロバスが発車して。 朝食のパンを頬張っていると、 足元にころころと転がってくるイヤフォンが>>58 先ほど工藤が落としたものだろうかとあたりをつけて、 イヤフォンをハンカチで包みながら拾う。 そして、バスが信号待ちで停車したタイミングで、 「すみません、ちょっと立ちます」と 運転手に言いつつ、工藤と香坂の座る列まで 急いで移動して] これ、工藤の? [ と言いつつ、工藤にハンカチの上のイヤフォンを 見せながら尋ねてみた。 イヤフォンから流れる音楽は>>82 残念ながら義哉は把握していなかったが、 工藤の隣に座る香坂の耳に入れば、 何かしら反応などはあっただろうか。 その場で会話などやり取りがあったかもしれないが、 状況的にそんなに長く立っているわけにもいかないため いずれにしろ、こちらは急いで席に戻っただろう]* (102) 2022/09/01(Thu) 21:05:52 |
4年生 小泉義哉は、メモを貼った。 (a21) 2022/09/01(Thu) 21:14:53 |
【人】 4年生 小泉義哉―― 回想・いつかのお話 ―― [ 焼き立てのパンの差し入れはしたことがなくても そこそこ常温になったパンなら 大学にも持ってきたことはあって。 その日も今度出すかもしれない夏の新商品の試食を 誰かにお願いしてほしいと店長から頼まれていたため、 パンを持参して大学へやってきた。 甘夏みかんを使ったクリームが挟まれたフランスパンを 保冷材で冷やしながら大学構内を彷徨うこと数分。 甘いパンだし、せっかくだから女子に食べてもらおうと 思っていたのだが、研究室だったか、 それとも別の場所だったか。 朝霞の姿を見つけると、近寄って] 朝霞、ちょっといいか? [ とりあえず声をかけてみて、話が続けられそうなら 新商品の試食をお願いできないかと頼んでみたが、 反応はどうだったか]* (120) 2022/09/01(Thu) 22:08:12 |
4年生 小泉義哉は、メモを貼った。 (a25) 2022/09/01(Thu) 22:13:07 |
【人】 4年生 小泉義哉―― バスが発車する前 ―― そうか。ならきっと虎型のパンも気に入るだろうな。 この猫と同じくらい可愛らしいやつだから。 [ 何の恥ずかしげもなくかわいいものが好きと 言う武藤の姿は、好ましいものに感じて>>109 小さく微笑んだ。 別に義哉は可愛いものが好きではないが、 他人から否定されたことについても 好きだと公言するのはなかなか勇気のいることでは ないだろうか。 少なくとも“普通”というものに ]囚われている自分からすれば、ほんの少し眩しくも感じ なるほど。サービス受ける気満々か。 まあ、分かった。 シフトは今はちょっと把握があやふやだから、 帰ったらLINEで場所と一緒に教えるよ。 [ 武藤のLINEは知っていたはずだと思いながら サービスはおまけで何か付けるか、 割引券を多めに渡すかな、と考えた]** (146) 2022/09/01(Thu) 23:05:48 |
【人】 4年生 小泉義哉朝に授業もバイトも入ってないのに早起きするとか、 俺には無理だな。 昼前にも焼いてはいるけど、混雑する時間だから いつも結構な数のお客様が並んでるし。 俺のバイト中なら、パンが冷めないように 揶揄うの時間はほどほどにしとけよ。 [ からかい半分だろうが何だろうが、>>115 お客様が増えるのはありがたい。 もし松本が夜型人間だと知っていれば、 無理をさせるのは申し訳ないと思ったかもしれないが、 あいにく察せない身ではあったので、 自分の負担を軽減することを優先した。 ちなみに、クロワッサンとデニッシュは サクサクの食感もあり奥様方に人気である。 特に焼き立てだと、口に含めば バターの香りも引き立つこと間違いなし] カスタード好きなら良かった。 焼き立てなら、中のクリームもほんのり温かいぞ。 [ カスタード多めのパンを渡しながら ニヤリと笑って言葉の飯テロを付け加えた]* (147) 2022/09/01(Thu) 23:06:32 |
4年生 小泉義哉は、メモを貼った。 (a33) 2022/09/01(Thu) 23:10:38 |
【人】 4年生 小泉義哉工藤、ちょっといいか? [ その日のバイト終わりだったか別の日だったか 彼女の姿を見かけたら、声をかけて] バイトの契約とき、ホールはやらなくていいとか そういう風に店長から聞いてた? だったら、日によってバイトのバランスが悪いから、 店長にシフト考え直してもらうよう言わないとなんだが。 [ パン屋でのやり取りを見たら>>124 お世辞にも接客がうまくこなせるとは思えずに、 そんな質問を投げかけてみた。 少なくともどういった経緯で バイトすることになったのかは知っておかなければ アドバイスも批判も言いようがないだろうと思って]* (160) 2022/09/02(Fri) 0:09:42 |
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